お金が全くない!仕事もない時の対処法
お金が全くない状態で、次の給料日まで生活費が足りないなどの悩みを抱えている人にとって、どうにかお金を稼ぐ方法がないか気になりますよね。
また、緊急でお金が必要な場合はお金を稼ぐのではなく、金融機関などから借りた方が良いケースもあります。
そこで、お金が全くないときに行える対処法やお金を借りる方法を中心に解説します。
また、慢性的にお金がないと困っている人は、継続して収入を増やしたり、支出を減らすことも大切なので、以下の項目も参考にしてください。
お金が全くないときに自分でできる対処法
お金が全くないときは、まず自力でなんとかできないかを考えることが大切です。
具体的な方法として、以下の3つを紹介します。
家にある物を売る
お金が全くないときの対処の1つに、手持ちの物を売って稼ぐ方法があります。
ブランド物のアクセサリーや時計など、価値が高いものは比較的高値で売却できます。
また、レアな雑貨や全巻揃っている漫画などを売ると、まとまったお金になりやすいことも覚えておきましょう。
個人が物を売る方法としては、代表的なものに次の3つがあります。
- フリーマーケットを利用する
- 実店舗のリサイクルショップに行く
- フリマアプリで取引する
しかし、お金が全くない状況なら、リサイクルショップで物を売った方がいいでしょう。
フリーマーケットやフリマアプリは買い手がいなければお金にならず、リサイクルショップと比較すると確実な即金性がないので、すぐに現金が欲しい人には向いていません。
価値があるものであれば、その場で全て買い取ってくれる実店舗のリサイクルショップの利用をおすすめします。
即日払いや前払いのアルバイトをする
アルバイトの中には、働いたその日にお金がもらえる即日払いや、給料日以前に勤務した分の給料が受け取れる前払いシステムを使えるところがあります。
お金が全くない状態で働く時間があるなら、即日払いや前払いのアルバイトをしてみましょう。
しかし、中には都合が良いアルバイトを探すのは大変という人もいるかもしれません。
このような人は、ショットワークスやタウンワークなどの求人サイトを使うのがおすすめです。
ショットワークスには当日急募の即日支払いの仕事が多数掲載されていますし、タウンワークは給料の前払いが可能なバイトが探しやすくなっています。
ただし、こうしたアルバイトをすると副業になるので、後から大きなトラブルに発展しないように、副業可能か確認しておいてください。
勤務先に給料の前払いをお願いする
勤務している会社で給与前払いサービスが導入されているなら、支給日が来る前に給料を受け取れます。
会社の給与業務を担当している部署などに、一度確認してみるといいでしょう。
また、給与前払いサービスを使っていない会社でも、上司にお願いすれば対応してくれるケースもあります。
この方法で給料の前払いを頼む場合は、上司になぜお金が全くないのかを話すことになるので、正当な理由を前もって考えておくことをおすすめします。
ただし、あくまでも給料の前払いなので、自分の稼いだ分しか受けとれません。
前払いを受けた分は次の給料から減らされるので、計画的に使わないと来月の生活で苦労します。
お金を借りることを考える
自分だけではお金が全くない状況を打開できない場合は、周囲の人や金融機関などからお金を借りることを検討しましょう。
お金が全くないときにどこから借りられるのかを具体的に説明していきます。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付
ゆうちょ銀行では、同行の貯金を担保にして融資を受けられる「貯金担保自動貸付」という制度があります。
あらかじめ申し込みをすれば、審査なしで簡単にお金を借りられるのがこの制度の魅力です。
融資条件として下限・上限年齢を定めている金融機関が多いですが、ゆうちょ銀行の担保自動貸付には年齢制限がないという特長があります。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付の利用条件を簡単にまとめると、次の表の通りです。
借入限度額 | ゆうちょ銀行に預けている貯金の90%以内 ※1つ総合口座の300万円まで |
---|---|
金利 |
|
貸付期間 | 貸付日から最大2年 |
返済方法 | 通常貯金への預入で自動返済可能 |
担保 | 定期貯金か定額貯金のいずれか |
借入金利が1%以下と、一般的なローン商品よりも低金利である点が大きなメリットです。
定額貯金など、使いたくはない貯金があるという場合は、この制度の利用を検討してみましょう。
保険の契約者貸付
契約者貸付とは、生命保険の加入者が所定の条件を満たすと解約返戻金の7~8割にあたるお金を借りられる制度です。
保険会社に利用申請すれば、1週間ほどで指定口座に入金されます。
借入期間中は、一般的なローン商品と同じように、借入金額に応じて利息がかかります。
2~6%と低金利ではありますが、無利息ではないためよく考えて利用する必要があるでしょう。
なお、この制度は解約返戻金を担保にしてお金を借りる仕組みなので、そもそも契約している生命保険に解約返戻金がなければ利用できません。
例えば、保険料が掛け捨ての生命保険は解約返戻金がないので、別の方法を検討してください。
カードローン
貯金や売る物もない場合は、銀行や消費者金融が取り扱っているカードローンを利用してお金を借りてみてください。
カードローンとは、限度額以内であればカード1枚でいつでもどこでも簡単にお金を借りられるローン商品です。
カードローンは、金融機関によって商品の内容が異なるので、自分にあったものを選ぶ必要があります。
例えば、銀行カードローンは、消費者金融よりも金利が低い傾向にありますが、その分審査が厳しい特徴があります。
対して、消費者金融カードローンは銀行よりも金利が高めに設定されていることが多いですが、最短即日でお金が借りられるというメリットがあります。
カードローンでお金を借りると他のローンよりも高い利息の負担がありますが、大手消費者金融の中には無利息サービスを提供しているところもあります。
所定の条件を満たせば、短期間の借入が無利息になるので「次の給料日までの生活費を借りたい」という場合におすすめです。
クレジットカードのキャッシング
キャッシングとは、クレジットカードで現金を借りられる機能です。
クレジットカード契約時に「キャッシングの利用枠」を設定していれば、カードローンのようにいつでも簡単にお金が借りられます。
もしも、「キャッシングの利用枠」を設定したか覚えていない人は、クレジットカード会社に問い合わせをして確認してみましょう。
クレジットカードの契約書の内容を見直したり、カード裏に記載されている電話番号に連絡したりする以外にも、ネット会員であればホームページ上からも確認できます。
ただし、キャッシングもローンと同じように借入残高に応じて支払利息が発生します。
適用金利やカードの種類や契約内容によって異なりますが、15~18%が一般的です。
カードローンと同程度に高めの金利になっているので、計画的にお金を借りることをおすすめします。
家族に融資をお願いする
自分の家族や周囲の友達・恋人に頼んで、お金を借りるのも1つの方法です。
自分にとって大切な人になるほど「お金を貸して」と言うのは、気が引けるでしょう。
また、勇気を出して頼んでも相手がお金を貸してくれる保証はありません。
しかし、きちんと返済する意思があることが伝われば、救いの手を差し伸べてもらえるかもしれません。
ダメ元にはなりますが、お金が全くない理由や返済方法などについても説明して融資をお願いしてみましょう。
口頭で返済方法について説明するよりも、具体的な流れや方法を明記した借用書を用意した方が、相手に返済の意思を伝えることができるので、誠意が伝わりやすくなります。
返済がうやむやになることを防止するためにも、少し手間はかかりますが個人からお金を借りるときは借用書の作成をおすすめします。
公的制度を考える
お金が全くない場合に利用できる代表的な公的制度は、3つあります。
制度名とそれぞれの簡単な特徴をまとめたので、下表をチェックしてみましょう。
公的制度名 | 利用対象者 | ポイント | 申込先 |
---|---|---|---|
生活困窮者自立支援制度 |
|
|
|
生活福祉資金貸付制度 |
|
| 市区町村の社会福祉協議会 |
求職者支援制度 | 雇用保険を受給できない求職者 |
| ハローワーク |
いずれの制度も生活困窮者や高齢者など特定の人を対象にしているので、誰でも気軽に利用できる制度ではありません。
また、今すぐにお金が手元に来るわけでもありませんので、数日以内にお金が必要な人は、他の借入先を利用した方が良いです。
しかし、お金が全くない状態が続くと生活レベルが著しく下がる危険性があるので、急な離職などで収入が一気に減った人は、早めに申し込みを検討することをおすすめします。
お金がない状態が続くときは
どれだけ工夫してもお金が全くない状態が変化しない場合は、お金の稼ぎ方や貯金の仕方を見直す必要があります。
「無駄遣いしていないのにお金が全くない」「貯金するお金が全くない」という場合は、これから紹介する2つのポイントをチェックしましょう。
転職やキャリアアップを考える
収入金額が低いことが原因でお金が全くない場合は、思い切って転職やキャリアアップを考えてみましょう。
転職を検討する時には、まず転職サイトに登録していろいろな会社の求人募集を見ることをおすすめします。
「自分にはこの会社しかない」と今の会社にすがっていても、収入が格段に伸びる可能性は低いです。
しかし、業務内容が似ていても、会社が違うだけで給料待遇が全くことなるケースもめずらしくありません。
また、現在アルバイトの人は、正社員へのキャリアアップを狙う方法もあります。
すでにアルバイトをしている人は、一度店長や上司に正社員登用ができそうか相談してみるといいでしょう。
また、会社員として働きながら、副業としてアルバイトを続けて社員になる方法もあります。
お金が全くない状態ではありますが、1つのタイミングだと思って自分に合った転職・キャリアアップの方法を検討してみてください。
余裕ができたら資金を増やす
家計を調整したり、生活を工夫したりなどして、金銭的に余裕が生まれたら、もしものときに備えて資金を増やすことに目を向けてみましょう。
例えば、金利が良い銀行の口座に貯金したり、国債や株を購入したりの方法があります。
ただし、仮想通貨など投機性が高い金融商品には注意しましょう。
これらの方法で資金を増やすためには、専門的な知識や経験が必要不可欠です。
投資を行って資金を増やすことはリスクが高く、せっかく生活が安定してきたのにお金が全くない状態に逆戻りする危険性があるので、気を付けてください。
お金がない原因を考えよう
お金が全くない場合はお金を手に入れる方法だけでなく、「そもそもなぜお金が全くないのか」を考えることが大切です。
原因が分からないまま生活すると、いつまでたってもお金が全くない状態を解決できません。
お金が全くない原因として考えられる代表的な4つを紹介します。
支出のバランスを確認する
収入金額を一気に増やすのは難しいですが、支出金額は工夫次第ですぐに改善できます。
自分の支出を把握できていない人は、まず簡単な家計簿を付けて確認してみましょう。
ポイントは支出を「生活に絶対必要な支出」と「削れる支出」に分けることです。
例えば、家賃や水道光熱費、電気代は生活に必要不可欠ですが、ブランドの化粧品や頻繁な外食代は削れる支出です。
生活に影響をあたえない部分を把握して、減らせる支出から手を付けていきましょう。
固定費を見直す
民間の保険や新聞の購読料、携帯電話の料金などの固定費は、プランや契約会社を変更することで料金を抑えられます。
特に、保険は保障内容をよく見て、変更すべきものがないか確認してください。
保険会社に進められた通りに契約すると、自分にとって過剰な保障になっていることがあります。
国の健康保険でカバーできる治療費もあるので、この機会に一度保険の見直しをするのもおすすめです。
小さい金額の出費を減らす
数百円と小さい金額の出費も、意識して減らすことで支出を削減できます。
1回の金額が小さくても、「ちりも積もれば山となる」という言葉があるように、何度も繰り返すことで高額になります。
例えば、コンビニでの買い物やネットショッピング、ATM手数料、アプリの課金などに毎月どれくらいのお金を費やしているかチェックしてみましょう。
気付かないうちに、1ヵ月あたり数千円~数万円も利用していることがあります。
少額な出費でも減らせるものは徹底的に抑えていきましょう。
クレジットカードの分割やリボ払いを止める
分割払いやリボ払いは、支払いを後回しにする方法に過ぎませんので、できる限り一括払いに変更してください。
分割払いなどは利息を支払うことになるので、1回で決済を完了するよりも総支払額が高くなります。
例えば、楽天カードの分割払いとリボ払いの金利は、次の表の通りです。
支払い方法 | 金利(%) |
---|---|
2回払い | – |
3回払い | 12.25 |
5回払い | 13.50 |
6回払い | 13.75 |
10回払い | 14.50 |
12回~36回払い | 15.0 |
リボ払い | 15.0 |
いずれもカードローンの金利よりは少し低いですが、毎月の家計の負担になることは確かです。
お金が全くない原因にクレジットカードの分割払いやリボ払いの利用が関わっているなら、思い切って一括払いに変更してみましょう。
一括払いに変更すれば、支払が積み重なることもなくなりますので、この機会にカード会社に一度相談してみることをおすすめします。
お金が必要でもしてはいけないこと
いくらお金が全くない状況でも、手を出してはいけないことに以下の2つがあります。
最悪の場合、お金が全くない状態を超えて借金の返済に苦しむ可能性があるので、注意が必要です。
ギャンブル
お金が全くない状態で、残りわずかな現金を使って「パチンコや競艇などのギャンブルでお金を増やそう」と考えるのは、絶対にやめてください。
運よく一時的に高額なお金を手に入れることができるケースもありますが、基本的にギャンブルで安定して狙った金額を稼ぐことはできません。
逆に少ない手持ちのお金を一瞬で失う可能性もあるので、お金を稼ぐ目的でギャンブルを利用するのはやめてください。
先に紹介した通り、自宅にあるものを売ったり、アルバイトをしたりして確実にお金を手に入れましょう。
ヤミ金から借りる
ヤミ金とは、違法な金利でお金を貸したり、強引な取り立てをしたりする業者のことです。
ヤミ金の中には「審査なしでお金を借りられる」「ブラックリストに載っていても大丈夫」などとうたっているところがあります。
しかし、お金を借りる契約で審査がない貸金業者は存在しません。
また、このような誇大な広告を打ち出すことは法律違反ですので、正規の貸金業者が行うことはないのです。
一度ヤミ金を利用すると、毎日取り立てにあったり、必要以上の返済を要求されたりして日常生活を送れなくなる可能性があります。
どれだけお金が全くない状態でも、ヤミ金だけは絶対に利用しないでください。
インターネットの個人間融資はヤミ金
インターネット上でお金の貸し借りを個人的に行われることがありますが、これはヤミ金などの違法業者が行っているケースがほとんどです。
したがって、お金を貸してもらえても、違法な取り立てをされる場合もあります。
また、送信した個人情報を悪用されたり、反社会的勢力と関わることになったりなどリスクも大きいので、利用しないようにしましょう。
まとめ
お金が全くないときには、家にあるものを売ったり、短期間で給料を支払ってもらえるアルバイトを行なったりしてどうにか工面しましょう。
また、一時的にお金が足りないのであれば、金融機関や家族からお金を借りるという方法もあるので、選択肢のひとつとして考えてください。
ただし、ギャンブルやヤミ金はリスクが大きいので、お金を手に入れる手段として利用しないでください。
継続的にお金が全くない状態が続く場合は、支出を管理できていないかもしれないので、家計簿をつけて無駄な出費がないか確認してみましょう。
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