免許取得から一度も運転してないけど久しぶりに運転したい!注意点は?
「運転免許を取ったものの一度も運転していない」
「車の運転をせずに運転免許証の更新だけしている」
「必要性が高いと思って運転免許を取得したのにペーパードライバーになっている」
運転免許を保有しているけれど、車を運転する機会がないという人も多いのではないでしょうか。その結果ペーパードライバーになってしまい、運転するのが怖い、不安と感じる人もいることでしょう。
そのような人が車の運転をする場合、いきなり運転してトラブルを起こさないためにも、まずは練習をして慣れるしかありません。今回は、免許を取ってから一度も運転していない人に有効な練習方法、運転を再開する前に確認したいポイントを解説します。
その他に、車の運転をしたいけれど車を持っていない人に向けて、今すぐ用意できる方法をまとめました。
運転免許の取得費用は20~30万円程度です。以下の記事では「運転免許を取りたいけれど費用を用意ができない」という人に役立つ情報をまとめました。運転免許取得費用の一般的な相場、運転免許ローンの特徴と審査基準、運転免許ローン以外に免許取得費用を用意する方法について解説しています。
>>> 『車が超欲しい』お金がなくて免許が取れない時の対処法
免許を取ってから一度も運転してない人ってどんな人?
有効な運転免許を取得したものの、普段は運転をする機会がない人に対し、ペーパードライバーと呼びます。都心部に住んでいる人は公共交通機関の選択肢も多く、運行本数も多いため、車がなくても生活に支障がない人が多いです。
免許を取ってから一度も運転していない人は11.8%という結果
JAFが行ったペーパードライバーへのアンケート結果によると、運転免許を取得してから一度も運転していない人は有効回答数456に対して11.8%でした。ペーパードライバーでも、88.2%は運転免許を取った後に運転をする機会があったことも分かっています。
なお、「運転をしなくなった、もしくは運転をしない最も大きな理由はどれですか?」の質問に対し、以下のような結果が出ています。
- 運転技量が不安 :28.1%
- 事故を起こした(車をぶつけたを含む): 2.4%
- 家族や周囲に止められた:2.4%
- 運転中に(危険運転に遭遇し)怖い思いをした:4.6%
- 運転する必要を感じない:23.0%
- 家に車がない、もしくはなかった:13.8%
- 病気など健康上の理由:8.3%
- 結婚や出産、転居などのライフイベント:4.6%
- その他:12.7%
参考元:
ペーパードライバー アンケート調査 (jaf.or.jp)
免許を持っている女性の36.6%は「ペーパードライバー」男性の割合は? | マイナビニュース
免許を取ってから一度も運転していなくても大丈夫?有効な練習方法2選
「運転免許を取ってから結構な年数が過ぎているけれど一度も運転していない」という人は、まずは車の運転に慣れる努力をしてみてください。効果的な練習方法は以下の通りです。
- ペーパードライバー講習を受ける
- 自主練習する
ずっと運転をしていない人が単独で運転を再開するのは危険です。誰かの手を借りた上で、少しずつ運転の練習を行いましょう。
ペーパードライバー講習を受ける
安心・安全かつ確実な練習方法を選びたいなら、自動車教習所のペーパードライバー講習を受けてください。講習時間は2時間程度で、運転免許取得時と同様に教習車を使って教官の指導を受けます。教習所内の講習が基本なので、路上に出るのが怖い人も安心です。
また、自動車教習所によってはペーパードライバー講習に学科を含んでいます。標識や交通ルールをはじめ、運転の基礎知識から学びたい人におすすめです。ペーパードライバー講習にかかる費用は教習所によって異なりますが、約1万~1万5,000円で設定されています。
自主練習する
ペーパードライバー講習を受けたいけれど費用面が気になる、自動車教習所へ行く時間がない人は、自主練習をして運転する感覚を取り戻してください。
1人の場合:交通量が少ない安全な場所を走行
1人で練習する場合、交通量が少なく、道幅の狭い道路を選んでください。対向車を気にしたり、運転中に焦ってハンドルやペダルの操作を間違ったりするリスクが高いからです。自分のペースで少しずつ運転感覚を取り戻していきましょう。
家族や友人と一緒の場合:運転が得意な人にアドバイスをもらう
可能であれば、日頃から車の運転をしている家族や友人などに同乗してもらうのがおすすめです。的確なアドバイスを受けながら運転の練習をすれば、感覚をつかむタイミングが早まったり、自分の改善点が見つかったりしやすいでしょう。
いきなり運転するのは危険!再開する前に確認したいポイント
いきなり運転を再開するのは不安ですし、ちょっとした操作ミスや感覚の違いで危険な目に遭う可能性が高まります。そこで、運転を再開する前に以下のポイントを意識してみてください。
- 発進手順
- 車両・車幅感覚
- 交通標識
- 駐車方法
運転免許を取得してから時間が経過するほど、運転の操作方法や交通ルールなどを忘れがちです。それぞれのポイントについて解説するので参考にしてください。
発進手順
免許を取ってから一度も運転していない場合、車を正しく発進させるための操作を忘れている人も多いのではないでしょうか。安全に車を発進させるために、エンジンをかける手順、どのペダルを踏めば車が動き出すのかを事前に確認しておきましょう。
また、車を発進させた後にルームミラーを直す、シートベルトをする、カーナビゲーションシステム(カーナビ)を設定するといった行為は危険です。車が発進する前に必ず済ませておいてください。
車両・車幅感覚
車両や車幅の感覚を忘れてしまうと、走行中の車間距離の取り方や駐車時の切り返しのタイミング、適切な角度が分からなくなりがちです。
車両感覚を身に付けるには練習を重ねるしかありません。車両・車幅感覚をつかむには時間がかかるので、少しずつ運転の練習時間を確保してください。
交通標識
交通標識の種類は多いため、運転をしていない期間が長くなると意味が読み取れなかったり、重大な見落としをしたりするリスクが高まるでしょう。
また、道路上の白線や黄線などの意味も理解しておかないと交通違反を起こす原因につながるだけでなく、他のドライバーに迷惑をかけてしまいます。
駐車方法
自動車教習所で駐車方法の指導を受けた際に、うまくいかなかったり、苦戦したりした人も多いのではないでしょうか。
その時は何とかクリアできたとしても、運転していない期間が長期化すれば駐車する際の感覚を忘れてしまうでしょう。特に都心部のような狭い場所では縦列駐車の技術を求められます。
高速道路の合流方法
高速道路の合流は普段から運転する機会がある人でも、難しさを感じる場合があります。合流するタイミングの判断やアクセルの踏み込み加減など、コツを習得すればスムーズに合流できるようになりますが、事前に練習を重ねるのが必要といえるでしょう。
運転する車がない時は?今すぐ用意できる4つの方法
運転免許を取ったものの、車を持っていないから運転できないという人もいるのではないでしょうか。運転できる車を持っていない場合、今すぐ用意できる方法は以下の通りです。
- 自分の車を購入する
- 試乗車を貸してもらう
- 家族や友人の車を借りる
- レンタカーを借りる
- カーリースを利用する
自分に合う方法を選んで、車を運転する機会を作ってください。
自分の車を購入する
手っ取り早く運転する車を入手する方法が、自分の車を購入する方法です。車の運転頻度がそこまで高くないなら、家族と共有できる車を購入してもいいでしょう。
ただし、どの車を購入するかによって納車までにかかる期間は異なります。早ければ2週間程度で納車される車もあれば、1ヶ月~半年、またはそれ以上かかる場合もあります。具体的な期間は車選びを行う際に販売店スタッフへ確認するのが確実でしょう。
代車や試乗車を貸してもらえるケースもある
車の購入手続き完了後、納車までに時間がかかります。できればすぐに車が欲しい場合、販売店によっては代車や試乗車の貸し出しに応じてくれる場合があります。
もちろん販売店で貸し出しできる車があるのが前提ですが、商談時に「代車の用意は可能かどうか」を確認してみてください。
家族や友人の車を借りる
家族や友人が車を持っている場合、借りて運転するという方法があります。自分の車ではないので丁寧に扱ったり、きれいに使ったりする心掛けは必要ですが、比較的気軽に車を用意できる方法といえるでしょう。
ただし、自動車保険の契約内容に注意してください。契約対象の車の運転者を家族限定にしていたり、年齢制限があったりする車で事故を起こした場合、一切の補償が受けられません。
レンタカーを借りる
自分も家族も車を購入する予定がない、友人も車を持っていない場合、レンタカーで自分に合った車を借りるのも有効です。
軽自動車、コンパクトカー、スタンダードカー、ミニバン、SUV、ハイクラスのセダンなど、さまざまな車種の中から運転する車を選び、利用時間に応じた基本料金を支払います。
自分で車を購入すると定期的に維持費や保険料、自動車税の支払いが発生しますが、レンタカーであればそれらの費用負担は一切ありません。また、その時の車を運転する目的や予算によって、最適な車を選べる点もレンタカーならではの魅力です。
レンタカーの基本料金ですが、トヨタレンタカーでは以下のように設定しています。
- 乗用車(ヤリス、ヴィッツ、ポルテ、アクアなど):5,500円~
- スペシャルティ(86、MIRAIなど):1万0,450円~
- ミニバン・ワゴン(シエンタ、ノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイアなど):7,700円~
- SUV(ライズ、ハリアー、ランドクルーザープラドなど):1万0,450円~
- プレミアム(レクサス:LS、GS、ES、IS、RX、NXなど):1万5,400円~
カーリースを利用する
カーリースは車を借りる方法の一つですが、レンタカーとは仕組みが異なります。自分で乗りたい車を選んだら、一定期間(契約期間)は月々定額を支払うことで利用できます。リース期間中は税金や諸費用も含まれているため、まとまった出費を気にせずに済む点がメリットです。
ナンバープレートの平仮名もレンタカーのように「わ」ナンバーではありません。
カーリース会社の「オリックス・カーリース」では、カーリースの仕組みについて以下のように説明しています。
お客さまのご希望の新車を、オリックス自動車がディーラーから購入し、ディーラーがお客さまのご自宅に納車します。お客さまは月々のリース料をお支払いただくことで、購入したときと同じようにクルマをご利用いただけます。
タグ:お金の知識
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