東武カードの審査に落ちた!原因は?再申込みは可能なの?
ふだんから東武グループで買物をしている人にとっては、年会費無料でポイントがたまる東武カードを持っておくとメリットとして大きいものです。
しかし申込みをしたからと言って、必ず審査にとおる訳ではありません。
審査に落ちる人もいますので、カードに申込みする前に落ちる原因を知っておくこと安心できるでしょう。
目次
東武カードの基本的情報
カード作成時は「すすめられた」「ポイントがたまる」という理由だけで、余り情報を知らずに申込みをする人が意外と多いのではないでしょうか。
まずは東武カードの基本的情報を確認した上で、申込み条件に沿っていたのかを確認していきましょう。
東武カードは2種類ある
東武カードはいわゆるハウスカードと呼ばれる「東武カード」と、PASMO機能が付いた「東京スカイツリー@東武カードPASMOカード」の2種類が存在します。
それぞれ年会費や、サービス内容も異なりますので違いを見ていきましょう。
種 類 | 東武カード (ハウスカード) | 東京スカイツリー @東武カードPASMOカード |
---|---|---|
年会費 | 無 料 | 初年度無料 (2年目以降1,100円)※ |
ブランド | VISA、JCB、マスターカード | VISA、JCB、マスターカード |
ショッピング保険 | な し | あ り |
追加可能なカード | ETCカード、家族カード | ETCカード、家族カード |
東武鉄道定期券購入 | 0.5ポイント付与 | 1.5ポイント付与 |
定期券搭載 | な し | 可 能 |
PASMOオートチャージ | 可 能 (別途手続きが必要) | 可 能 |
※1年間で10万円以上のクレジット利用で1,100ポイント付与
年会費のみで考えると東武カード(ハウスカード)の方がお得に感じますが、通勤などで定期券を購入する機会が多く、かつクレジットカードを毎月1万円以上利用するという人は東京スカイツリー@東武カードPASMOカードがおすすめです。
東京スカイツリー@東武カードPASMOカードは次年度の年会費も実質無料になり、ポイントも大きいので需要に合っているでしょう。
東京スカイツリー@東武カードPASMOカードだけの特典とは
東武カード(ハウスカード)にはない特典として、「東京スカイツリー天望デッキ入場券(当日券)割引優待」や、東京スカイツリータウン駐車場料金1時間無料サービス」があります。
また東武鉄道以外での定期券購入も0.5%分のポイントが付与され、ショッピング保険という万が一物品の破損や盗難などにあった場合に、利用できる保険も自動付与されています。
東武カードの審査に落ちた原因とは
東武カードに限らず審査に落ちた場合、明確な理由まで教えてもらえません。
審査の結果だけしか教えてくれません。
そのためなぜ審査にとおらなかったのかという原因については、自己判断するしかありません。
東武カードの審査は甘いのか
東武カードの審査基準は公開されていませんので、甘いとも厳しいとも断言できませんが、ほかのカードの申込み条件と比較しても、厳しくなく使用目的が限定されているカードのため申込みはしやすいでしょう。
東武カードの申込み条件の詳細については後ほど詳しく話しますが、使用目的に関してはハウスカードの場合はカードを発行している企業のみ、使えるように(クレジット機能はグループ外でも利用可能)なっていますので需要は限定的になります。
このふたつを考慮すると、申込み基準は緩やかであると言えるでしょう。
申し込み条件はどうなっているのかを確認
東武カードの公式ホームページにも、明確な申込み条件という文言は存在しません。
しかも専業主婦でも学生でも(学生証の提示は必要)申込み可能ということになりますので、年齢制限などや年収での縛りは関係しないようです。
しかし単なるポイントカードではなくクレジット機能も付いていますので、一般的なクレジットカードの申込み条件と同じ基準である可能性があります。
通常のクレジットカード申込時の条件として挙げられているのは、「安定した収入」「18歳若しくは20歳以上」です。
雇用形態は関係ありませんが、毎月安定した収入を得ている人が審査対象となります。
しかし、東武カードの場合は、に専業主婦や学生でも申込みは可能です。
申込時に「職業が学生または専業主婦、本人の年収が103万円以下の方は世帯収入を記載すること」とありますので、世帯主の年収から審査をするようになっているでしょう。
世帯主の収入でカード作成をすると、カード審査にとおっても低い限度額になります。
他社借入件数や借入総額
同じく申込時に記載しなくてはならないのが、現在の他社借入れ状況です。
住宅や自動車などのローンを除き無担保での借入れがあるのかどうか、そして借入れがある場合には何社からの借入れで、借入総額は幾らなのかを記載しなくてはなりません。
そのため他社借入総額が収入に見合わないなどで、審査に落ちてしまう可能性もあります。
虚偽の申告
審査にとおりたい一心で、余り深く考えず他社借入れ状況を偽った数字で記載している場合には審査に落ちてしまう可能性がとても高いです。
申込時には必ず個人信用情報機関に照合を行いますので、借金をどう隠していても現状はすべてバレてしまいます。
そこで申込時の金額や、件数を個人信用情報と見比べて、明らかに虚偽の申告であると判明された場合は審査にとおらないものなのです。
保証人や担保を付けての契約ではありませんので、信頼できる人かどうかを判断する段階で、既に虚偽の申告を行う人は信用をしてもらえないでしょう。
そのため、虚偽の申告は行わないようにしてください。
収支のバランス
先に話した世帯年収や他社借入総額にも関連しますが、現在の収入から他社借入総額を考慮し収支バランスが崩れていないかも重要な判断基準です。
仮に申込人が専業主婦で世帯年収が200万円、他社借入総額が180万円だったとしましょう。
借入総額と世帯年収が余りにも近い金額になりますので、収支バランスは明らかに崩れていると言えます。
ショッピング枠は総量規制の対象外ですので、キャッシングのように年収の3分の1までという規制はありませんが、キャッシングに近い審査基準は設けてありますので、可能な限り借入総額は年収の3分の1以下におさえておいた方が審査にとおりやすくなります。
携帯料金未払
スマートフォンは高額なので、一括購入せずに分割購入している人が多くなっています。
請求は毎月の利用料金などと合算されて請求をされますので、携帯の使用料支払が遅れていたり、未払であったりする場合はその事実も個人信用情報機関に載ってしまうのです。
単純に携帯料の支払が遅れている扱いではなく、分割で購入したもの(スマートフォンなど)の返済が延滞しているという扱いになってしまいますので、その事実があれば審査にとおる可能性は低いと言えるでしょう。
カード保有率
審査時には必ず個人信用情報機関に照合が行われ、他社借入件数や総額を確認されます。
個人信用情報に登録されている件数はカードの保有枚数です。
使用の有無を問わずに所持しているだけで、借入れをしていることと同等とみなされます(現在使っていなくても使おうと思えば使えるため)ので、無駄に借入件数が多くなってしまっている状態となっています。
借入件数の多さは収支のバランスの崩れにもつながってきますので、使用していないカードは解約手続きをしておいた方がいいでしょう。
すべてに該当しない場合には情報開示を
収入も安定している他社件数や総額も少なく遅延などもしていない、携帯料金の遅れもしないで審査に落ちる可能性がある原因に該当していない場合は、自身の個人信用情報を開示請求してみましょう。
CIC、JISS、全国銀行協会連合会の3か所が個人信用情報を取り扱っている機構ですので、郵便でもスマートフォンからでも情報の開示請求を行い、一度自身の目でどのような情報になっているのかを確認しておいた方が安心です。
また奨学金を利用している場合、奨学金の返済を延滞したときも個人信用情報に記載されますので、その事実も一度は確認しておくといいでしょう。
東武カードを再申込みしたい!タイミングはいつ?
「審査に落ちてしまったけれどももう一度申込みがしたい」という場合、すぐに再申込みをすること自体は可能です。
しかしすぐに申込をしても結果が前回と異なることは期待できません。
東武カードはスコアリング式
東武カードの審査は機械が点数で判断する、スコアリング式を採用しています。
事前に「このような属性であれば〇点」などの点数が設けられ、申込書に記載した内容によって点数が加算されていきます。
その点数が東武カードの審査基準を満たすものであれば、審査にとおり満たさなければ審査に落ちるという流れになっています。
そのため直近で審査に落ちたとして、すぐに再申込みをしても状況は変わりませんので、結果も一緒である可能性が高くなります。
まずは最低でも6か月程度時間を置いて、再申込みをした方が審査にとおる可能性が出てきます。
他社への申込みはすぐに行っていいのか
東武カードの審査には落ちてしまったが他社のカードであれば、ということですぐに申込みを安易にすることもおすすめできません。
個人信用情報には他社の借入件数や総額のみならず、〇月〇日に何社申込みをしたという事実も記載されます。
そのため東武カードに申込みをした日にはその記録が残っているので、短期間に申込みを行うと「申込みブラック」として、審査にとおりにくい傾向にあるのです。
理由は申込みを受けた金融機関は、いつ何社に申込みをしたという事実は分かっても、どこのカード会社に申込みをしてその合否がどうなったのかまでは分からないためです。
もしまだ審査の結果待ちだった場合は、東武カードで発行をしてしまうと過剰貸付けになってしまうのではないかと二の足を踏んでしまいます。
そのため直近で数社申込みをしている人には、積極的にカード発行をしない金融機関が多いのです。
他社申込みをするにしても再申込み同様に最低でも、記録が消える6か月は申込みを控えておいた方が得策です。
東武カードの審査に落ちてしまったときにとる対応とは
審査の合否が分かれば、次にしなければいけないことを考えていきましょう。
まずはなぜ審査に落ちてしまったのかという原因究明です。
先に話した例が審査に落ちてしまう代表的な原因ですので、それらに該当していないか確認していきましょう。
もし該当する箇所があればどこのカード会社に申込みをしても同じ結果になってしまうことが考えられますので、できる限り審査に落ちてしまう要因を取り除いていくことが重要になってきます。
他社申込みも視野に入れる
「再申込みの場合には最低でも6か月はあけておいた方がいい」と話しましたが、東武カードの審査はスコアリング式です。
半年程度で大きく状況が変わった人ならまだしも、さほど変化がないという人の方が多いのではないでしょうか。
カード審査基準は申込先によって異なりますので、東武カードの審査に落ちたからすべてのカード会社でも同じだとは限りません。
そこで、なぜ東武カードを必要としていたのかという点を考えることです。
サービス内容の何かに魅力を感じ申込みを行ったと思いますので、その魅力に感じたサービス内容と同等のサービスを行っているカード会社に目を向けるのもひとつの対応策ではないでしょうか。
Suica利用者であれば「ビックカメラSuicaカード」
東武線での電車利用時のポイントに魅力を感じたのであれば、ビックカメラSuicaカードもおすすめの1枚です。
ビックカメラで利用すると、ポイント還元率が11%と高還元率を誇っています。
たまったポイントはそのままSuicaにチャージしたりもできますし、もちろんクレジット決済ができるオートチャージ機能も付いています。
ショッピング保険が魅力ならば「セディナカード」
東武カード(ハウスカード)にはない機能ですが、東京スカイツリー@東武カードPASMOカードにはショッピング保険があります。
セディナカードであれば返済回数を問わず、無条件で保険がききますので、使い勝手のいい一枚でしょう。
また年会費も永久無料で、通常のポイント還元率はさほど大きくありません。
しかし、カード作成時から、初回3か月は「ファーストチャンスポイント」としてポイント3倍になります。
ショッピングメインでカードを利用するのであれば、検討の価値ある一枚でしょう。
まとめ
東武カードの審査に落ちてしまう原因は幾つかありますので、まずはその原因に当てはまっていないかを確認していくことが最善策です。
落ちる要因となるものを取り除きし、次の対応策を練ることが重要になってきます。
他社ともよく比較検討し、考えた上で申込みを行うことをおすすめします。
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