八十二銀行のフリーローンでおまとめ【審査通るには】
目次
八十二銀行のフリーローン
2010年に貸金業法が改正されたことにより、総量規制が定められ、消費者金融やクレジット会社などからの借入で多重債務となる人は少なくなりました。
しかし、同時期に銀行がカードローン事業を拡大させたことにより、貸金業者では借りられない人が、銀行カードローンを借り、多重債務となっている人が多くなっています。
複数の借入がある場合、消費者金融のおまとめローンで一本化することができますが、銀行のローンは対象外となっていることも多く、すべてをまとめられない可能性があります。
銀行のカードローンも含めたすべての借入をまとめる場合には、銀行のローンで借り換えする方が良く、低金利で借りられる可能性が高いです。
銀行には数多くの融資商品がありますが、借り換えを目的とする場合は「フリーローン」が最も向いている商品です。
この記事では、八十二銀行のフリーローンで他のローンを借り換えする場合の、審査基準や審査に通るためのポイントなどを紹介していきたいと思います。
フリーローンで借り換えする際の注意点
一部の銀行は、おまとめ専用の商品を提供しているところもあり、ローンの借り換えだけでなく、クレジットカードのリボ払い分や別の少額な資金の分までも借りることができます。
おまとめ専用の商品で借り換えする場合には、すべてのローンを一本化できるだけの金額が借りやすくなっています。
しかし、残念ながら八十二銀行にはおまとめ専用の商品はなく、自由な資金に利用できるフリーローンをおまとめローンとして借入します。
フリーローンをおまとめローンとして利用する場合には、すべてのローンを一本化できるだけの金額が借りられないことも多いです。
また、申し込みの基準に年収や勤続年数などがあるために、パートやアルバイトなどの人は利用できないこともあります。
フリーローンで借り換えをする場合には、これらの点に注意が必要となりますが、金利は低めに設定されていますので、金利負担は抑えられる可能性が高くなります。
八十二銀行フリーローンの口コミ
八十二銀行が提供しているフリーローンは、「はちにのフリーローン」という商品名で提供しています。
ここでは、このフリーローンについての口コミを紹介していきたいと思いましたが、この商品に関する口コミはなく、多くがカードローンに対するものばかりでした。
カードローンの口コミではあまり参考にならないかもしれませんが、同じ八十二銀行の個人向けローンの主力商品として、カードローンに対する口コミを紹介していきます。
カードローンに対する口コミには、
- 専業主婦でも借りられた
- 申し込み手続きが簡単
- 融資まで早い
- 毎月の返済額が少ない
というように、商品性に関して高い評価となっています。
しかし、銀行全体に対する口コミには、「担当者の対応が悪い」などの内容が多くあり、接客などのサービス面はあまり期待できないかもしれません。
フリーローンの審査基準
八十二銀行が提供する「はちにのフリーローン」は、窓口で契約するタイプとWEBで契約するタイプの2種類があります。
この2つは、契約の仕方だけでなく、申し込みできる人の基準や借入の条件にも違いがありますので、それぞれに分けて紹介していきたいと思います。
また、フリーローンを申し込みしてから、審査の結果連絡が来るまでの期間についても、解説していきたいと思います。
はちにのフリーローン
窓口で契約するタイプの「はちにのフリーローン」の申込基準と借入条件は、以下のようになっております。
利用対象者 |
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---|---|
資金使途 | 自 由 (事業性資金を除く) |
融資金額 | 10万円以上500万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 6ヶ月以上7年以内 |
融資利率 | 固定金利:7.0%、9.2%、9.8%、14.5%のいずれか |
返済方法 | 元利均等月賦返済 (借入金額の50%まではボーナス返済の併用可) ※年金受給の方は2ヶ月毎(年金受給月に限る)の元利均等返済も選択可能 |
担保・保証人 | 不 要 |
保証会社 | 次のいずれかが保証します
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はちにのフリーローン(WEB契約)
インターネットで契約が可能な「はちにのフリーローン(WEB契約)」の申込基準と借入条件は、以下のようになっております。
利用対象者 |
|
---|---|
資金使途 | 自 由 (事業性資金を除く) |
融資金額 | 10万円以上500万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 6ヶ月以上7年以内 |
融資利率 | 固定金利:7.0%、9.2%のいずれか |
返済方法 | 元利均等月賦返済 (借入金額の50%まではボーナス返済の併用可) |
担保・保証人 | 不 要 |
保証会社 | 八十二信用保証㈱ |
審査スピード
銀行によっては、申し込みをしてから、どれくらいの期間で審査結果の連絡をするのかということを、公表しているところもあります。
八十二銀行もその1つであり、申し込みの方法によって審査結果が連絡されるまでの期間が異なります。
審査結果の連絡が来るまでの期間は以下のようになっております。
- 窓口での申し込みで、申込金額が100万円以内の場合・・・最短1時間
- インターネットからの申し込みの場合・・・最短当日
- 郵送・FAXからの申し込みの場合・・・およそ5日
なお、上記の期間は、銀行に申し込みを行ってからの時間ではなく、保証会社が申し込みを受付けしてからの時間となります。
申し込みの方法にもよりますが、最短1時間で結果連絡が来るのであれば、審査スピードは非常に早いといえます。
また、申し込みから融資までについては、最短3日~1週間としていますので、借入できるまでの期間も非常に早いです。
金利は審査によって決まる
「はちにのフリーローン」の金利は、4段階または2段階に分かれています。
これらの金利のうち、実際の借入時に適用される金利は、審査によって決まります。
フリーローンの審査は、主に保証会社が行っており、保証会社では保証をするかどうかの判断をするだけでなく、どのような金利を適用するのかということも審査しています。
審査によって金利が決まる場合、より低金利で借りるためには、できるだけ信用を高くしてから申し込むことが望ましいです。
特に、フリーローンをおまとめローンとして利用する場合には、適用される金利によってメリットが大きく変わり、高い金利が適用されてしまえば、金利のメリットを受けることができないこともあります。
金利で審査の通りやすさがわかる
金利には、保証会社に保証してもらうための保証料が含まれており、これが多くなるほど金利は高くなります。
しかし、多くの保証料を支払うことで、保証会社に保証してもらいやすくなりますので、金利が高くなるほど審査に通りやすくなります。
「はちにのフリーローン」の上限金利は、窓口で契約するタイプで14.5%、WEB契約のタイプで9.2%ですので、窓口で契約するタイプの方が審査は通りやすいといえます。
より低金利の方が借り換えによるメリットは大きくなりますが、審査に通らなければ借り換えすることはできませんので、借りやすさを重視する場合は、窓口で契約するタイプに申し込むことをおすすめします。
審査に通るためのポイント
審査を通りやすくすることや、審査で決まる金利を低くするためには、信用が最も重要になります。
複数のローンを借りている人は、借入件数や借入総額によって既に信用が低い状態となっていることがほとんどですので、信用を高くしてから申し込まなければ、審査落ちや高い金利で借りることになってしまいます。
しかし、信用を高めるといっても、実際にどのようなことをしたらいいのかわからないという人もいますので、ここでは、審査に通るためのポイントを紹介していきたいと思います。
審査に通るためのポイントとは、
- 申し込みの内容を正確に記入する
- 他のローンを延滞なく返済する
- 少額のローンは完済してから申し込む
- 返済計画をしっかりと立てる
という4つのことが重要になります。
また、あまり信用とは関係ありませんが、できるだけ審査に通りやすいものに申し込むということも、借りやすくなるためのポイントとなりますので、金利の高いものを選ぶことも方法の1つです。
では、これら4つのポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。
申し込みの内容を正確に記入する
フリーローンは、比較的少ない書類で借りることができるローンであり、申込書の内容は自己申告となります。
ですので、実際とは異なる内容を記入したとしても、銀行や保証会社にばれることなく、有利に審査してもらうこともできます。
しかし、融資額が一定金額以上となる場合や、保証会社が必要と認めた場合には、書類を提出しなければなりませんので、申込書に記入した内容に偽りがあることがばれてしまいます。
申込書の内容に偽りがあった場合には、仮審査で保証承諾となっていたとしても、保証取消なってしまいますので、内容は正確に記入しなくてはなりません。
インターネットで申し込みをした場合には、入力ミスが原因で保証取消となってしまうこともありますので、入力した内容は再度確認してから送信するようにしましょう。
他のローンを延滞なく返済する
複数のローンを借りている場合、毎月の返済額が多額となり、異なる返済日によって延滞してしまう危険性があります。
フリーローンを申し込む時点で他のローンに延滞がある場合には、審査に通りませんし、信用情報に延滞の情報が登録されていれば、審査で不利になってしまいます。
特に、申し込みの直近6ヶ月以内に他のローンで延滞している場合には、審査に通ることが厳しくなってしまいます。
なお、信用情報を登録している個人信用情報機関では、およそ2年間延滞の情報が残っていますので、この期間は少なからず審査に影響が出てしまいます。
少額のローンは完済してから申し込む
複数あるローンの中には、10万円や20万円などの少額な利用限度額のカードローンなどがあるはずです。
こうした少額のローンも、借り換えの対象とすることができます。
しかし、少額なものでも、借入金額に含めてしまえば、毎月の負担は多くなります。
また、審査に通りやすくなるためには、できるだけ借入金額を少なくする方が良いですので、少額のローンは完済することが望ましいです。
ローンを完済したことがあるという実績は、申込者に返済能力があることを証明することができますので、審査に通りやすくなります。
複数の借入を毎月返済していくことだけで精一杯という人もいるかとは思いますが、少額なローンは借り換えの対象とするのではなく、信用を高めるために利用するようにしましょう。
返済計画をしっかりと立てる
比較的少額な金額を借り換えする場合、返済期間を必要以上に長く設定してしまうと、返済総額がまとめる前よりも多くなってしまうことがあります。
返済期間を長くすることのメリットは、毎月の返済額を少なくすることができることですが、返済総額が多くなってしまうリスクもあるということを認識しておかなければなりません。
返済総額が多くなってしまうような申し込みをしてしまうと、返済計画を立てていないと保証会社が判断し、審査に通りにくくなってしまいます。
八十二銀行のホームページには、返済額の目安などを簡単にシミュレーションすることができるところがありますので、このようなものを活用して毎月の返済額や返済総額を試算してから申し込むようにしましょう。
申し込み方法
WEB契約タイプの「はちにのフリーローン」の場合は、契約までをインターネットで行いますので、申し込みもインターネットで行います。
窓口で契約するタイプの場合も、インターネットから申し込みすることができますが、郵送やFAX、窓口でも手続きすることができます。
なお、インターネットで申し込みをした場合には、審査結果の連絡の前に、申込内容の確認などで、勤務先や自宅、携帯に電話がかかってきますので、きちんと対応するようにしましょう。
申し込みの流れ
フリーローンを申し込んでから、融資を受けるまでの流れを紹介していきます。
なお、窓口契約とWEB契約とでは、融資までの流れが異なりますので、これらを分けて紹介していきます。
【WEB契約の流れ】
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WEB契約で借入した場合、後日「案内書」や「返済予定表」が自宅へ郵送されます。
【窓口契約の流れ】
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窓口契約の場合、仮審査の効力は1ヶ月となりますので、期間内に窓口で契約手続きをしなくてはなりません。
申し込みに必要な書類
「はちにのフリーローン」を申し込むために必要な書類は、以下のものとなります。
- 本人確認書類・・・運転免許証、パスポートなど
- 勤め先が確認できる書類・・・健康保険証など
- 収入が確認できる書類・・・所得証明書、源泉徴収票など
※申込金額300万円以下の場合は不要 - 印鑑(銀行印)
「はちにのフリーローン」は、資金使途を確認する書類を提出しなくても利用できますが、保証会社が必要と認めた場合は必要となります。
まとめ
八十二銀行では、1種類のフリーローンを提供していますが、契約方法の仕方によって申込基準や借入条件が異なっています。
審査の通りやすさを重視したい場合は、窓口で契約するタイプがおすすめであり、金利を重視する場合はWEB契約のタイプがおすすめです。
いずれも、おまとめローンとして利用するには十分なほどの最高融資額となっていますので、普段から八十二銀行を利用している人だけでなく、長野県に住んでいる人におすすめのフリーローンであるといえます。
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