肥後銀行のキャッシング機能を徹底解説

肥後銀行では、肥銀カードと提携したクレジットカード「Harmonica」（ハモニカ）を発行しています。

この記事では、主にキャッシング機能の特徴を解説します。

なお本文中に記載の金額は、特記無い限り税込みの金額です。

肥後銀行のクレジットカードとは

肥後銀行のクレジットカード「Harmonica」（ハモニカ）は、さまざまな特徴があるカードです。

どのような特徴があるか、解説していきます。

キャッシュカード機能がセット

Harmonicaには、肥後銀行のキャッシュカード機能がセットされています。

1枚でキャッシュカードもクレジットカードも使える、便利なカードです。

国際ブランドはJCBまたはVISA

Harmonicaの国際ブランドは、JCBとVISAのどちらかを選べます。

それぞれに、以下の種類のカードがあります。

• 一般カード
• ゴールドカード
• 29歳以下限定カード（JCBはEXTAGE、VISAはSELECT）

カードにより、年会費無料期間がある

Harmonicaの一般カードは、初年度の年会費が無料です。

また29歳以下限定カードの場合は、入会から5年間の年会費が無料です。

なお年間でショッピングを10万円以上利用などの条件で、翌年度の年会費が無料になる場合がありますが、キャッシングをいくら利用しても年会費は無料になりません。

カードごとの申込みや利用条件

Harmonicaでは、カードごとに申込みや利用条件が異なります。

それぞれのカードについて、条件を示します。

一般カードやゴールドカードの場合

一般カードやゴールドカードの利用条件は、以下の通りです。

なお申込みにあたっては、安定継続収入があることが必要です。

但し一般カードの場合は、配偶者に安定継続収入がある方も申し込めます。

以下の項目は、各カードとも共通です。

29歳以下限定カードの場合

29歳以下を対象とするカードの場合、利用条件は以下の通りとなります。

以下の項目は、カード名により異なります。

キャッシング前の確認ポイント

Harmonicaでキャッシングする前には、確認しておきたいポイントがあります。

この点について解説していきましょう。

さまざまなATMで借りられる

Harmonicaでは、提携金融機関やコンビニに設置されているATMでキャッシングすることができます。

特にコンビニATMの多くは24時間借入が可能ですから、便利です。

但しコンビニ設置のATMでも、ゆうちょ銀行やイオン銀行の場合は24時間対応ではありません。

また提携金融機関を利用する場合、ATMの利用時間を確認しておきましょう。

利用可能枠をあらかじめ確認しておく

キャッシングには、契約者ごとに利用可能枠が設定されています。

借入はこの範囲内でしかできません。

このため必要な額をキャッシングできるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

キャッシングには手数料がかかる

ATMを使ってキャッシングを行う際は、ATM利用手数料がかかります。

手数料は1万円まで110円、1万円を超える場合は220円となっています。

返済方法をあらかじめ考えておく

キャッシングする際には返済方法の指定が必要ですから、あらかじめ決めておく必要があります。

ここではHarmonicaで選べる返済方法を解説します。

借入前に返済方法を決める必要がある

Harmonicaの返済方法は、一括払い・リボ払いのどちらかを選択できます。

返済方法の指定は、借入の際に行います。

そのため、一括払いかリボ払いのどちらで返済するか、事前に決めておきましょう。

一括払いしか選べない場合がある

キャッシングする場所やお持ちのカードの種類によっては、一括払いしか選べない場合もあります。

例えば海外でのキャッシングは、一括払いしか選べません。

また国際ブランドがVISAの場合、以下の表の通り一括払い限定となる場合があります。

リボ払いでは返済方式も選べる

リボ払いで返済する場合は、JCB、VISAとも、以下の返済方式を選べます。

それぞれの特徴は、以下の通りです。

キャッシング金額を一括払いで返済

キャッシングの借入方法の１つに、一括払いがあります。

ここでは借入金額を一括払いで返済する場合について、金利や締め日、引き落とし日を示します。

一括払いの利用条件

キャッシングの一括払いにおいて、利用条件は以下の通りとなります。

一括払いでも利息は借入日数分かかる

ショッピングと異なり、キャッシングでは一括払いでも利息を支払わなければなりません。

利息は借入日の翌日から口座引き落とし日までの日割り計算となりますから、引き落とし日までの期間が長いほど利息も多くなります。

このため支払う利息を少なくしたい場合は、お金が必要なときに必要な金額だけキャッシングするようにしましょう。

一括払いからリボ払いに変更可能か

国際ブランドがJCBの場合、一括払いでのキャッシングはリボ払いに変更することができます。

一方で国際ブランドがVISAの場合、一括払いでキャッシングするとリボ払いへの変更はできません。

キャッシング金額をリボ払いで返済

キャッシングの借入方法には、リボ払いもあります。

ここでは借入金額をリボ払いで返済する場合について、金利や締め日、引き落とし日を示します。

国際ブランドがJCBの場合

JCBの場合、リボ払いの利用条件は以下の通りとなります。

国際ブランドがVISAの場合

VISAの場合、キャッシング利用可能枠によって適用される金利が異なります。

それぞれの利用条件は、以下の通りとなります。

以下の項目は利用可能枠にかかわらず共通です。

こんな場合はどうする？

Harmonicaでキャッシングを使っていると、繰り上げ返済をしたい場合もあるでしょう。

また、返済が遅れるとさまざまな不利益がありますから、遅れないように返済しましょう。

繰り上げ返済をしたい場合

Harmonicaのリボ払いでは、JCB、VISAとも、繰り上げ返済が可能です。

提携金融機関のATMや、コンビニATM、口座振替の方法が使えます。

なお国際ブランドがJCBの場合、繰り上げ返済可能なコンビニATMはセブンイレブン（セブン銀行ATM）とミニストップ（イオン銀行ATM）のみとなります。

その他、借入可能なATMでも返済できない金融機関がありますから、あらかじめ確認しておきましょう。

返済が遅れるとさまざまな不利益がある

返済が遅れると、遅れた日数分の遅延損害金を支払わなければなりません。

遅延損害金の利率は年20.0％と、通常の借入利率よりも高くなっています。

またショッピングやキャッシングの利用枠が減額されたり、カード自体が利用停止となる可能性もあります。

個人信用情報機関に返済の遅れの情報が登録される場合もありますから、返済はきちんと行うことが重要です。

まとめ

ここまで、肥後銀行のクレジットカード「Harmonica」でキャッシングする際のポイントを説明してきました。

Harmonicaでは国際ブランドがJCBでもVISAでも、一括払いやリボ払いが選択できます。

但し一括払いからリボ払いへの変更はJCBのみ可能ですから、この点ではJCBの方が使いやすいといえるでしょう。

一方でVISAの場合は、ゴールドカード利用者の年利が優遇されています。

またリボ払いの繰り上げ返済で使えるコンビニATMが多いことも魅力です。

キャッシングの利用枠は、契約者によってそれぞれ異なりますから、事前に確認しておきましょう。

借入日数に応じて利息もかかりますから、なるべく借入日数を短くすると利息が抑えられます。

JCBの場合は一括払いで借り入れると繰り上げ返済ができませんから、数日程度で返済できるなら、リボ払いでキャッシングしてATMで返済することも１つの方法です。

いずれにしても、キャッシングは計画的な利用が大切です。

確実に返済できるよう、返済計画を立ててから借り入れるようにしましょう。