欲しい楽器をローンで!審査は甘いの?

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「どうしても欲しいギターを見つけてしまった!」でも「高すぎて買うお金がない・・・」こんなことを考えている人もいるでしょう。

音楽を続けていけばどうしても購入したい憧れのモデルが出てきます。

その時頭に浮かぶのがローン購入です。

実は楽器購入専用のローン商品が用意されているのです。

今回はこの楽器ローンの基本内容について、様々な角度から解説していきます。

執筆者の情報
名前:馬井実
年齢:49歳
性別:男性
職歴:1992年~2008年まで地方銀行で貸付業務に従事
この記事はこんな人におすすめ

今回の記事は以下の人におすすめの内容です。

  • 高額な音響機器購入費用をローンで賄えないか知りたい人
  • 楽器を購入して音楽ライフを満喫したい人
  • 楽器のローン購入にはどのような条件があるか気になる人

目次

楽器ローンの審査基準は甘い?厳しい?

ローンをはじめとする金融機関が販売している金融商品は、申し込めば必ず通るというものではありません。

申し込み後の審査に通って初めてローンを組めるのです。

これは楽器ローンも同様で、審査に通過しないことには憧れの楽器を手にできません。

そこで重要となってくるのが審査基準です。

金融商品の審査においては、クリアしなければならない審査基準が各金融機関で決められています。

したがって、楽器ローンを利用した楽器購入は、この審査基準をクリアできるかがポイントになります。

楽器ローンの審査基準

楽器ローンは審査に通ることが大切と紹介しましたが、審査基準は公表されているわけではありませんし、利用するローン会社によってもその内容は違ってくるので、明確な審査基準は名言できません。

しかし、一般的に言われている審査基準は下記のとおりです。

  • 安定した収入がある
  • 他にローンを組んでいない
  • 個人信用情報に問題がない

それではこれら審査基準について簡単に解説していきましょう。

安定した収入がある

金融機関からの借り入れやローンで一番重要されるのが収入です。

借り入れやローンには当然、返済義務が生じます。

したがって、返済するために必要な安定した収入が申込者にあるかが、審査通過に必要な最低条件となってくるのです。

申込資格に「安定した収入のある人」という条件が織り込まれていることからも、収入がなければ申し込めないことは理解できるでしょう。

そこで問題となってくるのが収入に対する定義です。

正規雇用者でなくてもパートやアルバイトで得た給与も収入とされますが、申込先金融機関がそれを安定した収入として認めるかどうかで、審査基準をクリアできているかどうかに大きく影響してくるのです。

実は楽器ローンはパートやアルバイトによる収入を、安定した収入と認めない傾向が強く、申込者がパートやアルバイトの場合、審査落ちとなるケースが少なくありません。

しかし、中にはパートやアルバイトの申し込みを可能としているところもありますので、事前に確認しておきましょう。

他社での高額借入れ

楽器ローン審査では下記の項目も重要視されます。

  • 他社借入をしていないか
  • 他社ローンを組んでいないか

これは年収の大きさにもよりますが、基本的に他社からの借入については上記2項目が、審査時に問題とされる傾向が少なくありません。

というのも楽器ローンを組む人の大半が20代前後の若年層、そしてプロを目指すミュージシャンとなるため、正規雇用者と比べて収入が多いと言えない上、安定性にも欠けるという側面があるため、返済能力に関してどうしても疑問符が出てくるのです。

収入が安定していない上、他に支払いがあれば、楽器ローンの返済に行き詰まる可能性がどうしても高くなってきます。

したがって、年収に見合わない申し込みの場合には、上記項目が重要視され審査落ちとなる確率が高くなります。

個人信用情報に問題がない

ローン審査時には個人信用情報機関に保管されている申込者の個人信用情報が取り寄せられます。

この個人信用情報には下記のような情報が登録されており、審査合否判断の大きな材料となるのです。

  • 借入先やローン契約先の返済状況
  • 携帯電話料金の支払い状況
  • クレジットカード利用の支払い状況

これら情報に、問題とされる情報が登録されていなければ審査もスムーズにすすめられますが、下記のような情報が登録されている場合は要注意です。

  • 借入先やローン契約先返済の遅延、延滞
  • 携帯電話料金支払いの遅延、延滞
  • クレジットカード利用支払いの遅延、延滞

返済がきちんとされていないと、申込者の返済能力と信用度が低いという判断が下されます。

また、自己破産などの「債務整理」といった異動情報がある場合は、審査に通るのは諦めた方がいいでしょう。

返済をきちんとしない人にお金を貸す人はいませんよね。

ローン審査でもそれは同じです。

したがって、個人信用情報に上記情報が登録されている場合には、楽器ローン審査に通る確率は著しく低くなるのです。

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事前審査から契約完了までの流れ

楽器が欲しいなという人は楽器店に楽器購入を申し込みますが、現金が足りずにクレジットカードも持っていないとなると、楽器販売店はショッピングローンとして楽器ローンを組まなければなりません。

楽器店もできれば商品を販売したいため、基本的には現金が足りないお客さんにはショッピングローンをすすめます。 基本的な楽器ローンを組むまでの工程は以下の通りです。

  1. 楽器の購入とローンの利用を店員に伝える
  2. 個人信用情報の同意書の記入を行う
  3. 必要事項の記入と書類の提出を行う
  4. 審査に通過していればその場で契約

楽器販売店は委託契約している信販会社から渡されている契約書に書かせ、本人確認書類と契約書をFAXで送るか、画像を取り込んで信販会社と契約している回線を使い、審査をしてもらわなければなりません。

審査に通って初めて楽器購入が可能となります。

信販会社から販売手数料が楽器販売店に振込まれ、楽器を購入したお客さんは信販会社に対して分割で毎月支払っていきます。

契約書を書く前に信用情報機関から個人信用情報やクレジットヒストリーを入手する同意書にサインし、楽器購入額と本人確認書類を送ることで時間を有効に使い、その間楽器ローン契約書に記入していきます。

おそらく契約書に記入している間、およそ30分から60分程度で審査結果が判明するでしょう。

審査結果に問題がなければそのまま契約となるため、楽器をその場で購入でき翌月以降分割払いで返済を行います。

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クレジットカード会社はJICCとCICから個人情報を入手する

楽器ローンの審査が厳しいのはクレジットカード会社が審査を行うからです。

クレジットカード会社が加盟している個人信用情報機関はJICCとCICです。

特に各種ローンの情報や、携帯電話端末機器代を含んだローンの支払い状況が一発でわかってしまうCICの情報が、審査をかなり厳しくしていると言えます。

過去24か月以内に自動車ローンやバイクローンの返済滞納があれば、毎月の支払い状況で返済に遅れたことがすぐにバレ、携帯電話料金の支払いが遅れてしまった場合でもその情報は逐一CICに報告されます。

一般的に過去24か月以内に3回以上返済滞納があると、ブラックとして登録はされなくても楽器ローンの審査ではかなり不利になります。

もちろん3か月以上の長期滞納をしてしまうと、長期返済滞納者として金融事故となってしまい、金融機関からはブラック扱いされますので審査には通りません。

長期返済滞納の情報は、一度登録されてしまうと返済滞納を解消したとしても、最低5年間は金融事故を起こしたとして登録が残ります。

また、逆に信用情報が一切ないと信用情報がスーパーホワイト状態となり、審査に通りにくい状態になってしまいます。

登録が残っている間は楽器ローンの審査はもちろんのこと、他のショッピングローンの審査にも大きく悪影響を与えます。

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楽器ローンの審査に通るには最低年収200万円以上必要

クレジットカードのショッピング利用枠は、年収の10%から15%の範囲内で審査内容によって決まります。

例えば年収が200万円でも楽器ローンが組める金額は20万円から30万円までです。

年収300万円になってようやく30万円から45万円までの利用限度額です。

さすがに年収100万円程度になってしまうと審査には通りません。

なぜなら楽器ローンの利用限度額は10万円から15万円ですから、楽器販売店は手数料信販会社に支払わなければなりませんので旨味はありません。

信販会社としてもそれくらいの金額なら、お金を貯めてから買った方が良いのではないかと考えます。

と言うことはアルバイト収入ではとても楽器ローンは組めないことになりますね。

楽器ローンに落ちた!原因は何?

楽器ローンに申し込む人は多いのですが、審査結果が出るのに何日もかかった挙句、結局審査落ちだったというケースは珍しい話ではありません。

そこで楽器ローンに落ちる原因は何なのかを、楽器ローン審査に通らない人の特徴から見ていくことにしましょう。

楽器ローン審査に通らない人の特徴

楽器ローン審査に通らない人の特徴は下記のとおりです。

  • パート、アルバイトが収入源である
  • 複数社から借り入れしている
  • クレジットカード支払いに遅延や延滞がある
  • 携帯電話料金支払いに遅延や滞納がある

楽器ローンの審査基準でも説明しましたが、上記項目は楽器ローンの審査基準を満たしていないばかりか、返済不能に陥るリスクが高いと判断されるものばかりです。

最初の特徴であるパート、アルバイトが収入源という項目に関しては、OKとしているローン会社もあるので審査に通らない特徴からは除外されることもあります。

しかし、他の項目に関して言えば、このうちどれかひとつが当てはまるだけで審査落ちの確率はグンと高くなってくるでしょう。

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適用金利が低いほど審査は厳しめ

楽器ローンはショッピングローンの一種であり、ショッピングローンを利用している楽器屋さんも少なくありません。

しかし、ここで注目してもらいたいのが楽器ローンとショッピングローンの金利差です。

ショッピングローンの金利は年14.0%から年15.0%が一般的ですが、楽器ローンの金利は年10.0%前後のものが大半で、中には返済期間限定で金利ゼロと破格なものまであります。

ローンの審査難易度は金利の高さが大きく影響してきます。

金利の低いものは金利の高いものよりも審査基準が高くなり、それに伴って審査難易度も高くなるので、自ずと審査は厳しくなります。

後ほど楽器ローンの金利について詳しく解説しますが、楽器ローンの審査はショッピングローンやカードローンよりも、確実に厳しい審査が行われていると理解しておいてくださいね。

楽器ローン審査を確実に通過するための条件

楽器ローンに通らない人の特徴を理解してもらったところで、今度はその逆の審査に通りやすい人の特徴を挙げておきます。

その特徴は下記のとおりです。

  • 安定、継続した収入がある
  • 正規雇用者である
  • 勤続年数が1年以上

また、これに下記条件が加われば、楽器ローン審査にまず落ちることはないでしょう。

  • 他社借入がない
  • 個人信用情報に問題がない

楽器ローン審査はショッピングローンやカードローンよりも確実に審査基準、審査難易度ともに高く、決して甘いものではありません。

しかし、上記条件を見てもらえれば、その審査基準をクリアすることは決して困難ではないことが分かるでしょう。

確かに定職に就いていない学生やフリーターの人は審査が厳しいでしょうが、定職に就いた正規雇用者ならば決して厳しいハードルではありません。

この点はよく理解しておくようにしましょう。

バイト先への在籍確認はある?

一般的なカードローンやクレジットカード作成時には行われる職場への在籍確認ですが、楽器ローンに関しても在籍確認は基本的に行われます。

ただし、以前に同じ会社の金融商品を利用していたなど、一部の条件のときには在籍確認が行われない可能性も会社によってはあるようです。

しかし、在籍確認に関してはこちらから「バイト先への電話をやめてください」と言ったとしても、回避できるものではないため電話がきても大丈夫なように準備しておきましょう。

必要書類

楽器ローンに申し込むときに必要なものは下記のとおりです。

  • 印鑑
  • 身分証明書
  • 収入証明書
  • 引き落とし用銀行口座、および銀行印

一般的には収入証明書の提出は求められませんが、申し込み先によっては提出が求められるケースもあります。

しかし、20歳未満の未成年は個人でローン契約を組めません。

したがって、親の協力が必要となり、親が未成年の子供に代わって代理契約を結ぶことになるため、上記必要なものも未成年の子供ではなく親のものとなります。

未成年が楽器ローンを組む場合の注意点は、後ほど詳しく解説するため、ここでは未成年の場合は、親に黙ってローンを組めない点だけよく理解しておきましょう。

フリーターでも楽器ローンを組めるの?

楽器ローンの中には、パートやアルバイトでも収入があれば申込可能としているものもありますが、基本的には定職に就いた正規雇用者でなければ審査に通りにくいのが実情です。

楽器ローンの審査基準には「安定、継続した収入がある」という項目が含まれており、パートやアルバイトで得られる収入がそれに該当すると判断されないケースが大半です。

したがって、フリーターが楽器ローンの審査に通過するには、下記のどちらかの方法を取る必要があるでしょう。

  • 親を保証人にする
  • 審査通過可能なカードローンで借りる

では、これらふたつの方法について具体的な内容を紹介します。

親を保証人にする

フリーターの場合、収入が安定していないことで審査通過は厳しくなると考えられます。

そこで申込時にローン会社へ進言してもらいたいのが親を保証人にするという旨です。

もちろんそれには親に同意を得る必要がありますが、親を保証人とすることで審査通過率はグンと高くなってきます。

また未成年の時と同様に、端から親に代理契約を結んでもらうのもひとつの手でしょう。

審査通過可能なカードローンで借りる

楽器ローンはどのショッピングにも使えるショッピングローンよりも低金利のため、パートやアルバイトは審査落ちする可能性が高くなってくるので、フリーターも同様に審査落ちする可能性は高いでしょう。

しかし、楽器屋さんが用意している楽器ローンの中にはパートやアルバイトの申し込みをOKとしているものもあります。

OKとしているということは、パートやアルバイトでも安定した収入があると判断しているわけです。

そこならばフリーターでもパートやアルバイトとして申し込めば十分に審査通過する可能性はあるでしょう。

しかし、購入する楽器価格によっては審査落ちとなるケースもあります。

年収に見合わない分不相応な楽器購入はまず審査落ちすること間違いなしです。

そこで、金利は少し高めではありますが、楽器ローンよりも審査を柔軟に行ってもらえる、大手消費者金融のカードローンの利用も検討してみると良いでしょう。 ここでは、おすすめの大手消費者金融についてまとめたので確認してください。

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アコムの無利息サービスを利用する方法も

大手消費者金融としてよく名前を目にするアコムですが、短期間で返済が完了するのであれば、楽器ローンよりもお得に利用できるかも知れません。

アコムはアコムでの契約が初めての方に対して契約日の翌日から最大30日間サービスを行っています。 このサービスを利用すれば、50万円の高額な楽器を購入したとしても返済期間によっては利息を0円にできるのです。
※アコムが不適当と判断した場合は対象外となる可能性があります。/無担保カードローンが対象です。その他の契約(クレジット・借換えローンなど)は対象外となります。/金利0円適用期間終了の翌日から通常金利(借入利率[実質年率]3.0%~18.0%)が適用されます。金利0円適用期間中のご返済金額は、全額元金のご返済に充てさせていただきます。ただし、ATM等手数料があった場合は、「ATM等手数料」「元金」の順に充当します。

また、もしも返済が30日を超えたとしても、利息の支払いは31日目からの分だけで良いため、早めに返済が終われば楽器ローンよりも利息額で得できる可能性もあります。

これから紹介する大手消費者金融にも共通していますが、どこもパートやアルバイトなどの非正規雇用であっても審査を行ってもらえるため、ローンが組める可能性がある点もありがたいです。

プロミス

アコムと同じく大手消費者金融であるプロミスでも、初回借入の翌日から30日間サービスを行っています。
※無利息期間中にご返済期日が到来した場合、借入残高に応じた金額のご返済が必要となります。この場合、ご返済金額のすべてが元金に充当されます。無利息期間中であっても、ご返済期日に遅れた場合、その他の事情によりサービスの提供を停止することがあります。

さらに、プロミスのおすすめのポイントはローンカードを発行せずに、スマホひとつで借入ができる点です。

通常カードローンを利用するときには、お金を借りるためのローンカードを郵送や契約機を通じて発行してもらう必要があります。

しかし、プロミスはセブン銀行と提携しているため、スマホのアプリでローンカードの機能を代行してもらえるのです。

利用できるATMがセブン銀行だけに絞られるというデメリットもありますが、ローンカードを所有しなくて済むため、家族や職場の人にカードローンを利用していることがバレにくいというメリットがあります。

SMBCモビット

SMBCモビットは大手消費者金融プロミスと同じく、SMBCグループのカードローンです。

ただし、カードローンの内容は大きく異なっています。

特にSMBCモビットのWEB完結は他社サービスにはない契約方法で、特定の条件を満たせば全ての手続をWEB上だけで完結できるという内容となっています。

何よりも驚きなのは、通常電話で行われる在籍確認が、WEB完結の場合には書類提出のみで完了してしまうことです。

用意する書類として、組合保険証や社会保険証が必要であったり、指定された口座での契約となったりするなど、満たさなければならない条件も幾つかありますが、WEB完結はSMBCモビットならではのサービスです。

楽器ローンで親の同意が必要なのは?

楽器ローンの申込資格は20歳以上となります。

これはどこのローン会社も同じ条件となり、20歳未満の未成年のローン契約を認めてくれるところはありません。

基本的に未成年が楽器ローンを利用する場合には、未成年個人ではなくその親が代理契約することになります。

未成年契約は民法の規定で無効

未成年がローン契約できない理由には、学生であるため満足な収入がないことが挙げられますが、その他にも契約を妨げる根本的な理由があるのです。

それは民法に定められた「未成年者の契約取消権」です。

この法律は未成年であるが故の認識不足などが原因となり、結んだ契約で不利益を被ることを回避するための法律で、未成年との契約を取り消しできる強制権をもっています。

強制的に契約解除が行えるのは下記条件を全て満たした場合です。

  • 契約者が20歳未満
  • 婚姻経験がない
  • 法定代理人である親の同意がない
  • 法定代理人である親から貰っている小遣いを超える範囲の契約
  • 法定代理人である親から許された営業に関する取引でない
  • 契約者が未成年を偽って申し込みしていない
  • 法定代理人である親が返済意思を示していない
  • 消権の時効となっていない(成年時から5年間以内、または契約から20年間以内)

これらの条件下にある未成年が契約を結ぶ場合には、未成年側はいつでも楽器の購入を取り消せるのです。 例え、未成年が楽器を長期間使用していていたとしても、上記の条件を満たしていれば親の意思で返品ができると聞くと、いかにこの取消権が重大か伝わるでしょう。

このように、未成年との契約はローン会社にとって、大きなリスクを負うことになります。

しかも、契約破棄となるだけでなく、すでに支払った額面も返還請求されることになるので、そのような事態を回避するために未成年者の申し込みは、親の代理契約が必要とされているのです。

既婚の未成年は?

未成年者でも既婚者の場合には、法律上では成人として扱われます。

となれば未成年者でも既婚者ならば、親の同意を必要とせず未成年者の意志でローン契約できることになりますよね。

しかし、この点に関してはローン会社による明言はありません。

ローン会社が婚姻している未成年者の契約を認めていれば、契約ができる可能性もありますが、代理契約しか認めていないケースもあります。

つまり、法律上で成人として扱われていたとしても20歳以上でないことから、申込時には親の代理契約が必要になってくるでしょう。

これはローン会社の申込資格を見てもらえれば一目瞭然です。

申し込み資格の年齢条件には「成人以上」ではなく、「20歳以上」と明記されています。

成人と20歳はある意味、同義語です。

しかし、ローン会社が成人以上ではなく、20歳以上という文言を利用していることからも、申込資格は成人であることが条件ではなく、20歳以上であることが条件だという意思表示だと考えられます。

申込時に確認してみるのもひとつの手ですが、基本的にはムリだと考えておいた方が良いでしょう。

楽器ローンの仕組みは?

金融機関ではさまざまなローン商品が販売されていますが、そのローン商品は大きく分けると下記のふたつに分類されます。

  • フリーローン
  • 目的別ローン

フリーローンは資金使途が限定されていないため自由に利用できますが、目的別ローンは今回の楽器や自動車、住宅など、資金使途が限定されています。

したがって、楽器ローンは目的別ローンに分類されることになります。

目的別ローンの種類は各金融機関によって違ってきますが、フリーローンよりも目的別ローンの方が低金利で利用できるというメリットがあるのです。

目的別ローンが低金利なワケ

それではなぜ目的別ローンの方が低金利となっているのでしょうか?

それは貸す側のリスクが大きく関係してきます。

フリーローンのように貸付したあと何にでも使えるものは、ギャンブルをはじめとする遊興費、つまりは返済が難しくなる利用となる可能性があり、返済不能となるリスクが高くなってきます。

こういった資金使途に慣れてしまうと足りない分を借金で補おうとするため、自然と借入額が大きくなり、最終的には返済不能な状態となるからです。

しかし、目的別ローンの場合には利用目的が決まっている上、金融機関から販売会社へ直接振込する方法が取られるので、フリーローンのような貸し倒れリスクが生じる可能性が低くなります。

しかも、返済計画が事前に立てられているので、さらに貸し倒れリスクを少なくできます。

金融機関が提示する金利は貸し倒れリスクが低いほど低金利となります。

確実に回収できるため、金利を低くしてもチャンと収益が上がるからです。

購入目的にあった目的別ローンがある場合には、優先してそのローンを利用するようにしましょう。

セディナショッピングクレジット

クレジットカードのブランドとして有名なセディナですが、セディナが手掛ける商品の中に楽器やブライダルに使える総合目的ローンと呼ばれる商品があります。

この総合目的ローンとは、楽器やブライダル、引越しの資金など最初に目的を提示することによって低金利で利用できるローン商品です。

借入金額は5万円から300万円までと幅広いので、高額な楽器であったとしても対応してもらえます。

安定した収入があることや、20歳以上である点など申し込みに関する条件は、基本的な楽器ローンと同じですが、資金の使い道が分かる書類を準備しなければならないため、事前に楽器店から見積書を発行してもらいましょう。

ローン名総合目的ローン(セディナ)
金利年7.8~11.8%
借入金額5~300万円
資金の使い道幅広い商品購入に対応(見積書等は必須)
利用条件
  • 20歳以上、完済時に65歳以下の人
  • 勤続数が1年以上
  • 安定した収入がある人

オリコのWEBクレジット

楽器店にもよりますが、ネットからの申し込みに対応している店舗であれば、オリコのWEBクレジットを導入している店舗もあります。

オリコのWEBクレジットは、分割払いの回数を細かく指定でき、分割の回数によって金利も決まるため、自由度の高いローン商品となっています。

導入しているお店によっては、金利キャンペーンなども同時に行っている可能性があるため、購入する時期を調整してみるのも良いでしょう。

条件については申込する楽器店によって異なるため、公式ホームページや店舗に問合せをしてください。

大学生は楽器ローンを組めるの?

これまで紹介してきたように楽器ローンはほかのローンよりも低金利であるため、審査基準は決して甘いとは言えません。

世の中には学生でも問題無く組めるローンはいくつかありますが、楽器ローンに関して言えば、決してハードルが低いローンとは言えません。

申込資格を見ても「アルバイトの人は保証人が必要になる場合がございます。」といった記載があるように、収入源がアルバイトや仕送りに限定される大学生の場合には、個人保証だけの申し込みでは審査落ちする可能性が高いと言えます。

また、購入する楽器代金の大きさも関係してきます。

数万円程度のものであれば大学生本人の保証だけで審査通過となる可能性は高いのですが、購入価格が数十万円に及ぶ場合には本人の保証だけでは審査通過は厳しいでしょう。

このような場合には、おそらく親の保証を求められることになります。

大学生でも20歳を超えていれば十分ローン申込資格を満たしていますが、収入の少なさと不安定性が問題視され、高額ローンとなれば審査通過は厳しくなってくると理解しておきましょう。

楽器ローンに保証人は必要なの?

基本的には楽器ローン申込には保証人が求められることはありません。

しかし、下記の条件の場合は保証人が求められるので注意が必要です。

  • 申込者が20歳未満の未成年
  • 申込者が収入の少ない大学生

ここでは、保証人が求められるケースについて簡単に解説します。

申込者が20歳未満の未成年

先ほど紹介したように、楽器ローンに限らず金融機関が販売している各種ローンを利用できるのは20歳以上です。

したがって20歳未満の未成年が楽器ローンを申し込む場合には、親が保証人となることが求められるか、申込者の未成年に代わって親の代理契約となります。

申込者が収入の少ない大学生

20歳以上ならば大学生でも個人保証だけでローン申込できますが、収入が全くない、あっても少額のアルバイト代だけという場合、数十万に及ぶ高額ローンとなるときには親の保証が必要になってきます。

これは審査内容にもよるのですが、必要な場合には申し込み後に親を保証人にできるかどうかの連絡が入ります。

収入が少ないのに高額ローンを組むときには、間違いなく必要になってくると思っておいた方がいいでしょう。

もし親の保証を得られないのであれば、一定期間集中的にバイトをしてある程度のお金を貯めてから購入を検討するしかありません。

無職でも楽器ローンは申し込めるの?

結論から言いますと無職の人は楽器ローンに申し込めません。

楽器ローンは安定した収入があることが申込資格となっているため、無職で収入のない状態は申込資格さえクリアできていないことになり、審査通過云々よりも申し込みすらできない状態です。

中には転職のため現在職を離れており、次の就職先も決まっているという人もいることでしょう。

しかし、その場合でも楽器ローンの審査を通過することはあり得ません。

審査時には現状の情報を元に、審査がすすめられますので、無職としてしか扱われないのです。

おすすめの銀行系ローン

楽器ローンは通常のショッピングで利用されているショッピングローンよりも、断然、低利率となっています。

ショッピングローンの利率は年14.0%から年15.0%が一般的ですが、楽器ローンの場合は年10.0%前後が相場で、楽器屋さんがローン会社と提携した楽器ローンならば期間限定金利ゼロなど、破格な利率設定が行われているものまであります。

楽器屋さんでは通常のショッピングローンが用意されていることも多いのですが、どれくらいの利率設定になっているのかを確認し、低利率の提携ローンが用意されている楽器屋さんを選ぶというのも賢い購入方法となってくるでしょう。

代表的な楽器ローンの利率

それでは楽器屋さんの提携ローンがどのような利率になっているのかを確認して行きましょう。

今回紹介するのは下記のふたつです。

  • スルガ銀行 楽器・音響機器購入ローン
  • 池部楽器 池部クレジット

それではこれらのローン商品の内容を簡単に解説します。

スルガ銀行 楽器・音響機器購入ローン

スルガ銀行の楽器ローン名称は楽器・音響機器購入ローンで、そのローン内容は下記のとおりです。

ローン名楽器・音響機器購入ローン
金利年7.0%~11.0%(固定金利)
借入金額800万円
返済期間最高120回
利用条件
  • 年齢20歳以上~65歳未満
  • 安定した収入がある人

地方銀行でありながらカードローンをはじめとする金融商品販売を全国展開しているスルガ銀行の楽器ローンはWEB申し込みが可能で、全国どこに住んでいても申込可能です。

楽器購入先が高金利のショッピングローンしかない場合には、選択肢のひとつとしておすすめします。

池部楽器 池部クレジット

この楽器ローンは池部楽器での楽器購入に利用できる専用ローンです。

池部楽器はWEBショッピングを行っているので、WEB購入ならば近隣に店舗がない人でもこの池部クレジットを利用できます。

その条件は下記のとおりです。

ローン名池部クレジット
金利3回~24回:年0.0%
30~60回:年10.66~21.65%
借入金額800万円
返済期間最高60回
利用条件年齢20歳以上

楽器屋さんの特徴のひとつである無金利サービスは、下記の条件がありますが上手に利用したい大きなメリットです。

  • 購入楽器が新品3万円以上
  • 毎月の支払額が3,000円以上

また、30回以上も下記条件をクリアすることで低金利ローンを組めるため、高額楽器を購入するときにはおすすめの楽器ローンのひとつとなります。

  • 30万円以上の新品、もしくは特価品購入

分割払いによって、金利が月々いくらになるかは大きく変わるため、楽器店と一緒にシミュレーションを行いましょう。

ローン返済中の楽器は売却可能?

ローン支払い中の楽器を売るのは基本的には契約違反となるという意見も多いのですが、これは大きな勘違いです。

契約内容を確認してみる必要はありますが、一般的にはローン購入でも楽器の所有権は購入者に移ります。

下記はソフトバンクで携帯電話を購入したときに交わされた契約書に記載された一文です。

「商品は、立替払契約成立後直ちに販売店から購入者に引渡され、その所有権は、当該引渡し時に購入者に移転するものとします。」

これはソフトバンクの個別信用購入斡旋約款の第2条に記載されたもので、携帯電話のローン契約においてはクレジット会社が商品の所有権留保はできないことを意味しています。

したがって、ローン完済は逃れられませんが、転売することは可能なのです。

しかし、今説明したように、これはあくまで契約事項にクレジット会社が所有権留保の権利を持たないことが記載されている場合です。

自動車ローンのように所有権留保が謳われている契約もあるので、心配な人は転売前に契約内容を確認することをおすすめします。

所有権留保とは?

所有権が自分にあるならば購入方法が何であっても、その後に転売して私的収益を上げても罪に問われることはありません。

例えば、ギブソンなどのヴィンテージギターは価値が高く、コレクター間で上手に取引をすれば収益を上げられる可能性もあります。

しかし、転売しても問題あるかないかは、所有権留保がクレジット会社にある契約かどうかに左右されます。

所有権留保とはその名のとおり所有権を留保することで、完済まで売買物の所有権をクレジット会社が持つことで転売を防ぎ、返済不能時の担保としての役割を持たせます。

しかしこの所有権留保が付くクレジット契約は下記の条件を満たすものばかりで、一般的な商品の購入時にはソフトバンクの契約のように販売時に購入者へ所有権が移ります。

  • 百万円を超える高額商品
  • 高額転売が可能

したがって、楽器のローン購入ではまず気にする必要はないでしょう。

しかし、楽器はコレクターも多くビンテージもののように数百万円もするものが多く出回っているのが実情です。

そのような楽器を購入する人は限られてくるでしょうが、仮に購入するとなればクレジット会社との契約に所有権留保がついていることは十分に考えられます。

その場合には契約内容がどうなっているのかを確認する必要があるでしょう。

未成年の楽器ローンは親の助けが必要になる!

これまで紹介してきたように、金融機関のローン商品は申込時に年齢条件が設定されていますが、基本的には未成年による申し込みはNGとしているところが大半です。

中には高校生でないことを条件として、年齢条件を満18以上としているローンもありますが、基本的には未成年のローン申込はできないと考えておいた方が良いでしょう。

それでは未成年はローンで楽器購入できないのかという話になってきますが、その場合には親による代理契約という方法でローン申込が可能です。

親による代理契約って?

先ほども紹介したように、未成年が親をはじめとする法定代理人の許可無くローンを組んだ場合には、そのローン自体を法律によって無効にできます。

そこで未成年がローンを組む場合には契約者が当人ではなく、その親が契約者となる代理契約という方法が取られます。

簡単に言うと、母や父名義で楽器の購入を行うのです。

つまり実質ローンを組むのは親となるため、親の同意なしでは契約できませんが、年齢が若く収入の低い若年層が申し込むよりも全てにおいて評価が高くなるため、圧倒的に良い条件でローンが組めますし、ローン通過率も確実に高くなります。

楽器のローン組むときは頭金がおすすめ!

楽器購入でローンを利用する場合には、頭金を入れた方が圧倒的にメリットは高くなります。

年齢が若ければ若いほどフルローンを組む傾向が強いのですが、頭金を入れることで下記のようなメリットが得られるので、特に高額な楽器を購入する場合にはある程度の頭金が貯まってからの購入がおすすめです。

  • 毎月の返済が楽になる
  • 支払う手数料が減額できる
  • 審査が通りやすくなる

毎月の返済が楽になる

毎月のローン返済額は購入する楽器が高額なほど大きくなります。

毎月の返済額は返済回数を増やすことで減額できますが、実際に返済する額が減ったわけではなく、返済期間を長くすればするほど支払う利息も大きくなるので、ローンを組む場合には下記の2点に注意することで賢いローンを組むことが可能です。

  • 毎月の返済額を無理なく支払える額にする
  • 返済期間を短く設定する

したがって、まずは長期に及ぶ返済回数とせずに、毎月楽に支払える額であることが理想となります。

無理して高額なローンを組むよりも、頭金を用意することで上記条件をクリアでき賢いローン利用ができます。

まずは毎月の返済額が楽に返済できるものかどうかを確認して、厳しいようなら楽になる額に相当する頭金を用意してからローン申込することをおすすめします。

支払う手数料が減額できる

ローンで発生する金利手数料は購入額が大きいほど高くなってきます。

金利手数料は元金残高に設定金利を加算したものですから、同じ金利でも支払う利息は大きく変わってくるのです。

例えば、50万円のローンを金利年15.0%、30回の分割払いで支払ったとき、頭金を20万円用意できれば手数料は4万円も変わってきます。

 手数料毎月の支払金額
頭金0円102,700円20,090円
頭金20万円61,620円12,054円
差額41,080円8,036円

欲しい楽器をすぐにでも手にしたいという気持ちは分かりますが、頭金を入れることで支払手数料を大幅に軽減できるので、高額な楽器を求める人ほど頭金を用意することをおすすめします。

審査に通りやすくなる

ローン審査は購入する楽器が高額になるほど厳しくなってきます。

高額になるほど返済額が大きくなるため、その分、高い返済能力が求められるからです。

したがって、購入する楽器が高額になる場合には通常よりも審査難易度が高くなり、審査落ちする確率が高くなってしまいます。

この場合には頭金を用意することでローン申込額を少なくして、月額返済額や支払い総額を減らし審査難易度を下げる方法が有効です。

特に高額ローンを組む予定のある人、審査通過に自信のない人は、頭金に対する意識を強く持ち月々の返済を少額にできるようにしましょう。

返済延滞をすると個人信用情報機関に事故つきづき登録されてしまいますので、返済額は月々余裕で続けられるように設定するようにしましょう。

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アドバイス

高額な楽器であったとしても、楽器ローンを組むことで現金を用意せずに購入できますが、審査に通るためには収入や年齢などの審査基準をクリアしなければなりません。

もしも、条件がクリアできない場合には、親を頼ったり、楽器ローン以外のローン商品を検討したりしましょう。

ただし、くれぐれもローン返済に困らないように、毎月の返済金額が幾らになるかのシミュレーションは事前にしてください。