他社からの借り入れとは、ショッピング枠は入るの?

すでにカードローンを利用している人が、他社借入する際に気を付けること、他社借入の審査への影響について説明します。

他社でのお借入状況

カードローンの申込書には「他社からの借入額」と記入する欄があります。「他社からの借入額」にはどのような借入が含まれるのでしょうか?

他社借入に含まれるもの 他社借入に含まれないもの
カードローン 住宅ローン
フリーローン クレジットカードショッピング枠
自動車ローン 奨学金
教育ローン 事業性ローン
クレジットカードキャッシング 携帯電話や家電の分割払い
ブライダルローン 親族や知人からの個人的な借入

カードローンだけではなく、自動車ローン、フリーローン、クレジットカードのキャッシング枠などが他社借入に含まれます。

クレジットカードのショッピング利用や、携帯電話端末などの物品の分割購入は「物の購入」のであって「お金の借入」ではありません。従って他社借入に含まれません。

また、親や親戚、友人などから個人的に借りている借金は個人信用情報への記録はありませんので、記入する必要なしです。

なお銀行カードローンの場合、無担保ローン申告枠とは別に住宅ローンを記入する欄が存在します。

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消費者金融と銀行でちょっと違う

実は、銀行のカードローンへ申し込むか、消費者金融のカードローンに申込むかによって他債務の概念は変わってきます。

銀行と消費者金融ではそれぞれ審査の際に重視する他債務(借金)の概念が異なるためです。

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を審査の際には加味していますので、基本的には借入金すべてを申告しする必要があります。一方、消費者金融が気にしているのは総量規制です。

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消費者金融全体からの借入が年収の3分の1を超えることはできないため、「他の貸金業者(銀行含まず)からの借入」が最も審査の際に重視されます。

そのため、貸金業に分類されるクレジットカードのショッピング枠の申込書には、他社借入の欄に「※銀行からの借入は含まない」と明記されている場合が多いです。

ただし、明記されていない場合は銀行からの借入額も申告したほうが無難です。

追加で借入は総量規制に注意

消費者金融は貸金業法(貸金業者の業務を規制する法律)により、融資できる金額が年収の3分の1までと決まっております。

消費者金融から追加借入を行う際には、総量規制に抵触しないか注意する必要があります。

消費者金融は年収の3分の1まで

消費者金融からの借入は年収の3分の1までと決められています。

たとえば年収が300万円の人はその3分の1である100万円までしか借入を行うことはできません。

いくら信用状態や返済状況がよくてもすでに100万円借りている人は消費者金融から追加の融資を受けることは法的に不可能です。

3分の1までという制限は、消費者金融からの借入の合計でも適用されます。

年収300万円の人は100万円までしか消費者金融での借入はできませんが、例えばA社ですでに50万円の借入を行っている人は、同じA社からでもB社からでも残りの50万円までしか借りることはできません。

なお、銀行は総量規制対象外となり年収3分の1以上でも借入することができます。

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キャッシング枠も他社借入に含む

クレジットカードにはお買い物に使えるショッピング枠と、実際に現金を借りることができるキャッシング枠があります。

ショッピング枠は分割でも一括でも実際に物品を購入しており、現金を借りているわけではないため、総量規制の枠には含まれませんが、実際に現金を借りるキャッシング枠は総量規制の範囲内です。

そのため、年収300万円の人がA消費者金融から50万円、Bクレジットカードのキャッシング枠から30万円すでに借りていた場合には、消費者金融からもクレジットカードのキャッシング枠からも20万円までしか借りることはできません。

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銀行からの借入は総量規制対象外

銀行は貸金業法の対象外です。

そのため、銀行のカードローンは年収の3分の1を超える借入も可能です。

ただし際限なく借入を行うことができるわけではなく、属性が良い人でも年収の2分の1程度までが借入の限度額だとされております。

なお銀行カードローンは収入証明書原則不要で100~300万円借入することが可能です。

消費者金融は総量規制の関係上、

  1. 1度に50万円を超える借入を行う場合
  2. 貸金業者全体からの借入額の合計が100万円を超える借入を行う場合

どちらかの場合には収入確認資料の提出が必要ですが、銀行にはそういった決まりがありません。

そこだけ聞くと、消費者金融よりも借入審査が緩い感じがしますが、銀行は保証会社を利用して貸付業務を行っているため、銀行+保証会社の審査に通る必要があります。

やはり銀行は消費者金融に比べて審査は厳しいです。

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他社借入件数,金額の審査への影響

他社から借入を行っている場合にはやはり審査に通るのは難しくなってしまうのでしょうか?

銀行系カードローンだけ借入を行っている人が消費者金融に追加借入を申し込んだ場合には返済状況に問題さえなければ審査には特に影響しないと言われています。

年収300万円の人は消費者金融からは100万円までしか借りることはできませんが、銀行からのみ借りている場合にはこの100万円の枠は空の状態です。

消費者金融が気にするのはこの3分の1の枠の中なので、銀行系カードローンの借入は返済状況さえ問題なければさほど影響しません。

消費者金融は、消費者金融からの借入の状態がどうなっているのかを気にしており、3社以上からの借入がすでにある場合には審査には影響すると言われています。

一方銀行系カードローンの審査はどこからの借入であろうと他からの借入を気にします。

基本的に銀行系カードローンは商品設計が今までにカードローン利用の経験がない人向けに作られています。

そして銀行や消費者金融などのすべての借入額の合計(住宅ローンは含まない)で年収の半分~年収と同金額までしか融資を行いません。

また、銀行は消費者金融を下位に見ているため、すでに消費者金融から1本でも借入があるだけでも審査上はマイナスとなります。

さらに、2本以上消費者金融からの借入があるとなると、おまとめ以外では審査に通過するのは難しくなります。

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借入額よりも件数が大事

銀行も消費者金融も最も審査の際にマイナスとなるのは多重債務者です。1本で59万円を借りている人よりも、3本で50万円の借金がある人の方が審査では不利です。

また消費者金融の審査では銀行からの借入はそれほど問題になりません。理由は。

  • 消費者金融に借入を申し込む人の多くが銀行からすでに借金がある
  • 申込者は銀行から断られた人が多い
  • 総量規制に銀行からの借入は影響しない

だからです。一方銀行の審査においてはすべての借入が影響しますが、とくに消費者金融からの借入がある場合の方が審査には悪影響となります。

このため、先に銀行からお金を借りて、消費者金融は銀行から借りることができなくなってから利用した方が審査には通過しやすいでしょう。

借入件数はこれくらい影響する

借入件数 審査への影響
1件 全く問題なし
2件 返済状況に問題なければ問題なし
3件 要注意
4件 属性が良くない人は審査通過困難
5件 新規の借入はほぼ不可能

銀行は1本の借入くらいは許容しますがカードローンのような商品の借入が2本以上になってくると審査には慎重になる傾向があります。

消費者金融は2本くらいまでなら許容しますが、会社によってはすでに3本ある人は多重債務とみなし審査には慎重になります。

属性によっては4本目からは完全に多重債務者となるため審査に通過することは困難になると言われています。

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嘘は必ずバレる

審査の際に良く見せようとして、申込みの際に実際の借入額を少なく記入する人がたまにいますが、このようなことをしても全く無意味です。

審査の際には個人信用情報への照会を行いますが、個人信用情報にはいくらの借入が今何本あるのか、その返済状況はどのようになっているのかまでが詳細にすべて記録されています。

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契約

審査の際の材料となる他からの借入額と件数は、申込時に申告した借入内容ではなく、個人信用情報から得られた情報を基にしていますので、自分を良く見せようと、少なめに他からの借入額を記入しても全く意味はありません。

むしろ嘘をついていることがバレてマイナスになりますので、絶対にやめましょう。

借入を把握しているか確認

嘘の申告をしたとしても結局信用情報で確認されるのならそもそも自分で申請する必要がないと思う方もいるでしょう。

申告させる理由は、自分の借入をどの程度正確に把握しているのか、個人信用情報に記載されていない隠れ借金はないか、をチェックしている意味合いが強いです。

  • 自分の他社借入件数、金額を正しく把握していない人
  • 虚偽申告を行う人

は自己管理が十分にできていない、誠実さに欠けていると判断されて即審査落ちです。

審査担当者に誠実にうつるよう、他社借入の申告は個人信用情報に記載されている借入金を正確に記載しましょう。

申告情報の嘘がバレた場合ですが、審査時だと審査落ちするだけです。嘘が後ほど発覚する場合もあります。(カードローン会社は途上与信といって、申込者の信用情報を定期的に確認します。その際に、虚偽がバレることがあります。)

この際は、免責となり期限の利益の喪失手続き(貸しているお金を一度に全部返してくれという手続き)がとられる可能性があります。なお、年収や勤続年数などの審査に大きな影響を与える嘘をついた場合です。

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ローン別、審査への影響

他社からの借入の際に最も問題となるのは、「無担保」「資金使途自由」のローンです。

このため、他社から借入を行うにあたって、最も問題となるローンはカードローンとフリーローンです。

カードローンもフリーローンも同じようなローンと見做され、すでに3本~4本の借入がある場合には多重債務者と見做され新規での借入は難しくなります。

一方、教育ローンや自動車ローンは、お金を借りる目的が決まっているローンです。

このようなローンはお金を使う目的が車や教育費などに限定されているため、カードローンやフリーローンと比べて他社からの借入への影響はかなり小さいです。

それでもカードローンやフリーローンとの合計本数が4本を超えているような場合には新規の借入は難しくなります。

教育ローンや自動車ローンだけの借入がある場合にはそれほど審査に影響はないでしょう。

住宅ローンは担保があるローンですので、基本的に他社からの借入に影響はありません。

住宅ローンを2本借りることは非常に困難になりますが、住宅ローンが1本あるからと言ってカードローンなどの他社からの借入に影響するようなことはほとんどないでしょう。

なお逆にカードローンの借入があると、住宅ローンへ影響が出ることがあります。詳しくは以下のページに記述あります。興味ありましたら読んでみてください。

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クレカを解約する必要なし

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。冒頭で説明した通り、他社からの借入に影響があるのはキャッシング枠のみです。

キャッシング枠はカードローンと同じですので、キャッシング枠を利用しているクレジットカードの枚数分がカードローンの利用枚数と同じになります。

そのため、3~4本のキャッシング枠を使用していた場合には他社からの借入は難しくなります。

一方、単純にクレジットカードのショッピング枠だけの利用であれば他社からの借入には全く影響はありません。

使っていないカードが何枚あろうと審査には全く問題はありません。

ただし、ショッピング枠であろうとキャッシング枠であろうと支払日に期日通りに支払ったかどうかは個人信用情報に記録されます。

数日の遅れがたまにある程度では審査にはそこまで大きな影響はないですが、連続して支払いに遅れるようなことがある場合には他社からの借入に影響してしまいます。

ショッピング枠だけのクレジットカード利用の人でも支払い期日には注意しましょう。

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他社借入を一本にまとめる

借入本数が3本以上になったらおまとめを検討したほうがよいでしょう。銀行にも消費者金融にもおまとめローンという商品があります。

銀行のおまとめローンと消費者金融のおまとめローンでは商品性がだいぶ異なります。

銀行ではカードローンでおまとめ

カードローンなどを活用するのが一般的で、カードローンをおまとめに利用する場合は借りてしまえば他の借入金を返済してもしなくても自由です。

消費者金融はおまとめ専用

他の借入金以外へお金は1円も使うことはできず、消費者金融のおまとめローンは消費者金融などの貸金業者からの借入のみまとめることができる商品で、銀行系の借入をまとめることはできません。

消費者にメリットのある借入であるため年収の3分の1を超える借入も可能です。

おまとめで返済を楽に

利息制限法という法律によって金利の上限は以下のように定められています。

  • 10万円未満:20.0%
  • 10万円以上100万円未満:18.0%
  • 100万円以上:15.0%

消費者金融の上限金利が18%であることが多いのはこの利息制限法ギリギリの金利だからです。

そのため、消費者金融からの数十万円単位の借入は大抵金利が18%である場合が多く、複数の借入金を合計して100万円以上になる場合には最低でも金利は15%以下には引き下がります。

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おまとめしてもすぐには借りない

一般的に前回の借入から半年以上は期間が空いていないと新規の借入は難しい傾向にあります。

これはおまとめの場合も同じで、前回おまとめを行ってから半年以上は経過しており、その間の返済状況に問題がなければ審査に通る可能性もあります。

できればおまとめ後1年以上は経過していた方がよいでしょう。

▲複数借金一本化。月々の返済額を減らす▲

Q&A

他社からの借入を間違って申告して、カードローンの審査に通過したらだまってていい?

間違いであれば問題ありませんし、他社からの借入は個人信用情報の照会で申込者よりも審査担当の方が詳細に把握できます。そのため、わざわざ申告する必要もないと思いますが、どうしても心配という人は連絡してもおそらく審査結果は変わりません。

そのほかの勤続年数や年収などが間違っていたら審査結果が変わってくる可能性はありますが、免責を免れるために正直に訂正の連絡を入れた方が無難です。

まとめ

今回は他社からの借入をするときに気を付けることを紹介しました。

最後に今回の内容をまとめます。

他社からの借入とは無担保の借入

基本的には銀行、消費者金融、クレジットカードのキャッシング枠などの無担保の借入すべてが含まれます。

申込書に「銀行や信用金庫などの借入は含まない」などと言う文言がある時だけは、消費者金融やクレジット会社などの貸金業者からの借入だけを記入するようにしましょう。

借入件数と返済状況が重要

他からの借入が審査の際に見られることは

  1. いくら借りているのか
  2. 何本借りているのか
  3. 返済状況はどうか

の3点です。

借入額は消費者金融の総量規制に象徴されるように、借入金額に影響を及ぼす項目ですので、借入できるかどうかそのものにはそれほど強く影響を及ぼしません。

借入本数は3本以上の借入になってくると多重債務者と見做され審査に通過できない可能性が出てきます。

返済状況も返済に遅れが散見されるような人は審査に通りにくくなってしまいます。

このため、審査に通りやすくするには今の借入金を期日通り返済することと、複数の借入があるならばおまとめを行うことが重要となります。

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