20,30万円借りたい!ブラックでも借りれるの?
20万から30万のお金を借りることは難しくありませんが、ブラックで借りれるとなるとかなり難しいですね。
インターネットサイトで検索しても、見つかるのは闇金ばかりです。
ブラックで20万、30万と言ってまとまったお金を借りるには、カードローンで借りるのは諦めた方が良さそうです。
ブラックなら他の方法で借りることを検討してみましょう。
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介する記事は、こんな人におすすめの内容となっております。
- ブラックだけど20、30万円借りたい人
- カードローン以外の借入方法が知りたい人
- 即日でお金を借りる際のポイントを知りたい人
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
20万、30万借りるのは簡単
銀行カードローンや消費者金融で20万や30万借りるのは、それほど難しいことではありません。
初回借入で与えられる利用限度額は年収の10%程度ですから、20万を借りるには年収が200万円以上あれば良いわけで、30万を借りるには年収が300万円以上あれば収入的には問題はありません。
しかし収入的に問題がなくても、銀行や消費者金融は必ず信用情報機関から個人信用情報を入手しますので、ブラックかどうかがすぐにわかってしまいます。
個人信用情報に3カ月以上の長期滞納や任意整理や自己破産と言った債務整理情報があれば、まず審査で落とされてしまうでしょう。
つまり、ブラックの人が年収的に十分な年収だとしても、信用情報にブラック情報が載っている限り借りることができません。
借入審査でチェックされる項目は?
カードローンでお金を借りるには、必ず審査されます。
審査する項目はブラックかどうかだけでなく、他社借入件数や他社借入金額も大きく審査に影響を与えてきますし、他社借入返済状況も重要な審査項目ですね。
また、他社借入がある状態で新たに借入を申し込むのは、多重債務になってしまう原因ですね。
多重債務者は返済能力が劣っているため、他社借入があってもなかなか借金額は減りません。
生活資金に余裕がないため、借金返済にお金を回してしまえば生活するだけのお金が足りなくなってしまいます。
毎月の返済状況も信用情報機関に照会すればすぐにわかりますから、返済が期日通りに行われているのかも審査には大きく関わってきますよ。
そのほかにも、申込者の年収や勤務先情報などの属性も審査で重要な項目であり、勤続年数が短い場合も審査落ちとなる原因になってしまうことがあります。
とくに、転職後すぐの申し込みである場合、転職先にもよりますがすぐにやめてしまうのではと審査落ちしやすくなります。
なお、自営業者などで事業のために信用保証協会の保証融資やビジネスローンを借りている場合も、それが信用情報に記録されていることから、それも審査の対象となります。
総量規制の対象は消費者金融での借り入れ
20万や30万を借りるのは簡単だとしても、他社借入件数や金額によっては借りれない場合も多いです。
とくに貸金業者から借りる場合には既に借りている消費者金融の貸付は総量規制対象となるため、個人へ貸し出すことのできる金額は年収の1/3までと定められているからです。
なお、年収の1/3とは個々の契約ではなく、借金全体の金額であることに注意です。
例を挙げれば、年収300万円ならその1/3は100万円です。
年収300万円の人がカードローンでお金を借りることができる上限は100万円という意味です。
したがって、他社借入があって新規に20万、30万円を借りる場合は総量規制にその金額だけの十分な余裕がなければならないのです。
年収300万円で他社借入が100万円あれば、その時点でたとえブラックでないとしてもカードローンでお金を借りることはできません。
また、銀行カードローンは総量規制の対象とはなりませんが、消費者金融と同じように貸付上限額を年収の1/3までと、多くの銀行が自主規制で定めています。
当然、銀行カードローンでお金を借りる場合でも、消費者金融でいくら借りているのかチェックされます。
消費者金融で年収の1/3まで借りること、それに追加して銀行カードローンで年収の1/3まで借りることはできません。
あくまでも借金総額が年収の1/3に収まっていなければならないのです。
総量規制自体は消費者金融などの貸金業者にしか適用されないものの、銀行では独自の規制で総量規制と同等の制限を設けているのです。
そもそもブラックってなに?
ブラックとは、信用情報機関に登録される金融事故を起こしたということの情報です。
3カ月以上の長期滞納や任意整理、自己破産といった債務整理をしてしまうと、その情報が信用情報機関に登録されてしまいます。
信用情報機関に金融事故があるブラックは、金融機関に対して信用がなくお金を貸してもきちんと返済することができない人と判断されてしまいます。
カードローンでお金を借りるのは、貸主と借主の間に信頼関係がなければ契約は成立しません。
どれだけ信用があるのか調べるのが審査なのです。
なお、ブラックになっていなくても過去の返済履歴に複数回の延滞が確認できるなどで信用に問題があると判断される場合も、即審査落ちはないにしろ、審査に通れる可能性は低くなってしまいます。
ブラックになると審査難易度が高くなる
銀行や消費者金融のローン審査というのは、それぞれで審査基準を設けて、それに準じて融資の可否を判断しています。
審査基準は銀行よりも消費者金融の方が甘いとされていますが、共通しているのが「ブラックお断り」ということです。
金融事故を起こしたことがある人というのは、契約をきちんと履行しなかった人のことであり、そのような人だと分かっているのに融資することは単に不良債権を増やす行為と言わざるを得ません。
融資をする側にとって不良債権は極力避けなければならないものですので、信用情報を照会してブラックであることが確認できた場合は基本的に融資することはなく、即審査落ちとなることも珍しくはありません。
そのため、ブラックというだけで審査難易度は高くなるというよりも、ほとんどの場合は申し込んですぐに審査落ちとなるケースの方が多いです。
ブラックでもお金を借りられる可能性はある
ブラックというだけで即審査落ちとするのが、銀行や消費者金融の基本的なスタンスです。
ですが、先ほどもお話しましたように、審査基準はそれぞれ銀行や消費者金融だけでなく、大手や地方、中小でも異なります。
地方銀行や信用金庫といった金融機関でも大手ほど厳しい審査は行われませんが、ブラックに対するスタンスは大手銀行と同じです。
消費者金融の場合は、大手は銀行と同じスタンスなのですが、中小は同じスタンスでは大手や金融機関と競合してしまい、営業を継続させることができなくなってしまいます。
そのため、信用情報を重視するのではなく現状での返済能力を重視する独自の審査基準を設けています。
これにより、たとえブラックであったとしても返済能力が認められれば融資しており、中にはブラックの人の駆け込み寺と称されている中小消費者金融もあります。
もしもブラックで金融機関や大手消費者金融の審査には通ることができない人は、中小消費者金融に申し込んでみると、借りられる可能性があるのです。
なお、ブラックの人に対して融資を行うのは違法ではありませんので、こうした中小消費者金融が必ずしも闇金だということはありません。
ブラックでも20万、30万円借りるには?
一度、金融事故を起こしたからといって、一生涯ブラックとして見られるわけではありません。
ブラックになったとしても、金融情報が削除されれば20万、30万のお金を借りることは十分に可能ですよ。
ただし、金融事故を起こした相手金融機関からお金を借りることは難しいですね。
なぜなら、信用情報機関からデータが削除されたとしても、金銭トラブルを起こしてしまった金融機関には金融事故情報がいつまでも残ってしまうからです。
お金をきちんと返してくれない過去を持っている人にお金を貸すほど金融機関は甘くないですよ。
時間が経てばブラックではなくなる
信用情報機関に登録される金融事故情報は保存期間が決められており、およそ5年から10年の間で情報は削除されますので、永遠にお金がかりれなくなるわけではありません。
ただ、金融事故情報が消えることには信用情報にはまったく情報が残っていない状態となります。
これをスーパーホワイトというのですが、この状態も年齢によっては審査落ちとなる原因になってしまいます。
信用情報に情報がまったくない状態が普通なのは、高校を卒業したばかりの人や20代前半くらいまでの人です。
しかし、30代以降の人の信用情報にまったく情報がないのは不自然さがあります。
今の時代、クレジットカードが銀行のキャッシュカードやさまざまな店のポイントカードと一体化しているものも多く、少しずつではありますがキャッシュレス化も進んでいます。
そのため、ある一定の年齢になるまでクレジットカードを1枚も持っていない現金派の人は少数です。
また、携帯端末を分割で購入することも少なくありません。
それなのにスーパーホワイトというのは、過去に何らかの問題があったのではと考えるには十分な根拠となります。
もちろん、申込者が現金はなのか、それとも過去に金融事故を起こした人なのかはわかりませんので、スーパーホワイトというだけで即審査落ちとなることはまずありません。
それでも、審査の際にマイナスとなる要素は少しでも少ないほうがいいですので、ローンに申し込む前に審査に通りやすいクレジットカードを作成し、スーパーホワイトではない状態で申し込むことが望ましいです。
ブラックで20万、30万借りる方法
ブラックかどうかわかるのは、信用情報機関から個人信用情報を取得するからですね。
ということは、個人信用情報を取得しない金融機関ならブラックであることはわかりません。
一口にお金を借りるといっても、その方法にはさまざまあり、中には個人信用情報の取得をしないで審査するところもありますし、そもそも審査なしでお金が借りられる方法もあります。
ここではお金を借りるためのあらゆる方法をまとめ、それぞれがどのような方法なのか、ブラックでも借りられるのかどうかを解説していきます。
消費者金融系カードローン
カードローンは、専用のローンカードが発行され(銀行系など一部のカードローンでは発行されないものもあります)、それをATMなどから一定限度の範囲内でいつでも借入や返済を行えるので非常に便利なローンです。
銀行系カードローンは言うまでもありませんが、消費者金融系カードローンの中でも、アコムやプロミスといった大手消費者金融の場合はブラックということだけで審査落ちは免れません。
しかし、中小消費者金融であればブラックであっても借りられる可能性があります。
ただ、中小消費者金融でローンカードを発行するカードローンタイプの貸付をするところは少なく、ブラックだと審査通過はできても10万円以下の貸付となることも少なくありません。
従って、消費者金融系カードローンで20万円や30万円を借りられる可能性はかなり低いと言えます。
キャッシング
キャッシングには主にクレジットカードと中小消費者金融の2つがあります。
まずクレジットカードでキャッシングする場合、ショッピング枠の他にキャッシング専用の枠を契約しなければなりません。
しかし、ブラックとなっている場合は必ず設定しなければならないショッピング枠の審査にも通ることができません。
また、すでに契約していたクレジットカードも、金融事故によって強制解約などで利用できなくなってしまっているはずですので、クレジットカードでは借りられません。
次に中小消費者金融の場合、多くが証書貸付という形態で融資が行われます。
証書貸付というのは、カードローンのように「最大で30万円まで」という契約をするのではなく、必要な分だけを一括で融資する融資形態です。
返済方法はリボルビング返済方式が主流のカードローンとは異なり、定めた返済期間で完済できるように毎月一定の金額を返済していくことになります。
つまり、カードローンのように自由に借りることができないということであり、これも中小消費者金融がブラックの人にも融資できる1つの理由です。
ただ、先ほどもお話しましたように、ブラックの人が中小消費者金融から借りられるのはほぼ10万円以下の金額です。
新規申し込みでいきなり20万円や30万円といった金額が借りられる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
質屋
古い歴史がある質屋でも、お金が借りられることをご存知でしょうか。
質屋でお金を借りる場合、担保となる物を差し出し、それに応じて借りられる金額が決まります。
個人信用情報による審査はなく、担保となる物の価値がいくらになるのかしか審査しませんので、ブラックの人でも借りられます。
しかし、質屋から20万、30万のお金を借りるには、かなり評価額が高くなるような金目のものを担保として出さなければなりません。
一般的に質屋は、中古相場価格の50%から60%程度分しかお金は返しません。
質屋でお金を借りる人は結局、お金を返済せずに流してしまうことが多いからですね。
それもその筈で、質屋によってはかなり高い金利となることもありますし、借りた分は一括で返済するのが基本です。
返済してもらえれば利息で儲け、返済されなくても担保にした物を売却すれば設けることができる仕組みとなっているのです。
そうなってくると、20万円を借りるには40万円相当額の金目のもの、30万円を借りるには60万円相当額の金目のものが必要になってきてしまいます。
家にあるものをかき集めて、中古相場価格として40万円から60万円くらいになるくらいになればブラックでも借りることはできるでしょう。
自動車担保金融
質屋に持って行くほどの金目のものは家にはないよ、という人でも自動車やバイクくらいは持っているかもしれませんよね。
自動車やバイクも担保物件として提供すればブラックでも20万、30万のお金を借りることはできなくありません。
それを可能にするのが自動車担保金融です。
自動車担保金融も質屋同様に中古相場価格の50%から60%で評価額を決定しますので、20万、30万のお金を借りるには中古車市場価格が40万円から60万円であれば借りれますよ。
自動車やバイクを担保に入れたからといっても、乗れないわけではありません。
乗ったままでもお金を借りることは可能です。
ただし、自動車担保金融には闇金が混ざっていることがあります。
お金を借りたいな、と思ったらまずはインターネット検索して口コミや評判など情報を集めて、貸金業者や古物営業の登録番号があることを確認してくださいね。
事前に自動車担保金融会社に連絡しておけば、必要な書類を持っていくだけで30分もあればお金を借りることができますね。
ですが、融資の際は必ず担保となる車を見せるために来店しなければならず、自動車担保金融を行っている業者は限られています。
事前に必要となる書類の準備もしなければなりませんので、急いでいるなかでもしっかりとした確認や行動が必須となります。
国や自治体の公的貸付制度
金融機関や消費者金融などの貸金業者借入する以外にも、国や自治体からお金を借りることができます。
こうした公的貸付制度は、個人信用情報を活用するのではありませんので、ブラックの人でも要件を満たせば借りられます。
また、金利は金融機関から借りるよりも低金利であり、場合によっては無利息で借りた元金のみを返済するだけで良い場合もあります。
国や自治体の貸付制度にはさまざま種類があり、利用できる人や貸付条件は異なります。
ここでは、代表的な公的貸付制度を一覧で紹介していきます。
制度名 | 利用できる人 | 貸付額 | 金利 | 相談・申請場所 |
---|---|---|---|---|
生活福祉資金貸付制度 | 低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯 | 利用目的により異なる | 連帯保証人あり 無利子 連帯保証人なし 1.5% | 社会福祉協議会 |
母子父子寡婦福祉資金貸付 | 配偶者がいなく自動を扶養しているもの等 | 利用目的によって異なる | 無利子または1.0% | 自治体 |
生活福祉資金貸付制度は、総合支援資金や福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金という4つの区分に分かれており、さらにそれぞれでいくつかの区分に分かれて利用の目的や貸付限度額が違います。
例えば、総合支援資金の一時生活再建費では最大で60万円が借りられ、不動産担保型生活資金の不動産担保型生活資金では評価額の70%まででかつ、月30万円の範囲内で借りられます。
母子父子寡婦福祉資金貸付においては、母子家庭や父子家庭、寡婦の人が利用できる制度であり、こちらも利用の目的によって貸付限度額などが異なります。
また、自治体によっても多少の違いはありますので、利用を検討の方はお住まいの自治体に相談してみましょう。
生命保険の契約者貸付制度
生命保険に加入していると、その生命保険会社からお金を借りられる可能性があります。
多くの生命保険会社では、契約者向けのサービスとして契約者貸付制度を行っています。
この制度は、加入している生命保険の解約返戻金を担保とし、その80%~90%までが借りられます。
契約者貸付が利用できる主な商品は、終身保険・定期保険・学資保険・個人年金保険です。
医療保険やがん保険など解約返戻金がない、いわゆる掛け捨ての生命保険にしか加入していない人は利用できないことになります。
契約者貸付制度の金利は各生命保険会社によって異なりますが、一般的には4%前後と比較的低金利です。
返済は毎月行う必要がなく、余裕がある時にいつでも返済でき、返済せずに満期を迎えることもできます。
また、契約者貸付制度を利用しているからといって、保険が利用できなくなるということはありませんので、保険としての機能をそのままにお金を借りることができます。
利用方法も簡単で、加入している生命保険会社またはセールスレディー(代理店)に連絡をして書類を取り寄せ、必要事項を記入するだけです。
生命保険会社によって違いますが、貸付は必要な分を一括で振り込んでくれる、または専用のカードを発行してATMでカードローンのように借りられます。
生命保険会社は個人信用情報機関に加盟しているわけではありませんので、解約返戻金があって書類に不備がなければ誰でも利用できます。
ただし、借り入れ元金と利息の合計が解約返戻金の額を超えてしまうと契約が失効してしまいますので、少しずつでもいいので返済はしていくことが望ましいです。
年金担保融資
国民年金や厚生年金などの年金のみで生活している人は、金融機関や消費者金融から借りることは難しいです。
また、年金を勝手に担保や質や担保に入れることは禁止されています。
しかし、年金を担保にできる機関がだた一つだけあり、それが独立行政法人福祉医療機構です。
年金担保融資で借りられる金額は、以下のすべてを満たす額の範囲となっております。
- 10万円~200万円の範囲内(生活必需物品の購入の場合は80万円が上限)
- 受給している年金の0.8倍以内
- 1回あたりの返済額の15倍以内
返済方法は、まず独立行政法人福祉医療機構が年金を全額預かり、返済額を控除して利用者に振込みます。
返済期間が2年6ヶ月以内と短めということもあり、そこまで高額な借入はできませんが、金利は通常の年金担保で2.8%、労災年金担保の場合が2.1%と低金利です。
※いずれの金利も平成30年10月3日に改定された金利です。
申し込みは、今現在年金の受給をしている金融機関、またはこれから受給を予定している金融機関の窓口で行います。
ただし、この年金担保融資は令和4年3月末で申込の受付を終了しますので、それ以降は先ほど紹介しました生活福祉資金貸付制度などを利用しなくてなりません。
即日でお金を用意するためのポイントとは?
ここまで、個人信用情報に金融事故情報が載っているブラックの人が、20万円や30万円を借りる方法などについてお話してきました。
ブラックの人は借りられる先が限定されるものの、まったく借りられないわけではないことがわかったかと思います。
ただ、ブラックとなっていない人でも、急な出費などで急いで資金調達しなければならない場面も少なくありません。
金融機関は審査のシステム上、借りられるまでに数日かかり、即日で借りるためには最短審査時間が30分程度というスピード審査がウリの消費者金融を利用することが望ましいです。
ですが、いくら消費者金融といえども、状況によっては即日での融資ができないこともあります。
ここでは、即日でお金を借りるためのポイントを紹介していきますので、急ぎで入用がある人は参考にしてください。
必要書類を事前に準備する
消費者金融に限らず、ローンの申し込みは必ず提出する書類が必要となります。
借りる目的が自由なカードローンの場合、多くは運転免許証やパスポート、住民基本台帳カードなどの本人確認書類だけがあれば申し込むことができます。
しかし、貸金業法では一定の条件に該当する場合に所得証明書類の確認を業者に義務付けています。
- 50万円超の借入となる場合
- 他社借入との合計が100万円超となる場合
上記2つの条件のうち、いずれかに該当すれば所得証明書が必要となりますが、他社借入との合計額が100万円を超えるかどうかがわからない人もいると思います。
そのような場合は、とりあえず源泉徴収票や給与明細書(2ヶ月分)を用意しておき、求められたら提出するようにしましょう。
借入希望額を最低限にする
カードローンの審査というのは、借入希望額が多いほど厳しくなる傾向にあります。
融資額が多くなるほど不良債権となった際の打撃は多くなりますので、これは当然のことだと言えます。
逆に言いますと、借入希望額を必要最低限の金額にして申し込むと、そこまで厳しい審査を受けることなく、最短の審査時間で結果が出る可能性が高くなるということです。
契約限度額は正常に利用していればあとから増額することもできますので、まずは必要な分だけを申し込むようにしましょう。
信用できるクレヒスを作っておく
これは今すぐにできることではなく、カードローンに申し込む前に行っていなくてはならないことですが、信用できるほどのクレヒスを作っておくことが非常に重要です。
クレヒスとは、クレジットヒストリーの略であり、簡単に言うとローンやクレジットカードなどの利用履歴のことです。
クレヒスに問題がない人というのは、それまでの信用取引を遅れや事故もなく行っている信用できる人です。
これが審査で大きなプラス要素となることは言うまでもなく、最短の審査時間で結果が出やすくなります。
現状でローンやクレジットカードを契約している人は、その利用履歴に金融事故の記録がないことはもちろん、少なくとも直近の6ヶ月間で遅れが発生していないクレヒスを作るようにしましょう。
スーパーホワイトの人は、先に審査通過率の高いクレジットカードを作り、それを少額でもいいので毎月利用し、滞りなく支払うことで良好なクレヒスを作ることができます。
20万円、30万円借りるときの注意点は?
20万円や30万円という金額は、借入という広い意味では少額の分類に入ります。
高額な借入となる住宅ローンの場合は、さまざま注意しながらことを進めて行く人も多いですが、少額な借入になるとそこまで注意せずに手続きしようとする人も少なくありません。
しかし、お金を借りることに変わりなく、20万円や30万円を借りる場合も十分に注意しなければならないことがあります。
たとえ少額な借入であっても、これから紹介する注意点は遵守するようにしましょう。
闇金は絶対に利用しない
少額でも借りれないときは借りられず、最終的にヤミ金融に手を出してしまう人もいます。
しかし、闇金融を利用してしまうと闇金利によって多額の利息が発生してしまいますし、取立ては自宅だけでなく仕事場にまで及びます。
自分自身の将来にも大きな傷をつけてしまうことになりますので、闇金は絶対に利用してはいけません。
また、最近ではソフト闇金というのも増えてきていますが、これは普通の闇金よりも親身になって話を聞いてくれて、取立てもそこまで厳しくはありません。
ですがその程度であり、闇金利が適用されて多額の利息が発生する点では通常の闇金と大差ありません。
「ソフト」と付いていると人によっては闇金ではないと勘違いしてしまいますが、闇金には変わりありませんので、こちらについても絶対に利用してはいけません。
返済計画をしっかり立てる
20万円や30万円を借りる場合、それがフリーローンなどの証書貸付という融資形態で借りるのであればそこまで問題はありません。
しかし、このくらいの金額ではカードローンで借りることが多く、その場合はしっかりとした返済計画が必要となります。
そもそもカードローンというのは、借入残高に応じた最小返済金額を返済していくだけでよく、毎月の負担は少なく済みます。
一方で、少ない返済金額によって借入残高が減っていくスピードは遅く、ローン完済までに長い返済期間が必要となります。
また、追加の借入を簡単に行えることで、さらに返済期間が長くなっていきます。
毎月の返済を遅れることなく行うことはもちろんなのですが、負担が少ないぶんだけ貯蓄して、貯金額が借入残高を上回った際にはすぐに一括返済するというように、計画的に返済していくようにしましょう。
積極的に追加返済をする
先ほどお話しましたように、貯蓄をしてから一括返済することも1つの方法なのですが、余裕がある時には積極的に追加返済することも利息負担を軽減させる有効な方法です。
例えば、最小返済金額よりも5,000円多く返済できる場合には、返済額の変更やATMで追加の返済を行う、毎月は最小返済金額で返済してもボーナスの際にある程度まとまった金額を追加返済するなど、追加返済の方法はさまざまあります。
追加返済はその金額がそのまま借入残高に充当されますので、その後の利息負担を軽減させ、早く完済できるようになります。
カードローンは借入がしやすいだけでなく、返済についても簡単に行えますので、積極的に追加返済をしてできるだけ早く完済できるようにしましょう。
Q&A
お金をを借りることについては、人それぞれさまざまな疑問を持っています。
それだけ専門的なことですので人に質問してから検討する人も多いですし、できるだけ知識をつけてから申し込むことで審査通過できる可能性も高められます。
ここですべての質問にお答えすることはできませんが、比較的多い質問にお答えしていきたいと思います。
バイトやパートでも20万円、30万円の借り入れはできる?
バイトやパートでも、ご自身で収入を得ていれば20万円や30万円という金額は借りられます。
学生であれば金融機関では融資対象外ということが多いですので、消費者金融や学生ローンを利用するとよいでしょう。
配偶者の範囲内でバイトやパートをしている主婦の方は、金融機関や消費者金融で借りられる可能性は十分にあります。
おすすめの借入先は無利息サービスがある消費者金融であり、一般的には30日間の利息分がお得になります。
なお、専業主婦の方は一部の金融機関または中小消費者金融の配偶者貸付で借りられますので、バイトやパートをしていなくても借りられる可能性があります。
事業性資金を用意するために有効な方法は?
事業性資金を借りたい場合、個人向けのカードローンなどは利用することができません。
事業性資金は事業専用のローン商品を利用しなくてはならず、審査条件は個人よりも厳しめです。
しかし、消費者金融にもビジネスローンがありますし、中にはビジネスローン専門の業者もあります。
申し込み方法は個人と同じようにインターネットでも行えるようになっていますので、金融機関では資金調達ができない、すぐに資金調達しなければならない場合は、ビジネスローンの利用を検討してみましょう。
また、売掛金があるのであればファクタリングで資金調達することも選択肢の1つです。
ファクタリングとは売掛債権を担保にお金を借りる方法であり、最近注目されている資金調達方法です。
ただ、個人もそうなのですが気軽に利用できるものほど金利は高いですので、場合によっては資金繰りを悪化させてしまうかもしれませんので、時間的な余裕があるときは低金利な金融機関や日本政策金融公庫で借りることをおすすめします。
まとめ:20万、30万なら自動車担保金融がお手軽
信用情報がブラックであっても、意外と多くの方法で20万円や30万円といった金額を借りることができます。
しかし、多くの方法が申請に手間や時間が多くかかります。
この記事で紹介した方法の中で最も手軽に借りられるのは自動車担保金融であり、それなりの車を乗っていれば早くて十分な金額が借りられます。
ただし、自動車担保金融を行っている業者は少なく、違法業者も多く紛れ込んでいます。
手軽に借りられるからといって下調べを怠ってしまうと痛い目に遭ってしまいますので、利用の際は十分に調べて安全であることを確認してから連絡するようにしましょう。
また、自動車担保金融を利用する際のリスクについても十分に理解しておくようにしましょう。
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