【ライフカード株式会社とアイフルの関係】審査に関わる問題

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クレジットカードのライフカードの審査に、アイフルが少なからず関係があるという噂や評判がありますが、なぜライフカードの審査にアイフルが関係してくるのでしょうか。

同じノンバンクというカテゴリーに入っているとしても、ライフカードはクレジットカード会社ですし、アイフルは消費者金融です。どう考えても関係なさそうな気がするのです。

ところがライフカードとアイフルは関連会社なのです。

執筆者の情報
名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
この記事はこんな方におすすめ

この記事は下記に該当する人におすすめです。

  • ライフカードとアイフルの関係性が知りたい
  • ライフカードとアイフル、両方へ申込みを検討している
  • アイフルの審査に落ちたらライフカードの審査に通過しないって本当?

上記のような内容を検索している人には、特に参考になります。

ライフカード株式会社とは

ライフカードと言えば「信販系」のクレジットカードである、という印象しかないものですが、実は消費者金融アイフルの完全子会社という立ち位置です。

どのような流れでアイフルの「完全子会社化」したのかという経緯ですが、その経緯を知るためにはまずはライフカードの歴史をひも解く必要があります。

ライフカードの発祥は古く、ライフカード株式会社と名称を変更する前は株式会社ライフであり、誕生の原型は1952年まで遡ります。

広島市に拠点を置き、地域の小売業者の、割賦販売の下支えを行った、協同組合組織が原点です。

その後会社組織となり1976年には株式会社ライフとして、初めてライフカードを発行します。

営業規模としては中堅信販会社の位置にあり、時代の波に乗って順調に成長していったものの、1990年後半に起きたバブル崩壊によって多額の損失を計上するに至ります。

さらにメインバンクであった長期信用銀行(現在のSBI新生銀行)が1998年に破綻すると、ますます資金繰りが悪化します。

1999年には当時レイクの運営会社であったGEキャピタルと資本提携するものの、時既に遅く、2000年5月には会社更生法の適用を申請するなど、正にバブル崩壊と共に運命を共にした悲劇のクレジットカード会社でもあります。

ライフは中堅信販会社でありながら多数の顧客を抱えていたため、ライフが倒産してもスポンサーとして名乗り出たのは数十社にも達したほどです。

しかし最終的に株式会社ライフを買い取ったのがアイフルだったのです。

アイフルもまた業績悪化するに至る

「消費者金融大手」であるアイフルに買収されたばかりの株式会社ライフは、法人向け融資を得意としていたため個人与信システムが弱く、弱点を補うためにアイフルの与信システムが導入されました。

株式会社ライフはクレジットカード会社というよりも、どちらかと言うとキャッシングに力を入れている比率が高く、営業収益もクレジットカードによる収益よりもキャッシングの収益の方がはるかに多かったのです。

それもそのはず、親会社が消費者金融であるアイフルでしたので、親会社の企業戦略をそのまま株式会社ライフに反映させたわけです。

ところが2006年には最高裁がグレーゾーンでの貸付は違法と判断されることになり、2008年前半までグレーゾーン金利で融資していた株式会社ライフは、多額の過払い金請求に対応せざるを得なくなります。

同時に親会社のアイフルも同じように過払い金請求による業績悪化し、有人店舗の閉鎖や人員削減によって対応するものの、2009年には株式会社ライフはアイフルと共にADRによる企業再生をせざるを得ない状況に追い込まれます。

最終的には株式会社ライフはアイフルのグループ再編によって2011年7月消滅し、クレジットカード業務を中心としてライフカード株式会社として再生を果たしたのです。

人気が高いライフカード

以上のようにライフカード株式会社とアイフルの関連が、親子の関係であることがお分かりいただけたと思います。

しかしライフカードは中堅のクレジットカード会社でありながら、若者を中心として非常に人気が高いです。

学生専用ライフカードは特にお得です。持っている学生はトクをする、のキャッチコピーがライフカードに申し込みしたいという気持ちを増幅させます。

それではライフカードの基本情報を見てみましょう。

ポイント還元ですが、利用料金1,000円につき1ポイント付与されますが、利用金額に応じてどんどんポイントが貯まるステージプログラムを採用しています。

誕生月には基本ポイントが3倍付与ですから、ポイント還元率で計算すると1.5%と高還元率になっています。

一般カードのライフカードでも、キャッシングリボ5万円以上の利用でAmazonギフト券1万円プレゼントしたり、学生専用ライフカードと同じように新規入会で1万5,000円相当プレゼントのキャンペーンを行ったりなど、積極的な顧客勧誘姿勢な好評を得ています。

さらにプリペイド型のクレジットカードの先駆けとして、「Vプリカ」を作ったのもライフカードですね。

クレジットカードは高校卒業した年齢が18歳以上でなければ作れませんが、Vプリカは年齢に関係なく、また入会審査もないため何らかの事情でクレジットカードを持ってない人でも使えるクレジットカードとして人気を博しています。

最近のニュース報道ではアイフルの決算予想収益が大幅に下方修正されたとはいえ、独立系消費者金融として業界第3位の位置に付いているアイフルが親会社でいることで、安定した担保ローンを展開していないクレジットカード会社として、今後も成長を続けていくことでしょう。

でも注意したいのは、ライフカードを持っている人がアイフルに申込む場合に審査に影響を与えてしまうと言う噂や評判です。

ライフカード利用時の注意点ライフカードを利用すれば、必ず返済をしなくてはなりません。ライフカードの約定返済日は、毎月27日または翌月3日です。

大体どこのカード会社も「毎月〇日」と決まっている中、ライフカードは返済日が2つあるので間違えないようにしておきましょう。

とはいえ、毎月2回請求が入るということではなく、引き落とし先口座に指定した銀行によって返済日が変わるのです。

そのため契約時に必ず「27日なのか3日なのか」という点を、確認しておくようにしましょう。

ライフカードの審査は?

ライフカードに申込みをすれば審査が行われます。

特に申込みを検討している人にとっては、どのような流れで審査が始まり、審査結果はいつごろ分かるのか、という点が最も気になる部分ではないでしょうか。

どんなに魅力的なクレジットカードであったとしても、手元にカードが届くまでに1か月近くかかるのであれば申込みをためらってしまいます。

それでは、ライフカードの審査の流れから確認してみましょう。

審査の流れ最短でライフカードを入手したいとなれば、申込み方法はWEB完結を選択するのがベストです。

それではWEB完結手続きの審査の流れを見てみましょう。

  1. ライフカードの公式ホームページから「オンライン申込み」を選択し必要事項を入力。
  2. 「インターネット口座振替受付サービス金融機関一覧」から、手持ちの口座に該当する金融機関があるかを確認。
    あればその金融機関を選択し、口座の入力を行う。
  3. 登録したメールアドレス宛に審査結果が届く。
  4. ライフカードより自宅に簡易書留郵便でカードを送付。
  5. カード受取り。

日付にすると申込みからカード受取までに、平均3営業日程度かかると見込んでおけばいいでしょう。

また申込み完了後に「受付番号」が発行されるので、審査の進捗を確認したい場合には、同じくライフ公式ホームページより、「審査状況確認」の画面から受付番号を入力すれば確認できます。

ライフカードの保証会社ライフカードの保証会社はどこだと調べてみたのですが、公式ホームページにも記載はありませんでした。

そのためこれから先は飽くまで推測になるのですが、ライフカードはクレジットカード発行のほかに、家賃保証業務や銀行保証業務を行っています。

金融機関でよくあることなのですが、貸付だけではなく保証業務も行うことで利益を得ています。

自社で保証業務を行えるほどの審査ノウハウを持っているということは、何も費用をかけて他の保証会社に外注する必要がない、と考えるのも自然ではないでしょうか。

ライフカードとアイフルはお互いに情報共有している

ライフカードは使いやすいクレジットカード、アイフルは独自審査で借りやすい消費者金融という立場ですが、忘れてはならないのはライフカードの親会社がアイフルであるという点です。

ライフカードを利用していてアイフルに申込む場合や、アイフルを利用していてライフカードに申込む場合は少なからずお互いの審査に影響を与えてしまいます。

インターネット上で噂される、ライフカードの利用状況によってアイフルの審査に影響するというものです。

及びアイフルの利用状況によって、ライフカードの審査に影響を与えてしまうというものです。

インターネットで流れる具体的な噂や評判では、ライフカードの支払いを滞納してしまったら、アイフルの審査に落ちてしまったとか、またその逆もあります。

そもそもアイフルもライフカードも加盟している信用情報機関はJICCとCICですから、わざわざ情報提供を行わなくても、審査するに当たってそれほど意味はないと考えることもできますね。

アイフルはライフカードから情報をもらわなくても、独自の審査でJICCとCICから「取引履歴」を調査すれば良いことですし、ライフカードはアイフルから情報を提供してもらわなくてもJICCとCICの個人信用情報を調査すればそれで十分です。

前述のとおりライフカードの滞納がアイフルの審査に影響がある、アイフルの返済滞納がライフカードの審査に影響があるのは関連会社だからとまでは一概には言えません。

たとえライフカードとアイフルが関連会社でなくても、それぞれ申込みがあれば信用力や返済能力について信用情報機関から取得するのは当然です。

返済滞納する人は信用もなければ返済能力もない、と判断され審査に落ちてしまうのは当然ですね。

またアイフルに申込み場合には、総量規制が関係してきます。

そのため既に年収の3分の1以上借入があれば問答無用で審査落ちする原因になるので注意しておきましょう。

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個人信用情報は保有期間がある


信用情報機関に登録される情報は保有期間が決まっており、アイフルの契約情報はアイフルの契約を解約してから5年で借入状況まで全て削除されてしまいます。

ライフカードの利用状況にしても、クレジットカード情報の保有期間も契約を解約してしまうと5年で削除されてしまいます。

金融事故情報にしても、事故情報内容によって5年から10年で信用情報機関から全て消えてなくなれば、過去に金融事故を起こしたとしても分からない状況になります。

金融事故を起こした相手がライフカードやアイフルだったとしても、個人信用情報から削除されてしまえば喪明けに申込みをすることによって、金融事故歴もなく審査に通ってしまう可能性があります。

ライフカードとアイフルがそれぞれ単独に社内ブラック情報を持っていても、アイフルで金融事故を起こした人にライフカードが審査を通してしまうことも出てくるわけです。

金融事故を起こしたということは、金融機関を裏切ったとして二度と契約したくない相手ですよね。

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個人情報の第三者提供はホームページで公表している

そこで重要になってくるのが、ライフカードとアイフルが持っている社内ブラック情報をお互いに提供し合い、信用情報機関から金融事故情報が削除されても契約しないように情報共有を行うことです。

個人情報は本人の同意がなければ第三者提供できないことになっていますが、ホームページなどで事前に公表することによって、同意がなくても関連会社や提携会社に情報を提供することが可能です。

個人情報の第三者提供は、何もライフカードとアイフルだけに限ったことではありません。

アコムやプロミスにしてもメガバンクグループですので、グループ内では個人情報のやり取りが行われていることに注意が必要です。

Q&A

少し小難しい話が続いたので、ここで「そもそもこれは何?」というちょっとした疑問を解消していきたいと思います。

今からアイフルに申込みを検討している人も、ライフカードに申込みを検討している人も是非参考にして「本当に自分の要望と合っているカードや金融機関なのか」を、じっくりと考える材料にしてみてください。

アイフルとライフカードの審査の違いは?
先に「ライフカードはアイフルの完全子会社だ」と話したため、どうしても印象としてライフカードの審査の方がアイフルよりも甘いのではないかというイメージを持ってしまいます。しかし全く審査は異なるものですから、そもそも比較対象にもなりません。
アイフルは消費者金融、ライフカードはクレジットカード会社と立ち位置が違うのです。そのため、どこまでを審査の通過ラインにするのかも違いますし、保証会社も異なりますから、これは全く別物だと認識しておきましょう。
また、審査の際に必要になるのが在籍確認です。アイフルは必ず在籍確認を行いますが、ライフカードはケースバイケースです。つまり、申込者によって確認をするかどうか変わってきます。
既に他社にも借入経験がある債務者という立場ならば、やはり何かがあったことを考え在籍確認をする可能性は高いものです。
なおアイフルの在籍確認ですが、基本的には勤務先へ個人名で電話連絡をします。事前に携帯電話に「今からかけます」などの予告はありません。
もし在籍確認を取る日が休業日であれば、翌営業日に確認を取りますので、即日融資は難しいと思っておいた方がいいでしょう。
アイフルとライフカードどちらも契約するコツは?
アイフルとライフカード、利用者からすればそれぞれに魅力があるので、できればどちらとも契約できればと願うものです。どちらも審査はあるので「これをすれば確実に両方と契約できる」という裏技は存在しません。
ただ先に話したように、アイフルは総量規制の対象です。先にライフカードを契約すると、利用していなくても利用可能枠分、既に借入をしているとみなされることがあるので、順番として先にアイフル、次にライフカードへの申込みが妥当でしょう。
借入はアイフルとライフカードどちらがオススメ?
両方とも特徴やサービス面が異なるので、何を魅力に感じるのかで選択してもいいでしょう。しかし事業者ローン1つをとってもアイフルも、ライフカードも展開しているので分かりにくいものです。そのため共通する返済方法で比較してみるのも有効です。それでは返済方法の中の1つ「口座振替」で比較してみたいと思います。
アイフルもライフカードも、口座から毎月引き落としをする口座振替が選択できます。ただライフカードは契約後すぐに口座振替可能ですが、アイフルはまず「口座振替依頼書」をアイフルに提出し、その書類を受け取った日から40日以上経過した時点から開始されます。
つまり時間がかかるのです。そのため「口座振替が絶対条件」という人は、ライフカードを選択するといいでしょう。
また「今まで全く借入をしたことがない」という人は、「スーパーホワイト」と呼ばれ意外と審査にとおりにくい傾向にあります。今まで一度も借入をしたことがないのだから審査にとおるはずというイメージですが、その逆です。
「なぜ今まで一度も借入をしたことがない人が申込をしたのだろう」、「ひょっとしたら以前に債務整理をしていてその情報が消えたのでは」と疑われてしまうためです。特にこのような傾向は消費者金融に多く見られます。
そのため今まで一度もカード利用や借入をしたことがない人は、まずライフカードに申込みをして実績を作ったうえでアイフルに申込みをした方が審査もスムーズです。
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