住宅ローンで200万円借りることは可能?フリーローンの方がお得なの?
住宅ローンを借りる場合、カードローンやフリーローンよりも低金利で借りられるというメリットがあります。
そのため、中古物件などの購入で、200万円という金額でも住宅ローンを利用したいと思う人もいるようです。
そこで、実際に200万円を住宅ローンで借りられるのか、また他にお得に借りる方法はあるのか解説していきます。
住宅ローンを200万円だけでも借りられるの?
かつてない低金利時代が続く中、貯蓄より借りる方がお得だとマイホームの購入に踏みきった人も多いのではないでしょうか。
そのため、住宅ローンはとにかく低金利で借入することができるため、少額利用でも住宅ローンで借りたほうがお得だと思う人もいるでしょう。
そこで、200万円を住宅ローンで実際に借りることは可能なのか、順番に見ていきましょう。
住宅ローンで200万円借りることは可能!
結論からいうと、200万円を住宅ローンとして利用できる可能性はあります。
住宅ローンの借入条件はカードローンよりも厳しく、年収制限や勤続年数制限など様々な制約があります。
その中でも借入限度額を気にする人は多いでしょうが、借入可能な最低金額を見る人は少ないようです。
住宅ローンでは最低融資金額が高めに設定されている場合があり、融資可能額が500万円以上に設定されている銀行も多いようです。
そのため、最低融資金額が200万円以下の住宅ローンを探して利用する必要があります。
そこで、最低限度が少額な住宅ローンを下記にまとめてみましたので、参考にしてください。
金融機関 | 金 利 | 限度額 |
---|---|---|
イオン銀行住宅ローン | 10年固定金利 0.69% 変動金利 0.57% | 200万円以上1億円以内 |
三菱UFJ銀行 住宅ローン | 10年固定金利 1.05% 変動金利 0.625% | 30万円以上1億円以内 |
りそな銀行住宅ローン | 変動金利 0.520% | 50万円以上1億円以内 |
住宅ローンは金利以外に諸費用がかかる
住宅ローンがカードローンなどと違うところは、金利だけでなく手数料などの費用が発生することです。
例えば、抵当権設定に関する費用やローン手数料、また仲介手数料がかかる場合もあるでしょう。
金融機関によっても違っていますが、200万円の借入に対して20万円近くの手数料がかかる場合もあり、せっかく低金利で借りているのに手数料分でかなり損をしてしまう可能性があるため注意が必要です。
住宅ローンで200万円だけ借りる場合は、十分にシミュレーションをしてから利用することをおすすめします。
200万円借りる場合はどこで借りるとお得なの?
手数料などを考えると、幾ら低金利な住宅ローンでも損をしてしまうことがあります。
そこで200万円を借りる場合、住宅ローン以外でどういうローンが利用できるのかを見ていきましょう。
カードローンで借りるメリットは?
200万円を借りる場合、カードローンを利用するメリットは、素早く借入できるということです。
また借入方法も豊富で、いつでも提携しているコンビニATMなどから借入や返済をすることができるなど利便性も高くなっています。
しかし、カードローンで借りる場合の一番のデメリットは、金利がかなり高くなるということです。
支払い期間が長くなればなるほど、支払利息が高くなっていくため、金利が高いと高額の利息を払うことになってしまいます。
また、審査も厳しくなっているため、借入金額が200万円ということになると、年収が600万円程度でないと審査に通らない可能性があります。
最低でも年収は600万円が必要と考えておきましょう。
フリーローンで借りるメリットは?
フリーローンは、銀行などで借りることができますが、カードローンよりは低金利で利用することができます。
また、担保型を利用すればさらに低金利で借りることも可能です。
デメリットとしては、やはり住宅ローンよりは金利が高いということでしょう。
また、銀行フリーローンの審査はそれなりに厳しい上に高額の借入であるため、年収が低い場合は審査に通らない可能性があります。
また、繰上返済時に手数料がかかる場合があるということにも注意が必要です。
200万円の借入には住宅ローンかフリーローンがお得なの?
住宅の購入に200万円借りる場合、住宅ローンかフリーローンかどちらがお得になるのか、シミュレーションをしてみましょう。
イオン銀行住宅ローンで手数料を抑えるために、手数料定額型で200万円借入、10年固定0.890%、借入期間10年でシミュレーションしてみました。
毎月の返済額 | 17,425円 |
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年間返済額 | 209,100円 |
支払総額 | 2,091,004円 |
諸費用 | 198,000円 |
支払総額に諸費用をプラスすると2,289,004円となります。
また、三井住友銀行フリーローン(有担保型)で200万円借入、金利2.975%、借入期間10年の場合のシュミレーション結果は以下の通りです。
毎月の返済額 | 19,289円 |
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年間返済額 | 231,468円 |
支払総額 | 2,314,627円 |
諸費用 | 0円 |
今回のシミュレーション結果では、住宅ローンの諸費用をプラスすると、フリーローン(有担保型)とほとんど支払い総額は変わらないという結果となりました。
毎月の返済額はフリーローンの方が高くなりますので、月々の支払いを抑えたい場合は住宅ローンの方がおすすめです。
ただし、ここで計算した諸費用はシミュレーションの暫定的な金額であるため、実際の諸費用とは違う可能性があります。
実際に払う諸費用に関しては、各金融機関で確認をしましょう。
また、フリーローンで無担保型を選ぶこともできます。
担保がいらないということで手軽に利用できますが、有担保型よりも金利が高くなってしまいます。
その場合は、住宅ローンの方が手数料を払ってもお得に利用できる場合もあるため、利用する前にはシミュレーションで確認をするか、金融機関で住宅ローンの手数料をよく確認してから申し込むことおすすめします。
まとめ
住宅を購入する場合に200万円だけ住宅ローンで借りようと思うと、金利だけでなくローン手数料などで20万円程度の支払いが増えてしまいます。
そのため、結果として銀行のフリーローンで借りた場合と同じような支払額になります。
だからといって、フリーローンを選択する場合は、銀行のフリーローンで200万円借りるためには年収もそれなりに高くないと審査に落ちる可能性もあるため、自分の状況に合った方法で借入を検討することをおすすめします。
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