銀行とろうきんの違いとは

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「銀行」と「労金(ろうきん)」は、どちらも預金や融資を行っており、「銀行」と「ろうきん」の違いが分からないと言う人もいるのではないでしょうか。

「銀行」と「ろうきん」はそれぞれ特徴があり、融資を受けるときの条件も異なります。
今回は、「ろうきん」とはどのような機関なのかや、メリットとデメリット、「銀行」と「ろうきん」の違いなどについて紹介します。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(50歳)
職歴:信用組合に20年以上勤務

ろうきんとは

ろうきんは、営利を目的としない協同組織金融機関です。生活協同組合や労働組合が資金を出し合って立ち上げた金融機関であり、全国に13か所のろうきんが設立されています。

全国それぞれのろうきんには管轄エリアが決まっており、13か所のろうきんで47都道府県をカバーしています。

また、ろうきんは「労働金庫法」という法律に基づいて運営されています。
労働金庫法とは1953年に公布された法律で、労働者の健全な発達を促し、地位の向上を目的としています。

なお、ろうきんの金融商品は銀行とほとんど変わりません。また、営利を目的とする銀行と異なり、ろうきんは営利を目的としません(非営利)。企業を対象に融資を行うことの多い銀行と、会員や構成員を大事にするろうきんは、資金の運用面でも考え方が異なります。

生活協同組合や労働組合は非営利組織であり、お互いに助け合うという相互扶助の理念を掲げて運営を行っています。また、ろうきんは、取引対象と営業エリアに制限が設けられています。以前は、原則として生活協同組合や、労働組合などの非営利団体の組合員になった、個人しか取引をすることができませんでした。

しかし、会員の要件が遂次緩和され、構成員でない勤労者も、個人として会員になることができるようになりました。

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ろうきんと銀行の違いとは

ろうきんと銀行の違いは、大きく分けてふたつあると考えられます。ひとつ目は、「目的」です。ろうきんは、はたらく仲間が相互扶助を目的として、資金を出し合って作った協同組織の金融機関です。はたらく仲間と家族の生活が豊かになることを目的としており、はたらく人の暮らしを支える金融機関なのです。

一方で、銀行は株式会社であり、事業目的は利益を増やすことです。また、企業を育てることを役割としており、法人にも融資を行います。ろうきんは個人を対象として融資を行いますので、銀行と目的が異なるのです。

ふたつ目の違いは、「運営方法」です。銀行は利益を増やすことを目的としています(営利)。一方で、ろうきんは営利を目的とせず、はたらく仲間の暮らしの役に立つことを目的としています(非営利)。

利益を確保していないわけではなく、暮らしに役立つことを目的とした上で、必要な範囲で利益を得ているのがろうきんなのです。

ろうきんはATM手数料が無料

ひとつ目のろうきんと取引をするメリットは、ATM手数料がお得であることです。ろうきん専用のATMであれば、利用時間内であれば終日無料で利用することができます。さらに、全国のほとんどのコンビニでも利用できるほか、イオン銀行やビューカードのATMでも利用できます。

引き出す時間やコンビニによって無料の時間や手数料が異なりますが、ATM手数料が即時にキャッシュバックされるろうきんもあります。

イオン銀行でも平日・土日祝問わず8時から23時まで無料で引き出すことができます。また、ビューカードのATMであれば、カードローン(教育ローン・マイプラン)以外の引き出しが利用できます。引き出し手数料は、各駅の始発から終電まで終日無料です。

ろうきんは全国に13か所しかありませんが、全国各地のATMで利用でき、利便性に優れているのもメリットのひとつです。これらのことは、カードローンを利用する人にとっては、見逃せないサービスになります。

銀行は営利を目的としているため、手数料収入を大事にしています。しかし、ろうきんは相互扶助の概念から営利を目的としていないため、サービスにも差がでているわけです。

ろうきんは低金利でお金を借りることができる

ろうきんで取引をするメリットのふたつ目は、借入金利の低さです。個人を対象とした融資を行っているろうきんは、個人向けローンの金融商品が豊富にあります。「カードローン」はもちろん、「住宅ローン」「教育ローン」「フリーローン」「リフォームローン」などがあります。

全国の13か所にある各ろうきんによっても金利は異なりますが、1,000,000円以下の融資でも金利が10%以下の場合が多く、貸金業者や銀行に比べると低い金利設定となっています。そのため、小口の融資であっても支払利息を安く抑えることができます。

なお、「団体会員の構成員」や「生協会員の組合員および同一生計家族」「一般の勤労者」によって金利が異なるろうきんもあります。この場合、一般の勤労者の金利が1番高く、生協会員の組合員および同一生計家族が2番目に高く、団体会員の構成員が最も安く設定されています。

各ろうきんの金利や、金融商品ごとの金利をしっかりと確認しましょう。

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ろうきんはインターネットバンキングも便利

ろうきんで取引をするメリットの三つ目は、インターネットバンキングが充実していることです。銀行もインターネットバンキングは充実していますが、ろうきんも銀行に負けない機能を保有しています。

各ろうきんにもよりますが、休日を含む営業時間外でもインターネットバンキングで各種手続きを行ことができます。なお、所定の時間までに手続きが完了すると当日中に処理されるため、振込や振替も手間がかかりません。

さらに、パソコンはもちろん、スマートフォンでも利用でき、外出中でも利用できます。
キャッシュカードが発行されている普通預金口座を持っている人であれば、だれでも簡単に申し込みができるのでおすすめです。

ろうきんからお金を借りるときのデメリット

今まではろうきんのメリットに的を絞って話をしてきました。しかし、デメリットもありますので、しっかりと押さえておきましょう。

ろうきんからお金を借りるときに、デメリットがあります。融資を希望する人によって、金利が異なることがある点です。

銀行系カードローンや貸金業者のローンは、融資金額によって金融機関ごとに金利が決まっています。しかし、ろうきんは融資の対象者によって金利が異なることがあるため、窓口に出向く必要があります。

融資を希望する金額に対して、金利がどの程度かかるのかという明確な情報が分からないのです。
なお、ろうきんのホームページでは申し込みのシミュレーションをすることもできますので、このシミュレーションを利用するのがおすすめです。

そしてろうきんでお金を借りるときのデメリットとして、審査に時間がかかることがあげられます。
各ろうきんによっても審査時間や日数は異なりますが、ろうきんの審査は仮審査申し込みからはじまります。

仮審査申し込み後に審査が行われ、営業店から連絡が来ます。その後に正式な申し込みとなるのです。

ただし、仮審査に通過してから正式な手続きをせずに時間が経過すると、再度仮審査申し込みから手続きをしなければならない可能性があります。

また、仮審査を申し込むときには、前年の税込み年収や、勤務年数の条件をクリアする必要があります。

全国に13か所と店舗数が少ないため、管轄のろうきんが近くにない人は店頭に出向く手間がかかってしまうのもデメリットのひとつです。

まとめ

ろうきんと銀行は金融商品の取扱いは同じでも、目的や運営などの根本的な部分が異なります。
また、ろうきんにもメリットとデメリットがあります。
ろうきんの組合員になることによって低い金利で融資を受けられる場合もありますので、ろうきんでの融資を検討している人はホームページを比較してみましょう。

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