東邦銀行のおまとめローンで借り換え【審査通るには】
目次
東邦銀行のおまとめローン
既にご存じの方も多いかとは思いますが、おまとめローンとは、複数の借入を一本化することで、毎月の返済額や金利負担を軽減させることができるローンです。
このおまとめローンは、消費者金融で借りるというイメージがありますが、一部の銀行ではおまとめ専用の商品を提供しています。
東邦銀行もその一つであり、「お借換えローン」という商品名で提供しています。
また、「お借換えローン」以外にも、フリーローンを利用してまとめることができ、カードローンでもおまとめローンとして利用することができます。
しかし、カードローンが原因で多重債務になってしまった人が、カードローンをおまとめローンとすることは非常に危険であり、利用限度額に余裕ができると、追加借入してしまう可能性があります。
複数のローンをまとめる場合は、おまとめ専用商品またはフリーローンが適していますので、これらの審査基準や審査に通るためのポイントなどを解説していきたいと思います。
おまとめ専用商品のメリット
フリーローンをおまとめローンとして利用した場合、すべてのローンをまとめられるだけの金額が借りられない可能性が高いです。
しかし、おまとめ専用の商品の場合は、複数のローンを借り換えすることを前提としていますので、すべてまとめることができる金額で融資してくれます。
また、おまとめ専用商品の方が、申し込みできる基準を甘くしていることも多く、パートやアルバイトなどの人でも申し込めるようになっています。
おまとめ専用商品には、このようなメリットがありますが、金利はフリーローンよりも高く設定していることも多いですので、金利負担が多くなってしまうことがありますので、注意しなければなりません。
東邦銀行のように、おまとめローンとフリーローンのどちらもある場合には、それぞれのメリットとデメリットを十分に考えたうえでどちらを利用するかを選ぶ必要があります。
東邦銀行おまとめローンの口コミ
先ほどもお話ししましたが、東邦銀行では「お借換えローン」というおまとめ専用商品を提供しております。
また、フリーローンは「TOHOスマートネクスト」という商品名で提供しており、どちらも借り換えを目的に利用することができます。
これらのローンについて、審査基準などを解説する前に、ローンを選ぶための1つの方法として、口コミを紹介していきたいと思います。
残念ながら、「お借換えローン」についての口コミはありませんでしたが、フリーローンに関するものについては口コミがありましたので、紹介していきます。
- ボーナス返済可能で毎月の返済額を抑えることができた
- 金利タイプを選ぶことができる
- 低金利
- 長期返済が可能
フリーローンに関する口コミにはこのようなものがあり、全体的に高評価となっています。
しかし、担当者の対応が悪いなどの口コミも多くありましたので、接客面ではあまり期待できないという印象を受けます。
おまとめ・フリーローンの審査基準
東邦銀行が提供しているおまとめローンとフリーローンについて、まずは商品の特徴や申し込みできる人の基準、どのような内容で借入できるのかという条件を紹介していきます。
また、おまとめローンやフリーローンを申し込んでから、どれくらいの期間で審査結果の連絡が来るのかということについても解説していきたいと思います。
お借換えローン
「お借換えローン」は、パートやアルバイトなどの人も申し込むことができ、申込者と同居する家族が借りているローンまでも借り換えできる商品です。
では、この商品の申込基準と借入条件を紹介していきます。
利用対象者 |
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資金使途 | 本人または同居の家族の方が現在利用しているローン・クレジット(消費者金融も含む)などの借り換え資金 ※事業性資金の借り換えは対象外 |
融資金額 | 10万円以上500万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 6ヶ月以上10年以内 (6ヶ月単位) |
融資利率 | 固定金利:6.5%または9.8% |
返済方法 | 毎月の元利均等返済 (融資金の50%以内でボーナス返済併用可) |
担保・保証人 | 原則不要 (保証会社の審査により、連帯保証人が必要となる場合もあります) |
保証会社 | ㈱オリエントコーポレーション |
なお、融資金は、借り換え対象ローンの支払先に振込みとなりますので、他の資金に利用することはできません。
TOHOスマートネクスト
「TOHOスマートネクスト」は、WEB契約専用の商品であり、東邦銀行に普通預金口座のキャッシュカードがある人だけが利用することができます。
この商品の申込基準と借入条件は、以下のようになっております。
利用対象者 |
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資金使途 | 自 由 (事業性資金を除く) |
融資金額 | 10万円以上500万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 6ヶ月以上10年以内 (6ヶ月単位) |
融資利率 | 固定金利:4.8%、7.8%、9.8%、12.8%、14.6% |
返済方法 | 毎月の元利均等返済 (融資金の50%以内でボーナス返済併用可) |
担保・保証人 | 不 要 |
保証会社 | エム・ユー信用保証㈱ |
審査スピード
「お借換えローン」の審査スピードは非常に早く、12までの申し込む確認分に関しては、利用可能な場合に、原則即日で連絡が来ることになります。
また、12時を過ぎてからの申込確認分も、原則として翌日に連絡が来ることになりますので、急いで融資してもらいたい人でも利用することができます。
しかし、「TOHOスマートネクスト」に関しては、審査スピードに関することは公表しておらず、どのくらいの期間で結果連絡が来るかはわかりません。
「TOHOスマートネクスト」がWEB完結商品であることや、おまとめローンで審査のスピードが早いことを考えると、この商品に関しても即日または翌日には連絡が来るように思えます。
あくまでも予想ですので、急いで融資を受けたいという場合には、電話で問い合わせすることができますので、相談をしてから申し込むことをお勧めします。
金利は審査によって決まる
「お借換えローン」は2段階、「TOHOスマートネクスト」は5段階というように、それぞれの商品で金利に段階が設定されています。
これらのうち、どのような金利が適用されるかは、審査によって決まります。
おまとめローンやフリーローンを主に審査しているのは保証会社であり、保証の可否を判断することはもちろん、適用する金利も審査しています。
複数のローンを借り換えする場合、適用される金利によってメリットに大きな差が出ますので、どのような金利となるかが非常に重要となります。
一般的に、低金利で借りられる人というのは、信用が高く、返済されないリスクが低いと判断される人ですので、申し込みはできるだけ信用を高めてから行うことが望ましいといえます。
金利で審査の通りやすさがわかる
おまとめローンやフリーローンは、審査に通って初めて利用することができますので、審査の通りやすさを基準に選ぶ人も多いです。
では、東邦銀行の「お借換えローン」と「TOHOスマートネクスト」の審査は、通りやすいのでしょうか、または通りにくいのでしょうか。
結論から先に言いますと、「お借換えローン」の審査は通りにくく、「TOHOスマートネクスト」の審査は通りやすいといえます。
審査の通りやすさというのは、金利を見ることでわかり、特に上限金利で判断することができます。
「お借換えローン」の上限金利は9.8%と低金利であり、「TOHOスマートネクスト」の上限金利は14.6%と高めに設定されています。
金利の高低を左右する1番の要因は、保証会社に保証してもらうための「保証料」であり、これが多くなるほどリスクの高い人でも保証してもらうことができます。
つまり、金利が高くなるほど審査は通りやすくなり、借りやすさを重視するのであれば、「TOHOスマートネクスト」に申し込む方が良いということです。
審査に通るためのポイント
低金利で審査に通りにくい「お借換えローン」でも、審査に通るためのポイントを押えることで、借りられる可能性を高くすることができます。
また、審査に通るためのポイントは、信用を高くする方法でもありますので、「TOHOスマートネクスト」の金利を低くさせることもできます。
審査に通るためのポイントとは、
- 申し込みの内容を正確に記入する
- 他のローンは延滞なく返済する
- 少額のローンは完済する
- 返済計画をしっかりと立てる
ということが挙げられます。
では、これらのポイントについて、さらに詳しく解説していきます。
申し込みの内容を正確に記入する
申込書に記入する内容は、基本的に自己申告となりますので、中には内容を偽って申し込む人もいます。
内容を偽る人の多くは、審査に通りやすくするためでありますが、嘘の内容を記入してしまうと、それが原因で審査落ちしてしまう可能性もありますので、注意しなければなりません。
内容を偽って申し込みする人の多くは、主に年収や勤務先の情報、他のローンの利用状況(借入総額)を実際と異なる情報で記入します。
しかし、申し込みの内容に偽りがあると、保証会社ではリスクが高いと判断し、審査で落します。
また、仮審査ではばれなかったが、書類の提出などで契約までにばれてしまった場合には、保証を取り消しされてしまい、借りることができなくなってしまいます。
他のローンは延滞なく返済する
おまとめローンやフリーローンを申し込みする時点で、他のローンに延滞がある場合には、審査に通らないということは当たり前のことです。
延滞というのは、その人に返済能力が低いことを証明してしまう行為であり、信用取引であるローンの審査において、非常に不利になってしまいます。
延滞の情報というのは、審査の判断材料となる信用情報に、およそ2年間登録されますので、延滞をしてしまうと長い期間審査で不利になってしまいます。
特に、申し込みの直近6ヶ月以内の延滞は、現在も返済能力が低いと言っているようなものですので、この場合は申し込みしないことをおすすめします。
延滞をしないということは、借入をするうえで基本的なことですので、契約通りにきちんと返済していくようにしましょう。
少額のローンは完済する
返済能力があることを証明し、信用を高くする方法には「完済実績」を作るということもあります。
完済実績とは、ローンを完済したことがあるという実績であり、この情報も信用情報に登録されます。
完済実績を作るためには、複数あるローンの中で、最も少額の借入を完済することで作ることができます。
ただし、カードローンやクレジットカードのキャッシングなど、いわゆる「極度型」のローンは、返済で借入している分を埋めるだけでなく、解約をしなければ実績を作ることができませんので、注意が必要です。
返済計画をしっかりと立てる
複数のローンを借り換えすることのメリットに、毎月の返済額の軽減があります。
毎月の返済額が少なくなるのは、金利負担が減ることだけでなく、返済期間を長期にすることでも可能となります。
「お借換えローン」や「TOHOスマートネクスト」の返済期間は、最長で10年であり、余裕を持って返済していくことができます。
しかし、必要以上に返済期間を長くしてしまうと、借り換え前よりも返済総額が多くなってしまう可能性があります。
特に、「TOHOスマートネクスト」で上限金利が適用された場合には、借り換え対象ローンとの金利差がそれほどありませんので、返済総額が多くなってしまう可能性が高くなります。
このような申し込みは、審査を不利にするだけでなく、借り換えのメリットも無くしてしまうことですので、必ずシミュレーションなどをしてから手続きするようにしましょう。
申し込み方法
東邦銀行のおまとめローンやフリーローンを申し込むための方法ですが、「TOHOスマートネクスト」に関しては、WEB契約専用商品ですので、申し込みもインターネットで行います。
一方で、「お借換えローン」は、
- インターネット
- 電話
- FAX
- 郵送
- 窓口
という5つの方法で申し込むことができます。
手続きはそれぞれ所定の方法で行いますが、インターネット・FAX・郵送で申し込んだ場合には、申込の意志確認や内容の確認のため、銀行または保証会社から電話がかかってくることもあります。
契約は、WEBで行うことができませんので、審査が通った場合には窓口で行う必要があります。
申し込みに必要な書類
「お借換えローン」を申し込むために必要となる書類は、
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 所得を証明する書類(源泉徴収票など)
- 資金使途確認資料(返済予定表など)
これら3つとなります。
「TOHOスマートネクスト」の場合は、基本的に本人確認書類だけで申し込むことができますが、審査によっては所得証明書類や資金使途確認資料も必要になる場合もあります。
これら以外にも、銀行や保証会社が必要と判断した書類を求められることもありますので、連絡が来た場合は対応するようにしましょう。
まとめ
東邦銀行には、おまとめ専用商品である「お借換えローン」と、自由な資金に利用できる「TOHOスマートネクスト」があります。
どちらの商品も複数のローンを借り換えすることができますが、申込基準や借入条件、審査の通りやすさなどが異なり、どちらかを選んで申し込みする必要があります。
個人的な意見としては、低金利で借り換えのメリットを大きくしたい場合は「お借換えローン」、審査の通りやすさを重視する場合は「TOHOスマートネクスト」がおすすめです。
しかし、「TOHOスマートネクスト」は、あらかじめ東邦銀行と取引している人でなければ利用できませんので、注意しなければなりません。
タグ:借金・お金の悩み