楽天カードで増枠したかったのにエラーコードmが出た
海外旅行の予定などがあれば、所有しているクレジットカードの利用額増枠を検討することもあるでしょう。
使わないにしても、クレジットカードの利用枠を上げておけば、万が一の時にも安心ですよね。
そのため、保険という意味もこめて手続きを行う人が少なくはありません。
しかし楽天カードの増枠の手続きを行ったあと、会員専用画面で「エラーコードM」が発生する場合があります。
これは一体どういう事なのでしょうか。
楽天カードのエラーコード一覧を確認
楽天カードのエラーコードは先に話した「M」だけではありません。
そのほかのエラーコ―ドもあるので、覚えておくと安心です。
それでは楽天カードのエラーコ―ド一覧を見てみましょう。
エラーコ―ド「1」 | 楽天カード利用停止 |
---|---|
エラーコード「2」 | 楽天カード強制解約 |
エラーコ―ド「A」 | 料金未納 |
エラーコ―ド「M」 | 増枠審査で「年収」が原因で 審査落ちした状態 |
エラーコ―ド「G」 | 増枠審査で「年収以外」が原因で 審査落ちした状態 |
エラーコ―ド「C」 | システムエラー |
エラーコードCのシステムエラーですが、単なる機械の不具合という事ではありません。
例えば、同じ楽天商品を重複して申込みした場合などに出る警告も、エラーコード
Cです。
さほど目にする回数は多くないものの、もし「C」が表示されたら、何かの申込みが上手く処理できていない可能性があります。
エラーコード1は楽天カードの利用停止
エラーコード1は、何らかの原因で楽天カードの利用を停止されてしまった状態です。
簡単に言ってしまうと、楽天からの信用を失いかけていると言えるでしょう。
つまり、このままカードの利用を続けさせると、楽天が不利益を被る可能性が高いと判断されたとも考えられます。
エラーコード1は強制解約になるひとつ手前の段階と言えるため、望ましい状態ではありません。
できるだけ早く脱出したい状態です。
エラーコード1は解消が難しい
カードを利用できない状態が続くと困りますし、エラーコード1を放っておくと強制解約になる可能性も含んでいます。
しかし、エラーコード1は簡単に解消できるものではありません。
エラーコード1の解消が難しいことを説明するためには、エラーコード1になってしまう原因を知る必要があります。
エラーコード1の原因を詳しくみていきましょう。
多いのは延滞や途上与信の抵触
エラーコード1になってしまう原因は、延滞や途上与信だと考えられます。
延滞の場合は、延滞している分の支払を済ませることで解決できる可能性がありますが、問題は途上与信です。
途上与信とは、金融機関が定期的に顧客の信用情報を調査して、返済能力などに変化がないかどうかを調べることを言います。
他社からの借り入れが極端に増えていたり、転職して収入が変化したことが原因となって、利用を止められてしまう可能性があるということです。
エラーコード2は強制解約
エラーコード2が表示された場合は、強制解約になっている状態です。
強制解約になってしまった場合は、どのような対応を取ったとしてもカードを使える状態に戻すことはできません。
エラーコ―ド2は最終通告のようなもの
エラーコ―ド2は先に話したように、カード強制解約の意味です。
例えば支払いを長く延滞していたなどで、楽天が「これ以上貸付ができない」と判断した場合に表示されるエラーコードです。
強制解約は、手元にある楽天カードが使えなくなるのは勿論のこと、信用情報機関にも強制解約が行われたという情報が記載されます。
そうなると、今後どこの金融機関に申込みをしても、審査にとおらない、いわゆる「金融ブラック」扱いになります。
したがって、エラーコ―ド2が出たら、決して楽観視できない状態にあると言えるでしょう。
再申し込みすること自体は可能
エラーコード2が表示された直後であったとしても、再び楽天カードに申し込むことはできます。
しかし、強制解約から6か月が経過する前に申し込んでも、審査に通過することはできませんので、最低でも半年は期間をおいてから申し込む必要があります。
なお、半年以上経過してから申し込んだとしても、審査に通過することは難しいと考えられます。
日頃から強制解約にならないように、支払期日などに注意しておきましょう。
強制解約は信用情報機関に記録される
クレジットカードだけでなくカードローンなどで強制解約になると、信用情報機関に記録されてしまいます。
この情報は5年間は記録されているため、非常に長い期間にわたって審査に影響が出てしまいます。
なお、楽天カードだけでなく、他社のクレジットカードも途上審査を行っていますので、楽天カードが強制解約になったことが原因で、他のローン契約にも影響が出てしまう可能性もあるでしょう。
他社への新規申し込みも難しい
クレジットカードの審査では、必ず信用情報を確認します。
したがって、楽天以外のクレジットカードに新規申し込みをした場合でも、楽天カードで強制解約になったという情報が審査に悪影響を与えてしまうのです。
信用情報に記録された情報が消える5年が経過した後であれば、他社のクレジットカードを作れる可能性はあります。
しかし、信用情報にまったく記録がない状態が懸念材料になり審査に通過しにくい状態と言えます。
やはり、強制解約にならないように心がけることが重要と言えるでしょう。
エラーコードAは料金の未納または利用可能なキャッシング枠が0円
エラーコードAが表示された場合は、支払うべき料金を払っていない状態を表しています。
例えば、支払口座の残高不足によって引き落としができなかった場合などに表示され、そのまま放置しておくとエラーコード1や2へと変わる可能性があります。
エラーコードには、早めの対応が必要です。
キャッシング枠が0円の場合に表示される可能性もあるので、エラーコードAが表示された場合には、料金の未納かどうかを必ず確認してください。
料金の支払いで解消できる
エラーコードAはエラーコード1や2と違って、料金を支払ってしまえば簡単に解消できます。
楽天カードは支払日に引き落としができなかった場合は、翌日も連続して引き落としをしますので、支払口座に入金しておけば大丈夫です。
しかし、引き落としできなかったことに気付かないこともあるでしょう。
引き落としできずに数日が経過すると、携帯電話に楽天から支払を促す電話がかかってきます。
知らない電話だと、電話には出る人は少ないのではないでしょうか。
しかし、電話を無視してしまうと、エラーコード1に変わってしまう原因となるので注意してください。
エラーコードMは年収が原因で増額審査に落ちた場合
増枠申込み後に、楽天カードの会員ページ「楽天e-NAVI」を開くと、画面に「このカードはサービス対象外となっておりますエラーコード:〇」というようなエラーメッセージが表示される場合があります。
増枠を希望していた場合には、「エラーコードM」と表示される場合があります。
詳しくはカード裏面の電話番号へ営業時間内に電話をしてほしいという文言のみで、何が理由でそうなってしまったのか、画面上では明確に記されていません。
「エラーコードM」のMとは何をさすのか見てみましょう。
エラーコードMは年収で制限が入っている状態
エラーコードMは、増枠希望で審査を行ったが、年収で審査落ちしている状態を指します。
審査の結果、「増枠にはつながらなかった」という意味と思っておくといいでしょう。
しかし問題は、審査に落ちたのはまだいいとして、このサービス対象外がいつまで続くのかという点です。
せめて増枠申込み前の枠に戻っていればいいのですが、先に話したように、場合によっては申込み前よりも低い限度額になってしまっている事も考えられます。
またもっと状況が悪化すれば、楽天カードが「これ以上の貸付はできない」とカード強制解約を行ってしまう事も珍しくはありません。
そのため、具体的にいつサービスが再開するのか明言できませんので、指示通りカード裏面の電話番号に連絡をして、状況を確認したほうがいいでしょう。
増枠希望しただけで利用停止?
増枠申請でも、必ず審査が行われます。
その結果、問題なく増枠される人もいれば、状況次第でカードが利用停止になってしまう人もいるのです。
楽天カードは消費者金融ではないので総量規制は関係ありませんが、年収に応じた貸付け審査を行っています。
そのため、例えば他社クレジットカードで増枠していたり、借入れ金額が増えていたりすれば、それは審査に落ちる原因の一つです。
あまりにも短期間で借入れが増えていれば、不安材料が大きいとみなされ、場合によっては利用停止、そして強制解約へとすすんでしまう事も考えられます。
エラーコードGは年収以外で増額審査に落ちた場合
増額審査に関係するものにエラーコードGがあります。
エラーコードMは年収が問題でしたが、エラーコードGは年収以外で増額審査に落ちたことを意味しているのです。
企業秘密のため、理由は公開してくれない
エラーコードGは、「年収以外」というあまりにも大雑把な審査落ちの理由ですが、残念ながら楽天に問い合わせてみても、詳細な理由を教えてくれません。
正確な理由がわからないということは、対策の立てようがありません。
ただし、増額審査に落ちたからと言って、その後に楽天カードが使えなくなると決まったわけではないため、指示通りにコールセンターに電話をしてみましょう。
エラーコードCはシステムテラーまたはキャンペーンへの二重申し込み
エラーコードCの原因は楽天カード側に問題がある場合と、利用者側に問題がある場合のふたつが考えられます。
ひとつ目の楽天側の原因が、システムエラーが発生している状態です。
この場合に、利用者がすべきことはなく、システムエラーが解消されるまで待つだけとなります。
ふたつ目の理由は、本来は一度しか利用できないキャンペーンに複数申し込んでしまったことによってエラーになっている状態です。
ちなみに、一度しか申し込むことができないキャンペーンの例に、楽天ミニ保険があります。
楽天ミニ保険は、期間が1年間で満期になると、契約終了となるサービスですが、一度しか申し込めませんので注意してください。
楽天カードが利用できないときに使える代わりのカード
さて、様々なエラーコードの内容について触れてきましたが、実際にエラーが表示されて楽天カードが使えなくなってしまったら困るという人も多いでしょう。
そこで、楽天カードの代わりに使えるおすすめのカードを紹介しますので、カード選びの参考にしてください。
さて、楽天カードを利用している人の多くは、楽天ポイントの貯まりやすさにメリットを感じている人が多いのではないでしょうか。
また、たまったポイントを買い物や旅行などに使えることも楽天カードの魅力ですよね。
ポイントの貯まりやすさと、ポイントの使い道の多さを考えると「Yahoo!Japanカード」がおすすめです。
PayPayとの相性もよいので、スマホ決済を使う人にもおすすめできます。
楽天カードを滞納してしまったときの解決法は?
楽天カードを滞納してしまうと、カードが利用できなくなるだけでなく、支払いが遅れたペナルティとして遅延損害金が発生します。
滞納期間が長くなれば長くなるほど、支払総額が増えてしまいますので、早急に対応する必要があるでしょう。
引き落とし日~翌月10日までに滞納分の支払をする場合は、自動音声ダイヤル(0120-30-6910)に電話して、振込口座と金額を確認した上で振込を行ってください。
また、上記以外の場合は楽天カードコンタクトセンターに電話をすることになるので注意しましょう。
もし、滞納している分の支払いが困難な場合には、弁護士に相談して早期解決を目指しましょう。
場合によっては債務整理の可能性も出てきます。
なお、相談を無料で行っている法律事務所もあるので、安心してアドバイスを受けましょう。
自分のエラーコードを確認する方法
楽天カードが突然使えなくなってしまったら、何が起こったのかわからず慌ててしまうかもしれません。
カードが使えなくなった原因を知るためにはエラーコードの確認が一番ですが、肝心のエラーコードはどうしたら確認できるのでしょうか。
エラーコードを確認したい場合は、会員サイトである楽天e-NAVIにログインしてください。
コードを確認後、エラーコードに合わせて、指示の通りに動き対応を行いましょう。
カードの利用再開に必要な期間は?
残念ながら、カードの明確な利用再開までの日数は明言されていません。
数日の滞納で利用停止になっているのであれば、滞納分を支払ったことが確認できればすぐに利用開始できるでしょう。
しかし、エラーコードの内容によっては、解消することが困難な場合もあります。
できるけ早く利用できるようになって欲しいものですが、最悪の場合は楽天カードの利用を諦めなければなりません。
改めて覚えておきたい楽天カードの増枠方法
楽天カードの増枠申請は、会員専用ページ「楽天e-NAVI」から行います。
手続きとしてはそれだけなのですが、誰でも増枠の申込みができるわけではありません。
最低でも以下の条件に該当していることが必須となります。
- 支払方法が口座振替の人
- 増額申請をしたことがある人は、前回実施より6カ月以上経過していること
- カードキャッシングは、事業性資金としての利用は不可
この3点のうち、1と2はしっかり確認するようにしましょう。
また審査の結果、増枠どころか現在の利用可能枠よりも下がってしまう「減枠」や、利用停止になってしまうこともあります。
もし複数の楽天カードを所有していると、すべてのカードが同時に停止処理に入ってしまうので、増枠申込みはそれなりにデメリットが大きいものだと認識しておくことが重要です。
楽天カードを復活させる方法はないの?
なぜ現在カードが使用できなくなっているのかは、エラーコードで推測できます。
原因が分かれば、対処法も見えてきますので、カード復活までの対応をしっかりと見ていきましょう。
エラーコ―ド「1」 |
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エラーコード「2」 |
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エラーコ―ド「A」 |
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エラーコ―ド「M」 |
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エラーコ―ド「G」 |
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エラーコ―ド「C」 |
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特にエラーコ―ド「1」と「G」の部分が少し面倒です。
明らかに延滞をしているだけならば、エラーコード「A」が適用されるはずです。
しかしあえて「1」を使っているという事は、「原因は延滞だけではありません」と暗に伝えているものと同じです。
また年収で審査に引っかかっているのならば分かりやすいのですが、その他の項目が何であるのか不明瞭な場合が「G」です。
両方ともコールセンターに電話をして詳しく話を聞ければいいのですが、おそらくコールセンターに問い合わせたところで、明確に「この部分がダメなんです」とは教えてもらえないでしょう。
「総合的な判断である」と言われるのが関の山ですから、ある程度自身で意識して、年収や属性を上げていく他ありません。
ある程度状況が改善されれば、再びカードが使えるようになります。
しかし「2」の強制解約はすでに解約手続きも済まされていますから、カードが再び使えるようにはなりません。
カード強制解約後に再申し込みは可能?
カードを強制解約されてしまったが、「もう一度楽天カードを持ちたい」という人でも、申込み自体は可能です。
しかし社内情報は必ず残っていますから、申込みができてもカード発行までに繋がる可能性はほぼないに等しいでしょう。
何の理由で強制解約になったかでも変わってきますが、多くの人は強制解約後に再度、楽天カードを所有することはできません。
限度額を上げる方法はないのか
増枠を申込みしたいものの、もしダメだった場合のデメリットがあまりに大きいので、増額手続きに踏み出せないという人もいるでしょう。
申込みをするなら出来る限り審査にとおるような状態にしておかないと、現在の利用枠が下がってしまう可能性が出てきます。
それでは、増枠にむけてどのような方法をとっていけばいいのでしょうか。
固定費の支払いを楽天カードでまとめる
家賃や水道光熱費など、固定支出を可能なかぎり楽天カード払いにまとめておきましょう。
そうすると楽天カードの利用頻度が高くなり、審査時に有利に働く利用実績を多く積むことができ、さらに楽天ポイントも集めることができます。
年収や属性を上げる
一番簡単そうで難しいのが、年収や属性を上げることです。
そう簡単に年収を上げることはできませんし、属性もアルバイトから正社員というのが関の山です。
難しい項目ではありますが、ここが審査時に影響を大きく与える部分ですから、可能な限り年収や属性を上げていく方向で頑張っていきましょう。
延滞をしない
どんなに努力して収入や実績を築いても、やたらと延滞を繰り返しているようであれば、いつまでたっても信用は得られません。
毎月返済日は決まっているのですから、忘れずに返済をするように心掛けましょう。
楽天カードの増額エラーコードMに関するみんなの質問
楽天カードに増額審査ができるのは、楽天カードに入会してから6か月以上が経過している必要があります。
増額審査に申し込める条件に気づかずに増額申請を行ってしまうと、すぐにエラーコードMが表示されてしまいます。
年収に関わらずエラーとなるので注意してください。
まとめ
楽天カードのエラーコ―ドは、理由ごとにエンコードが分かれています。
まずは表示されたコードが何なのかを確認し、思い当たる事がないのかを考えてみることが重要です。
表記された内容によっては、今後、楽天カードが使用できない事も考えられますが、強制解約以外であれば、まだやり直しがききます。
改善できる箇所は改善して、次につなげていく事をおすすめします。
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