「前回お申込から必要な期間を経過していません」ってどういう意味?
入会時のポイント還元率が高い事で有名な「楽天カード」。
特に楽天経済圏の中で、このカードを利用する方は多いと思います。
しかし、楽天カードの「限度枠増額」の注意点をおさえておかないと、限度額が増えないばかりか、急にカードが利用できなくなる事があるのを皆さんはご存知でしょうか?
そこで今回は、楽天カードの利用限度枠をアップする為の条件や、注意点などをまとめましたので、是非参考にして頂ければと思います。
目次
楽天カード増額申請時の回答の意味
楽天カードで増額申請をした場合、スムーズに申請が通ればいいのですが、中には「前回お申込から必要な期間を経過していません」というメッセージが出る事があります。
まずは、そのメッセージの意味からお伝えしておきます。
このメッセージは、楽天カードの増額申請に必要な条件(※期間)を満たしていない為に出る表示です。
通常、カードローンやどんなクレジットカードでも、利用中の増枠申請は「前回申請時から6ヶ月以上」開けないと、申請さえも受理されない…というのが普通です。
その理由については、後ほど詳しく解説していきたいと思いますが、増枠申請には審査が伴い「6ヶ月以上経過しないと、利用者の信用度が計れない…」というのが最大の理由となります。
楽天カードの増額申請の方法と対策
では、もう少し具体的に楽天カードの増枠申請手続きの流れや、増枠申請の審査を通す為の秘訣について、お伝えしていきたいと思います。
楽天カード増額申請の方法
まず、楽天カードの増枠申請の手続き方法ですが、増枠申請には「楽天e-NAVI」で手続きする方法、そして、「楽天カードコンタクトセンター0570-66-6910(有料)・092-474-6287(有料)」で手続きする方法があります。
ここでは、「楽天e-NAVI」で増枠申請をする流れについて、以下の通りまとめていますので、参考になさって下さい。
楽天e-NAVIで増枠申請をする流れ
STEP1 | 楽天e-NAVIにログイン |
---|---|
STEP2 | サービス一覧内にある「利用可能枠の変更」を選択する |
STEP3 | 「利用可能枠の増枠」を選択 |
STEP4 | ショッピングとキャッシングの「増枠希望額」を選択 |
STEP5 | 「増枠したい理由」を選択し「他社の借入件数と金額」を入力 |
完 了 | 申請完了。 早ければ即日、遅くとも1週間程度で結果連絡が入る |
増額申請の審査を通過させる為には?
尚、先ほどもお伝えした通り、楽天カードの増枠申請には必ず審査が行われます。
では、その審査内容と審査を通過させるポイントについても、お伝えしておきます。
増枠申請時の審査内容
楽天カード増枠申請時の審査内容については非公開なのですが、一般的に増枠申請した際には、以下のポイントが必ず確認されます。
- カードの利用状況(延滞や不正利用はないか?)
- 信用情報機関の情報(他社カードローンやキャッシングの利用状況)
- 利用限度額が年収の1/3以内におさまっているかどうか?(クレジットカードのキャッシングは、総量規制の対象となる為)
尚、この後触れますが、カードの増枠を申請した場合、最悪のケースとしてはカードが強制解約になる事もありますので、注意が必要です。
増枠申請時の審査を通過させるには
次に、増枠申請をスムーズに通過させる為に必要なポイントについてもお伝えしておきます。
- カードの支払日には絶対に延滞しない
- 他社カードローンを借りすぎない・延滞しない
- 他社カードローンを同時に何社も申し込まない
- 他社利用額と楽天カード利用額(共にキャッシング枠)が年収の1/3を超えそうな場合は、事前に収入証明書を用意しておく
楽天カードの増額申請で解約になる?
先ほど「楽天カードの増枠申請でカードが強制解約になるケースがある」とお伝えしましたが、その理由についても触れておきたいと思います。
尚、楽天カードが強制解約は、今回のように増枠申請をした場合に加え、普通に利用している場合でも起こりうる可能性があります。
その理由は上記でもお伝えした「審査」にあります。
楽天カードをはじめ、クレジットカードやカードローンを取り扱っている会社は、利用者からの申請がある・無しに関わらず、利用者の与信調査というものを定期的に実施しています。
その調査には自社データはもちろん、信用情報機関の照会データも使われます。
そして、その与信調査で「カード利用者の資格を満たしていない」という事が判断されると、急にカードの強制解約が言い渡される…という事になります。
したがって、先ほどもお伝えしましたが、そのような事にならない為には、楽天カードをはじめクレジットカードやカードローンの延滞をしない!…という事がとても重要です。
楽天カードで増額できない時は?
では、楽天カードの増枠申請をしたのに、断られた場合はどうすべきなのでしょうか?
いくつかの対処法・注意点についてもご紹介します。
他社クレジットカードで一時的な増枠を申請する
これは楽天カードでも行える方法なのですが、通常のクレジットカードではショッピング枠のみを2ヶ月間だけ一時的に増枠してくれるサービスがあります。
これは、急な入院費や海外旅行の費用などを、カードで支払う方の為のサービスです。
ただし、増枠申請できるのはショッピング枠だけになりますし、リボ払いは認められませんので、2ヵ月後に決済用の現金が用意できる場合に限り、使える方法となります。
「楽天カードの増枠申請が通らなかった…」とすれば、他社クレジットカードの申請も却下される可能性は高いですが、一時的な増枠申請なら通る可能性はあります。
他社カードローンを申し込む
どうしても現金が必要なら、消費者金融や銀行のカードローンを申し込む方法もあります。
しかし、楽天カードの増枠申請が却下されたという事は、カード延滞や他社利用などの理由が必ずあるはずですので、理想は信用情報機関の本人開示で理由を確認してから、他社カードローンを申し込まれる事をおすすめします。
◆全国銀行協会公式サイト:「全国銀行個人信用情報センター:本人開示の手続き」
総量規制に注意する
先ほどから何度か申し上げている通り、楽天カードの増枠申請が通らなかったという事は、他社カードローンを借りすぎているという可能性もあります。
つまり、総量規制にひっかかってしまっているという状態です。
こうなると、楽天カードをはじめ他社利用額を返済していくか、年収を上げて行くという方法しかありません。
したがって、楽天カードの増枠審査に落ちた後は、安易に他社カードローンを申し込む事は避けたほうが無難です。
何故なら他社カードローンで再度申し込み審査に落ちたとしたら、その履歴が信用情報機関に6ヶ月残るからです。
この間は、さらに他社カードローンを申し込んでも、審査通過にはネガティブな影響を与えることになりますので、注意が必要です。
楽天カードを計画的に利用する為に
最後に、今後も楽天カードの増枠などをスムーズに申請したり、またカードの強制解約に至る事がないように「楽天カードを計画的に利用する為のコツ」についても、いくつかご紹介します。
自動リボ払いに注意!
クレジットカード利用時の注意点は、「リボ払い」にある事は、みなさんご存知のとおりだと思います。
リボ払いは一見して毎月の支払いが楽になったような気がしますが、実は利用額の元金の返済に充当される金額は非常に少なく、完済までに非常に時間がかかってしまうシステムです。
楽天カードでも、もちろんリボ払いが設定可能なのですが、楽天カードの場合注意したいのが「自動リボ払い」です。
カード契約時には自動リボ払いにするかどうかは選択できるのですが、よくわからずに自動リボ払いで申し込んでいると、ショッピング利用時に「一回払いで」で伝えたとしても、勝手にリボ払いにされてしまうようになる為、注意が必要です。
自分の支払いコースがどのようになっているかは、「楽天e-NAVI」で確認が可能です。
常に利用明細を確認する事
楽天カードを計画的に利用する為の二つ目のコツは「利用明細を毎月確認する」という事です。
先ほどのリボ返済の場合でもそうですが、毎月利用明細を確認しておけば、「使いすぎ」や「あれ?残債が減っていない」というのはすぐにわかるはずです。
楽天カードの場合、利用明細はWEBで確認される方が殆どの為、毎月の確認などを忘れてしまう方も多いようです。
出来ればカードの支払日などには、併せて利用実績を確認される事をおすすめします。
延滞は絶対にNG
最後のコツはここまで何度もお伝えしている「延滞」についてです。
「カードの決済が1回や2回程度遅れた…」という事は誰にでもあるものです。
しかし、1ヶ月以上の延滞を何度も続けてしまったり、3ヶ月以上滞納した場合には、楽天カードが強制解約されたり、最悪のケースでは裁判所への手続きを経て、給与の差し押さえなどが行われる場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?楽天カードの増枠申請は非常に簡単に行う事が出来ますが、実はその裏ではきちんとした審査が行われています。
そして、審査次第ではカードが強制解約になるなどのリスクもあります。
クレジットカードは非常に便利なものですが、利用実績次第では自分の持っているクレジットカードや過度ローンすべてにも影響する可能性がある…という事を念頭におきながら、きちんとカードを利用したいものですね。
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