自己破産しても銀行融資は受けられる!
自己破産は全ての債務を免責できる究極の債務者救済措置です。
借金返済がどうしてもできない方にとっては、まさに天の助けとも言える救済措置と言えるでしょう。
しかし、自己破産は破産者の生活に与える影響も大きく、破産後には下記のようなデメリットを受け入れなければなりません。
- 銀行融資が受けられない
- クレジットカードが作れない
- 財産が没収される
ですが、これらデメリットは一生続くわけではありません。
自己破産者でも、将来的には再び銀行融資を受けることができるのです。
そこで今回は、自己破産者が再び銀行融資を受ける際の注意点について詳しく解説します。
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介する記事は、こんな人におすすめの内容となっております。
- 自己破産が銀行融資に与える影響が知りたい人
- 自己破産後はどのくらいの期間で融資可能となるかが知りたい人
- 自己破産の記録が残っていても借りられるところを探している人
自己破産後に銀行融資を受けるには?
冒頭でも申しましたが、自己破産をすると銀行融資が受けられなくなります。
しかし、銀行融資が受けられなくなるのは法律等に定められているからではなく、銀行が自己破産者に対して融資を行わないというスタンスだからです。
これは別段銀行に限った話ではなく、すべての金融機関も同様で、お金の借入はもちろん、各種ローンも組むことができません。
つまり自己破産者は全金融機関の審査において、合格基準を満たしていないと判断される対象となっているというわけです。
ただ、一部の金融業者では自己破産者にも融資しているところがあるようです。
もちろん、ヤミ金などの違法業者などではなく、きちんとした正規の業者が主に顧客や収益確保のために行っています。
こうした業者についてはこの記事の最後で紹介しますので、自己破産をして間もない時期などで銀行融資が受けられない人は借りる先の参考としてください。
自己破産は融資審査にどう影響するの?
金融機関における各種審査で、最も重要視されるのは下記の2点です。
- 返済能力
- 信用度
銀行をはじめとする金融機関が取り扱う金融商品は現金の融資、または各種ローンとなるため、貸し付けた現金と利息を完済してもらわなければなりません。
よって、申込者には返済できるだけの財力と、毎月遅れることなくきちんと返済してくれると見込めるだけの信用度が求められます。
この金融機関の視点に立って、自己破産者について考察してみてください。
自己破産者は、返済額を減額して返済を試みる他の債務整理では対処できないほどの状態の方を指します。
返済したくても、返済できるだけの返済原資を全く持たない状態なのです。
となれば、貸倒リスクの高い危険な相手に銀行が融資をするハズはありませんよね。
また、自己破産でなくても任意整理や個人再生、長期延滞、強制解約などといった金融ブラックとなっている人に対しては、やはり貸倒リスクが高いことで融資を行いません。
しかし、申込者が自己破産者や金融ブラックであることを、銀行をはじめとする全金融機関はどうやって調べるのでしょうか?
次はこのカラクリについて解説していきます。
自己破産すると信用情報に記載される
銀行融資の審査時には、申込者の個人情報が参照されます。
個人情報とは金融機関との取引情報が全て網羅されたもので、下記のような情報が登録されています。
- 申込情報
- 取引情報
- 返済情報
この信用情報を確認して申請内容に誤りがないか、また下記の点に問題がないかを審査時に調査します。
- 借入総件数
- 借入総額
- 返済状況
この中でも最も重視されるのが返済状況です。
先程も申しましたが、金融機関は審査時に完済できるだけの返済能力と信用度があるかをとても重視します。
この判断材料となるのが返済状況です。
返済状況が健全であれば返済能力、信用度ともにある信頼できる相手だと判断しますが、返済状況に遅延があるなどルーズなものであれば返済能力、信用度に問題ありと判断され、審査落ちとなる可能性が大きくなってきます。
返済遅れが何度かあるくらいなら審査通過も可能でしょうが、下記のようなブラックリストと呼ばれる金融事故情報が登録されていれば、確実に一発で審査NGとなってしまいます。
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現在、日本には下記3つの信用情報機関があり、すべての金融機関がいずれかの機関に加盟しています。
- 日本信用情報機構(JICC) 主な会員:消費者金融、クレジットカード会社、保証会社
- シー・アイ・シー(CIC) 主な会員:クレジットカード会社、消費者金融、保証会社
- 全国銀行個人信用センター(KSC) 主な会員:銀行、信用金庫
基本的には加盟している信用情報機関の信用情報しか見ることはできないのですが、金融事故情報は3機関が構築した情報ネットワークであるCRINで共有されるため、すべての金融機関が自己破産していることを確認できるようになっています。
このようにして、銀行をはじめとする金融機関は自己破産者かどうかを確認しているのです。
当然、自己破産以外の個人再生や任意整理についても同様に金融事故(異動情報)として取り扱われることになりますので、自己破産に限らず「異動情報」が記録されていれば一発で融資NGと判断されることになります。
どのタイミングで融資可能となるの?
信用情報に登録された自己破産の情報は、延々と登録され続けるわけではありません。
ある期間を過ぎれば、自己破産の情報でさえも抹消されます。
信用情報から自己破産の情報が抹消されれば、審査時に自己破産した事実を確認することはできません。
つまり、この自己破産の情報が抹消された時点が、銀行融資を受けられるようになるタイミングというわけです。
自己破産情報の保管期間
自己破産情報の保管期間は下記のように、信用情報機関によって違っています。
- 日本信用情報機構(JICC) 自己破産後5年間
- シー・アイ・シー(CIC) 自己破産後5年間
- 全国銀行個人信用センター(KSC) 自己破産後10年間
自己破産先が銀行ならば10年間、それ以外の金融機関ならば5年間、銀行融資を受けることができないというわけです。
自己破産した金融機関がどこであるかによって、銀行融資が受けられるタイミングが変わってきます。
ただ、これら3機関はCRINによってブラック情報などの一部情報を共有しています。
つまり、銀行融資を自己破産後5年~9年経った時点ではJICCやCICから情報が消えていても、KSCにはまだ残っており、それが共有されていますのでJICCやCICにのみ加盟している金融機関の審査でも落ちてしまう可能性が高いです。
各機関の自己破産情報の保管期間はそれぞれで違いますが、情報共有されていることが審査通過を可能にする期間を遅らせていることになります。
この点はよく覚えておくようにしましょう。
なお、KSCで10年間保有されるのは自己破産以外に個人再生があり、それ以外の金融事故についてはJICCやCICと同じ5年間となります。
自己破産情報の抹消を確認しよう
自己破産の情報登録は、裁判所から免責許可決定が対象債権を持つ金融機関に通知され、その金融機関が加盟する信用情報機関にその情報が登録された日が起点日となります。
よって、通知まで、そして金融機関による信用情報機関への登録までにに日数がかかるため、自己破産情報の保管期間は免責許可決定が認可された日とは差が出てきます。
また、情報の抹消も人為的なミスでそのままになっている可能性がないわけではありません。
保管期間が過ぎたからといって、確実に自己破産情報が抹消されているとは限らないのです。
自分では抹消されていると思い込んで銀行融資に申し込んだが、実際はまだ抹消されておらず審査NGとなってしまう可能性がないわけではありません。
そんな事態を避けるためにも、銀行融資を申し込む前には確実に情報が抹消されているかを確認してみることをおすすめします。
個人信用情報機関は3つある
先ほどもお伝えしていますが、日本国内にはJICC、CIC、KSCという3つの個人信用情報機関があります。
これら3つの個人信用情報機関は、情報の共有はしているもののそれぞれで独立しており、特徴も異なります。
簡単にそれぞれの特徴をお話すると、まずJICCは主に消費者金融が加盟していることから消費者金融系の情報に強いです。
CICはクレジット会社が主に加盟していますので割賦販売系の情報に強いです。
ただ、消費者金融でもクレジットカードを発行しているところもありますし、クレジット会社でもキャッシング枠で融資を行っていますので、貸金業者の多くはJICC、CICいずれの個人信用情報機関に加盟しています。
最後にKSCは、全国銀行協会が設置・運営していることもあり、会員は銀行や信用金庫といった金融機関です。
そのため、銀行系の情報に強いのが特徴です。
金融機関や貸金業者などの審査を行う会社は、申し込みがあれば自社が加盟する個人信用情報機関に照会するのですが、ここで見られることになる自分の信用情報は、個人信用情報機関に対して開示請求を行えば、その内容を確認することができます。
それでは各信用情報機関の開示請求の方法を簡単に紹介しておきましょう。
①シー・アイ・シー(CIC)
シー・アイ・シー(CIC)では、下記3つの方法で開示請求をすることができます。
- インターネット(パソコン、スマートフォン等)
- 郵送
- 機関窓口
郵送や期間窓口での申し込みは手間と時間がかかるため、インターネットの利用がおすすめです。
インターネットなら即日回答が得られ、土日祝日関係なく申し込むことができます。
利用時間は8時から21時45分と長いことも良い点でありますが、利用手数料の1,000円はクレジットカードによる1回払いに限定されています。
この点はよく覚えておきましょう。
◆CIC公式サイト:「インターネット開示(パソコンで開示)」
②日本信用情報機構(JICC)
日本信用情報機構(JICC)では、下記3つの方法で開示請求をすることができます。
- スマートフォン、iPhone
- 郵送
- 機関窓口
シー・アイ・シー(CIC)のようにパソコンからの申し込みはできませんが、日本信用情報機構(JICC)もスマートフォン、iPhoneを利用した申し込みが一番手間なくおすすめです。
指定のQRコードからアプリをダウンロードして、アプリを起動した後は指示に従って手順を進めていくだけで申し込むことができます。
開示情報は手続き完了後に簡易書留で郵送されます。
シー・アイ・シー(CIC)のようにインターネット上で即時開示されることはないので、この点は注意しましょう。
③全国銀行個人信用センター(KSC)
全国銀行個人信用センター(KSC)への開示請求の方法は、先の2機関と違って郵送のみとなります。
- 登録情報開示申込書
- 手数料1,000円の定額小為替証書
- 本人確認書
上記3点を揃えて下記送付先に郵送後、本人住所に開示報告書が郵送されます。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-1 一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター |
他の2機関と違って少々面倒ではありますが、この方法しかないのでしっかりと対応してください。
抹消されても銀行融資が受けられないケースも
信用情報から自己破産の情報が抹消されても、確実に銀行融資が受けられるというわけではありません。
よって、それに該当する融資申込をすれば、審査NGとなってしまうので注意が必要です。
ここではそのケースについて解説していきますので、しっかりと理解しておくようにしましょう。
自己破産先では情報が管理され続ける
信用情報から自己破産情報が抹消されても、自己破産先の金融機関ではその情報が抹消されることはありません。
自己破産すれば、その人はその自己破産先では、延々とブラックリスト扱いされるというわけです。
よって、自己破産した銀行に再度申し込んだとしても、銀行融資を受けることはできません。
自己破産先に再び融資申込をするような方は少ないでしょうが、この点はしっかりと覚えておきましょう。
保証付き融資は永久に受けられない!
個人事業主や中小企業などの事業資金融資として銀行で最も多く利用されている融資方法が、信用保証協会の保証をつけた保証付き融資です。
保証付き融資は契約者が返済不能となった場合、銀行に対してその残債を保証して代位弁済が行われます。
自己破産情報が信用情報から抹消されたとしても、自己破産によって保証付き融資の残債が免責されたという情報は信用保証協会に延々と残り続けます。
よって、銀行を問わず、保証付き融資の審査に通過することはありません。
これと同様に、個人が銀行融資で保証会社を利用した場合も、保証会社の情報には自己破産したという情報が残り続けます。
そのため、自己破産に関係した保証会社からは融資の保証をしてもらうことができなくなります。
個人が利用する銀行融資のほとんどには保証会社がついていますので、必ず保証会社はどこなのかを確認しなければなりません。
抹消後すぐは審査NGとなる可能性も!
信用情報に登録された取引記録は、取引完了後5年間保管されます。
自己破産で免責となれば、これら取引は事実上完了したことになるので、自己破産から5年経過すればこれら取引記録は抹消されることになるのです。
ここで問題となってくるのが、取引記録が抹消された後の個人情報の状態。
自己破産すれば金融機関からは敬遠されるため、自己破産後は5年、もしくは10年間、金融機関との取引は行えません。
よって、自己破産後の信用情報はなんの取引もない、スーパーホワイト状態となっています。
全く情報のないスーパーホワイトは、取引状態に問題がある場合と同様に問題視されることが少なくありません。
この時代に借入やローン、携帯電話の割賦購入をしていないなんて怪しいと疑われるわけです。
特に自己破産するくらいですから、情報抹消後はいい年齢のはずですから、過去に金融事故を起こしているのではと怪しまれ、審査落ちする可能性も考えられます。
そうならないためにも抹消後すぐの融資申込は避け、携帯の割賦購入やクレジットカード利用などでクレジットヒストリーを作ってから申し込みすることをおすすめします。
なお、20代前半などの若年層の場合は現金主義だったということも十分に考えられますので、同じスーパーホワイトでも、こちらについては審査に悪影響が出ることはありません。
自己破産者におすすめの融資制度
自己破産後も、生計を立てて生活を営んでいかなければなりません。
自己破産者となった原因が、会社倒産だったという方は少なくないでしょう。
そのような方ならもう一度起業して、生活を立て直したいと考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、自己破産すれば情報が抹消されるまで銀行融資を受けることもできず、その思いが達成されることはありません。
ですが下記機関が行っている制度を利用すれば、自己破産者でも情報の抹消を待たずに起業資金を融資してもらえる可能性があります。
- 日本政策金融公庫 再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)
- 信用保証協会 再挑戦保証制
これらは廃業による自己破産者の社会復帰を目的に作られたものですから、すぐにもう一度チャレンジしたいという方にはおすすめの支援制度となってくるでしょう。
もしも、自己破産を経験した事業者が再度経営のために資金調達をする必要がある場合は、これらの融資制度や保証制度の利用を検討してみるのもいいでしょう。
これら2つの支援内容は下記のとおりです。
①再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)
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日本政策金融公庫は、民間の金融機関では借りることができない自営業者の金融円滑化を目的として、政府が100%出資をする金融機関です。
日本政策金融公庫には多種多様な融資制度が用意されており、その中に廃業後の再チャレンジとして創業や開業資金が借りられる「再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)」があります。
この融資制度では設備資金だけでなく運転資金も借りられ、設備資金であれば最長、運転資金では20年最長7年と余裕を持った返済プランで再挑戦のための資金を支援しています。
一度、廃業した経験がある事業者を対象としているのにもかかわらず、金利は民間をはるかに凌ぐ低金利となっていますので、ぜひ検討したい制度と言えるでしょう。
◆日本政策金融公庫公式サイト:「再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)」
②再挑戦保証制
信用保証協会が債務保証することで、下記条件で銀行融資を受けることが可能となります。
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個人利用の目的では申し込みすることはできませんが、廃業による自己破産者が再起業したい場合には是非おすすめしたい支援制度です。
日本政策金融公庫の再挑戦支援資金と比べると利用できる金額は少なく、保証期間も短いのですが、これを機に銀行とも良い関係を築いていける可能性もあります。
必ず融資を受けられるというものではありませんが、申し込んでみるだけの価値はあるでしょう。
消費者金融業者は自己破産者には貸さないのか?
ここまでは、自己破産者が銀行融資を受ける際の情報をメインにお伝えしてきました。
特に個人の場合、カードローンといった自由な目的のためにお金を借りる場合、消費者金融を利用する割合も少ないわけではありません。
では、消費者金融業者では、自己破産者には貸さないのでしょうか。
結論を言いますと、いくら銀行よりも審査が甘めである金融業者でも、基本的には自己破産者への融資は行っていません。
理由は銀行と同じであり、貸倒となるリスクが高いことであり、特に金融業者の場合は銀行のように保証会社がついておらず、貸倒の損失はすべて被ってしまうことになります。
その中でも大手消費者金融は、銀行のグループに属していることや、公共性が昔よりも高くなってきていることから、そこまで多くのリスクが取れなくなってきています。
実際、大手消費者金融の審査通過率は50%程度と、皆さんが思っているよりも低いです。
いまでこそ消費者金融に対するイメージは良くなってきているものの、未だにヤミ金と同等や誰にでも貸してくれるというイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、現実には消費者金融なども自己破産といった金融ブラックには厳しい目を向けていますので、申し込み下としても借りられる見込みは極めて低いです。
中小消費者金融にチャンスあり
大手消費者金融では自己破産者が審査に通り、借りられることはほぼありません。
しかし、金融機関に大手銀行や地方銀行、信用金庫などがあるように、消費者金融にも大手ほどの規模や知名度はなくても、地域に密着して長年営業している業者もあります。
もちろん、きちんと登録している正規の業者としてです。
こうした業者を中小消費者金融といいますが、ここでは大手とは異なる基準で審査していることも珍しいことではありません。
そもそも、規模も知名度も少ない中小が、大手と同じ基準で審査していても顧客を確保することはできません。
顧客がいなければ収益も確保できませんので、中小消費者金融では親身になって相談に乗るサービス面や、信用情報に頼りすぎない審査をしています。
具体的には、信用情報が自己破産などで金融ブラックになっていたとしても、今現在の収支を細かく分析して返済能力の有無を判断します。
返済能力ありと判断されると、そこで融資が決定するのです。
また、返済能力ありと判断する基準は業者によって異なり、一方の中小消費者金融で審査落ちしても、もう一方では借りられたということもよくあります。
自己破産などの金融ブラックによって借りられず、それでも借りなければならない状況にある人は、中小消費者金融の利用を検討してみてください。
ただ、中小消費者金融は知名度が低く、ヤミ金がその名を語って営業していることもあり、利用することを躊躇してしまう人も少なくありません。
そこで、これから信頼ある正規の中小消費者金融を5つ紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。
フクホー
フクホーは大阪を拠点に営業する、創業45年の老舗消費者金融です。
申し込みはインターネットや電話も受け付けており、来店不要で全国にも対応しています。
ここで、フクホーを利用した人の口コミをいくつか紹介していきます。
- 自己破産後でも借りられた
- 債務整理を完済して2年ほどしか経っていないのに借りれた
- 何社からも借りているのにフクホーだけは貸してくれた
こうした口コミが多く見受けられ、自己破産などの債務整理をしていても借りられているようです。
もちろん、自己破産などが原因で審査落ちしている人もおり低評価している人もいますが、こうした口コミこそがきちんと審査をしている証拠でもあります。
中には担当者の態度が高圧的だったという口コミもありますが、こちらが誠実が対応を取っていればそこまで不快な思いをさせてくることもないでしょう。
最後に、フクホーの融資条件を簡単に紹介します。
融資金額 | 金利 | 返済期間・回数 | 担保・保証人 |
---|---|---|---|
5万円~200万円 | 7.3%~20.0% | 最長5年(60回) | 不要 |
キャッシングアロー
キャッシングアローは、愛知県を拠点に営業する消費者金融です。
窓口だけでなくインターネットでも申し込みを受け付けています。
こちらもフクホーと同様に、口コミをいくつか見ていきましょう。
- 自己破産後1年しか経っていないが借りれた
- 大手はすべて否決でもアローでは貸してくれた
- 個人再生から1ヶ月でも60万円貸してくれた
キャッシングアローの口コミを見ていても、上記のような金融ブラックの人でも借りられたというものが多く見受けられます。
ただ、否決後にヤミ金からのDMが届くようになったとの口コミもあります。
これは、キャッシングアローを語るヤミ金の方に申し込みしたことが考えられ、アローでもこうした業者には注意喚起しています。
キャッシングアローの簡単な融資条件は、以下のとおりです。
融資金額 | 金利 | 返済期間・回数 | 担保・保証人 |
---|---|---|---|
200万円以内 | 15.00%~19.94% | 最長5年(60回) | 原則不要 |
セントラル
セントラルは、愛媛県に拠点を置く消費者金融であり、東京都などに自動契約機を設置していることでも有名な中小消費者金融です。
カードローンタイプでの融資も中小消費者金融では珍しく、大手のような利便性を誇ります。
そんなセントラルでも審査は柔軟に行っており、以下のような口コミが見受けられます。
- ブラックになって3、4年だが貸してくれた
- 任意整理返済中でも10万円借りられた
- フクホーでも借りれなかったがセントラルは貸してくれた
大手並みの審査スピードや利便性があるにも関わらず、このような口コミが見受けられるのは、やはり中小消費者金融として地域に密着した営業をしているからです。
ただ、上記のような口コミは他の中小消費者金融よりも少ない感じがしますので、他よりも少し厳しめの審査が行われているのではないでしょうか。
では、セントラルの簡単な融資条件を紹介していきます。
融資金額 | 金利 | 返済期間・回数 | 担保・保証人 |
---|---|---|---|
1万円~300万円 | 4.8%~18.0% | 最長4年(47回) | 不要 |
キャッシングのフタバ
キャッシングのフタバは、東京都を拠点に営業する少額融資専門の老舗消費者金融業者です。
レディースフタバという女性専用のキャッシングも行っており、インターネットからでも申し込みを行うことができます。
このキャッシングのフタバには以下のような口コミが投稿されています。
- 複数に申し込んでもダメだったが、フタバさんは貸してくれた
- 債務整理後に利用し、今回は追加の融資もOKでした
- 申し込み後の質問は多かったが、なんとか貸してくれた
キャッシングのフタバに対しては、他よりも厳しい意見が多く見受けられました。
それでも、債務整理や自己破産後でも借りられたというものも多く、柔軟な審査は行われているようです。
では最後に、キャッシングのフタバの簡単な融資条件を紹介していきます。
融資金額 | 金利 | 返済期間・回数 | 担保・保証人 |
---|---|---|---|
10万円~50万円 | 14.959%~17.950% | 最長6年(72回) | 不要 |
まとめ
自己破産をして、その情報がいずれかの個人信用情報機関に登録されていると、その期間中は銀行融資を受けることはできません。
また、自己破産の情報が消えていたとしても、自己破産先となった銀行および保証会社があれば、そこからは融資や保証を受けることができなくなります。
さらに、別の銀行や保証会社に申し込んだとしても、スーパーホワイトになっているために審査に通るのが難しい状況にあります。
そのため、自己破産後10年経過したときは、審査通過率の高い携帯の分割契約やクレジットカードでクレヒスを育て、そのあとに銀行融資に申し込むことが望ましいです。
自己破産の記録が残っているうちに、どうしてもお金が必要となった場合は、中小消費者金融を利用すれば借りられる可能性もありますが、そもそも一度は借金で苦しんでいますので、できる限り借金をせずに生活を送っていきたいものです。
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