郵便局のATMでプロミスは利用可能?ゆうちょ銀行利用時の注意点とは。
プロミスなど、消費者金融のカードローンを利用する場合、プロミス以外の提携ATMの利用可否をきちんと理解しておく事はとても重要です。
筆者も過去に「使える」と思っていた提携ATMにいざ行ってみると、「取り扱い不可」となっており、必要なお金を借りられず、とても焦った経験があります。
プロミスの場合、自社ATMはもちろん、三井住友銀行のATMやコンビニATMも利用できる事は、皆さんご存知だと思いますが、「郵便局のATMは使えるのか?」という事について、今回の記事では特に詳しく解説していきたいと思います。
プロミスはゆうちょ銀行も利用OK
結論から申し上げますと、プロミス契約中の場合、提携ATMとして「ゆうちょ銀行のATM」は含まれていますので、ゆうちょ銀行でプロミスの利用は「可能」です。
ちなみに、ゆうちょ銀行でプロミスが使えるようになったのは、2016年の4月以降となります。
それまではゆうちょ銀行ATMは「プロミス利用不可」となっていましたので、プロミスの利便性も年々向上していると言えそうです。
ゆうちょ銀行で出来る事
尚、ゆうちょ銀行のATMでは「プロミスの借入」「返済」の二つが出来るようになっています。
ただ、借り入れも返済も取り扱い単位は「1万円単位」となっており、プロミスATMのように1,000円単位での取り扱いは出来ませんので、注意が必要です。
WEB明細の登録を済ませないと利用できない
ただ、ゆうちょ銀行ATMでプロミスの取引をする場合、一つだけ重要な注意点があります。
それは「ゆうちょ銀行ATMを利用するには、WEB明細の登録を済ませている事が条件」という点です。
プロミスを利用している場合、利用明細をATMや郵送で受け取るか、WEB明細で確認するか、どちらかを選択する事が出来るのですが、「WEB明細の登録」を済ませていないと、ゆうちょ銀行ATMでの取引は一切出来ないという事になります。
では、なぜゆうちょ銀行ATM利用時には、こんなややこしいルールが義務付けられているのでしょうか?
この点については、この後詳しく解説します。
郵便局利用時にWEB明細が必要な理由
「ゆうちょ銀行ATM利用時にプロミスのWEB明細登録が必須である理由」…。
それは、貸金業法の法律で定められた条項が関係してきます。
以下はプロミスなど消費者金融の業者が対象となる「貸金業法」の条項の一部抜粋なのですが、この内容を見ると「プロミスの取引の都度、契約日や融資額、そして契約業者(※プロミス)の会社名や住所が記載された書面を発行しないといけない」となっています。
しかし、この情報が記載された控えは、ゆうちょ銀行などの一部提携ATMでは発行されない仕組みになっている場合があります。(融資金額などの限られた情報しか記載されない)
その為、WEB明細に登録していない人がゆうちょ銀行ATMを利用できるようにしていると、プロミスは貸金業法に違反してしまう…という事になりますので、「ATMの控えの代わりに、WEBで明細を確認する」という事が、ゆうちょ銀行ATM利用時の条件となります。
尚、プロミスでWEB明細の登録を行いたい場合は、プロミス申込時に手続きをするか、契約中の場合でもマイページからログインして手続きをする事が可能です。
貸金業法の一部抜粋
(受取証書の交付)
第十八条 貸金業者は、貸付けの契約に基づく債権の全部又は一部について弁済を受けたときは、その都度、直ちに、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した書面を当該弁済をした者に交付しなければならない。
一 貸金業者の商号、名称又は氏名及び住所
二 契約年月日
三 貸付けの金額(保証契約にあっては、保証に係る貸付けの金額。次条及び第二十一条第二項第四号において同じ。)
四 受領金額及びその利息、賠償額の予定に基づく賠償金又は元本への充当額
五 受領年月日
六 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項
ゆうちょ銀行利用時の注意点
次に、ゆうちょ銀行のATMを利用した場合の注意点について、もう少し詳しく触れていきたいと思います。
手数料がかかる
ゆうちょ銀行ATM利用時はWEB明細登録が必要…という事は最も大きな注意点なのですが、その他にも通常の提携ATMと同じく「手数料がかかる」という点も覚えておく必要があります。
ちなみに、ゆうちょ銀行ATMで借り入れや返済を行った場合、1万円までの取引なら110円、1万円を超える取引で220円の手数料がかかってきます。
これらの手数料は「たかが110円…」と思ってしまいますが、あながち侮れる金額ではない為、注意が必要です。
例えば1万円を金利17.8%で1週間借りると約34円の利息が発生しますが、そのお金をゆうちょ銀行ATMで借りるとなると、手数料は「110円必要」という事になります。
つまり、金利以上のお金が手数料で飛んで行ってしまう事になりますので、できるだけ無駄な手数料が発生しないように、出来ればプロミスか三井住友銀行のATMで取引をするほうがお得…という事になります。
利用時間終了が早い
ゆうちょ銀行ATM利用時の注意点、その二つ目は「利用可能時間」に関する点です。
プロミスの自社ATMやコンビニATMなどは、場所にもよりますが深夜24時まで利用できる所がたくさんあります。
しかし、ゆうちょ銀行のATMについては、そのほとんどが21時までの取り扱いとなっています。
その為、「翌日クレジットカードの引き落としを忘れていて、深夜だけど現金を用意しておきたい…」という場合などは、利用が限定されてしまいますので、注意が必要です。
郵便局以外でお得に使う方法
ここまでで、ゆうちょ銀行のATMでプロミスの取引をするうえでの注意点などをご紹介してきました。
たしかに、ゆうちょ銀行のATMは全国各地にあり、家の近くの郵便局もたくさんあると思いますので、とても便利です。
しかし、特に手数料が発生する事などを考えると、ゆうちょ銀行以外の方法でプロミスの取引を行ったほうが、賢いという事になります。
そこで、出来るだけ手数料を発生させずに、プロミスで借り入れや返済を行う方法を、お伝えしておきます。
瞬フリで夜間でもキャッシング可能
プロミスで手数料無料で、且つ最もスピーディーに借り入れをする方法は「瞬フリ」です。
瞬フリは、三井住友銀行やジャパンネット銀行をはじめとした、全国約200の金融機関で、夜中でも土日でも依頼してから最短10秒で自分の口座にキャッシングしたお金を振り込んでもらう事が出来ます。
また、瞬フリ利用時の振込手数料は全額プロミスの負担となりますので、利用者は手数料無料で利用できます。
その為、ゆうちょ銀行のATMのように時間を気にしたり、手数料を気にしたりする必要もなく、とても便利です。
インターネット返済なら手数料無料
次に返済の方法ですが、プロミスに手数料無料で返済するなら、断然「インターネット返済」を利用するようにして下さい。
プロミスのインターネット返済は、プロミスの会員ページからログインして返済金額を指定する事で、自動的に自分の持っている口座からプロミスに返済が行われる仕組みの事を指しますが、一般的に振込返済でかかるような手数料も一切かかりませんので、おすすめです。
ちなみに、プロミスのインターネット返済を利用する場合、以下の銀行のうちいずれかの銀行口座を持っている事が条件となります。
尚、このインターネット返済も、先ほどの瞬フリと同じく、夜間や土日を問わず365日利用が可能です。
※毎週月曜日0時~7時までは、メンテナンス時間の為、サービスは利用不可となります。
プロミスのインターネット返済が利用できる口座一覧
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ジャパンネット銀行
- みずほ銀行
- 楽天銀行
まとめ
今回の記事でもお伝えした通り、ゆうちょ銀行を含む提携ATMは、利用時の手数料が発生したり、思わぬ時間帯で利用不可となっているケースもありますので、事前によく調べてからATMを利用する事が大切です。
そういう意味では、プロミスの取引はカードを利用しない「カードレス」に限定しておき、手数料無料且つ利用時間を気にせずに、すべてWEBで取引するほうが賢明…と言えるかも知れませんね。
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