ダイハツの車を購入するために利用できるローンは?
ダイハツでは、ミラ・コペン・ムーヴ・タントといった軽自動車を中心に、人気の車種を多数取りそろえています。
そのため、燃費のいい車を探しているときに、ダイハツの車を検討する機会も自然と多くなるでしょう。
そこで今回は、ダイハツの車を購入するために利用できるローンについて、説明を行って行きます。
この記事はこんな人におオススメ
今回の記事は以下の人にオススメの内容です。
- ダイハツの車をローンで購入したい
- ダイハツのワンダフルクレジットについて調べていた
- ディーラーローンの特徴やメリットについて知りたい
目次
ダイハツが取り扱うローンはひとつだけ
自動車メーカーでは、子会社や関連会社などでいろいろなローンを取り扱っています。
実際に車を購入するときには自動車メーカー関連のローンの中から、利用する商品を取捨選択することもあるでしょう。
しかしダイハツが取り扱っているローンは、「ワンダフルクレジット」という残価設定型のローン1種類のみです。
ディーラーにいろいろなローンがあった方が、それぞれのメリットやデメリットを比較しながら利用するローンを選ぶことができるので、取扱いローンが1種類のみというのは少し残念かも知れませんね。
ダイハツはトヨタの完全子会社
ダイハツでひとつのローンしか取り扱っていないのは、恐らく自動車メーカー内でのダイハツの立ち位置が関係していると思われます。
ダイハツはダイハツというひとつのブランドではありますが、同時に日本有数の自動車メーカーであるトヨタの完全子会社でもあるのです。
そして、トヨタで自動車を購入する場合はグループ会社のトヨタファイナンスが取り扱っているローンを利用するケースが多いです。
したがって、ダイハツで自動車を購入する場合もトヨタファイナンスのローンを紹介されるケースがあると考えられます。
このような事情があるが故に、恐らくダイハツではローンを1種類しか取り扱っていないのではないでしょうか。
ワンダフルクレジットの特徴は?
ダイハツが取扱っているローン商品が分かったところで、ダイハツが取り扱う唯一のローンである、ワンダフルクレジットの特徴について説明して行きましょう。
ダイハツ購入者は他のディーラーローンやマイカーローンと比較するためにも、どのような特徴があるか是非確認してください。
月々の支払いを抑えることができる
ワンダフルクレジットは残価設定型のローンであるとお伝えしたとおり、最終回の支払い分として「残価」を設定することで、月々のローンの支払いを抑えることが可能となっています。
最終回の支払い時にまとまった金額の支払いは控えているものの、ふだんの支払いを抑えることができる点は非常に大きなメリットです。
頭金や残価をどの程度の金額に設定するかにもよりますが、通常のローンを利用する場合よりも月々の負担が少なくなることは間違いないので、ワンランク上の車を購入したい場合にはオススメできるローンですね。
ただし、最終回の残価支払いを含めた支払総額で比較すると、残価設定ローンは通常のローンよりも負担が多い可能性まであります。
残価の支払方法によって、支払総額も変わるので後ほどの説明も、併せて確認してください。
残価保証なので最終回の支払いも安心
残価を設定するタイプのローンには、最後に車を下取りへ出すときに、設定しておいた残価と同額での下取りを保証してくれているものと、そうでないものがあります。
後者のローンの場合には、下取り額が残価を下回ってしまうと差額分を利用者が負担しなければならないため、余分な出費が発生してしまいます。
しかし、ワンダフルクレジットでは残価を保証してくれているので、最終回の支払い時に車を下取りに出す選択をした場合は、追加で支払いを行う必要がないので安心ですね。
なお、ワンダフルクレジットでは最終回の支払い方法として、「今の車を下取りに出して新車に乗り換える」、「残額を一括で支払って乗り続ける」「残額を再分割で支払って乗り続ける」、「車を返却して精算する」の4つのうちのいずれかを選ぶことが可能です。
残価保証のサービスが受けられるのは、「今の車を下取りに出して新車に乗り換える」、「車を返却して精算する」を選択した場合だけですので注意してください。
車両状態や走行距離には注意
ただし残価保証にはひとつだけ落とし穴があり、残価が保証されるのは車両状態が事前に定めた規定内におさまっているときのみとなります。
ダイハツとしても車両の状態が中古車で販売しにくい状態であると、車両を売ることができないため残価保証が行えません。
このため、車両のカスタムをしすぎていたり、走行距離が多すぎたりする場合などには、残価保証が行われずに残価の支払いが発生するケースもありえます。
残価が保証されるかどうかは、残価設定型のローンを利用するときに非常に大きなポイントとなるので、事前に定めた規定内で利用することを心がけるようにしましょう。
トヨタファイナンスで利用できるのは?
ダイハツが取り扱っているローンはワンダフルクレジットのみですが、上述したとおりダイハツで車を購入する場合には、トヨタファイナンスで取り扱っているローンも利用することが可能です。
ではトヨタファイナンスでは、どのようなローンを取り扱っているのでしょうか。
それぞれのローンのプランごとに特徴や内容を紹介します。
トヨタクレジット
ひとつ目は「トヨタクレジット」と呼ばれるローンで、毎月一定の支払いを継続して行う、いわゆる一般的な自動車ローンです。
返済方法は均等払いやボーナス併用払いの選択が可能で、返済期間は最長6年間設定できるため、幅広いローンの利用に対応してもらえます。
また申し込み手続きも販売店でそのまま行うことができるので、手間のかからない非常に便利なローンとなっています。
支払額可変クレジット「e-way」
ふたつ目のプランは支払額可変クレジット「e-way」で、基本的にはトヨタクレジットと同じように毎月一定の支払いを継続して行うタイプのローンですが、ローン返済中に支払金額や支払い方法を変更ができるようになっています。
例えば、毎月の返済額が思ったよりも高かったので、分割回数を増やして毎月の返済額を減らしてもらったり、ボーナスの金額が想像以上に多く繰り上げ返済を行ったりできます。
収入や支出というのは急きょ変動することがありますが、そのような変動が起きた場合にも柔軟に対応することができるローンです。
残価設定型クレジット
3つ目は「残価設定型クレジット」通称「残クレ」と呼ばれ、ダイハツで取り扱っているワンダフルクレジットと同様の残価設定型のローンです。
金利や融資金額などで違いはあるものの、ローンとしての特徴等はワンダフルクレジットとほぼ同じだと考えていただくと良いでしょう。
残額据置き払い
最後は「残額据置き払い」と呼ばれる方法で、他のローンのように、毎月支払いを行うのではなく、「購入時」と「3年後」の2回のみ支払いを行うという非常に変わった形のローンです。
購入時に手持ちの資金に余裕あれば多めに払って3年後の支払いを抑えるのもよし、3年後には退職して退職金が振り込まれているだろうことを見越して3年後にまとめて支払うのもよしと、いろいろな支払い方が考えられる、自由度の高いローンと言えるでしょう。
なお、残価設定型クレジットと残額据置き払いに関しては取り扱っていない販売店もあります。
これらのローンの利用を検討している場合には、車の購入を予定している販売店に事前に確認しておいた方が、いざというときに焦らなくて済みますね。
それぞれどのような人が利用すべき?
ダイハツのディーラーローンにどのようなものがあるか見てきましたが、上述したローンはそれぞれどのような人が利用すべきかについて考えて行きましょう。
なお、ワンダフルクレジットと残価設定型クレジットはローンとしての性質がほぼ同じなので、ひとつにまとめて紹介して行きます。
それぞれのローンの特徴をしっかりと把握したうえで、自分にとって最適であろうローンを選んで利用するようにしましょう。
ボーナスが期待できる人
ボーナスでまとまった金額を受け取れる人は、トヨタクレジットでの車両購入をオススメします。
トヨタクレジットであれば、ボーナス併用払いが選択できるため繰上返済を利用せずとも、返済にボーナスの組み込みが可能です。
トヨタファイナンスが取り扱うローンの中でもっとも一般的なローンなので、ローンの支払いに特にこだわりがないという場合にはこれを利用しておくのがもっとも無難です。
ボーナス払いを活用すれば月々の負担を抑えることもできるので、ボーナスが支給されるような雇用形態の人は是非ボーナス払いの併用も検討してみましょう。
定期的に繰上返済したい人
定期的に繰上返済を実行して、返済期間を短縮させたい人は、支払額可変クレジット「e-way」の利用をオススメします。
トヨタクレジットのように通常通りローンの支払いをしながら、手持ちのお金の余裕次第では繰上返済を活用して早めに返済を切り上げたいという人にオススメです。
また、返済期間等を変更することも可能なので、将来の収入に関する見通しが流動的な場合にも、状況に応じて返済期間や返済額を変更できる点は非常に助かるでしょう。
ただし、支払額可変クレジット「e-way」は、繰上返済や支払方法変更を合計5回までしか受け付けてもらえません。
繰上返済のタイミングを調整しなければ、支払後半で利用できなくなる危険性もあるため気を付けましょう。
ワンランク上の車に乗りたい人
残価設定型クレジットに関しては、ワンダフルクレジットの説明でも少し触れましたが、毎月の支払いを抑えつつワンランク上のグレードの車を購入したい人に特にオススメです。
最終回の支払いを行えるお金を捻出することには、注意しておきたいですね。
また、車を返却する場合には、残価保証をしてもらうためにも、車にキズや汚れが付かないように注意して乗るように心がけましょう。
数年後にまとまったお金が入る見込みのある人
残額据置き払いは、「今(購入時)」もしくは「3年後」にまとまった支払いを行える余裕がある、もしくは行える見込みであるような場合に特に便利でしょう。
手元にまとまった現金があるのであれば、今大半の支払いを済ませておけば良いですし、3年後までに収入が増える予定であれば、それを見越して3年後にまとまった支払いを行うようにすると良いでしょう。
ディーラーローンの審査にとおるには
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これまで紹介してきたダイハツやトヨタなどのディーラーが行うローンを、ディーラーローンと言います。
ディーラーローンにも、金融機関のマイカーローンと同じように審査があります。
当然、ディーラーローンの審査にとおらない人もいるため、審査にとおるためのポイントを事前に知っておきたいところでしょう。
そこで、ディーラーローンにとおるための、ポイントについて解説します。
審査に落ちる人の特徴
ローン審査にとおるためには、審査落ちをしてしまう条件にどのようなものがあるかを確認することが大切です。
ディーラーローンの審査基準は残念ながら公表されていませんが、審査落ちをした人の特徴には共通したものがあります。
まずは、審査落ちをしてしまった人たちにどのような特徴があるのか、代表的なものを見て行きましょう。
収入が少ない
ローン審査で重要となるポイントは、収入がありローンの返済能力があるかという点です。
したがって、自動車の購入価格に対して、収入が少ない人は、審査に落ちやすいと言えます。
収入が少ないと判断される人として、専業主婦やアルバイト、パートなどの非正規雇用者、20代前半の就職して間もない人があげられます。
また、個人事業主や自営業などで、収入が不定期であったり、不確定であったりする人も収入の金額によっては審査落ちの可能性が高くなります。
勤続年数が短い
審査に落ちやすい人の特徴として、勤続年数が短いという原因もあげられます。
勤続年数が短いと、どうしても退職やリストラの可能性が増えてしまうため、ディーラーローンの審査では不利となります。
具体的には、勤続年数が1年未満の場合には借入金額がいくらであっても、審査落ちの可能性が高いです。
また、大学4年生で既に就職が内定していたとしても、内定の期間は勤続年数には含まれないため同じように審査にはとおりにくいです。
他社借入が多い
ディーラーローンの審査を受ける前に、他社借入が多い人も審査落ちの理由となります。
他社借入とは、銀行や消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠の利用金額を指します。
収入に対して、他社借入金額が大きいと、自動車ローンの返済が行えないと判断されて審査に落ちてしまいます。
特に収入に対してディーラーローンと他社借入をあわせた金額が、30%を超える場合には借入金額が高額すぎると判断されて審査落ちしやすいので注意しましょう。
信用情報にキズがある
信用情報にキズがある人も審査にはとおりにくく、キズの内容によっては確実に審査落ちをしてしまう可能性もあります。
過去に銀行や消費者金融のローンやクレジットカードの利用中に、支払いの滞納を行っていたり、連続してローン商品の申し込みをしていたりすると、信用情報にキズがあると判断されてしまうのです。
また、滞納期間が61日以上の長期間に及ぶ場合や、借金の返済が難しくなってしまい自己破産などの債務整理を行った人は要注意です。
債務整理や延滞は金融事故として信用情報に大きなキズが付くため、ほぼ確実に審査には落ちてしまいます。
審査にとおすコツは
審査に落ちてしまう人の特徴に、代表的なものを確認してきましたが、逆に審査にとおるためのコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
次は具体的に審査にとおるために行えるコツや対策法を見て行きましょう。
頭金を入れて借入額を減らす
ディーラーローンの審査にとおりたいのであれば、多めに頭金を準備することをオススメします。
頭金を準備するということは、相対的にディーラーローンで借入を行う金額を減らせるため、収入が少ない人でも審査にとおる可能性があがります。
頭金を準備して借入金額が減ると、支払う利息を減らすことができるため、節約にもつながりますので、ある程度の貯金は切り崩して頭金にあててみるのが良いです。
連帯保証人を付ける
ディーラーローンでは、収入がある程度あれば連帯保証人を付けなくても大丈夫ですが、自分から連帯保証人を用意すると、申し出ることで審査にとおりやすくなります。
ただし、連帯保証人はディーラーローン利用者が返済不可能となった場合には、本人に代わって全額借金を返済する義務が発生するため、連帯保証人になってもらう人には慎重に相談を行ってください。
現在の借金をできるだけ減らす
審査落ちをした人の特徴でも紹介しましたが、他社借入が多い人は審査に落ちやすいため、ディーラーローンの申込前に現在の借金を返済すると審査にとおりやすくなります。
クレジットカードやカードローンの返済が残っている人は、ディーラーローンの申し込み前に増額返済を行い、できる限り借金の金額を減らすようにしましょう。
なお、他社借入には奨学金は含まれないため、申込時に他社借入として記入する必要はありません。
ディーラーローンのメリットとデメリット
ダイハツの車を購入するときには、銀行の自動車ローンを利用するという手もありますが、ディーラーローンには銀行のローンにはないメリットがあります。
逆に、銀行の自動車ローンと比較するとデメリットとして捉えられる点もあるので、比較するうえでもどのような違いがあるか確認してください。
ディーラーローンのメリット
まずはディーラーローンのメリットから確認して行きましょう。
銀行より審査にとおりやすい
ディーラーローンの審査は、比較的銀行のローンよりも審査にとおりやすいと言われています。
銀行のローンとディーラーローンを取り扱っている信販会社では、ローンの審査基準が大きく違うため、銀行の審査に落ちてしまったとしてもディーラーローンの審査にとおる可能性はあります。
銀行の審査に落ちてしまった人や、審査にとおることが難しいと言われた人はディーラーローンをオススメします。
申込みが簡単で審査も早い
ディーラーローンは自動車ディーラーで直接申込みから契約まで行えるため、申込が非常に簡単である点が大きなメリットです。
また、審査も1時間程度で完了するため、ディーラーで車の購入を行ってそのまま契約まで完了できます。
土日祝日も対応してもらえる
ディーラーローンは自動車ディーラーの営業時間であれば、土日祝日でも対応してもらえるという点も大きなメリットです。
銀行の自動車ローンを利用するためには、平日の日中に窓口へ出向いて申込みをするか、インターネットで申込みをするしかありません。
土日祝日でも対面で対応してもらえる点は、ディーラーローンならではの特徴です。
値引きやサービスしてもらえることも
ディーラーローンは自動車の本体価格と同じように、値引きやサービスを行ってもらえる可能性があります。
ディーラーローンは自動車ディーラーごとに、独自のキャンペーンを行っているため、店舗ごとに金利や手数料の幅があるのです。
また、ディーラーローンを利用することで、車のメーカー希望小売価格を割り引いてもらえたり、オプションの代金をオマケしてもらい総額価格を減らしてもらえたりする可能性が高いです。
車両価格を含めて車両購入の費用を抑えたい人には、ディーラーローンの方が向いているかも知れません。
ディーラーローンのデメリット
次に銀行の自動車ローンと比較したときのデメリットについても見て行きましょう。
金利が高い
銀行の自動車ローンと比較すると、金利が高いという点がディーラーローンの大きなデメリットです。
ディーラーローンの金利は会社にもよりますが7~8%前後の利息であることが多く、5%以下の金利設定となっている、銀行の自動車ローンと比べると割高と言えます。
また、銀行の自動車ローンはキャンペーンのひとつとして特別金利を実施しているケースも多く、さらに低金利で利用できるケースもあります。
ローンの返済期間が長くなるほど金利の高さがネックになるため、5年以上の長期ローンを組む場合には特に金利について気を付けてください。
返済期間が短い
ディーラーローンの返済期間は、銀行の自動車ローンと比較すると全体的に短めです。
ダイハツのワンダフルクレジットは残価支払まで3~5年間しか設定ができません。
また、トヨタクレジットも最長6年間しか返済期間を設定できませんが、銀行ローンでは返済期間を10年間に設定できる会社が存在します。
グレードの高い車を長期間の分割払いで購入したい人には、ディーラーローンは不向きであると言えます。
完済まで所有権がディーラーにある
ディーラーローンは基本的にローン契約時に、所有権がディーラーのもとにある契約を結ばなければなりません。
したがって、車の所有者はディーラーの名前で登録されているため、ディーラーローン利用者は車をディーラーから借りているという形になります。
もし、途中で車を手放したくなった場合や、車体の改造を行いたくなった場合でも、車の所有権を持っているディーラーの承諾を得なければ、勝手に車に関する手続きを行えません。
さらに、ローンを完済したとしても自動的に所有権が移るわけではないため、ディーラーに連絡を取った後に、陸運局に届出を出さなければなりません。
購入した車を、勝手に手放せない点は、大きなデメリットと言えるでしょう。
月々のローン支払いを楽にするためには
ここまで紹介してきたローンは、残額据置き払い以外はすべて毎月一定の金額を支払い続けなければならないタイプのローンです。
ローンの支払いは家計にとって重荷になりがちですが、月々のローン支払いを少しでも楽にするためには、どのような点に注意すれば良いでしょうか。
頭金を多めに支払う
ローンで毎月支払って行く金額は、単純計算で車両本体価格から頭金をひいた金額(残価設定型のローンの場合は残価も)を支払い回数で割ったものになります。
したがって、頭金をたくさん支払えば、月々のローンの支払いが楽になることは間違いありません。
そのため、毎月の支払い負担を抑えたい場合には、頭金としてどれぐらいの金額を支払うことができるかが非常に重要になります。
ただし、毎月の支払いを抑えたいからということで頭金としてむちゃな金額を支払ってしまうと、その後の生活余力がなくなってしまうので、無理のない範囲でとどめておくようにしなければなりません。
バランスが難しいところですが、繰り返し返済シミュレーションを行って、頭金と毎月の返済金額がちょうどいいバランスに落ち着くところを探すようにしましょう。
ボーナス併用払いを活用する
ローンの中にはボーナス払いを併用できるものもありますが、ボーナス払いを活用することも毎月の返済負担を抑えるためには重要です。
年に2回、ふだんの月よりも多めに返済を行う月があれば、その他の月の返済負担は自然と抑えられますからね。
なお、ボーナス払いを利用できるかどうかは、実際にボーナスが支給されるような会社や雇用形態であるかどうかは関係ありません。
ただし、ボーナスが支給されない状態でボーナス払いを併用しようと思った場合は、ボーナス月に余分に支払いを行える余力をしっかり確保しておくことには注意しておきましょう。
繰上返済を活用する
他の月よりも多めに返済を行うという意味では、繰上返済を利用することでも毎月の返済負担を抑えることは可能です。
今回紹介したローンの中では、支払額可変クレジット「e-way」で繰上返済を行うことができます。
したがって、繰上返済を行えば今後支払う予定だった、お金の一部を前倒しで支払うことになるため、その後の月々の支払い負担は必然的に減ることになります。
ただし繰上返済も、頭金と同じく「どれぐらい支払うか」で頭を悩ませるケースが多くなります。
頭金の場合と同様にしっかり返済シミュレーションを行って、無理のない金額を繰上返済することが重要ですよ。
一括払い?ローン?リース?
車を購入するための方法はローン以外にも一括払いがありますし、最近は車を購入するのではなくリースという形で利用する人も増えてきています。
一括払い・ローン・リースは、それぞれどのような場合に利用すべきなのでしょうか。
3つの車の取得方法についてそれぞれ比較してみて行きましょう。
支払金額を最小にしたいなら一括払い
一括払いが他の方法ともっとも異なる点は、「支払いが1回のみで終わる」ということです。
支払いを分割すると、1回1回の負担は少なくなるものの必ず利息が発生するので、分割する回数が多ければ多いほど、また支払期間が長ければ長いほど、支払総額は増えることになってしまいます。
そのため、現金一括で支払える余裕があるのであれば一括で支払ってしまうことで、支払金額をもっとも少なくすることが可能です。
頭金用にと思ってある程度のお金を貯めている人は、購入時期を少し後ろにズラしてその間にお金を貯めることで、一括で支払ってしまうようにした方が良いかも知れませんよ。
無理なく支払って行きたいならローン
一括で支払うことで支払総額を抑えられるというメリットは、なかなか魅力的なものです。
しかし、それでも車を購入するのですから、何十万円・何百万円というお金が一度に手元からなくなるため、その後の生活が少々心もとなくなりますよね。
一括払いの場合、車を購入してからしばらくの間は生活余力などほぼないに等しく、ちょっとしたイレギュラーな事態が発生しただけで、お金の調達にてんやわんやになってしまいかねません。
車を購入することももちろん大事ですが、毎日の生活を継続して行くことはそれ以上に重要なのです。
できるだけ無理のない形で支払いを行って行きたいのであれば、一括払いではなくローンを利用して支払いを行う方が無難でしょう。
新しい車に乗り換えたいならリース
リースでは、残価設定型のローンと同じような形で、一定価格を据え置いた状態で毎月の支払いを行うことができます。
残価設定型のローンでは据え置いた分の金額は最終回に支払わなければなりません。
しかし、リースの場合は車両を返却することで据え置いた分の支払いと相殺させることが可能なので、実質的にローンで購入するよりも安価で車を利用することが可能です。
もちろん車を返却する以上、リース契約が終わってしまえば車を利用することはできなくなってしまいます。
その一方で、購入するよりも安価で利用できるという特性を生かして、また別の車をリースで利用すれば継続した利用もできます。
定期的に車を買い替えて常に新しい車種に乗っていたいと考える人は一定数はいますが、そのような人は購入ではなくリースを利用することで、支出をより抑えられるようになるでしょう。
なお、リースで利用していた車は気に入った場合買い取ることもできますが、その場合は最初からローンで購入していたケースと比べて割高になることが多いことには、注意しておきましょう。
まとめ
以上、ダイハツの車を購入するために利用できるローンについての説明を行ってきました。
ダイハツで取り扱っているローンの数は多くないものの、トヨタファイナンスが取り扱うローンが利用できると分かれば安心できますね。
最後に触れましたが、最近では車を購入するのではなくリースで利用するという価値観も少しずつ浸透してきています。
購入とリース、どちらが正しくてどちらが間違っているという問題ではなく、純粋に価値観の違いです。
購入しようと思っている人でも、一度リースで利用するという選択肢を検討してみても良いかも知れませんよ。
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