ドコモカード(dカード)の審査落ちた原因と対応策
毎月の携帯料金やプロバイダー料金が、お得になるドコモカード(dカード)があります。 しかし、dカードの申込みをしたものの、審査落ちしてしまったという人もいるのではないでしょうか。
審査落ちした原因に心当たりがあればいいのですが、心当たりが全くない場合はどこを改善すればよいかわかりませんよね。
今回は、dカードの審査に落ちてしまう原因や、落ちた場合の対応策など解説していきます。
dカード審査の難易度は高い?
ドコモの店頭キャンペーンなどで声をかけられ、申込みをした人にとっては、敷居が低いカードのように思えますが、dカード審査はさほど甘いものではありません。
クレジットカードの中でdカードの種類は、流通系カードに位置付けされます。
他クレジットカードと比較すると流通系のカードは審査が甘いと言われていますが、本当なのでしょうか。 dカードの基本情報や審査基準について確認していきましょう。
dカードとdカードゴールドの基本情報
発行枚数が多いカードの特徴は、以下のことがあげられます。
- 新規顧客獲得目的であること
- カードを使用すれば自社商品がお得になるようなサービスを展開していること
- 使用使途が制限されていること
いわゆる「ハウスカード」や「ポイントカード」がその条件に該当する代表的な例です。 それを踏まえてdカード、dカードゴールドカードはどのようなサービスを行っているのか、基本情報から審査難易度を確認してみましょう。
カード種類 | dカード | dカードゴールド |
---|---|---|
年会費 | 初年度無料※1 | 10,000円 |
サービス |
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国際ブランド | Mastercard Visa | Mastercard Visa |
ポイントサービス | ショッピングでの利用は100円につき1ポイント | ショッピングでの利用は100円につき1ポイント |
入会条件 |
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附帯サービス |
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※1…前年度ショッピングサービスを利用すると無料(キャッシングは除く)
基本情報を見ると、dカードは、ドコモユーザー向けのサービス内容になっていることが分かります。
もちろん携帯のキャリアがドコモ以外であったとしても、dカードの申込みは可能です。
しかし、ポイント還元率などを考えると、携帯電話をドコモに切り替えるとお得であることから、新規顧客獲得もの目的としてもdカードは役割を持っています。
dカードとdカードゴールドの審査基準は異なるのか
基本情報で分かるようにdカードとdカードゴールドは年会費を始め、各サービス内容にも違いがあります。
サービス内容が異なる以上、審査基準も異なってくるのは当然で、dカードゴールドの方がより審査基準が厳しいです。
申込み条件もそうですが、サービス内容に見合った収入や属性をカード会社は求めますので、「dカード審査には落ちたがdカードゴールド審査にはとおる」ということはあり得ません。
dカードゴールドのサービス内容を見て分かるように、国内外の旅行補償や空港ラウンジ無料などサービスの質があがってきます。 dカードゴールドは、「ポイントなどでお得なカード」ではなく「ステータスカード」です。
またdカードは、普段使っている携帯電話が、ドコモ以外の契約者でも使用できます。 これらを総合すると、dカードは決して発行しやすいカードとは言えないのです。
審査は個人信用情報を照会して行われれる
dカードに限らず、クレジットカードの審査は個人信用情報機関の、個人信用情報を照会して行われます。 個人信用情報機関にはCIC、JICC、全国個人信用情報センターの3つがあります。 dカードは、CICとJICCに加盟していますが、その二つは、全国個人信用情報センターとも連携しています。 したがって、ひとつでも個人信用情報にキズがある場合は、審査通過は難しいでしょう。
審査結果はいつ判明するのか
WEBからdカードへ申込みをした場合、最短5分で結果メールが届くようになっています。
あくまで最短ですので、必ず5分後という訳ではありません。
そのため人によっては、カード到着日まで数日時間を要する場合も考えられます。
現在の進捗状況はWEBからでも確認可能ですので、気になる人は先に調べておくことをおすすめします。
申込み後「My docomo」にアクセスし、ご契約内容確認・変更の項目をクリックします。
ページが変われば画面の一番下に、現在の進捗状況が反映されるようになっています。
まだ審査段階であれば「受付中」と表示されますが、審査結果が出て審査にとおっていれば「契約中」審査落ちした場合には「未契約」と表示されます。
土日でも審査は可能なのか
dカードは、土日でも平日同様に審査が行われます。
もし数日待っても審査結果のメールが届かない、若しくはMy docomoの表示内容も「受付中」のままでしたら、何らかのトラブルが考えられますので、コールセンターに問合せを行ってみましょう。
dカード審査に落ちた原因とは
基本情報から分かるようにdカードは、ハウスカードやポイントカードのように、発行数が多いカードではありません。
そのため申込みをしても審査に落ちてしまうこともあります。
そこで気になるのが、審査落ちしてしまった原因ではないでしょうか。
審査結果を伝えるメールも合否のみで、なぜ審査落ちしてしまったのか原因が記載されていません。
心当たりがあればまだ改善の余地もあるのですが、原因が分からない限り違うカード会社に申込みをしてもまた同じ結果になってしまう可能性が高くなります。 そうすると、審査落ちしてしまった原因をなくす必要が出てきますよね。
しかし、ドコモからdカードの審査落ちの原因を、明確に伝えられることはありません。
一般的にカード審査に落ちてしまう原因となるものに、該当していないか確認してみましょう。
他社からの借り入れが多い
キャッシング枠を付けたdカード申し込みのときに、他社からの借り入れが多いと、審査通過は難しいです。 dカードを含めた信販会社は、総量規制という規則が適法されます。 総量規制とは、借入人に年収の3分の1以上の貸付をしてはいけないという法律です。 既に年収の3分の1近く借り入れている場合は、キャッシング枠を付けた場合はdカードの審査に通る可能性は低いでしょう。 なお、住宅ローンやカーローン、銀行カードローン等は総量規制の対象外です。 したがって、総量規制が気になる場合は、キャッシング枠を付けずに申し込みましょう。つけずにもう
他社返済状況
dカードはクレジットカードですので、審査時には個人信用情報機関から申込者の情報を照合します。
そこで他社支払いに遅れがあったり、返済をしていなかったりということが判明すれば審査落ちの原因となります。
また過去に債務整理(自己破産や任意整理など)を行っていた場合も、同様に審査落ちの原因になりますので注意が必要です。
審査時に重要となるのは、収入額よりも本当に返済が可能なのかという点です。
見知らぬ人にカードを発行するのですから、他社返済を怠っている人は、いずれ自社分も滞納するかもしれないと懸念される材料になってしまいます。
申し込み条件にあっていない
基本情報で話したように、dカードは誰でも申し込めるカードではなく、申込みには条件が存在します。
申込み条件にあっていない場合には、良い属性であっても審査にとおることはありません。
dカードの場合、年齢制限や申込者本人の口座の設定が発行する資格ですので、もう一度申込み条件にあっているのかを確認しておきましょう。
携帯料金未払
スマートフォン端末の代金を、分割払いにしている人は特に注意が必要です。
月の利用料金と合算で支払うことが可能ですので、通信料金の支払いが遅れるとスマホ端末を分割で購入した分の返済も遅れが生じることになります。
特にdカードはドコモが発行するカードですので、携帯料金の遅れは致命的だと言えます。
完全な無職であること
申込み条件に収入があることとは明記されていませんが、dカードを発行するdocomoはクレジットカードである特性上、安定した収入を見込めないとカード発行は厳しいと言えます。
主婦であったとしてもパートや内職で収入を得ていたり、配偶者の収入があったりすればいいのですが、問題は何も収入がない、完全なる無職の場合です。
会社員や契約社員でもなく、年収が無いということは、信用性以前の問題です。
仮にカードを発行し、カードを利用した場合、どのように返済を行うのかが不透明ですので、審査落ちの原因になると言えるでしょう。
クレヒスがない
申込者の年齢にもよりますが、30歳以上で今までクレジットカードでの購入経験や金融機関からの借り入れがないと、それだけで審査落ちの対象となってしまうことがあります。
30歳以上で、個人信用情報期間に情報が無い人を、スーパーホワイトと言います。
審査時に必ず行われるのが、個人信用情報の調査です。
そこで他社返済状況や過去の利用実績や返済履歴を確認し、信用できるかどうかを確認するのですが、カード利用や借入経験が無いと、参考になる材料もありません。
それだけではなく、過去に自己破産などの金融事故を起こして、個人信用情報から情報が消えているだけなのかもしれないと疑いをかけられてしまいます。
何が正しい情報なのかは個人信用情報機関の情報では読み取れませんので、疑わしい人には無理にカードを発行する意味もないと判断されてしまうのです。
信用情報にキズがある
事故情報や移動などで、金融ブラックの場合は、dカードの審査にはほぼ通りません。 審査に落ちてしまい、自分の個人信用情報が気になる場合は対応策が必要です。 過去の金融事故を確認するためにも、個人信用情報機関に開示報告書の請求をしてみましょう。
申し込みの記入ミス
dカードはdアカウントがあれば、申し込みをWEBから簡単にできますが、申し込みの内容に記入ミスや虚偽がある場合は、審査に通りません。 入力した後に、間違いに気づいても、申込内容を送信した後に変更や訂正はできないので、注意しながら入力しましょう。 また、年収のなど、虚偽の申し込みをした場合は、カード会社ですぐに嘘だと分かります。 なぜ、調べれば本当のことがわかるのに、申し込み者に入力させるのかというと、嘘をつかない信用できる人かを見極めるためです。 カード会社の申し込みフォームは、その人の信用度を図る道具もうしこみしゃをの一つのなのです。
dカード審査に落ちた場合の対応策とは
審査落ちした原因に該当するものがあれば、その原因を極力なくしていくことが重要になります。
先に話した審査落ちとなる原因はdカードのみならず、どこのクレジットカード会社でも必ず確認する要項です。
まずはその原因から解決していきましょう。
再申し込みは6か月経過後
dカードの申込みをしたという履歴は、個人信用情報機関に記録されます。
dカードの審査に落ちてしまったからといって、早急に他社へ申込みをすると、「短期間に同時申込みを行うということは、金銭面に問題があるのではないか」と懸念されてしまいます。
そうなると本来は審査に通過するものが、同時期に複数申込みをしているという理由で審査落ちになってしまうことがあります。
再申し込みは前回申込みの履歴が消える、6か月後以降がいいでしょう。
キャッシング枠を外す
あると便利な機能が、お金を借りることが出来るキャッシング機能です。
ふだん使わないにしても万が一のときに利用可能ですので、dカードの申込時についでにキャッシング枠をつける人も多いのです。 しかし、できればキャッシング枠を外しておくことをおすすめします。
キャッシング枠を追加すると、クレジット枠のみの通常審査よりもさらに厳しく審査をされます。
キャッシング枠を付けることで、クレジットカード会社もリスクが大きくなりますので、簡単には発行できないのです。
また総量規制も関わってきますので、可能な限りキャッシング枠は外しておくことをおすすめします。
クレヒスを作る
今まで現金主義者で、カードや借り入れをしていない人は、取引履歴が残っていないので審査に落ちやすくなります。
そこで次回申込みをする、6か月間にクレヒス作りをしてみてはいかがでしょうか。
無理に借金などをする必要はありません。
単に分割で支払うという実績さえあればいいので、携帯電話の更新月であれば今回はあえて端末代金を分割購入したり、家電量販店でカードを作成し、分割で品物を購入したりすると信用実績になります。
再申込先で検討したい1枚とは
現在クレジットカードも様々な金融機関から発行されていますので、新たに作成するときに、どこのクレジットカードに申込みをするのか悩んでしまいますよね。
今回申し込みをしたdカードを作った最大の魅力は何だったのかを考慮し、似たようなサービスを展開しているカード会社を検討してみるのもいいのではないでしょうか。
お得なサービスが魅力「イオンカード」
日々の買い物でお得なサービスが魅力だったのであれば、イオンカードもおすすめの1枚です。
イオンカードは、年会費無料、ショッピング保険やカード盗難補償などの附帯サービスがついていてきます。
また、20日と30日はお客様感謝デーとして、買い物代金が5%オフになるなど、お得にショッピングを楽しむことができますよ。
ポイントも通常は200円で1ポイントですが、イオングループ対象店であれば100円1ポイントと、dカードと同じ還元率をほこっています。
より手軽にゴールドカードサービスを味わうなら「楽天ゴールドカード」
dカードゴールドの審査にとおらなかったのであれば、楽天ゴールドカードがおすすめです。
楽天ゴールドカードは、年会費が2,160円とゴールドカードとは思えない安価な金額です。
しかし、サービス内容は空港ラウンジの無料サービスや、海外優待(海外レンタカー割引、モバイルWi-Fi割引、海外での緊急再発行カード無料など)も充実しています。
ポイントは楽天市場で買物をすると最大5倍、ポイント加盟店(マクドナルドやくら寿司など)で最大3倍など、ふだんから楽天系列で買物をしている人にとっては見逃せないポイント還元率ではないでしょうか。
Q&A
まとめ
一時期CMなどの媒体で積極的にPRをしていたdカードですので、気軽に入手できそうなイメージがあります。
しかしクレジット機能も一般的なカードと同じですし、ドコモ以外でも十分に利用可能という側面から、誰しも簡単に作ることができるカードとは言いにくいのではないでしょうか。
まずは審査落ちした原因を自身で理解し、次回申し込みをするときまでにはひとつでも不安要素を取り除いて、審査にとおる可能性を少しでもあげる努力をしてみましょう。
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