アコムの増額(追加融資)を成功させるために知っておくこと【自動契約機(むじんくん)が便利】
アコムの利用限度額は審査によって増額することが可能です。
もう少しお金があったらいいのにな、と他社に申し込むのは、借入先が増えてしまうため得策ではありません。
ただし増額を成功させるために、どのようにすれば良いのか、審査に通るコツを知っておくことも必要ですね。
アコムから優良な会員である判断された場合に、増額の勧誘を受けることも少なくないようです。
増額されるタイミングや審査の内容などをご説明していきたいと思います。
この記事はこんなひとにおすすめ
- アコムの利用限度額を増額したいと考えている人
- 増額審査の内容を知りたい人
- 増額審査に通るためのコツを知っておきたい人
以上のような要望に対して、今回の記事は大変役に立ちます。なお記事を読み終えるまでの時間はおよそ5分から10分です。
目次
アコムの限度額は変更できる!
新規顧客としてアコムのカードローンを利用する場合、一般的に融資限度額を低めに設定されてしまう傾向がありますので、融資限度額を変更したいと考える人も多いと思います。
融資限度額を変更することが可能なのか?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、融資限度額を変更することは基本的に可能です。
条件クリアで最大800万円まで増額は可能
アコムのカードローンは、最大で800万円まで融資することができます。
総量規制によって借りられる金額に上限がありますが、年収2,400万円以上の人であれば800万円まで増額が可能となります。
実際には、年収2,400万円の人はひと握りしかいませんので、そこまで高額となることはありませんが、規制の範囲内となっていれば増額は十分に可能ということです。
融資限度額を変更するには再審査が必要
融資限度額を変更するには、再審査を受ける必要があります。
仮に総量規制の範囲内で融資限度額の増額申請を行ったとしても、審査の状況によっては融資限度額の変更ができない場合もあることに注意が必要となります。
とは言え、紹介したように総量規制の範囲内であれば、融資限度額の増額ができる可能性はありますので、現状の融資限度額では足りないという人は、増額申請を行っても良いかと思います。
増額(追加借入)申込みは電話や、ネット、自動契約機から
現在使っているアコムの利用限度額を増額する方法として次の方法があります。
- ネット(マイページ)
- 自動契約機
- 電話(オペレーター対応)
電話で利用限度額を増額するのは、なんとなく気恥ずかしいという人は、ネットからの申し込みか自動契約機で申し込むようにしましょう。
それぞれの方法で申し込む手順について、順を追ってご説明していきたいと思います。
マイページからの申込みが楽
アコムの会員になっていれば、公式サイトの会員ページにログインしてみましょう。
ログインすることによって、
- ご契約極度額の増額に関するご案内
というメッセージが出てきていれば、それをクリックすることによって増額を申し込むことができます。
- 極度額等変更申し込み
というメニューが表示されたら、「開始」をクリックするだけで申し込み可能です。
しかしアコムの会員よっては、そのような案内が届いていない場合もありますね。
そういう場合でも会員ページのメニューにある
- 極度額等変更申し込み
をクリックしましょう。
後は表示される項目に入力していくだけです。
パソコンやスマホで簡単に申し込むことができるため、時間を気にすることなく24時間いつでも、増額申し込みが可能です。
近くの自動契約機で増額申請
自動契約機からも、利用限度額の増額審査に申し込むことができます。
もちろんアコムの有人店舗窓口でもできますが、全国に設置されている窓口の数が少ないため、自動契約機の方が便利ですね。
自動契約機のメニューから、利用限度額の増額をタッチすることで、後は案内に従って必要事項を入力していくだけです。
この際注意しておきたいのが、必ず本人確認書類として運転免許証を忘れずに持っていくことですね。
電話からの申し込みも可能
アコムのオペレーター連絡することによっても、現在持っているアコムカードローンの利用限度額を増額できます。
電話に出たオペレーターに対して、
- 利用限度額の増額をしたいのですが
申し出るだけでOKです。
あとは質問される事項に答えていくだけです。
もちろん、いずれの方法でも必ず審査がありますので、申し込んだからといって必ず増額されるわけではありません。
増額審査も時間はほとんどかからない
増額審査については必要な時間はほとんどかかりません。
- 概ね20分から30分
と考えておけば良いでしょう。
ただし申込方法によっては、受付時間が違っているため、できるだけ早く利用限度額の増額をしたいという人は
- ネットからの申し込み
- 自動契約機での申し込み
上記二つを選択しましょう。
オペレーターを通しての電話での増額申し込みは、
- 9時から18時まで
- 土日祝日は休み
となっているため、平日のみしか受け付けていません。
しかしネットからの申し込みと、自動契約機での申し込みは、即日審査希望であれば審査回答時間締め切りである21時までに審査を終わらせておく必要があります。
審査時間に30分程度かかることを考えると、
どちらの方法でも、
- 20時30分までに申し込む
ことが必要になりますね。
確実に申し込んだその日のうちに増額できるか知りたい。そしてお金を借りたいのであれば、念には念を入れて午前中に申し込むと確実に審査結果が分かります。
審査に通ればその瞬間から、新たに設定された利用限度額内でお金を借りることができるようになります。
土日増額申請も可
土日でもアコムの増額の申請は出来ます。
ただし、審査の内容によっては収入証明書の提出が必要です。
- 50万円を超える増額を希望する場合
- 他社借り入れとの合計が100万円を超える場合
は収入を証明する書類を用意しておかなければいけません。
- 直近の源泉徴収票
- 給与明細書2ヶ月分
- 自営業者の場合は確定申告書など
持っていれば良いのですが、
所得証明書や課税通知書などで収入証明書の代わりとするなら、土日ですから役場は休みなので、収入を証明する書類を取る事ができません。
注意が必要ですね。
増額審査に通るポイント
冒頭でもご説明したように、アコムの増額審査は利用限度額の増額を申し込めば誰でも審査に通るわけではありません。
増額審査と言われる審査がありますので、審査に通る人もいれば審査に落ちる人もいます。
審査に通るポイントとしては
- アコムの利用履歴が優良であること
- 利用期間が半年以上であること
が条件です。
もちろん信用情報も取得されますので、信用情報に何か不都合なことがあれば増額審査に通りません。
増額審査は、
- 在籍確認は行われる場合もある
- 他社の利用状況は審査に大きく影響する
- 会員情報に変更があったらきちんと報告をしておく
以上のことがアコムの増額審査に通るポイントです。
それぞれの項目についてご説明していきましょう。
アコムの利用歴が一番大事
アコムの増額審査は、
- 社内審査
- 信用情報による審査
の2段階で行われます。
ですから社内審査に通らなければ、信用情報による審査は行われません。
どのような人が社内審査に通るのかと言うと、それは毎月きちんと遅れることなく返済している人です。
また頻繁に追加借り入れをすることなく、少なくとも直近で半年以上は返済のみを行っていることが必要ですね。
上記の条件でアコムの社内審査に通って、初めて本格的な信用情報による審査が行われると考えておいてください。
利用実績半年以内の増額は難しい?
前項からの流れとなりますが、アコム会員になって半年以内では増額審査に通ることはかなり難しいです。
なぜかと言うと利用実績が足りないからです。
利用限度額を増額するということはそれだけ、アコムにとっては返済してくれないかもしれない、というリスクを負うことになります。
そのリスクを軽減するためにも、お金を貸したらきちんと返してくれる人であると判断するのに、最低でも半年以上かかるのです。
再度在籍確認が行われる場合もある
増額審査で、もう一度在籍確認が行われるかもしれない、と考えておきましょう。
前項でご説明した、返済してくれないリスクとして、もしかしたら転職しているのではないか、その可能性は否定できませんね。
転職してしまうと、次の給料が入るまでに収入が途絶えてしまう可能性もあるため、在籍確認が行われるのです。
ただし増額審査に申し込んだ全ての人が在籍確認されるわけではありません。
あくまでも審査内容によって判断される、と知っておきましょう。
他社の利用状況にも注意
アコムの社内審査に通ればあとは信用情報による審査です。
どこを見られるのか、と言うと
- 他社契約状況
ですね。
- 他社借り入れ件数
- 返済状況
を重点的にチェックされます。
アコムに借り入れを申し込んだ時よりも借り入れ件数が増えていると、もしかしたらお金に困っているのではないか、とネガティブに判断されますね。
もちろん他社への返済が遅れていることがはっきりすれば、完全に「お金に困っている」と判断されてしまい審査には通りません。
アコムの増額審査に通るためには、
- 他社借り入れ件数2件以内
- 他社への返済遅れなし
少なくとも以上2点はとても重要です。
属性に変更があった場合はしっかり連絡
会員情報に変更があったら必ず会員ページなどから変更内容を報告しましょう。
そうしないとアコムの増額審査でマイナス評価されてしまいます。
増額申請の際に勤務先や年収などの変化が判明した場合、それをアコムに伝えていなかったということなので心証が悪いですね。
場合によっては属性の変化によって利用限度額減額となる可能性もあります。
増額に必要な書類
増額審査において必要となる書類があることに注意が必要です。
せっかくアコムの社内審査と、信用情報による審査に通っても、提出しなければならない書類がない、となると結果的には審査には通りません。
必要な書類としては
- 原則本人確認書類は必要なし
- 収入証明書は必須
です。
それぞれについてご説明していきましょう。
身分証明書は基本的に不要
身分証明書が必要となるケースとしては、増額申し込みを自動契約機から行った場合です。
- ネットからの申し込み
- 電話での申し込み
については身分証明書は必要ありません。
なお身分証明書として有効になるのは運転免許証です。
運転免許証がない人は
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 健康保険証+住民票(または公共料金の領収書)
以上のどれかを用意しましょう。
基本的に身分証明書は不要となりますが、審査内容によっては提出を求められる場合があります。
最近では、
- なりすましでの契約
の防止のために、増額審査担当者が「怪しい」と判断した場合は、改めて身分証明書の提出を求めてきます。
高額の場合は収入証明書が必須
増額したい希望金額が50万円を超える高額の場合は、必ず収入証明書の提出が必要です。
貸金業法によって定められているため、アコムの勝手な判断ではありません。
- 借入希望金額が50万円を超える場合
- 他社借入金額との合計が100万円を超える場合
どちらか一方に該当した場合は収入証明書の提出は必須です。
収入証明書として利用できる書類は、
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 課税通知書
- 所得証明書
- 自営業者の人は確定申告書
などの書類が必要です。
いくら増額審査に通っても、収入証明書の用意が遅れてしまうと、お金を借りる計画が崩れてしまいますね。
本日中にお金が必要だったのに、書類が間に合わずに借りることができなかった、とならないように用意しておきましょう。
ご利用可能金額は年収と他社借入額で決まる
増額される金額は、審査の内容によって異なるため同じアコム会員でも違いがあります。
ほとんどの場合、
- 年収
- 他社借入額
で決まりますが、現在の利用限度額が30万円だった人が、急に利用限度額100万円になることはありません。
アコムの増額による利用限度額の変化は、
- 利用限度額10万円→30万円
- 利用限度額30万円→50万円
- 利用限度額50万円→70万円
- 利用限度額70万円→100万円
のように少しずつ増額されていきます。
少しずつ増額することによって、毎月きちんと返済していくことができるかどうか、アコムが確かめたいという気持ちもありますね。
増額された利用限度額で半年から一年様子を見て、さらに利用限度額の増額の希望があればもう少し増額するのが普通です。
アコムは総量規制対象
当然ながらアコムの貸付は総量規制対象となるため、
- 年収の1/3以上は借りられない
ことには変わりはありません。
例えば年収が300万円で、他社借入額がアコムを含めて100万円になっていれば、いくらアコムの社内審査と信用情報による審査に通過しても、増額するだけの枠がありませんね。
増額を希望する場合は 、
- 現在の借金額が年収の1/3以内に収まっている
- なおかつ増額するだけの枠がある
以上のことを確認してから申し込むようにしましょう。
増額のお知らせを案内されることもある
アコム会員が希望しなくても、増額案内のお知らせが来る場合があります。
- アコムの借り入れを ATM から返済する時
- 何らかの理由で自動契約機を利用する時
- 会員ページにログインした時
- アコムからのメールを開いた時
どれかのタイミングで、利用限度額を増額できますよ的な内容のお知らせが届きます。
アコムから増額のお知らせの案内が来るということは、すでに社内審査に通っていると考えることもできますので、かなり増額される可能性があります。
ただし信用情報の審査は、増額申請をした後に行われますので、必ずしも増額のお知らせが来たからといって、増額されるとは限りません。
- お知らせが来たら必ず審査に通るわけではない
- 案内が来るのは利用状況が良い人だけ
ということだけは覚えておくと良いでしょう。
それではそれぞれについてご説明していきましょう。
お知らせが来たら必ず審査に通るわけではない
アコムの会員サービスに登録していると、契約してしばらく経つとお知らせがメールで届きます。
そのお知らせには会員ログインをして確認して下さいとしか書いてありませんが、会員ログインして、中身を確認すると、増額の案内が載っています。
増額の対象者は、返済がしっかりできている人です。ここで増額申請をすると、増額審査が行われます。
アコムとしては多く融資したい部分と、再審査を行う事によって現状がどうなのかを掴む事が出来るので一石二鳥なのです。
大体。初めて契約してから半年が経過した頃に、支払い状況に問題がない人にこの様なお知らせが届きます。
絶対に増額しなければいけないと言う訳ではありません。
希望があればすればいいだけです。無理に増額をする必要はありません。
また、再審査の結果、現在の限度額から、下げられてしまう事もありますから、自信のない方は見送った方が賢明だと思います。
アコムから増額の電話がくるケース
契約後の定期的な審査によって、増額してもらいたいと判断できる優良な顧客に対して、アコムでは電話で増額の案内をしています。
具体的には、
- カードローンをよく利用している(限度額の5割~8割程度)
- 返済に遅れがない
という人に、増額案内をしています。
特に、長期間優良取引をしている人には、積極的に増額しています。
案内をきっかけに増額する場合、担当者の案内に従って手続きすれば、簡単に融資限度額を増やすことができます。
ですが、増額の案内は審査をしてから少し時間が経っていますので、その間にアコムや他社の返済に遅れがある、実は勤務先が変わっていたなどという場合は、増額できないこともあります。
アコムの方から案内が来たからといって、必ず増額できるとは限りませんので、注意が必要です。
電話連絡来ないのは審査に落ちているから
アコムをずっと利用して、返済もきちんとしているのに、アコムから増額の案内が来ない人もいます。
これは、アコムが行っている契約中の審査において、優良とは認められてないからです。
例えば、延滞がないといっても、アコムと他社のカードローンを限度額いっぱいまで借りていれば、自転車操業を疑われてしまいます。
アコムの方から増額の案内をする以上は、増額できなかったということを極力少なくしなければなりません。
そのために、案内する人を吟味しています。
アコムから増額の案内が来るといっても、必ず来るわけではありませんし、いつ来るのかもわかりません。
アコムが勝手に増額することがある?
一昔であれば、「アコムの限度額が勝手に増えていた」という口コミも多くありました。
ですが、最近では「増額の案内が来た」という口コミはあっても、勝手に増額されていたというものは見受けられません。
アコムが勝手に増額をするということは、利用者に同意を取っていないのと同じです。
たとえ、カードローンの規約で謳っていたとしても、同意なしで限度額を増やしてしまえば後になってトラブルになってしまう可能性もあります。
特に、今では総量規制の関係で貸金業者から借りられる金額が決まっていますので、アコムが勝手に限度額を増やしたからクレジットカードにキャッシング枠をつけられなかったとなりかねません。
従って、現在ではアコムが勝手に限度額を増額することはなく、案内をして同意してくれた人だけを増額しています。
アコム増額審査の気になるポイント
アコムに限らず、審査は実際に行っているところでなければわかりません。
ですが、利用する側とすれば、審査に通るポイントは気になるところです。
ここでは、これまでの傾向から、アコムで増額審査をする際のポイントを紹介していきたいと思います。
限度額の変更を申し込めるタイミング
限度額変更の申し込みは、新規契約してすぐに行うことはできます。
ですが、契約後すぐに申し込んでも審査に通ることはできません。
タイミングとして絶対に満たしておきたいことは、契約後1年経過後であり、きちんと実績を積んでからとなります。
この他にも、月末や年末年始、年度末は申し込みが集中する時期であり、申し込み量が増えれば少ない時よりも厳しくチェックすることが難しくなります。
現に、年末年始や年度末になると審査通過率は高くなりますので、申し込みが集中するタイミングを見計らって申し込むのも1つの方法です。
もちろん、アコムから増額の案内が来た時に申し込むという方法もありますが、アコムからいつ案内されるかはわかりません。
増額を急がない場合はそれでも良いのですが、できるだけ早く増額したい場合は、利用実績を1年以上積んでいればいつでも増額申込のタイミングだと言えます。
増額後の金利
アコムの金利は、契約する限度額に応じて適用される金利が変わります。
具体的な金利は、以下のようになっております。
契約限度額 | 金利 |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
例えば、限度額を300万円で契約している人が400万円に増額した場合、これまで7.7%~15.0%の範囲内で適用されていた金利が、4.7%~7.7%の範囲内で適用されることになります。
実際の金利は審査によって決まりますので、場合によっては増額しても金利が変わらないこともありますが、増額によってこれまでよりも低金利になる可能性は十分にあります。
また、アコムの返済は「定率リボルビング方式」となっており、契約限度額に応じて最低返済額を求める割合が異なります。
具体的には、
- 契約限度額30万円以下:借入金額の4.2%以上
- 契約限度額30万円超:借入金額の3.0%
となっています。
例えば、限度額30万円で30万円を借りている場合は12,600円以上の返済が必要です。
限度額を50万円に増額して同じ30万円を借りている状態であれば9,000円以上を返済するだけでよくなります。
このように、増額したことで金利だけでなく返済額も変わりますので、きちんと契約内容や返済額を確認するようにしましょう。
増額どころか限度額が引き下げられることもある
信用情報を確認した結果、増額するには信用力や返済能力が足りないと判断されること、及び借金総額が年収の1/3になっている場合、利用限度額が引き下げられることもあることです。
アコムなどの消費者金融の貸付は総量規制対象となるため、年収の1/3以上を契約することができません。
そこで信用情報を審査した結果借金総額がほぼ年収の1/3になっている場合は、現在のアコムの利用限度額が引き下げられる可能性が十分にあります。
利用限度額を増額申請する場合は、信用情報がどのようになっているのか確認することが必要です。
限度額いっぱいに達した場合はどうしたらいい?
限度額いっぱいに達した場合で、追加での借入が必要であるというときには、最初にしなければいけないのが既存のカード会社への増額申込でしょう。
ただし、先に話したようにデメリットは覚悟しておかなくてはなりません。
しかし他金融機関に新たに申込を行うよりは、審査スピードは速いものですし、何より今まで返済を行っていた実績がありますので、新規客よりは信頼性があります。
追加借入は審査不要
アコムのカードローンの使い方をよく知らない人の中には、
- お金を借りたら最後まで返済しないといけない
- 途中で借りるには全額返済してから
と考えている人がいるようです。
しかしアコムに限らずカードローンの契約は、事前に利用限度額が定められ、利用限度額内であれば自由に借りられる特徴があります。
ですからアコムの借金を返済して行く途中で、徐々に残高が少なくなってくれば、少なくなったぶんだけ返済途中での追加借入が可能です。
具体的に言えば、
- 利用限度額が50万円
- 現在の借金額が30万円
以上のようになっていれば、利息を別として考えると20万円借りられることになりますね。
このような借入方法は増額ではありません。
ですからアコムの社内審査もなければ、信用情報による審査もないのです。
- 追加借入可能額=利用限度額-現在残高
となりますので、急にお金が必要になった場合などは自由に借り入れ可能です。
増額が断られた!その理由はなに?
アコムの利用実績も6カ月以上あるのに、そしてきちんと返済期日通りに支払っているのに増額が断られることもないことではありません。
増額が断られる理由には様々ありますが代表的なのは、信用情報による信用力の低下と返済能力の低下です。具体的にいえば次のような状況ですね。
- 他社借入が増えた
- 借入契約件数が増えた
- 他社返済状況に遅れがある
当然金融事故情報があったのでは増額審査に断られることになりますが、それ以外の理由で断られるとすれば上記の3つです。
借入件数や金額が増えるのは返済能力が低下すると判断されますし、他社返済状況に遅れがあるようでは信用力が低下するのは当然ですね。
アコムの限度額変更、本当に必要?
自分から行う増額申請にはリスクが伴います。
また、新規した時には使えたサービスが増額時には使えないというデメリットもあります。
今以上にお金を借りたい場合、アコムで増額する以外にも選択肢はあります。
増額申請をする際は、本当に増額が必要なのかということをよく考える必要があります。
増額後に無利息期間はない
アコムを初めて利用する場合、無利息期間サービスを利用することができます。
無利息期間は30日間利息がかかりませんので、利用すれば負担を軽減することが可能です。
しかし、増額は新規利用とはなりませんので、無利息期間サービスを利用することはできません。
そのため、増額後は新しい金利がすぐに適用されることになります。
もし、借りた金額をすぐに返済する予定があるという場合は、まだ利用したことがなくて無利息期間サービスを行っているところから借りたほうがお得になります。
他のカードローンに新規申込する方法もある
増額申請したことによって、逆に減額や利用停止となるリスクがあり、必ず増額できるとも限りません。
また、増額審査は時間がかかることも多いです。
急にお金が必要ですぐにでも借りたい場合は、他のカードローンに新規で申し込むという方法で乗り切ることもできます。
そこが無利息期間サービスを行っているところであれば、一定期間利息がつくことはありませんし、消費者金融であれば即日融資も可能ですのですぐに借りることも可能です。
ただ、他のカードローンを新規すれば多重債務となってしまい、今後の返済に支障が出てしまう可能性もあります。
あまりおすすめできる方法ではありませんが、どうしてもお金が必要な場合は、新たに他社でカードローンを借りることも1つの方法です。
アコムで増額できないときはどうする?
アコムの利用限度額増額に失敗した、となると資金の調達ができずに困ってしまいますね。
そのような場合、対策としては、
- 他社への借入申し込みする
ことが現実的です。
ただし安易に他社に申し込めば良いというわけではありません。
他社に申し込む前に、なぜアコムの増額審査に落ちてしまったのか具体的な理由を考えましょう。
なぜならアコムの増額審査に落ちてしまうのは、
- アコムの返済状況が悪い
- 信用情報が悪い
- すでに総量規制に達している
になっているからです。
では、
- 新規カードローンに申し込む場合の注意点
- カードローンに申し込む場合の再申し込みは半年後
であることをご説明していきます。
新規カードローンに申し込み
借入を申し込んだ他社でも、必ず信用情報機関から個人信用情報を取得します。
個人信用情報を取得すれば、アコムの返済状況や総量規制、信用情報の傷が丸わかりですね。
ですから申し込みを受けた他社カードローンでも審査に通らない可能性があるのです。
新規カードローンに申し込みをするパターンとしては、
- アコムの会員になってからまだ半年以内
となっている人だけです。
セブン銀行カードローン
セブン銀行のカードローンは、全国のセブンイレブンに設置されているATMでいつでも手数料無料で取引できるため、便利でお得なカードローンです。
セブン銀行カードローンでは最高で50万円までしか限度額を設定できず、金利も銀行カードローンとしては高めです。
しかし、セブン銀行ではカードローンをセブンイレブンの集客手段として位置づけており、できるだけ利用者を増やしたいと思っています。
そのため、審査は比較的通りやすく、基本的には在籍確認を行わずに融資しています。
アコムの増額審査に通ることができなくても、セブン銀行カードローンの審査には通れる可能性があります。
ただし、セブン銀行カードローンの保証会社はアコムですので、アコムでの取引状況や増額申し込みの情報なども審査に使用されることになります。
状況によっては審査で不利になってしまうこともありますので、アコムとの取引状況などが良くない場合は申し込みしないことも方法です。
【セブン銀行カードローンのスペック】
利用対象者 |
|
---|---|
利用限度額 | 10万円、30万円、50万円 |
金利 | 15.0% |
保証会社 | アコム株式会社 |
レイク
レイクは、SBI新生銀行グループの消費者金融です。
総量規制の対象となることに注意が必要ですが、はじめての利用であれば無利息期間サービスが適用されますのでお得です。
即日融資にも対応していますので、急いで借りたい人にもおすすめです。
【レイクのスペック】
利用対象者 | 国内居住の満20歳~70歳の方 |
---|---|
利用限度額 | 1万円~500万円 |
金利 | 4.5%~18.0% |
再申し込みは半年後
更に注意したい点として、新規カードローンに申し込む場合は、
- できれば半年後に申し込む
ようにしたいですね。
なぜならアコムの増額審査に申し込んだ時点で、個人信用情報に、申し込み情報が残ってしまうからです。
もちろんアコムの増額審査に申し込んだ、とまでは分かりませんが、何かしらのカードローンに申し込んだんであろうということは判断できます。
その結果として契約情報がないことがわかり、審査に落ちてしまったことがバレてしまいます。
申し込み情報は半年経過すると自動的に削除される仕組みです。
ですから、
- アコムの会員になってまだ半年以内
- 増額審査に申し込んだけれども利用実績が足りずに落ちた
という人は、
- 半年後に申し込む
ようにすべきなのです。
そうすれば、アコムの増額審査に申し込んだことがバレることはありません。
消費者金融よりも申込み条件も審査も厳しい
総量規制に問題があるときは銀行カードローンがあると思い安易に申込をしたとしても、審査にとおらないということがありますので注意をしましょう。
理由は、消費者金融と比較すると銀行は申込条件自体が厳しかったり、申込み条件に該当しても消費者金融と審査内容が異なっていたりするためです。
銀行カードローンは消費者金融の金利と比較すると低く、総量規制外ということで申込者からすれば願ったりかなったりの申込先と言えます。
しかし、申し込まれる銀行としては、金利が低くしているため、確実に返済ができる人を求めます。
個人信用情報のちょっとした内容の差で、なかなか審査にとおりにくいものなのです。
また今まで融資可能であった人でも、貸付けにたいしては銀行で自主規制の流れがきています。
総量規制はないものの、銀行で自主的に総量規制に準じた対応をするようになり、ますます借入をすることが厳しくなってくると言われています。
消費者金融のおまとめローンも検討
消費者金融での増枠も不可、銀行カードローンも審査にとおらないという状況ならば、おまとめローンを検討する時期にきているのかもしれません。
おまとめローンはその名のとおり、借入を一本にまとめる専用のローンです。
多くの人は金利の低さから銀行カードローンを活用して借入をまとめていますが、銀行も自主規制を設けつつあります。
そのため、消費者金融業が販売しているおまとめローンにすることが、目的にある可能性があります。
消費者金融のおまとめローンのメリットデメリット
アコムでも「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」という名の、おまとめローンを販売しています。
貸付け上限金額は1万円~300万円までですので、他社含む借入総額が300万円以下の人であれば利用を検討する余地はあるでしょう。
金利は7.7%~18.0%ですので、決して低いとは言えません。
しかし融資金額が大きくなれば、金利も下がりますので借入総額が大きい人は、現在よりも金利は下がる可能性が高くなります。
デメリットとしては、融資金額は借入総額の元金のみであることと、今後は追加借入れができないということになります。
商品名から分かるように、借金の1本化のためだけのローンですので、今後は返済だけしかできなくなることは覚えておきましょう。
また融資金額は元金だけになりますので、今までの借金を完済するとなれば、その日までの利息を返済しなければ完済扱いになりません。
金利は自己負担となりますので、ある程度は手元に現金があることが前提となります。
また、まとめることができる借入は、貸金業者からの借入だけになります。
銀行カードローンや、クレジットカードのショッピング枠は対象外ですので注意しておきましょう。
おまとめローンは消費者金融での枠がいっぱいでも申込は可能
おまとめローンは通常の借入とは異なり、総量規制の対象外です。
申込み段階で年収の3分の1以上、または借入枠いっぱいであったとしても申込みはできますし、総量規制だけが原因で審査に落とされることはありません。
審査にとおった場合は、申込者への口座に入金されずアコムが借入先に直接振り込みをします。
つまり一度も自身の手元にくることがないお金を、今後は返済していくような状態です。
これまで借り過ぎたお金を、整理する目的に利用すると考えてください。
またキャッシングと異なり、追加融資を受けることはできません。
そのため現金がまた急に必要になった場合には、他社へ申込をする必要があります。
しかし、一度おまとめローンを利用していると、今までよりも審査は厳しくなってしまいます。
おまとめローンを利用したのであれば、その後は絶対に借入をしないと思えるくらいの覚悟が必要だと言えるでしょう。
豆知識:限度額100万円以上で金利が変わる
アコムでは借り入れの際に3.0%~18.0%のいずれかの金利が適用されますが、契約をする限度額が100万円以上の場合には適用金利が3.0%~15.0%に変わります。
これは、「利息制限法」という法律で、100万円以上の借り入れの場合、金利の上限は15.0%と定められているからです。
利息制限法では、貸付する元本が10万円未満の場合は20.0%、元本10万円以上100万円未満の場合で18.0%、元本100万円以上の場合で15.0%が上限であるとしています。
このように、貸金業のカードローンでは100万円以上の融資となる場合には必ず15%以下の金利が適用されるようになっています。
限度額と信用で金利が決まる
主に銀行が提供するカードローンでは契約をする限度額によって金利が変わりますが、アコムの場合には100万円以上の借入となる場合は利息制限法に基づいて上限金利が引き下げられます。
限度額と信用情報を総合的に審査したうえで金利が決定されます。
ですので、同じ限度額であっても人それぞれ適用される金利が違い、信用が高い人ほど利用限度額が高くなるのです。
アコムカードローンの商品内容
最後に、アコムカードローンの商品内容についてまとめました。
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 |
---|---|
契約極度額 (限度額) | 1万円~800万円 |
貸付利率 | 3.0%~18.0% |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
担保・連帯保証人 | 不 要 |
カードローンの商品内容はこのようになっており、返済方式である「定率リボルビング方式」とは、アコムで以下のように定めている一定の割合を最低返済額とする方式です。
- 契約極度額30万円以下・・・借入金額の4.2%以上
- 契約極度額30万円超100万円以下・・・借入金額の3.0%以上
- 契約極度額100万円超・・・借入金額の3.0%以上、2.5%以上、2.0%以上、1.5%以上
このような割合となっており、契約する極度額によって割合が異なります。
アコム増枠の注意点まとめ
アコムの限度額を増額するためには、インターネットや電話、自動契約機から申し込むことができます。
手続き自体は簡単なのですが、増額審査は新規審査よりも厳しいため、審査に通ることができない可能性も十分にあります。
増額をするためには総量規制に注意することはもちろん、返済比率やアコム・他社との取引状況にも注意し、できるだけ審査通過できるように対策しておく必要があります。
もし、何も対策せずに増額申し込みをしてしまうと、審査に通ることができないだけでなく、限度額の減額や利用停止となる危険性もあります。
アコムとの取引状況や信用情報に自身がない場合は、増額申し込みしないことも方法であり、そのときは最初から他社に新規で申し込む方が借りられる可能性が高いです。
自分の状況をしっかりと把握し、アコムを増額するか、それとも他社に新規で申し込むかを見極めるようにしましょう。
タグ:大手消費者金融