残価設定ローンは借り換えできる?

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自動車メーカーや中古車などの広告で「新車を半額で」とか「新車が毎月この価格」というようなフレーズを目にしたことがある人も多くのではないでしょうか?

新車や中古車を販売価格の半分程度の金額を毎月分割で支払う「残価設定ローン」が今とても普及しています。

残価設定ローンは得なのでしょうか?

損なのでしょうか?

また、一般的には残価設定ローンの方が銀行自動車ローンよりも金利が高いと言われていますが、残価設定ローンを銀行の自動車ローンで借り換えることはできるのでしょうか?

この記事では残価設定ローンの概要やメリット・デメリット、銀行自動車ローンに借り換えることができるか否かについて解説していきます。

執筆者の情報
名前:手塚 龍馬(36歳)
職歴:過去7年,地銀の貸付業務担当

残価設定ローンとは?

残価設定ローンとは、自動車の販売価格の半分程度の価格を毎月分割で支払っていくローンです。

なぜ、残価設定ローンは販売価格の半分程度の支払いを毎月行えばよいのでしょうか?

期間中の車両名義はリース会社等

残価設定ローンには、残価期間というものが設定されています。

要するに毎月ローンを返済していく期間です。

この期間の間は自動車の所有権は自分ではなく、リース会社やディーラーのものになります。

「自分のものにならないのか」と落胆する人も多いかと思いますが、車名義がリース会社のものということは、税金や車検(新車で残価期間3年の場合)の費用がかからないということでもあります。

維持費はガソリン代くらいですので、この点は大きなメリットであると言えます。

下取り控除分を毎月支払い

残価設定ローンは、残価期間が経過した後の下取り価格を控除した金額を毎月分割で支払いを行います。

例えば、販売価格300万円の車を5年間の残価設定ローンを組む場合、5年後の下取り価格が150万円とします。

そのため、(300万円−150万円)÷(5年×12ヶ月)=25,000円を毎月支払っていくことになります。

「300万円の車が毎月25,000円で購入できる」と聞くと確かに毎月の負担は軽くなったように思います。

しかし、300万円の車は150万円で購入することはできません。

この残金は残価期間終了後に精算する必要があるのです。

期間終了後の3つの対応

残価期間が終了した後は以下の3つの選択肢の中からいずれかの対応をする必要があります。

①新しい車で残価ローンを組み直す

②継続して残金分の支払いを続ける

③残金を支払い車を買い取る

①の対応をすれば、残価期間終了後には新しい車に乗れるというメリットがありますが、基本的には1度残価ローンを組むと、その後も継続して残価ローンを組み続けなければならない仕組みになっており、一生、自分名義の車を持つことができないかもしれません。

また、②の対応の場合には車が途中で壊れて、新しい車を購入する際には2重のローンの支払いになる可能性もあります。

残価ローンから抜け出すには③の方法によって車を買い取るしかないのです。

個人向けのカーリース

残価設定ローンというのは簡単に言えば、個人向けのカーリース契約です。

名義はリース会社で維持費もリース会社が負ってくれるのがリースのメリットですが、残価設定ローンは、残存価格を設定し、毎月の返済額を安くするという特徴を持ったカーリースで、残存価格があるために毎月の支払いが安くでき、個人にも利用しやすい個人向けのカーリースであると言えます。

金利は3%〜5%程度

残価設定ローンにも金利がかかります。

ディーラーの金利は銀行よりも高く、安いところで3%台、高い場合には5%を超えることもあります。

利息負担は銀行の自動車ローンよりも高くなると考えた方がよいでしょう。

自動車ローンとは?

では、銀行で扱っている自動車ローンとはどのような商品なのでしょうか?

自動車の購入費用を借りる

銀行の自動車ローンとは、自分名義の自動車の購入費用を借りるものです。

自動車ローンの中には、確かに自動車の購入に借りたお金を使用したということを証明するために、購入後の車検証の写しの提出を要求するローンも少なくありません。

このため、残価期間中はディーラーやリース会社名義である残価ローンを最初から銀行の自動車ローンで購入することはできません。

金利は2%前後

残価設定ローンの金利は2%前後で、1%台というローンも珍しくありませんし、中には1%を切るような超低金利のローンを扱っている銀行もあります。

金利だけの比較で言えば銀行の自動車ローンの方が残価設定ローンよりも非常に低くなります。

保証料が別に必要

金利は銀行の自動車ローンよの方が低いのですが、保証料が別途必要になるローンも珍しくありません。

金利が1%台のような低い金利の自動車ローンは、小さな字で「保証料が別途必要になります」と記載されていることがほとんどです。

保証料は審査によって異なり、0.5%〜2%程度の範囲です。

そのため、金利と保証料を合計しれば残価設定ローンよりもそこまで金利が低くなるというわけではありませんが、それでも銀行の金利と保証料を合算した金額の方が残価設定ローンよりも安くなることには変わりありません。

他社のローンも借り換え可能

銀行の自動車ローンの多くが他社の自動車ローンの借り換えを行うことができます。

ただし、基本的に借り換えは自分名義の自動車のローンを借り換えるもので、名義がリース会社である残価設定のローンの借り換えを行うことは難しいと考えた方がよいでしょう。

自動車ローンの金利がカードローンやフリーローンと比較して金利が低い理由として、「自動車ローンは返済に困窮した時には、自動車を売却して返済に充てることができるため」とよく言われます。

残価設定ローンの場合には、返済に困窮しても売却することができないため、銀行の自動車ローンでは残価設定ローンの借り換えはできないのです。

残価設定ローンは借り換えできる?

銀行の自動車ローンで残価設定ローンの借り換えはできないと述べましたが、例外なく残価設定ローンの借り換えはできないのでしょうか?

そのようなことはありません。

借り換えができるケース(時期)と借り換えができないケース(時期)があります。

残価期間中は借り換えできない

先ほど述べたように、残価期間中の車の名義はリース会社やディーラーにあるため借り換えを行うことはできません。

筆者も銀行員時代に「ディーラーに勧められて残価ローンを組んだけど、名義は自分のものにならないし、金利が高いので借り換えできないか」と相談を受けたことがありましたが、上司や保証会社と相談した結果不可能でした。

残価期間中にディーラーから車を買い取るという話がまとまり、見積もりをもらえれば銀行のローンに借り換えることはできるかもしれません。

期間終了後の買取時には借入可能か?

残価期間が終了し、車を自分で買い取る場合には、買取の見積書を持参すれば銀行の自動車ローンを借りることは可能です。

しかし、これは借り換えというよりも中古車の購入と言った方がよいかもしれません。

最初から購入した方が安くなる

期間終了後に銀行の自動車ローンでお金を借りて残存価格を買い取るのであれば、最初から金利の低い銀行自動車ローンで借りていた方が安くなることになります。

このため残価設定ローンは、残価期間終了後は新車に乗り換えるという方法を繰り返さない場合以外は、最初から自己資金や銀行のローンを組んで自分名義の車を購入しておいた方がメリットはあるでしょう。

残価設定ローンを借り換える方法

残価設定ローンを残価期間中に借り換える方法は以下の2つの方法だけになります。

フリーローン

フリーローンは何に使っても自由なローンですので、残価ローンの支払総額分を借りることができます。

フリーローンの金利は7%~10%程度です。

カードローン

カードローンの金利は金額が高額になれば、低い金利で借りることができ、金利の低い住信SBIネット銀行などでは、300万円程度の借入で5%を切るような金利で借りることができます。

金利は残価設定の方が低い

カードローンもフリーローンも使い道自由ですので、残価設定ローンの借り換えを行うことは確かに可能です。

しかし、これらのローンはよほど金利の低いローンを借りない限りは残価設定ローンの金利よりも高くなります。

つまり、借り換えはできるものの、メリットがないため、借り換えの意味がないのです。

残価は1度組むと選択肢がない

先ほどから述べているように、残価設定ローンは1度組むと、残価期間中は借り換えはできません。

また、残価期間終了後に自動車ローンで借入を行い、車を買い取る場合には、最初から低金利の銀行自動車ローンを組んでおいたほうがよかったことになります。

つまり、残価設定ローンは1度組んでしまうと、その後繰り返し新車を乗り続けるということ以外には、絶対に銀行の自動車ローンで購入するよりも損をするような仕組みになっています。

また、保険に関しても、ディーラーが勧めてくる保険に加入しなければならないことも多く、ネット保険などと比較するとトータルの負担は大きくなります。

安易に「毎月支払額が安い」という理由だけで残価を選択するのではなく、期間終了後のことも慎重に考えて残価設定ローンを選択するようにしましょう。

まとめ

残価設定ローンは毎月支払額が少ないというメリットがありますが、金利は銀行のローンよりも高くなります。

自分名義ではないため、一度組んだ後は銀行の自動車ローンに借り換えるということはできません。

また、期間終了後は車を買い取るか、引き続き高金利のローンを払い続けるか、新車に乗り換えるというしか選択肢がありません。

毎月の支払いは少ないですが、その後残価で購入した自動車に縛られる形になってしまいます。

最初から銀行の金利の低いローンで購入するか、新車を繰り返し乗るかという選択を慎重に行ってから残価設定ローンの利用を決定しましょう。

「残価期間終了後のことは後から決めよう」という安易な気持ちで利用することはおすす
めできません。

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