既往,既存借入額とは借入金額であり借入枠ではない
既往借入額とはすでに借入している金額のことを言います。
カードローン申し込み時は、『他社借入額』などの記載が中心ですが、住宅ローンや、マイカーローンを組む時に既往借入額、と記載があることがあります。
既往借入額に含まれるもの
カードローン、フリーローン、自動車ローン、教育ローン、クレジットカードキャッシング枠、クレジットカードショッピング枠、ブライダルローン、住宅ローン、奨学金、事業性ローン、携帯電話等の分割払い、親戚や知人からの借入
借入している金額であり、借入枠ではありません。クレジットカードの場合、分割の残りのお金の支払いも既往借入額に含まれます
※念のためじぶん銀行住宅ローンに確認をとりました。(2016年11月時点
なお、2016年11月時点ではカードローンと同様、『他社借入額』、もしくは『本件以外のお借り入れ』と表示されていることが多いようです。
既往借入額は借入金額
月賦返済の借入残高、カードローンを利用していれば、そのカードローンの借入額も当然の事ながら含まれます。その時点で返済中のキャッシングも含まれます。
現在返済をしている金額が70万あり、無担保の消費者金融に50万円の枠があったとします。
この場合返済している70万円は既往借入額となり、50万円の枠は含まれません。
例えば馬太郎の場合、カードローンの契約金額は260万円と多いですが、実際に借り入れを全くしていない場合、既往借入額は0円となります。(今までの馬太郎のカードローン契約履歴は以下のページに記載があります)
既往借入額を尋ねる理由
既往借入額を尋ねる理由は、申込者の借入状況をなるべく知ることで『この人にローンを組んで大丈夫か?』という判断を円滑に進めるためです。
実は申込者がどういったところで借入をしている、分割払いを行っているかは信用情報を開示すれば一発でわかります。
本来他人が自分の信用情報を開示することはできませんが、ローンの申込の契約書にちょろっと信用情報の照会について書かれています。
SMBCモビット公式HPより
ではなぜ既往借入額を尋ねるか。それは『申込者が自分の債務状況に関して虚偽を行わないか、十分に理解しているか』判断するためです。
ローンを申し込む際に嘘をつく人に当然お金を貸すことなんてできませんし、自分の借金を十分把握できていない人は、ずさんな性格だと思われ、審査担当者の心証は悪くなります。
他社借入額に含まれる借金
なお、カードローンを利用する際に『他社借入額』という表現が出てきます。カードローンの場合、該当する項目、しない項目はいかになります。
他社借入に記入するもの | 他社借入に記入しないもの |
---|---|
カードローン | 住宅ローン |
フリーローン | クレジットカードショッピング枠 |
自動車ローン | 奨学金 |
教育ローン | 事業性ローン |
クレジットカードキャッシング枠 | 携帯電話や家電の分割払い |
ブライダルローン | 親族や知人からの個人的な借入 |
あえて質問することで心証をよくする
ごますりではありませんが、最終的には人間がジャッジする事ですから、事実を起承転結に書くことも重要ですが、心象を良くしておくことが非常に重要になります。
その為、からくりが分かっていれば、ある程度の事はクリアされますが、分かっていても、敢えて担当者に方に質問する事が意外に重要で心象がよくなります。
答えを知っていても敢えて質問する。一見無意味なように思えますが実はそんな事はないのです。
借入金額なのか?借入枠なのか?答えは借入枠なのは既に書いていますが、ここで、敢えて質問するのです。
借入金額ですか?借入枠ですか?ここで担当者の方がミスガイダンスする事はありません。正しい答えが聞けます。
そして丁重な感じでお礼を言う。人間として当たり前の事をしただけですが、この人は人間性もしっかりしているなと相手に与える印象は物凄く良くなります。こういう細かい所の積み重ねが重要です。
借入枠が多い人は信用度が高いとも言えます。しかし、ここで枠が300万円も取られてしまっては厳しい状態になってしまいます。年収が多い人なら問題はありません。
その為無駄な枠のあるカードは解約してしまうという訳です。大体この既往借入額が問われる時は住宅ローンやマイカーローンと言った大きな借入を希望する時です。
通常の借入では出てこない言葉です。住宅ローンは生涯で1度だけです。その為既往借入額をしっかり、自分に有利になるようにしなければいけません。出来れば、カードローンは完済し解約して審査に挑みたい所ですね。
Q&A
該当するもの。既に借入しているカードローンなど。月賦販売でローンを組んでいる物。なお、金額はごまかす事が出来ません。信用情報を見れば一目瞭然で分かるからです。嘘でごまかす事など出来ませんし、ばれるのは時間の問題です。
不利益を生じない為には、係員の方に質問するなどして、万全の状態にしておく必要があります。これは入れるべきか悩んだら、担当者に質問する事です。質問する事は恥ずかしい事ではありません。
知ったかぶりをした方が恰好は悪いです。極端な話、借入している物は全てと融資枠が残っている物は全て合算して、計算機を叩いて下さい。
現在借りているお金及び月賦返済しているものが対象になります。過去の累計額だと、既に完済していて、解約してしまえば時間が経てば信用情報から消えてしまいます。その消えた金額をわざわざ書く必要はありません。ここで既に信用情報から、消えている金額を欠くと金融機関が混乱してしまいます。
その為、現状の借入金額を入力します。もし、自分で分からない時は勝手に判断しないで担当者の方に確認した方が賢明ですが、ここに答えを書いたので参考にして頂ければ幸いです。
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※₁お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。