ヴェゼルをローンで購入すると毎月どれぐらいの支払いが必要?
ヴェゼルはホンダが製造・販売しているコンパクトクラスのSUVで、スタイリッシュなデザインで人気を集めている車種です。
ヴェゼルの購入を検討している人には、現金一括で購入しようと思っているかたもおられると思いますが、大多数のかたは自動車ローンを利用しようと思っているのではないでしょうか。
そこで今回は、ヴェゼルをローンで購入すると毎月どれぐらいの支払いが必要になるかについて、説明を行っていきたいと思います。
目次
ヴェゼルの販売価格はどれくらい?
ヴェゼルを自動車ローンで購入することを検討する場合、ヴェゼルの価格を知っておく必要があります。
ヴェゼルには、一般的な車種とハイブリッドカーである「ヴェゼル ハイブリッド」がありますが、ホンダによる希望小売価格はヴェゼルが2,075,000円、ヴェゼル ハイブリッドが2,810,000円となっています。
ヴェゼル ハイブリッドのほうが70万円ほど高い価格設定となっているので、どちらを購入する予定なのかによって資金計画が変わってくることになります。
なお、上述した金額はあくまでもメーカーの希望小売価格なので、ディーラーによって値段が変動する可能性があるということには注意しておきましょう。
自動車ローンは頭金の金額がカギ
ヴェゼルを自動車ローンを用いて購入する場合の毎月の支払いについて考えていくためには、頭金をいくらにするかが非常に重要になります。
頭金の違いによって、毎月の返済金額にどれぐらいの違いが出るかを、シミュレーションで確認してみましょう。
なお以下のシミュレーションでは、ハイブリッドカーではなく一般的なヴェゼルの価格を用いています。
頭金を50万円にする場合
まずは頭金を50万円にする場合です。
返済期間を2年・4年・6年、適用金利を2%・5%・8%と設定した場合の毎月の返済金額および返済総額のシミュレーション結果は、以下の表のようになっています。
適用金利 2% | 適用金利 5% | 適用金利 8% | |
---|---|---|---|
返済期間 2年 | 毎月の返済金額 :66,788円 返済総額 :1,602,906円 | 毎月の返済金額 :68,878円 返済総額 :1,653,063円 | 毎月の返済金額 :71,006円 返済総額 :1,704,153円 |
返済期間 4年 | 毎月の返済金額 :34,061円 返済総額 :1,634,914円 | 毎月の返済金額 :36,155円 返済総額 :1,735,467円 | 毎月の返済金額 :38,328円 返済総額 :1,839,727円 |
返済期間 6年 | 毎月の返済金額 :23,158円 返済総額 :1,667,355円 | 毎月の返済金額 :25,284円 返済総額 :1,820,467円 | 毎月の返済金額 :27,527円 返済総額 :1,981,917円 |
2%は銀行等の金融機関で借り入れた場合の金利、8%はディーラーの提携ローンを利用した場合の金利にそれぞれ近い金利となっていますが、金利や返済期間が変わると毎月の返済金額も返済総額もかなり変動することがお分かりいただけるでしょう。
なお、表中の返済総額はあくまでもローン支払いの返済総額なので、実際に支払う金額はここに頭金の50万円を加えた金額であることに注意しておいてくださいね。
頭金を100万円にする場合
では続いて、返済期間と金利を同じ条件にしたまま、頭金を100万円に変更してシミュレーションを行ってみます。
金利 2% | 金利 5% | 金利 8% | |
---|---|---|---|
返済期間 2年 | 毎月の返済金額 :45,518円 返済総額 :1,092,422円 | 毎月の返済金額 :46,942円 返済総額 :1,126,604円 | 毎月の返済金額 :48,393円 返済総額 :1,161,425円 |
返済期間 4年 | 毎月の返済金額 :23,213円 返済総額 :1,114,240円 | 毎月の返済金額 :24,641円 返済総額 :1,182,759円 | 毎月の返済金額 :26,121円 返済総額 :1,253,831円 |
返済期間 6年 | 毎月の返済金額 :15,782円 返済総額 :1,136,341円 | 毎月の返済金額 :17,232円 返済総額 :1,240,680円 | 毎月の返済金額 :18,760円 返済総額 :1,350,728円 |
上と下の表で、対応する部分を見比べてもらうと毎月の返済金額にかなりの違いが生じていることがお分かりいただけるでしょう。
返済期間が短い場合はそうでもありませんが、返済期間が長くなると返済総額にも10万円近い違いが生まれてくるため、特に返済期間が長くなりそうな場合には頭金をどれぐらい入れるかが、返済負担に大きく影響することになるでしょう。
残価設定型のローンが便利な場合も?
ここまで説明してきたのは一般的な自動車ローンを用いる場合でしたが、自動車ローンには「残価設定型」と呼ばれる少し特殊なローンもあります。
残価設定型ローンでは最初に「残価」と呼ばれる金額を設定して、車の価格からその残価を引いた金額をローンで支払っていくことになります。
たとえば200万円の車で残価を50万円と設定すると、頭金+ローンで200万円-50万円=150万円を支払っていくという感じですね。
では残価として設定された50万円分はどのように支払うのかですが、これは「ローンの最終支払い時」に支払うことになります。
それだと、最終回にまとめて支払うだけで普通のローンと同じではないかと思われるかもしれませんが、残価設定型ローンでは最終回の支払いを行う代わりに今まで乗っていた車を売却するという選択肢もあるのです。
こうすることで、実質的に車を安く購入することが可能になるので、ヴェゼルを購入する場合にも残価設定型ローンを利用することで支払い金額を抑えられる場合がありますよ。
使い方次第で損にも得にもなるので注意
ただし最終回に車を売却しないという判断を下した場合は、もちろん残価分の金額を支払わなければなりません。
この際一括で支払うこともできますが、一括での支払いが難しそうであれば残価をあらためてローンで支払うことも可能です。
しかし残価に対してローンを組んだ場合は、残価部分には最初にローンを組んだときとあらためてローンを組んだときで二重に利息が発生することになってしまうので、残価など設定せずに最初から均等に支払っておいたほうが、支払い金額を抑えることができたという事態に陥ってしまいます。
大学在学で下宿している間だけ車が欲しい、単身赴任で地方にいっている間だけ車が必要だ、というように車を必要としている期間が明確に決まっている場合は、その期間で残価設定型ローンを組んで最後は車を売却するのが賢い判断となります。
このように使い方次第で得にも損にもなるのが残価設定型ローンなので、どのような形で車を利用しようと思っているかによって、利用すべきかどうかの判断を行うといいでしょう。
まとめ
以上、ヴェゼルをローンで購入すると毎月どれぐらいの支払いが必要になるかについての説明を行ってきました。
同じ値段の車を購入する場合でも、頭金の設定・金利・返済期間などで返済負担等は大きく変わってくることがお分かりいただけたと思います。
また、最後に残価設定型ローンの説明もさせていただきましたが、ローン利用時のいろいろな条件だけではなくそもそもの利用するローンの種類によっても返済に違いが出るため、考えなければならないことはかなりたくさんあります。
いろいろな選択肢を検討したうえで、最適なローン・返済方法を見つけられるようにしてくださいね。
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