ピアノのローン購入の基礎知識~金利・審査や買えない場合の練習法
ピアノは楽器の中でも高額な部類であり、100万円以上になってしまうケースも珍しくありません。
そのため、「購入はローンでする」という人が多いかと思います。
そこで今回はそんなピアノのローンについて徹底解説してみましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
ピアノのローンの種類
ピアノのローンとして代表的なものはおもに以下の3つです。
- 楽器店のショッピングローン
- 楽器店の残価設定型ローン
- 銀行の楽器ローン
楽器店のショッピングローン
楽器店のショッピングローンは、もっともポピュラーなものになります。
多くの楽器店は「ローン会社(信販会社やクレジット会社)」と提携しており、そのローン会社が提供するローンを取り扱っています。
そのため、クレジットカードがなくても分割払いという形で購入できます。
また、「ボーナス併用払い」ができることもほとんどですので、ボーナス時期に支払額を増やすことも可能です。
その他、大手の楽器店であれば「○○回まで金利0%」というキャンペーンをしていることも多々あるため、支払回数によっては手数料が一番お得になります。
楽器店の残価設定型ローン
一部の楽器店では、「残価設定型ローン」を取り扱っています。
残価設定型ローンとは「残クレ」とも呼ばれる、自動車ローンでは一般的なローンです。
購入する商品の代金の一部を、「残価」として最終回の支払まで据え置くことができ、その残価を差引いた金額でローンを組めます。
たとえば、60万円のピアノを購入すると仮定し、残価が20万円であれば40万円でローンを組めるのです。
そのため、通常よりもローン金額が安くなり、月々の支払額が抑えられるというメリットがあります。
ただし、残価はあくまで据置しているだけですので、以下のいずれかの方法で最終回の支払時に清算する必要があります。
- 一括または再ローンで購入
- ピアノを返却
- 下取りして新しいピアノに買い替え
銀行の楽器ローン
銀行の中には、「楽器ローン」を取り扱っているところもあります。
楽器ローンとは、住宅ローンや自動車ローンと同じ「目的別ローン」です。
使い道を楽器の購入費用と限定することで、比較的低い金利でローン組めるのが特徴です。
また、銀行の楽器ローンは楽器店のローンとは異なり、「借り入れ」となります。
楽器店のローンは「分割払い(割賦払い)」ですので、ローン会社が購入費用を立替える形になり、現金が融資されるわけではありません。
それに対して、銀行の楽器ローンは借り入れとなりますので、現金が融資されます。
JAのフリーローン
ピアノや楽器を購入するためのローンとしては、上述したようなローンが中心ですが、資金使途を定めないローンも、ピアノの購入には利用できます。
資金使途が自由なローンとしては、カードローンやフリーローンが代表的であり、両者とも多くの金融機関で取り扱われています。
消費者金融や銀行で取り扱われているものは、ローンを利用する場合の選択肢の候補として挙がることも多いですね。
ただ、JAで取り扱われているフリーローンは、知名度があまりないせいか検討候補に挙がらないことも多いです。
しかし、JAのフリーローンは消費者金融や銀行で取り扱われているローンよりも適用金利が低いことが多く、返済負担を抑えたい場合は非常に魅力的なローンとなります。
お住まいの地域によって管轄するJAが異なるので、ローンの融資条件も多少変わります。
自分が住んでいる地域を管轄しているJAが取り扱っているフリーローンに関しては、一度チェックしてみることをおすすめします。
仕事で使うなら国民政策金融公庫もおすすめ
ピアノを購入するのが、音楽スクールを開くためやピアニストとしての練習を自宅で行うためなど、仕事での利用目的という場合もあるでしょう。
そういった目的であれば、国民政策金融公庫から融資を受けられる可能性もあります。
国民政策金融公庫では、「一般貸付」「女性、若者/シニア起業家支援資金」「企業活力強化資金」など、さまざまな名目で融資を行っています。
これらの融資のいずれかの条件に当てはまれば、一般的な金融機関から融資を受ける場合よりもはるかに低い金利で融資を受けられるので、返済負担を大幅に減らせます。
自分が融資を受けられるかどうか確認したい場合は、一度お近くの国民政策金融公庫の支店に問い合わせてみるといいでしょう。
分割払いで買うことのメリット・デメリット
ピアノを分割払いで買うことのメリットとしては、一括払いで支払うよりも早く手に入れられるということが挙げられます。
一括払いで支払おうと思うと、お金が貯まるまでピアノを購入できないので、その間はピアノの練習ができません。
ピアノ演奏の上達には練習時間が何よりもものをいうので、1日でも長くピアノに触れていたいのであれば、分割払いでの購入がおすすめですね。
逆にデメリットとしては、やはり利息が発生することによって、一括払いのときよりも負担が重くなることが挙げられます。
分割払いを利用するもしないも、どちらも一長一短なので、それぞれのメリット・デメリットを比較検討したうえで、自分が納得できる方法で支払うのがいいでしょう。
ピアノローンの金利
ピアノローンの金利は、楽器店や金融機関によって大きく異なってきます。
また、支払回数によっても違うため、いくらとは一概に言えません。
そこで各楽器店の金利を記載しておきましたので、参考にしてもらえればと思います。
楽器店名 | 金利 (実質年率) |
---|---|
真和楽器 | 年4.9%~5.5% |
島村楽器 | 36回までは金利0% 42回~84回 年10.58%~年11.03% |
スルガ銀行 楽器・音響機器購入ローン | 年7.0%~11.0% |
三木楽器 残価設定型ローン | 年3.9% |
※金利は2018年7月時点のものを記載
上記をご覧のように、楽器店や金融機関によって金利は大きく違うことが分かるかと思います。
ただし、上限は10.0%付近であることが多くなっています。
このため、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠よりは低金利であり、それらよりは手数料が抑えやすいと言えます。
ピアノローンの審査
ピアノローンには審査がありますので、この審査に通過しないと利用ができません。
審査基準などはローン会社や金融機関によって異なってきますが、どこでも重要になるのが申し込み者の「返済能力」と「信用」です。
このため、審査では以下のようなポイントを確認されます。
- 職に就いており毎月安定した収入があるか
- 他社借り入れ額や件数が多すぎないか
- クレカやローンの返済をしっかり行なっているか
- 信用情報に事故情報がないか
上記のようなポイントを確認し、「きちんと毎月返済していけそうか?」、「お金に関して信用できる人物なのか?」といった部分をチェックするのです。
たとえば、職に就いておらず収入が不安定な人ですと、将来的に支払不能になってしまう可能性があります。
このため、「将来も安定して継続して得られる収入はあるか?」という部分を確認されます。
また、クレカやローンの返済期日を守らない人は、お金に関して信用ができません。
こうした人は非常にリスキーなため、信用情報に記録されている過去の返済記録を確認することで、お金に関する信用度を判断するのです。
このようにピアノローンの審査は、各社によって多少異なる部分があるものの、申し込み者の返済能力と信用が重要になる点はどこも同じです。
ピアノの購入に使える他のローン
ピアノの購入に使えるローンは、楽器専用のものだけではありません。
たとえば、「カードローン」や「フリーローン」のような「多目的ローン」の利用も可能です。
多目的ローンとは、目的別ローンとは別に使い道が限定されていないローンのことです。
このため、様々なシーンで利用ができ、もちろんピアノの購入にも利用可能です。
返済方法もリボ払いが一般的であるため、毎月少額の支払で返済していけます。
状況によっては、こうした多目的ローンのほうが最適なケースもありますので、カードローンやフリーローンを検討するのもおすすめです。
クレジットカードでも分割が可能!
多くの楽器店では「クレカ払い」も可能ですので、支払回数を複数回にすれば、ローンと同じように分割購入が可能です。
また、支払回数が指定できない楽器店であっても、大抵のカードはあとからクレジット会社側で「分割払い」や「リボ払い」に変更できます。
このため、楽器店側では一回払いしか選択できない場合でも、あとからクレジット会社側で支払方法を変更すればOKです。
少額ならキャッシング枠もあり!
多くのクレジットカードには、「キャッシング枠」が付属しています。
キャッシング枠を利用すれば現金の借り入れができるため、「あと少しの費用が足りない」という場合であれば、このキャッシング枠で現金を用立てるのもひとつの手です。
返済方法もリボ払いが基本になり、月々少額の返済で済むため、ローンで購入したと同じような感じで支払をしていくことが可能です。
そんなキャッシング枠のメリットは、すでに付属済みであれば審査不要で借り入れできるということでしょう。
また、新たに付属させる場合であっても、すでにカード自体の審査に通っているため、審査のハードルはかなり低めです。
ただし、限度額が低めであり、上限は30~50万円程度が相場です。
また、限度額はショッピング枠と共通なため、あまり高額な借り入れをしてしまうと、カード自体の限度額に余力がなくなってしまうケースがあります。
そのため、借り入れ額は多くても10万円くらいまでの少額の利用に留めておくのがおすすめです。
家にピアノがない時の練習法
ピアノは高価な上、場所を取りますので、欲しいけれども買えないという人は多いようです。
しかし、本格的なピアノがなかったとしても、工夫次第で練習は可能です。
まずは、家にピアノがない時の練習法として「安価なキーボードで練習する」「ピアノがあるレンタルスタジオの利用」「ピアノ教室で習う」などの方法を紹介します。
安価なキーボードで練習する
高級なピアノが買えなかったとしても、安価なキーボードであれば手ごろでしょう。
キーボードは1万円台で購入できますし、初心者がピアノの練習をするには十分です。
ピアノのように場所を取りませんし、使わない時には押入れやクローゼットに収納することもできますので、必要な時だけ使用することが可能です。
本気で上達したいと思うまでの間は、キーボードを活用はオススメです。
ピアノがあるレンタルスタジオの利用
キーボードでは物足りないという場合には、ピアノが設置されているレンタルスタジオの活用も良いでしょう。
レンタルスタジオの場合には、ご近所迷惑を気にせず、思う存分ピアノの練習が可能です。
金額はレンタルスタジオによってマチマチですが、たとえば東京の場合、1時間1,000円を切る料金から、1万円程度のところまで、さまざまなスタジオがあります。
お近くのスタジオをチェックしてみましょう。
ピアノ教室で習う
ピアノ教室に通えば、確実にピアノで練習することができます。
グランドピアノで練習させてくれる教室を選べば、さらに本格的に練習することができるでしょう。
ピアノ教室で習って、自宅のキーボードやスタジオで練習すれば、さらに上達が見込めますので、中級者まではこの方法でピアノを弾くことができるかと思います。
ピアノを買わない人のよくある理由
ピアノが欲しいけれども、買えないというのは、決してあなただけではありません。
インターネットをリサーチしてみると、買いたいけれども買えないという切実な声が数多く上がっています。
ここでは、ピアノを買わない人のよくある理由について、赤裸々に紹介したいと思います。
ピアノを買うお金がない
ピアノを買いたいけれども買えないという人の筆頭は、やはりピアノを買うお金がない人です。
金銭的事情でピアノを買えないのであれば、収入を増やすか支出を減らしてお金を貯める、借金をするか立て替え払いをするという方法が原則となります。
ほかにも、懸賞で当てるなどもありますが、基本的には金策が必要となります。
ピアノを置くところがない
金銭的な事情とともに、置くところがないという人もいらっしゃいます。
特にマンションや暮らしの場合には、スペースが限られていますし、一戸建てだとしても古い家や狭小住宅の場合には、設置するのが困難だと考える人が多いのです。
ピアノを買うお金は持っているのに買えないという人もいらっしゃるのです。
ご近所迷惑を気にする
ピアノは音が大きいため、ご近所迷惑を気にするケースもあります。
住宅街などでピアノの練習をしている人がいると、遠くからでもその音が響き渡っています。
ご近所とのトラブルを恐れて、購入に踏み切れないという声も多いのです。
そもそも弾けない
ピアノは欲しいけれども、そもそも弾くことができないために、購入しないケースもあります。
本格的なピアノで練習したいけれども、途中で挫折をすればピアノ代が勿体ないため、購入を思い留まっている人もいるようです。
このような場合には、まずはキーボードやピアノ教室から始めるのが良いでしょう。
ピアノが買えない人が何とか買う方法
ピアノコンクールで優秀な成績を収めたいとか、プロピアニストを目指したい場合には、自宅でしっかりと練習する必要があります。
その場合はキーボードやレンタルスタジオではまかないきれないでしょうから、何とかしてピアノを買う方法を模索しなければなりません。
ここでは、ピアノが買えない人が何とか買う方法として、「親におねだりする」「カードローンを利用する」「キャッシングを利用する」「クレジットカードで購入する」の4つを紹介します。
親におねだりする
どうしてもピアノが欲しいけれども、ピアノを買えないという人は、親におねだりする場合があるようです。
たとえば、ピアノを通じて将来の可能性が広がるのであれば、親は多少無理してでも購入してくれるかも知れません。
逆に、ただの趣味でピアノが欲しい場合には、買ってくれない可能性もあります。
親におねだりする場合には、それ相応の動機が必要となるでしょう。
カードローンを利用する
カードローンを利用してお金を借り、ピアノを入手するという方法もあります。
借金をするというのは怖いと思うかも知れませんが、事前に返済計画をしっかりと立てておけば、上手なお金の使い方ができるでしょう。
借金をして支払うピアノ代は高額だとしても、月々の返済は負担なく行うことができますので、日常生活に支障がない状態でピアノを手に入れることが可能です。
カードローンは、低金利の銀行カードローンや、利便性の高い大手消費者金融などで申し込むことができます。
計画的な利用を心がけましょう。
キャッシングを利用する
いわゆる街金と呼ばれる中小消費者金融からキャッシングをすることも検討しましょう。
銀行カードローンや大手消費者金融の審査に自信がない人の中には、街金からキャッシングをして、金策を行っていることがあります。
金利は高めではありますが、早くピアノを手に入れた分、スキルが身に付くのも早いので、ピアノの上達と金利負担のバランスを考えながら利用すると良いでしょう。
高金利である分、返済計画は慎重に立てることが大切です。
クレジットカードで購入する
クレジットカードは分割払いやリボ払いによって、月々の負担を軽減しつつ、大きな買い物が可能です。
分割払いは、回数を指定して、支払総額をその回数で割る方法です。
リボ払いは、決まった金額を毎月支払い、それに応じて支払い回数が決まる方法です。
いずれも、金利手数料はかかりますが、高額な買い物に適しているので、上手に利用すると良いかと思います。
知っておきたいピアノの相場
ここまでピアノを買えないケースの紹介をしてまいりましたが、そもそもピアノはどれくらいの購入費用が必要なのでしょうか?
知っておきたいピアノの相場として、新品・中古ピアノの相場と、キーボードの相場を紹介します。
新品のピアノの場合
ピアノは、入門用の場合には50万円以下のものがあります。
大手メーカーからも出ていますので、一定の基準価格としておきましょう。
長く使いたい場合には、定価90万円程度のものが目安です。
中国や東アジア製のピアノが30万円程度で販売されているのもよく見かけますが、品質は未知数かと思います。
グランドピアノの場合には、100万円以上は覚悟する必要があります。
特に、音が良いピアノを求める場合には300万円以上を想定しておく必要があります。
中古ピアノの場合
中古ピアノは型式や年式によって、金額はさまざまです。
そのため、中古ピアノの相場の調べ方を紹介します。
最も手軽な方法は、楽天市場の検索窓で、「中古ピアノ+型番」で検索すると出てきます。
欲しい型番がない場合には「中古ピアノ」と入力するだけでも構いません。
年式と価格を睨めっこしながら選ぶと良いかと思います。
キーボードの場合
キーボードはAmazonでたくさん出品されていますので、Amazonでリサーチしてみました。
2018年1月時点の情報では、鍵盤数が37鍵盤の場合が1,578円~、49鍵盤の場合が4,930~、61鍵盤で1万1,000円~となっています。
出費を抑えるための方法は?
ピアノ購入のために発生する高額な出費ですが、まずはその出費を少しでも抑えるための方法について考えていきましょう。
ピアノ教室の先生に相談する
ピアノを習うためにヤマハやカワイといった楽器メーカーが運営しているピアノ教室に通っている場合には、そこの教室の先生に相談してみることで、少し割引いた値段で購入できる可能性が出てきます。
正規店で購入しようと思うと割引の類はまったくないのが一般的なのですが、音楽教室に通ってくれている人に対しては多少なりとも便宜を図ってくれるようですね。
ただしこれはあくまでも「可能性がある」程度の話であり、「確実に割り引いてもらえる」というわけではないことには注意しておかなければなりません。
また、当たり前のことですがヤマハの教室に通っている場合はヤマハのピアノ、カワイの教室に通っている場合はカワイのピアノしか割引対象とはなりませんので、購入を検討するピアノのメーカーはよく考える必要があります。
中古ピアノの購入を検討する
正規店で販売しているのは新品のピアノですが、リサイクルショップなどにいけば中古のピアノが販売されている場合もあります。
中古のピアノはものによってかなりピンキリですが、比較的新しくお手入れの状態もいいものを見つけることができれば、新品のピアノと遜色ないような音色を奏でるものもあるので、掘り出し物を見つけるつもりで根気よく探してみましょう。
中古の場合だと新品と比べて4割~7割程度の金額での販売が相場となっているので、時間と手間をかけてでも中古ピアノを探す価値はあると言えるでしょう。
電子ピアノの購入を検討する
家で購入を検討するピアノと言えばアップライトピアノが一般的ですが、あくまで練習用のピアノだと割り切って購入するのであれば、電子ピアノでも十分その役目を果たせます。
アップライトピアノと電子ピアノでは音を出す仕組み自体が根本的に異なるため、同じ「ピアノ」という名称を冠していてもまったく別の楽器なのですが、ピアノの入門用に電子ピアノを用いている家庭は少なくありません。
ピアノの専門的な道に進むとか音楽学校に進学するというのであれば、将来的にはアップライトピアノ(またはグランドピアノ)を購入するのが理想的ですが、まだそれほど具体的に決まっていない場合には電子ピアノで様子を見てみてもいいかもしれませんね。
購入費用以外に気をつけておきたい点
ピアノの購入資金を抑えるための方法や、その資金負担をローンを利用することで和らげるということに関してはおおまかに分かっていただけたと思います。
しかし、ピアノを購入する場合に注意しておかなければならないのは、購入費用だけではないのです。
メンテナンスに費用がかかることも
ピアノは繊細な楽器ですから、購入した後も調律しなければ満足に音が奏でられない場合があります。
楽器メーカーの正規店で購入したのであれば、そういったメンテナンスは完ぺきに行われているので問題ありませんが、中古品を購入したりネットショップで購入したりしたような場合は話が変わってきます。
メンテナンスも満足に行われていないような状態のピアノを購入してしまうと、メンテナンス費用だけでかなりの金額となってしまい、中古で買ったとしても結局のところ新品で買ったほうが安くついたなどということになってしまいかねません。
安物買いの銭失いとならないように、楽器の「状態」にも細心の注意を払って購入する必要があります。
輸送費がかさむこともあるので注意
また、ネットショップで購入すると実際に商品が発送される場所と自宅がかなり遠い可能性がありますが、ピアノは大型の荷物なので輸送費にも特別料金がかかります。
配送を専門の業者に依頼するようなことがあれば、その業者の手間賃の分さらに配送料が上乗せになるので、想定していなかった金額の出費が発生してしまうかもしれません。
ネットショップを利用する場合は、ピアノが発送されてくる場所や実際に自宅まで運んできてもらった場合の料金を事前に確認して、近所のお店で買う場合と比較して総合的にどちらが安いかを判断する必要があります。
トータルでの費用で考えると、意外と近くのお店で新品のピアノを買うのが一番安くつきそうだ、なんてことも珍しくありませんよ。
まとめ
多くの楽器店はローン会社と提携していますので、ローンでの購入が可能です。
また、銀行の中には楽器ローンを取り扱っているところもあり、この楽器ローンで借り入れをして購入資金とすることもできます。
ただし、楽器ローンには審査がありますので、状況によっては審査落ちになってしまうケースもあります。
そうした場合は、カードローンやフリーローン、クレジットカードなど他の選択肢に目を向けてみるのもおすすめです。
ピアノが買えないけど練習したい場合の対処法
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