「怖いから運転免許を取りたくない」人の理由と口コミ
「怖いから運転免許を取りたくない」という人は、一体どんな部分に怖さを感じているのでしょうか。運転免許を取っておけば、移動手段として利用できたり、仕事上で役立つ機会があったりするなどメリットが多いです。
怖いと感じる理由に対する対処法や不安を軽減する方法が見つかれば、運転免許を取ろうという気持ちになるかもしれません。
当記事では、最初に「なぜ運転免許を取りたくないと感じるのか」の一般的な理由を解説します。その後に、運転の恐怖や不安を軽減するための対処法、運転免許を取得するメリットや注意点をまとめたので参考にしてください。
目次
車の運転が怖い?運転免許を取りたくないと感じる理由
車の運転が怖い、運転免許を取りたくない一般的な理由は以下の通りです。
- 事故や危険運転に遭遇したくない
- そもそも運転が不得意
- 運転免許取得費用が高い
運転免許を取る意思がない人は、該当する理由がないかを確認してみてください。
事故や危険運転に遭遇したくない
運転免許を取って車を運転するようになると、事故や危険運転といったトラブルに巻き込まれるリスクが発生します。また、自分は安全運転を心がけていても、対向車や後続車に突っ込まれたり、あおり運転の被害を受けたりする可能性も高いです。
車の運転が理由で面倒な思いをするぐらいなら「車の運転はしない」「運転免許も取らない」「公共交通機関で移動する」といった選択をする人がいるのは、不思議ではありません。
実際に「一般社団法人日本自動車連盟(JAF)」がペーパードライバーに実施した「運転をしなくなった、もしくは運転をしない最も大きな理由はどれですか?」というアンケート調査では、全体の2.4%が「事故を起こした」、4.6%が「危険運転に遭遇して怖い思いをした」と回答しています。
そもそも運転が不得意
狭い道が怖い、周りのスピードに合わせられそうにないなど、車の運転が不得意なのは間違いないから、あえて運転免許を取らない選択をする人もいるでしょう。無理に車を運転したものの、壁や民家などに衝突したり交通事故を起こしたりしては大変です。
周りに迷惑をかけるのはもちろん、損害賠償に発展する可能性もゼロではありません。
運転免許取得費用が高い
運転免許取得費用は、自動車学校に通うか「合宿免許」を利用するかで金額の差はあるものの、20~30万円程度必要です。加えて、学科や技能の習得が足りないと判断された場合、補習教習や延長教習の費用も発生します。
運転免許取得費用を親に出してもらえたり、自分の貯金で支払えたりする人は、費用の問題をクリアできるはずです。しかし「まとまったお金をすぐに用意できない」「車の運転をする機会が少ない」という人は、運転免許を取ろうという考えには至らないでしょう。
運転免許を取得したいけれど費用面で取らない選択をせざるを得ないという人は、以下の記事も参考にしてください。
運転免許の取得には20~30万円程度の費用を用意する必要があります。以下の記事では「運転免許を取りたいけれど費用を用意ができない」という人向けの役立つ情報をまとめました。
運転免許取得費用の一般的な相場をはじめ、運転免許ローンの特徴と審査基準、運転免許ローン以外に免許取得費用を用意する方法について解説しています。
>>> 「車が超欲しい」、お金がなくて免許が取れない時の対処法
克服できる?運転の恐怖や不安を軽減する方法3選
運転をするに当たって恐怖や不安を感じる人は、軽減できるように以下の対処法を試してみてください。
- 運転の練習を重ねる
- AT限定免許を取得する
- 夜間や悪天候の日は運転しないなどのルールを決める
それぞれについて詳しく解説します。
運転の練習を重ねる
運転の恐怖や不安を軽減するには、練習を重ねるのが有効です。いきなり一人で運転するのは避けたいなら、運転歴の長い家族や友人に同乗してもらったり、道幅が広い・交通量が少ない道路を選んだりして運転してください。
また、いきなり長時間の運転をするのではなく徐々に運転頻度を増やせば、だんだん慣れて恐怖感や不安を抱かなくなるでしょう。
AT限定免許を取得する
運転免許はマニュアル(MT)免許とオートマチック(AT)免許の2種類から選びますが、できればAT免許を取得してください。基本的に、MT車よりもAT車の方が運転の操作は簡単だからです。
AT車が踏むペダルはアクセルとブレーキの2つなのに対し、MT車はアクセルとブレーキに加えてクラッチ(動力伝達装置)というペダルが増えます。
その他に、MT車はクラッチの操作を間違えるとエンスト(エンジンストップ)したり、ギヤを替える操作があったりするのもAT車と異なる点です。
夜間や悪天候の日は運転しないなどのルールを決める
運転をして怖い思いをしたくないなら、「夜間や悪天候の日は運転しない」といったルールを決めておくといいでしょう。それだけでも事故を起こしたり、他人の事故に巻き込まれるリスクを回避できたりします。
一般的に夜間や悪天候の日は視界が悪くなるため、運転操作を誤りやすいです。
運転免許を取得する3つのメリット
運転免許を取得する主なメリットは以下の通りです。
- 行動範囲が広がる
- 本人確認書類として使える
- 仕事選びが有利になる
自分の生活にいい影響を与えるメリットもあるので、ぜひチェックしておきましょう。
行動範囲が広がる
運転免許を取得すれば、車を運転できない状態よりも行動範囲が広がります。自分のタイミングで行きたい場所へ移動したり、趣味や旅行の交通手段として利用できたりします。
確かに公共交通機関を利用すれば、車がなくても移動は可能です。しかし、最寄り駅から遠い、バスの運行もないような地方へ行くとなると限界があります。行きたい場所を諦めなくてはいけなかったり、趣味に制限が出てしまったりすることを避けられるでしょう。
本人確認書類として使える
本人確認書類として、信頼度の高い書類が運転免許証です。クレジットカードやローンに申し込む際に本人確認書類の提出は必須ですが、その際に運転免許証を要求されるケースも珍しくありません。
また、運転免許証を提出すれば、他の書類を提出するのに比べて審査がスムーズに進む可能性も高いです。なぜなら、運転免許証には以下のように信頼度が高いと判断される理由があるからです。
- 偽造するのが難しい
- 規格が統一されていて申込者の情報が分かりやすい
- 手書きでの書き込みができないようになっている
- 過去の犯罪履歴などの調査が可能
本人確認は運転免許証以外に保険証やパスポートなどでも確認できますが、場合によっては追加書類の提出が必要になるケースもあります。その点、運転免許証なら追加書類を提出をしなくて済むケースが多いでしょう。
仕事選びが有利になる
運転免許を取得していれば、仕事の選択の幅が広くなったり、就職活動が有利になったりします。社用車を利用して取引先に向かう営業職をはじめ、運転が必須となる仕事が多いからです。
基本的に運転を必要としない仕事でも、普通自動車免許を取得しておいた方がよいでしょう。用事を頼まれて車で外出しなくてはならない場合もあり、普通自動車免許を持っていることを求人条件の必須とする会社も多いです。
運転免許を取得する際の注意点
運転免許を取得しようと決めたら、以下の項目に注意してください。
- 免許取得までの期間が設けられている
- 追加料金が発生する場合がある
- ペーパードライバーにならないように気を付ける
運転免許を取得しようとしたものの「知らなかった」とならないためにも、事前に内容を把握しておきましょう。
免許取得までの期間が設けられている
運転免許を取得するに当たって自動車教習所に通う場合、以下の5つの課程が設けられています。
- 教習期限
- 仮免学科試験の有効期限
- 仮免許証の有効期限
- 卒業検定の有効期限
- 卒業証明書の有効期限
それぞれの課程で道路交通法で定められた有効期限があるため、のんびりと自動車教習所に通っていると期限切れになるので注意が必要です。有効期限が切れたら、これまでに受けた教習の全てが無効になって、また最初から受け直すことになってしまいます。
合宿免許を利用した場合は教習のスケジュールが決められているため、卒業までの期限を気にしなくても大丈夫でしょう。しかし、自動車教習所へ通学して運転免許を取得する人は、自分でスケジュール管理を行わなくてはいけません。
【教習期限:9ヶ月】
教習期限は、最初に学科教習を受けた日から9ヶ月以内と定められています。この期間内に全ての教習課程を修了してください。
【仮免学科試験の有効期限:3ヶ月】
修了試験合格後の3ヶ月間が仮免学科試験の有効期限です。この期間内に仮免許証を取得できない場合、再度修了検定を受験して合格する必要があります。
【仮免許証の有効期限:6ヶ月】
仮免学科試験に合格後、6ヶ月以内が仮運転免許証の有効期限です。この期間内に卒業検定に進めない場合、路上教習を受けられません。修了検定をやり直して、仮免学科試験に再度合格しなくてはいけないため、運転免許取得までにかかる期間がその分長引きます。
【卒業検定の有効期限:3ヶ月】
全ての教習課程を修了したら、3ヶ月以内に卒業検定を受けなくてはいけないと定められています。ただし、卒業検定については自動車教習所の教習期限である9ヶ月を過ぎても受験可能です。
注意点として、教習課程の修了が早い場合、教習期限内でも卒業検定の期限が先に到来する可能性が高いです。
【卒業証明書の有効期限:1年】
自動車教習所の全ての教習科目を修了し、卒業検定に合格したら卒業証明書が発行されます。この卒業証明書は運転免許試験場での本試験を受ける際の必要書類で、卒業検定合格日を起算とした1年間が有効期限です。
自動車教習所を卒業して卒業証明書の有効期限内なら、本試験を受けるタイミングは自分で決められます。最短で卒業証明書が発行された翌日に本試験を受験し、即日免許交付も可能です。
追加料金が発生する場合がある
自動車教習所に入所した際に支払った費用以外に、追加料金が発生する場合があります。主に以下のような費用がかかるので、事前に確認しておきましょう。
【キャンセル料】
予約していた実技教習をキャンセルした際に、キャンセル料が発生する場合があります。キャンセル料の相場は、1,000円~5,000円程度が一般的です。
【追加講習費・追加受験料】
学科試験や実技試験に失敗した場合、再受験する際の受験料が発生します。その他にも、実技試験に落ちたり、仮運転免許の有効期間が切れたりした場合、追加講習に対して費用の支払いが必要です。
【合宿の延泊料金】
合宿免許を利用した際も、学科試験や実技試験を受けなくてはいけません。合格しなければ合宿が延長となり、その分の延泊費用が発生します。
ペーパードバイバーにならないように気を付ける
せっかく運転免許を取得したものの車を運転する機会がなければ、いつかはペーパードライバーになってしまうでしょう。自分の車を持たなくても、家族の車やレンタカーを借りて運転する機会を作るのがおすすめです。
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