きらやか銀行のおまとめローンで借り換え【審査通るには】
目次
きらやか銀行のおまとめローン
消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどから、複数の借入をしている場合、それぞれに対して返済していかなくてはなりませんし、金利も負担しなくてはなりません。
また、毎月の返済日が異なることも多く、数が多くなるほど返済管理がしにくくなり、延滞してしまう危険性が高くなってしまいます。
おまとめローンは、複数のローンを一本化することで、毎月の返済額や利息負担を軽減させ、総返済額も少なくすることができます。
さらに、借入が1つになりますので、返済管理がしやすくなり、延滞する危険性が低くなります。
銀行によっては、おまとめ専用の商品を提供しているところもありますが、山形県に本店を置くきらやか銀行には、おまとめ専用の商品はありません。
ですので、きらやか銀行で複数のローンを一本化する場合には、フリーローンを利用することになります。
この記事では、きらやか銀行が提供するフリーローンの、審査基準や審査に通るためのポイントなどを詳しく紹介していきます。
フリーローンで借り換えする際のデメリット
一部の銀行が提供しているおまとめ専用ローンは、最初からローンの一本化を目的としていますので、すべてをまとめられるだけの金額が借りやすくなっています。
しかし、フリーローンで一本化する場合には、すべてをまとめられるだけの金額を借りられないことも多くあります。
フリーローンは、ローンの一本化だけでなく、自由な資金に利用できるものですので、申し込みした際の資金使途とは別の資金としても利用できます。
また、金利は比較的低金利となっていますので、既に複数のローンを借りている人にはリスクが高いために高額な資金を貸すことが難しくなってしまいます。
フリーローンでローンの一本化をする場合には、このようなデメリットもあるということを認識したうえで、利用するようにしなくてはなりません。
きらやか銀行フリーローンの口コミ
きらやか銀行には、「きらやか便利ローン」と「御用立て君300」という、2つのフリーローンがあります。
これらのフリーローンの審査基準などについて紹介する前に、実際に利用した人などの口コミを紹介していきます。
口コミでは、主に「きらやか便利ローン」に関する口コミがあり、以下のような内容のものが書き込みされています。
- 審査が早い
- ボーナス返済可能で毎月の返済額を抑えられた
- 金利が低い
口コミの件数自体は少ないものの、内容は高評価となっているものが多かったです。
しかし銀行全体に対する口コミには、
- 態度や対応が悪い
- 雰囲気が悪い
などというように、評判がいいとは言えないような内容が多かったです。
口コミだけを見ると、商品にはいいものがあるが、行員の対応や雰囲気は悪いため、長く付き合っていくには難しい銀行だという印象を受けます。
きらやか銀行フリーローンの審査基準
ここから、本題であるフリーローンの審査基準などについて、紹介していきます。
まずは、きらやか銀行がおまとめローンとして推奨する「きらやか便利ローン」の申込基準と借入条件を紹介します。
利用対象者 |
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資金使途 | 自 由 (事業資金は除く) |
融資金額 | 10万円以上500万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 10年以内(1ヶ月単位) ※300万円以下の場合は7年以内 |
融資利率 | 4.5%~14.0% |
返済方法 | 毎月元利均等返済 (融資金額の50%以内を上限にボーナス返済併用可) |
担保・保証人 | 原則不要 (借入条件によっては連帯保証人1名が必要となることもある) |
保証会社 | きらやかカード㈱ |
このフリーローンは、きらやかカード㈱の審査に通らなかった場合に、㈱オリエントコーポレーションが二次審査を行う「リトライサービス」の対象となっています。
御用立て君300
「御用立て君300」の申込基準と借入条件は、以下のようになっております。
利用対象者 |
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資金使途 | 自 由 |
融資金額 | 10万円以上300万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 最長7年 |
融資利率 | 固定金利 9.8%~14.5% |
返済方法 | 毎月5千円単位の定額返済方式 (ボーナス返済併用不可) |
担保・保証人 | 不 要 |
審査スピード
カードローンやおまとめローンを借りる先として、消費者金融が人気な理由は、審査スピードにあります。
消費者金融では、カードローンだけでなく、おまとめローンも即日融資が可能であり、他のローンの返済日までに借入したいという時などに便利です。
では、きらやか銀行のフリーローンは、申し込みをしてからどれくらいの期間で審査結果の連絡が来るのでしょうか。
口コミでは、審査スピードが早いというものがありましたが、きらやか銀行では、審査スピードに関しての公表はしておらず、どれくらいの期間で連絡が来るのかはわかりません。
しかし、フリーローンの保証会社が、きらやか銀行の連結子会社であるきらやかカード㈱ですので、専属保証会社ともいうべき会社であるといえます。
ですので、審査スピードは早いと考えられますし、リトライサービスで審査をするオリコも、審査スピードには定評があります。
リトライサービスを利用することになったとしても、審査結果連絡までにはあまり時間がかからないのではと予想されます。
金利は審査によって決まる
「きらやか便利ローン」の金利を4.5%~14.0%、「御用立て君300」の金利を9.8%~14.5%と紹介しました。
ですが、実際に適用される金利は、きらやか便利ローンが「4.5%」「8.5%」「14.0%」の3段階、御用立て君300が「9.8%」「14.5%」の2段階となっています。
これらのうち、どの金利が適用されるのかは、審査によって決まりますので、申し込んでみないことにはわかりません。
一般的に、低い金利が適用される人は、信用が高く、返済されないリスクが低い人です。
反対に、高い金利が適用される人というのは、信用が低く、返済されないリスクが高い人です。
低金利で借りることができれば、より大きなメリットを受けながら返済していくことができますので、低い金利が選ばれるためにも、できるだけ信用を高くしてから申し込むことが望ましいです。
金利で審査の通りやすさがわかる
複数のローンを一本化するためには、審査に通らなければなりません。
ですので、審査の通りやすさを重視して、ローンを選ぶ人も多いです。
しかし、審査の内容などは、実際に審査をしている保証会社でしかわかりませんが、金利を見ることで、ある程度の通りやすさを判断することができます。
金利は、
- 銀行の収益となる分
- 銀行がリスクに備える分
- 保証会社へ支払う保証料分
の3つで構成されており、金利が高くなる要因で最も大きいのが、保証料分です。
保証会社では、多くの保証料を得ることで、より多くの人を保証することができますので、金利が高いローンは、審査が通りやすくなります。
「きらやか便利ローン」の金利は、下限金利こそ低いですが、上限金利は高めですので、審査は比較的通りやすいと予想されます。
また、「御用立て君300」は、上限金利が高いですので、金利だけを見ると、「きらやか便利ローン」よりも通りやすいと予想できます。
リトライサービスでさらに審査が通りやすい
「きらやか便利ローン」は、きらやかカードの審査に落ちたとしても、オリコで再審査をしてくれます。
審査の基準や保証できる範囲というのは、保証会社によって異なりますので、2度のチャンスがあるこのローンは、審査に通りやすいと言えます。
また、大手信販会社のオリコは、多くの審査をしてきたノウハウを活かし、独自の基準で審査をしていますので、柔軟な対応をしてくれます。
審査に通るためのポイント
きらやか銀行のフリーローンは、どちらも審査に通りやすいのですが、申し込みをすれば必ず通るというわけではありません。
先ほどもお話ししましたように、ローンを一本化するためには、審査に通らなければなにも意味がありませんので、審査に通りやすくなるポイントを紹介していきます。
審査に通りやすくなるポイントは、
- 申し込みの内容を正確に記入する
- 他のローンは延滞なく返済する
- 返済計画をしっかりと立てる
という3つがあり、このポイントを押えて申し込むことで、金利も低くなる可能性があります。
では、これらのポイントを詳しく解説していきます。
申し込みの内容を正確に記入する
多くの人は、申込書に記入する内容を、申し込み時点の情報を正確に記入します。
ですが、中にはどうしても審査に通りたいがために、偽った内容を記入して申し込む人もいます。
偽る内容で特に多いのは、「年収」と「勤務先・勤続年数」です。
しかし、保証会社では、これまでの審査実績から、勤務先の業種と勤続年数を見るだけで、ある程度の年収がわかります。
また、審査のために照会する信用情報には、勤務先の情報が登録されていますので、勤務先などを偽っていることもすぐにばれてしまいます。
申し込みの内容に偽りがある場合、保証会社はリスクが高いと判断しますので、審査に通ることはありません。
さらに、仮審査で通っていたとしても、偽っていることが判明した場合には、保証を取り消しされてしまうこともありますので、内容は正確に記入しなければなりません。
他のローンは延滞なく返済する
フリーローンの申し込み時点において、他のローンを延滞している問い場合には、一種のブラックとなっていますので、審査に通ることはありません。
また、申し込みの直近6ヶ月以内に延滞したことがある場合も、返済能力が低いと判断されてしまいますので、審査に通ることが難しくなってしまいます。
ローンは、その人の信用に対してお金を貸しますので、信用がないと判断されてしまうと、非常に不利になってしまいます。
もしも、申し込みの直近6ヶ月以内に延滞をしたという場合には、それを解消してから6ヶ月以上は、申し込みをせずに信用が回復するのを待つようにしましょう。
延滞が6ヶ月以上前のものであれば、審査に通る可能性がありますが、個人信用情報機関人は、延滞の情報がおよそ2年間登録され、少なからず審査に影響が出てしまいますので、注意が必要です。
返済計画をしっかりと立てる
「きらやか便利ローン」のように、最長で10年の長期返済が可能なローンは、毎月の返済額軽減効果が非常に高くなります。
しかし、返済期間を必要以上に長くしてしまうと、場合によっては総返済額が一本化する前よりも多くなってしまうことがあります。
特に、上限金利が適用される場合には、総返済額が多くなってしまう危険性が高いです。
こうしたことは、保証会社もよく見ているところであり、総返済額が多くなってしまうような申し込みは、返済計画をきちんと立てていないと判断し、審査に通りにくくなってしまいます。
総返済額の軽減もおまとめローンのメリットですので、その効果を得るためにも、申し込み前にシミュレーションなどをしてしっかりと返済計画を立てるようにしましょう。
申し込み方法
フリーローンに申し込むための方法は、
- インターネット
- 電話
- 窓口
の3つがありますが、「御用立て君300」は電話では申し込みができません。
インターネットで申し込みをする場合には、きらやか銀行のホームページの専用ページで、必要事項を入力するだけでいつでも手続きできます。
電話で申し込む場合は、専用ダイヤルに電話することで手続きできますが、受付は平日の9時~19時までとなっていますので、時間帯には注意しましょう。
窓口での申し込みは、銀行が営業している平日の9時~15時までに行くことで、担当者と相談しながら手続きできます。
なお、「きらやか便利ローン」では、インターネットまたは電話で申し込みをした場合に、金利を0.1%引き下げる制度がありますので、少しでも金利負担を減らすためにも、いずれかの方法で申し込むことをおすすめします。
申し込みの流れ
フリーローンを申し込んでから、融資されるまでの流れを紹介していきます。
まず、簡単な流れとしては、
- 仮申込
- 審査
- 審査結果の連絡
- 正式な申し込み、契約
- 融資実行(融資金の入金)
となります。
申し込みは、先ほど紹介したいずれかの方法で行います。
きらやか銀行で申し込みを受付けすると、内容の確認などのために電話がかかってくることもあります。
申し込みの受付や内容確認が終わると、銀行から保証会社へ審査の依頼をし、その結果が銀行から申込者へ連絡されます。
きらやか銀行のフリーローンは、インターネットだけで契約できるWEB完結に対応していませんので、正式な申し込みや契約は窓口で行います。
契約手続きまでが完了すると、融資金が返済口座へ入金されますので、それを借り換え対象のローンの返済に充て、その後は返済していくだけとなります。
申し込みに必要な書類
フリーローンを申し込むために必要な書類は、以下のものです。
- 返済用口座の通帳、届出印
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証)
- 所得を証明する書類
所得を証明する書類は、給与所得者と個人事業主とでは異なる書類が必要になります。
給与所得者の場合は、
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 所得額証明書
- 給与証明書
などの書類であり、個人事業主の場合は、以下の書類が必要になります。
- 税務署発行の納税証明書(その2)
- 所得額証明書
なお、資金使途を借り換えにした場合には、これらの書類の他にも、借り換え対象のローン残高がわかる「返済予定表」や「利用明細書」などの資料を求められる可能性がありますので、準備しておくようにしましょう。
まとめ
きらやか銀行には、おまとめ専用の商品はありませんので、複数のローンを一本化するためには、フリーローンを利用することになります。
きらやか銀行が提供する2つのフリーローンは、金利が高めに設定されており、「きらやか便利ローン」はリトライサービスによって、審査が通りやすくなっています。
しかし、審査に絶対はありませんので、審査に通るためのポイントを押えたうえで申し込むことをおすすめします。
タグ:借金・お金の悩み