プロミスから身に覚えのない連絡が来たらどうする?
プロミスを現在利用していない人や、過去に一度も利用していない人に対して、プロミスから身に覚えのない連絡が来ることがあります。
一見、詐欺業者とも感じ取られるため、無視してもよいように思えますが、詐欺以外の原因のこともあります。
プロミスから身に覚えのない連絡が来てしまうのか、原因や解決方法を紹介します。
目次
プロミスから身に覚えのない連絡が来る3つの理由とは
プロミスから身に覚えのない連絡が来る理由は、状況によって幾つか考えられます。
ここでは、代表的な理由を3つに分けて紹介します。
自分がどの原因に当てはまるか確認してみてください。
自分の知らない第三者が勝手にローンを組むケース
意外と多いケースにあるのが、自分の関与しないところで勝手にカードローンを新規作成されたり、追加の借入をされたりするケースです。
通常、カードローンを作成するためには、本人確認書類の提出や個人情報の入力が必要なため、第三者が勝手には行えないように見えます。
しかし、何らかの方法で本人確認書類を手に入れたり、個人情報を盗み取られたりすれば、プロミスのカードローンを申込みすることが可能です。
特にアプリローンは申込み手続きが簡単な反面、オペレーターと顔を合わせずに契約ができるため、勝手にローンを組まれる危険性が高いです。
また、プロミスのローンカードを作成している場合、ローンカードの情報を盗み取られることで、第三者が勝手に追加借入をする可能性があります。
ローンカードを紛失していなくても、勝手に追加借入されている可能性があるため気を付けましょう。
家族が勝手に申込をした場合も
プロミスで第三者がローンの申込をするケースの中には、家族の誰かが勝手に申込みをしたケースも意外と多いです。
家族の場合、あなたの保険証や免許証など、本人確認書類を持ち出すことが比較的容易なため、勝手にプロミスの申込みをすることも簡単に行えます。
もしも、家族が勝手にローンの申込をしてしまった場合でも、あなたが返済の責任を負わずに済む可能性は高いです。
余り疑いたくはありませんが、家族内も身に覚えがないかの確認をすることをおすすめします。
申込や返済遅延の督促かもしれない
プロミスを利用している場合には、自覚がないだけでプロミスからの正式な連絡の可能性もあります。
特に、返済日や返済金額を勘違いしている場合には、郵便で返済の督促状の可能性が非常に高いです。
プロミスからの正式な督促状であれば、連絡を無視し続けることで個人信用情報に傷が付いてしまうかも知れません。
また、滞納が長期間になれば裁判になってしまう危険性まであるため、一度自分のローンに問題がないか確認してみましょう。
また、プロミスに申込を行った場合には、審査の情報や申込の確認の連絡がメールで行われるため、必ず受取るようにしてください。
プロミスの名前を使った架空請求詐欺の場合も
プロミスを全く利用した覚えがない場合には、プロミスの名前を使った架空請求詐欺の場合も考えられます。
プロミスは大手消費者金融であるため、詐欺業者や架空請求を行う業者から名乗られやすいです。
プロミスを運営しているSMBCコンシューマーファイナンスのサイト内にも、プロミスを名乗った悪徳業者に対する注意喚起が行われています。
◆SMBCコンシューマーファイナンス公式サイト:「ご注意など」
名前やロゴなどは、プロミスを使っていますが、実際には別の金融機関に世話されたり、詐欺にだまされたりするため、内容をしっかり読みこみ詐欺だと疑われるときには、連絡をしないように気を付けましょう。
また、具体的にどのような詐欺があるかも紹介していきますので、メールやはがきで似たような連絡が来ていないか確認しましょう。
保証人詐欺でだまされる場合
プロミスの名前を借りて詐欺を行う人の中には、保証人詐欺という手口を使う人がいます。
保証人詐欺とは、プロミスで確実にお金を貸せるので、保証料や保証人費用としてお金の振込を請求してくる詐欺です。
通常のカードローンには、保証人が必要ないためだまされにくいように思えますが、この保証人詐欺は金融ブラックなど、金融機関からお金を借りにくい人を対象にして行われることが多いです。
金融ブラックの場合、通常の審査ではローンに通りにくいため、保証人詐欺のような確実に借りられるという甘い誘いに乗ってしまいます。
しかし、プロミスは保証人や保証料を請求することは一切ないため、保証料が発生する内容は詐欺と思って間違いありません。
架空債権の返済請求の場合
実際には存在していないローンや借金を請求することを架空請求と呼びますが、近年の詐欺会社は架空の債権をプロミスに譲渡されたので、支払いを行えとする詐欺が増えています。
具体的には、中小消費者金融で作った借金をプロミスが肩代わりしたので、プロミスにお金を振り込めと請求してくる内容となっています。
プロミスからお金を借りていなくても、何らかの借金が横流れがしたと勘違いして、支払いをしてしまう人が多いです。
しかし、プロミスは債権を肩代わりにすることは、中心の業務として行っていないため、このような連絡が来ることはほぼありえません。
他の詐欺と同じように気を付けましょう。
フィッシング詐欺の場合
詳しい情報は書かずに、「緊急の連絡です。以下の連絡先に至急問合せを行ってください」などと書かれている場合には、フィッシング詐欺の可能性が高いです。
ハガキやメールに書かれた連絡先に、電話やメールを送ってしまうと、電話番号などを盗み取られてしまい悪用される危険性があります。
また、プロミスのカードや暗証番号を、聞いてくるときには、勝手に追加の借入をされる危険性もあります。
要件も書かずに連絡先だけ記入されている場合には、危険が高いためプロミスの公式の問合せ先へと連絡をしてください。
プロミスから身に覚えのない連絡がきたときの対処法とは
プロミスから身に覚えがない連絡がきたときの理由については、よくある事例を紹介してきました。
そこで、もしもこのような連絡がきたときに、どのような対処法を取ればよいかを詳しく解説していきます。
取りあえずプロミスコールに連絡しよう
プロミスから身に覚えがない連絡がきたときには、どのような内容でも取りあえずプロミスコールに連絡を行いましょう。
プロミスコールとは、プロミスを利用する人からの相談を受け付けてもらえるフリーコールのことです。
プロミスコールに連絡をすれば、はがきの内容が正しい物かどうかを判断することができます。
もしも、詐欺であった場合もプロミスコールに問合せを行えば、実在しない請求だということが簡単に判別可能です。
身に覚えがないものや、理解ができない内容の連絡がきた場合には、まずはプロミスコールに連絡しましょう。
プロミスコール:0120-24-0365
またプロミスには女性の人でも連絡しやすい、レディースコールもあります。
女性の人はこちらの電話番号への連絡がおすすめです。
レディースコール:0120-86-2634
はがきに載っている連絡先に電話しないこと
身に覚えがない連絡がプロミスから来た場合でも、絶対にハガキに載っている連絡先には電話やメールを行わないようにしましょう。
先ほど紹介したように、フィッシング詐欺の危険性があるため、連絡を行っただけで被害に遭う危険性が高いです。
特に、090や080などの個人の電話番号が書かれている場合には、プロミスではなく詐欺業者である可能性が非常に高いです。
メールでの連絡の場合には、@以下のアドレスが以前のものと違う場合も注意が必要となります。
ハガキやメールに連絡先が載っていたとしても、プロミスコールなどの公式の問合せ先に確認をするようにしましょう。
身に覚えがない場合には返済に応じるのもNG
もしも、プロミスからの正式なローンの督促であったとしても、すぐに返済に応じてはいけません。
第三者が勝手に申込をしたローンの場合、返済をしなくて済むケースがほとんどです。
しかし、返済をしてしまった場合には、第三者に代わって返済を行うことを承認したこととなり、返済の義務が生まれてしまいます。
1円でも返済を行ったり、返済を行うことを了承したりすると、支払いの意思表示をしたことになってしまうため、確認が取れるまでは返済には応じないでください。
消費生活センターに連絡するのもひとつの手
身に覚えがない連絡がプロミスから来た場合には、消費生活センターに連絡をすることもひとつの方法です。
消費生活センターでは、借金やローンなどの問題も取扱っているため、相談に乗ってもらえます。
また、消費生活センターは都道府県内に多数設置されているため、誰でも気軽に相談に行けることも魅力です。
受付時間は自治体によって異なるため、最寄りの消費生活センターを調べておいた方がよいでしょう。
◆独立行政法人国民生活センター公式サイト:「全国の消費生活センター」
ただし、プロミスなどの金融機関との交渉を行うことは、消費生活センターの相談員は行ってもらえないため注意が必要です。
プロミスとの具体的な連絡の取り方とは
プロミスから身に覚えのない連絡がきた場合には、プロミスコールに連絡をすることが大切であると分かりましたが、もしも、第三者が勝手に不正利用を行っていたときにはどのように対処すればよいのでしょうか。
プロミスからは利用実績があるため、返済を催促されるかも知れませんが、返済に応じてしまうと全額支払いの義務が発生する危険性もあります。
ここでは、不正利用の場合の対処法について解説していきます。
不正利用の場合は内容証明郵便を送る
不正利用の場合には、まず初めに不正利用の旨を内容証明郵便で送ることが大切です。
内容証明郵便で送ることで、書類内容に法的拘束力が生まれるため、調査が完了するまで催促や返済の義務が停止します。
ただし、あなたに過失がある場合や、申込方法がインターネットからで確認が取れない場合には、不正利用の確認が取れずに再度請求を行われる危険性もあります。
このような場合には、プロミスと直接話合いや、交渉を行わなければなりません。
弁護士や法テラスに相談に行こう
不正利用で、内容証明郵便の送付だけで解決しない場合には、プロミスと直接交渉をすることになりますが、基本的には弁護士に依頼を行い代理で行ってもらうことをおすすめします。
金融機関との交渉は法律の知識が必要となることや、駆け引きなどのプロの知識が必要となるケースが多いです。
素人が行うには、覚えなければならない知識も多いため、専門家に任せてしまった方が安全です。
もしも、いきなり法律事務所に相談に行くことが不安な場合には、法テラスに相談へ行くことをおすすめします。
法テラスであれば、専門の相談員に相談に乗ってもらえるため、適切なアドバイスを受けられます。
また、弁護士に相談が必要な場合には、法テラスを経由して弁護士を世話してもらえるため、確実に正規の弁護士へと依頼が可能です。
消費生活センターと同じく、都道府県内に設置されているため、最寄りの法テラスを確認してみてください。
身に覚えのない連絡がこないための対策とは
身に覚えがない連絡が来る場合には、あなたの個人情報がどこからか漏れていることが原因になることが多いです。
インターネットが発達しているため、気を付けていても情報が漏れてしまうことがありますが、警戒や対策をすることで大部分の危険を防げます。
ここでは、身に覚えがない連絡がこないための対策について消化します。
本人確認書類の管理は慎重に行うこと
身に覚えがない連絡が来る原因として、本人確認書類から住所や電話番号が漏れてしまうことが原因にあげられます。
免許証や保険証などは提示をしたまま、うっかり忘れてしまわないように厳重に管理をしましょう。
また、かばんや財布を少しの間手放すだけで、本人確認書類を写真に撮られるなど、情報を盗まれる危険があります。
親しい間柄だとしても、席を外す際には貴重品を持ち歩くようにしてください。
ATMを利用時にはスキミングに注意
プロミスのローンカードを利用している場合には、ATMでスキミングを行われていないか常に注意をしましょう。
カードの差し込み口に不自然な装置が付いている場合には、スキミングの機会である可能性があります。
スキミングの機械が付いたままカードを挿入してしまうと、カードの番号や暗証番号が盗まれてしまいます。
もしも、不自然だと思ったら、備付けの電話、もしくは係員やスタッフに連絡を行ってください。
中小消費者金融の利用も慎重に
中小消費者金融など名前が余り知られていない金融機関を利用する場合には、利用前に金融機関の情報を調べることも重要です。
中小消費者金融は名前が知られていないため、悪徳業者や詐欺業者が混ざっている危険性があります。
悪徳業者の中には、個人情報を他の悪徳業者や闇金に垂れ流すものもいるため、申込や問合せを行うことも危険です。
また、闇金や個人間融資は法律に反した営業を行っているため、個人情報を流出させられる危険性が高いです。
決して闇金や個人間融資を利用せずに、安全な正規の貸金業者を利用するようにしましょう。
まとめ
プロミスを利用していない人でも、幾つかの理由で身に覚えがない連絡が来る可能性があります。
詐欺業者の場合には、連絡を無視しても問題ないですが、不正利用されたときには、トラブルに発展する危険性があるので気を付けてください。
もし、身に覚えがない連絡がきたとしても、取りあえずプロミスコールに連絡をしてみることがおすすめです。
タグ:大手消費者金融