バイクが欲しい高校生、ローンは組める?
高校生がまず目を惹かれてしまうのがバイクですよね。バイクはかっこいいですよ。思いのままにバイクを操る感覚は車にはありませんね。しかし高校生はバイクを買うだけのお金がありません。それならバイクローンを組めばいいんじゃないかと思いますよね。
今回は高校生でもバイクローンを組んでバイクを購入できるのかについて、わかりやすくご説明していきたいと思います。
下記ページでは、比較的収入が少ないフリーターでもバイクのローン契約はできるのか、情報をまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。
>>>年収100万円のフリーターでもバイクローンは契約できるのか
高校生はバイクローン組めるの
バイクをローンで購入するということは契約が伴うため、未成年者である高校生が単独でローンを組むことは難しいと言わざるを得ません。
なぜなら未成年者の契約行為は、後になってから取り消すことができる事を定めた民法があるからです。
後になってから取り消すことができるということは、契約行為そのものがなかったことになり、またバイクの引き渡し返還請求もできないのです。
ですからバイク屋で、この単車かっこいいなあ、ローンで買えないかなと思っても、業者自体が慎重にならざるを得ません。
せめてバイクだけでも取り返すことができれば良いのに、契約が無効となってバイクまで取り返すことができないのでは、泣きっ面に蜂ですよね。
しかし民法では但し書きがあり、親権者が同意した場合は未成年者の法律行為、つまりローンでバイクを購入することは認められているのです。
未成年者が単独でローンを組むことができないのではなく、業者側にとってリスクが大きいためローンを契約しない、と考えておけば良いでしょう。
よって親権者(親)が同意さえすれば、高校生でもバイクローンで単車を購入することはいくらでも可能なのです。
親が連帯保証人になることが条件
親権者が同意すれば高校生でもバイクローンの契約は可能ですが、単に同意しただけではローン返済が滞った場合に取り立てしなければなりません。
それに高校生はいくらアルバイトで稼いでいたとしても、月にたかだか数万円の収入では返済能力があるとは言えませんね。
バイクローンを扱う業者はほとんどの場合クレジットカード会社、信販会社ですから高校生の信用情報で審査を行おうと思っても、「該当なし」となってしまいます。
信用情報の審査をしようと思っても該当がないのでは審査のしようがありませんね。
ローンは審査に通らなければ組めませんので、そこで親に連帯保証人になってもらうのが普通です。
ローン会社は高校生の信用情報ではなく、親の信用情報で審査するため信用情報に問題がない限りスムーズに審査に通ることでしょう。
そもそもバイクローンや自動車ローンは、購入した商品の所有権をローン会社が保持しているため、比較的審査に通りやすいと言われています。
もちろん高校生がローンの契約者ではなく、初めから親が契約者となってローン審査を受けるのが最も手っ取り早いですが、高校生としては自分名義でバイクを購入したいと考えますよね。
ローンの支払いはアルバイトでしっかり払って行くから、保証人だけお願いしますと親に頼みたい気持ちもあるでしょう。
16歳になると普通2輪免許によって250ccから400ccのかっこいいバイクに乗りたいと思うでしょう。
中型バイクの免許を取得することを許しているくらいですから、きちんと自分が支払って行くことを親に伝えれば、親も連帯保証人になってくれるかもしれませんね。
ローン会社は親の信用情報で審査する
普通ローン契約と言うと主契約者と連帯保証人の二人の信用情報で審査することになりますが、高校生のバイクローンの場合はローンの主契約者は高校生本人でも、連帯保証人である親の信用情報で審査を行います。
つまりローン会社としては親にバイク購入代金を貸し付けるのと同じ感覚で審査を行うため、親の信用力や返済能力に問題がなければ審査に通ることは難しくありません。
ローン会社としても高校生本人のローン返済がきちんと行われなければ、すぐに連帯保証人である親に連絡し返済請求することができるため、ローン会社にとっても安心です。
よほど親の信用情報にキズがない限り、バイクローンの審査に通ることは簡単ですよ。
ただし高校生が単車に乗ることをあまり感心しない親もいます。
若さゆえにスピードの出しすぎや、二人乗りによって事故を起こしてしまうことを心配している親も多いため、もしかしたら連帯保証人になってくれないかもしれませんね。
できるだけ頭金を貯めておこう
バイクローンは頭金がなくても組むことはできますが、車体価格まるごとローンを組んでしまうと金額が多くなり、毎月返済する金額も多くなります。
これはローンにかかる利息負担が加算されるからですね。
ローンは必ず利息がかかり、バイクの値段が50万円だとしても50万円を支払えばそれで良いわけではありません。
例えば50万円を全額バイクローンで契約し、金利が10%だとしたら1年間で5万円の利息が加算されてしまいます。
もし2年で返済することを考えるなら、単純計算で10万円の利息が加算され、合計60万円の返済をしなければなりません。
60万円を24回払いにすれば毎月の支払い金額は2万5,000円です。
しかし頭金を20万円用意したとすると、ローン契約額は40万円となるため、24回払いなら毎月の返済額は2万円で済みますね。
わずか5,000円の違いと言っても高校生にとっては大きな金額ですから、アルバイトで稼いでなるべく頭金を多く入れるのが返済をラクにするコツですよ。
健全なバイクローンの返済額
アルバイトで稼いだお金をすべてバイクローンの返済額に当てるのは好ましくありません。
なぜならバイクを購入するには諸経費がかかることや任意保険、ガソリン代も入れて考えなければならないからです。
バイクの諸経費は排気量によって5万円から10万円程度かかり、400ccを超えると車検があります。
バイクのローン返済額だけを考えていたのでは、とてもではありませんがバイクを維持することはできませんよ。
それに無保険でバイクに乗るのはあまりにも危険ですよね。バイクの単独事故で自分が怪我をするだけなら自己責任だとしても、相手がいる事故になれば補償をしなければなりません。
事故の程度によっては賠償額が軽く1億円を超えてしまうことも珍しくありませんので、任意保険だけは必ず加入しておきたいですね。
それらの費用を考えると、健全なバイクローンの返済額は、これくらいなら返済できるだろうと考える金額の半分程度と考えるべきです。
それにアルバイトだって短期間で辞めてしまう場合もありますし、高校卒業して進学したとするとアルバイトで稼げない時期も出てきますよね。
どうしてもバイクローンが支払えないときは親に立て替えてもらうことができるのかも含めて、購入する前にしっかり相談しましょう。
バイクローン契約の流れ
バイクローンでバイクを購入する場合は、保証人となる親と一緒に店頭に出かけましょう。
新車を購入するのかそれとも中古車を購入するのか、購入価格はいくらまでならOKなのかなども含めて乗りたいバイクを決めましょう。
欲しいバイクが決まったら、お店のスタッフに伝えてバイクローンの申し込みを行います。
主契約者と連帯保証人それぞれの記入が終わったら、その場でバイク屋が契約しているローン会社に書類をFAXで送信します。
審査時間はおよそ30分程度です。既にご説明の通り連帯保証人となる親の信用情報に問題がなければ、すぐに審査結果がわかります。
審査に通れば納車の時期を決めて納車を待つだけです。
なお連帯保証人となる親の勤務先へ在籍確認の電話が入りますので、在籍確認が終わり次第、バイクの整備が行われ納入の運びとなります。
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