バイクの新車と中古車どっちがいい?あなたはこっちです
バイクを購入するに当たり、新車と中古のどっちにしようか迷う人も多いのではないでしょうか。
「新車の方が高価なだけあって性能がいいのでは?」
「状態の良い中古車を購入するのがお得なのでは?」
このように考えて、なかなか決められない人もいると思います。そこで、新車と中古車のどちらを購入すべきか迷ったら、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。その上で、それぞれの良し悪しを把握すれば、どちらにするか決めやすくなります。
当記事では、バイクの新車と中古車のメリット・デメリット、どちらがどんな人に向いているのかを紹介します。納得できるバイク選びをするために、ぜひ役立ててください。
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新車バイクが向いている人
新車のバイクを購入するのが向いているのは、以下のタイプに当てはまる人です。
- お金を払ってでもトラブルを避けたい人
- 他人が使ったものが苦手な人
- 充実した保証・サービスを受けたい人
新品ならではの安心感を手に入れたい人は、新車バイクを手に入れた方がいいでしょう。
お金を払ってでもトラブルを避けたい人
「購入価格は気にしないから、乗車トラブルを避けられるバイクが欲しい」という人は、新車を選びましょう。新車で購入した車両なら、製造されたままの状態で出荷される新品の状態だからです。
初期不良が発生するケースはあるものの、基本的に大きなトラブルが発生する可能性は低いです。トラブルがあっても、メーカーやディーラーの購入サポートを受けられます。
他人が使ったものが苦手な人
「他人が使ったものは苦手」な人も、新車バイクの購入が向いています。中古バイクでもメンテナンスやクリーニングをしっかり行って販売しますが、それでも他人が使用した形跡は残るからです。
中には落としきれない汚れがあったり、修復できない傷があったりします。
充実した保証・サービスを受けたい人
メーカーの正規代理店ならメーカー独自の保証が付き、購入店舗によっても充実した保証やサービスを受けられます。条件を満たせば、修理費用や一定期間ごとの点検などが無料です。
「Honda Dream 新車3年保証」では、新車を登録・届出日から3年間は以下のように保証します。
Honda Dreamが販売したお車を構成する各部品に材料及び製造上の不具合がおきた場合、
保証書に示す期間と条件に従って、これを無料修理いたします。
その他にも「BMW Motorrad」のように3年間のメーカー保証期間が終了しても、同じ保証方針に従い、保証期間をさらに1年間または2年間延長できる「新車延長保証」のサービスプログラムを用意するバイクメーカーもあります。
中古バイクはメーカー保証が継承できない場合があります。メーカーの正規代理店などから購入する新車バイクと比べたら、保証面で大きな違いが出るでしょう。
修理に関しても基本的に自己責任が求められるため、保証に不安を感じる人は中古車よりも新車を選んでください。
中古バイクが向いている人
中古バイクの購入が向いているのは以下の通りです。
- とにかく安さを重視する人
- 自分自身でメンテナンスができる人
- 旧車・ビンテージバイクが欲しい人
中古車が新車と比べて劣るわけではありません。それぞれの特徴をどう捉えるかで、選ぶべきバイクが異なってくるでしょう。
とにかく安さを重視する人
中古バイクの最大の魅力が、購入価格の安さです。同じ車両を購入するにしても、中古車なら新車よりも費用負担を抑えられます。さらに、不人気モデルをはじめ、走行距離数が多い車両や年式の古い車両を選べばさらに安く購入できるでしょう。
バイクの状態や保証よりも、まずは安さを最重視する人なら中古バイクの購入が向いています。
自分自身でメンテナンスができる人(知り合いにバイクに詳しい人がいる人)
バイクを自分自身でメンテナンスできる知識や技術がある人も、中古バイクの購入に向いています。または「自分はメンテナンスできないけれど身近の知り合いを頼れる」といった人もいいでしょう。
中古バイクは購入が決まったら、しっかりとメンテナンスをしてから納車します。しかし、新車と比べたら車両トラブルが発生するリスクが高いです。
購入後にトラブルが発生しても、自分自身でバイクの整備を行える知識や技術があれば、購入店舗に持ち込まずに解決できます。すぐにトラブル解決ができるだけでなく、発生する整備費用の節約も可能です。
旧車・ビンテージバイクが欲しい人
「購入したい車両は製造終了している」「年代物のバイクに乗りたい」といった人は、中古車の購入一択となるでしょう。
中古バイクには、年式の古い車両をはじめ、さまざまなバイクが流通しています。中には、入手困難なプレミア車両やビンテージバイクなどの貴重なバイクと出合える場合もあります。
新車バイクのメリット・デメリット
大切に乗りたいバイクだからこそ、新車を購入したいと考える人もいるはず。こちらでは、新車バイクのメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリット
新車バイクを買うメリットは以下の4点です。
- 故障・車体トラブルのリスクが低い
- 保証・アフターケアが充実している
- リコール時の対応が早い
- バイクの品質が安定している
どのメリットも、新車でしか得られない魅力ばかりです。
故障・車体トラブルのリスクが低い
新車バイクは、エンジンに各種メーター、タイヤやオイルなど消耗品などの全てが新品の状態。わずかに初期不良が発生するケースがあるものの、納車後すぐに故障するリスクは低いでしょう。
中古バイクに発生しがちな「購入してすぐなのに故障した」といった可能性も低く、安心して乗れる点が魅力です。
保証・アフターケアが充実している
新車バイクは、メーカーや店舗の保証を一定期間受けられます。保証期間内ならトラブルが発生しても修理代金が無料になったり、格安価格で修理できたりします。
その他にも、新車バイクの購入者を対象にしたオイル交換や部品交換の割引を受けられるなど、アフターケアも万全です。
リコール時の対応が早い
購入したバイクにリコールが発生した際の対応が迅速な点も、新車バイクを購入するメリットの一つです。
リコールとは、すでに生産・販売されたバイクに問題点が見つかった場合、メーカー判断で回収や該当箇所の修理を実施すること。不具合が原因で発生する事故を防ぐための制度です。
リコールの発生後、新車バイク購入者はメーカーや購入店舗からリコールの内容の連絡や点検・修理の案内を電話や郵便などで受け取れます。しかし中古バイク購入者は、新車バイク購入者と比べて、連絡や案内を受け取るまでに時間を要する場合もあります。
その点、新車なら早い段階で無料点検や修理といったリコール対応をしてもらえます。中古バイクでは得られない、安心・安全なバイクライフを楽しめるでしょう。
バイクの品質が安定している新車バイクは全てが同じ品質、コンディションのため、整備不良や消耗品の劣化を懸念せずに済みます。
最新モデルのバイクなら、先進的な装備やシステムが搭載されていたり、安全性が高く設計。「安心して長く乗りたい」と考える人の希望もかなえられるでしょう。
中古バイクでは、前オーナーが事故を起こしていて、修復歴があるケースも珍しくありません。「真っすぐ走らない」「ふらつく」「スムーズに曲がれない」「停止しない」といったトラブルはないかもしれません。しかし、前オーナーがどんな乗り方をしていたかによって、早い段階で修理が必要なトラブルが発生する可能性があります。
デメリット
新車バイクのデメリットは以下の4点です。
- 車体価格や手数料が高い
- 車種が限定される
- 慣らし運転をしなければならない
- 盗難・窃盗されやすい
新車バイクはメリットが多いものの、新車特有のデメリットも存在します。メリットのみ見るのではなく、デメリットも知ることで新車バイクの価値を認識しましょう。
車体価格や手数料が高い
メリットの多い新車バイクですが、購入価格は中古バイクよりも高額です。新車バイクを諦めて、中古バイクを購入した人の中には、「新車バイクでは予算が足りない」といった理由を挙げる人もいるでしょう。
希少モデルやビンテージバイクなどは、中古バイクでも定価以上の価格となる場合があります。しかし、そうでない同車種を比較するとほとんどの場合、新車を購入した方が高額です。
新車を購入すれば、安定の品質や充実した保証が手に入ります。しかし、少しでも安くバイクを手に入れたい人からすれば、購入費用が高額になる点は無視できないデメリットでしょう。
車種が限定される
新車バイクは、メーカーが取り扱っている車種に限定して販売されます。年式や型式など、幅広い選択肢から選びたいなら中古バイクに絞って購入しなければなりません。
あらかじめ欲しいバイクが新車で購入できるなら、大きなデメリットにならないでしょう。しかし、すでに新車で取り扱いがないバイクを購入したいときは、最初から中古車で探す必要があります。
慣らし運転をしなければならない
新車バイクを購入したら「走行距離1,000キロまで」または「納車後1ヶ月」まで、高負荷走行を避ける慣らし運転(準備運動のようなもの)が必要です。
いきなり全開走行するのではなく、エンジン内部の部品同士がよくなじむまでは、急加速や急ブレーキ、回転数を過度に上げるのを避けてください。慣らし運転をすることで、バイクの寿命を延ばせます。
購入したバイクの取扱説明書にも、慣らし運転に関する記載が必ずあります。
盗難・窃盗されやすい
新車バイクの盗難・窃盗の被害が後を絶ちません。特に新車販売されているバイクの中には、海外で販売されていない人気車種が多くあります。
それらの車種が盗難・窃盗のターゲットになりやすく、何も対策をしないと「購入したその日のうちに盗まれる」ことなってしまうかもしれません。
盗難・窃盗の被害から愛車を守るために、自分自身で対策が必要です。シャッター付きの車庫に収納する、盗難や窃盗の被害を補償してもらえる保険に加入するなどしてください。
中古バイクのメリット・デメリット
中古バイクを購入するメリット・デメリットを説明します。新車バイクとはどんな点が異なるのかをしっかりとチェックして、賢くバイクを手に入れましょう。
メリット
中古バイクを購入するメリットは以下の通りです。
- 車体価格が安い
- バイクの全力がすぐに分かる
- バイクの選択肢が広がる
- あらゆる面でプレッシャーが少ない
車体価格が安い
中古バイクの車体価格は、レアなモデルでない限り、新車バイクと比べて安く設定されています。年式落ちや走行距離が進んでいたり、外装に傷やさびが出ていたりすればその分価格が下がってしまいます。
型落ちするたびに価格が下がるので、モデルチェンジのタイミングをチェックしておくといいでしょう。
エンジンや走行性能はともかく、細かい点にこだわらなければ中古車は購入金額を大幅に抑えられます。「とにかく安くバイクを手に入れたい」と考える人なら、中古バイクの車体価格は新車バイクにはない最大のメリットです。
ただし、店舗によって価格設定はさまざまです。同車種・同コンディションのバイクでも、店舗間で価格差があるケースも珍しくありません。できる限り多くの店舗に足を運んでみて、価格相場を比べてみましょう。
バイクの全力がすぐに分かる
新古車などを除く一般的な中古バイクなら、直前のオーナーがすでに慣らし運転を実施済みです。納車されたタイミングから全開走行を試したり、遠くへツーリングに行けたりするでしょう。
バイクに走行中の爽快感を求めたり、スピード感を試したりしたい人も多いはず。走行距離1000キロまで、納車後1ヶ月など意外と時間のかかる慣らし運転を避けられるのは、中古バイクの大きなメリットです。
バイクの選択肢が広がる
中古バイクは、幅広い選択肢から納得の1台を見つけられます。現在販売されている車種以外にさまざまな車種が流通しているからです。1970~1980年代のバイクや出回っていたり、希少な国産絶版車が見つかる可能性もあるでしょう。
「旧式の車両を購入したい」
「欲しいバイクが限定車種で新車購入できない」
このように欲しいバイクが新車で手に入らないなら、中古でしか選択肢がありません。
あらゆる面でプレッシャーが少ない
元がきれいな新車バイクの場合、小さな傷や汚れが気になりますが、中古バイクならすでに多少の傷や金属部分のさびがあります。転んだり、走行中に新たな傷を付けたりするかもしれないプレッシャーは、新車バイク購入時よりも軽減できるでしょう。
デメリット
続いて、中古バイクを購入するデメリットは以下の通りです。
- 車両が見つかりにくい
- 経年劣化がある
- 危険な改造を施されている可能性がある
- 部品交換・修理がすぐに必要になるケースも
車両が見つかりにくい
市場でたくさん流通する中古バイクですが、数の多さゆえに納得できる車両を選べなかったり、迷ったりするといったデメリットがあります。走行距離や車両コンディションは、中古バイク唯一のもので、全く同じ車両は存在しません。
車種だけでなく、年式やコンディションにこだわりを持ってバイク探しをする人もいると思います。タイミングが良ければすぐにバイクが見つかるかもしれませんが、場合によっては数年かけても見つからないケースも少なくありません。
自分の欲しいバイクを、焦らずじっくりと探せる人ならいいでしょう。しかし、購入時期に期限のある人は「これなら購入してもいい」と思える案を決めて、バイク探しを行ってください。
経年劣化がある
すでに前オーナーがいる中古バイクには、車体の傷や汚れだけでなく、パーツごとに経年劣化が発生しています。どの程度の経年劣化があるのかは、新車購入からどの程度の時間が過ぎているか、どんな環境でバイクを使用していたかで異なります。
しっかりと手入れされていた中古バイクでも、新車同様のきれいさは維持できません。傷や汚れを過度に気にする人、新品同様の完全美品を求める人は、中古ではなく新車を選びましょう。
危険な改造を施されている可能性がある
中古バイクの中には、新車時にパーツ交換をするなど改造された車体が多くあります。購入前に改造歴が分かればいいですが、見た目だけでは気付きにくい場合があります。納車後に走行して、初めて改造に気付いたというケースもあるでしょう。
改造が理由で修理が必要になったら、その分の費用を支払わないといけません。余計な出費を避けるためにも、気になる車両があったら店舗スタッフに改造歴の有無を必ず確認してください。
部品交換・修理がすぐに必要になるケースも
整備や点検を行う店舗なら、中古バイクでもすぐに部品交換や修理が必要にはなりません。しかし、極端に安いバイクの中には、店舗に置いてあるそのまま状態で渡す「現状販売車」といった車両が存在します。
現状販売車は整備料金をかけない分、一般的な中古車よりも格安で販売しています。そのため、見た目では気付かない部分で、部品が劣化したり故障が発生していたりする可能性が十分に考えらるでしょう。
「購入したばかりなのに調子が悪い」「エンジンがかからない」といったトラブルも珍しくありません。そのような場合は、すぐに部品交換や修理などの対応が必要になります。
新車でも中古でも購入前に確認しておくべきこと
新車バイクでも中古車バイクでも、購入前に以下4点を確認しましょう。
- 自分が求める性能なのか
- 実際にバイクにまたがってみる
- 現車を確認した上で疑問は店舗スタッフに尋ねる
- バイクに詳しい知り合いがいるなら見積時に同行してもらう
バイクを購入してから後悔するのは避けたいところです。不安を拭う作業と考えて、実践するようにしてください。
自分が求める性能なのか
一概にバイクといっても性能はさまざま。自分がバイクにどんな性能を求めるのかを、最初に考えてからバイク選びをしてください。車種選びに迷ったとき、購入したい車種が決まっていないときは、求める性能が装備された車種で探せばいいからです。
高性能なバイクなほど車体価格が高額になります。必要のない性能が装備されていても、使わなければ無駄になるのでしっかり確認しましょう。
実際にバイクにまたがってみる
新車バイク、中古バイクともに、実際に現車へ試乗してから購入を決めてください。バイクは自動車と異なり、車種によって足が地面に届かないなど、またがってみないと分からない特徴があるからです。
現車を確認した上で疑問は店舗スタッフに尋ねる
バイクは一目で分かる特徴以外に、乗ってみないと分からないような特徴があります。何も確認せずに購入して、後からトラブルが発生するのは避けたいところです。
購入を決める前に、現車を見て気になった点は何でも店舗スタッフに質問しましょう。店舗スタッフの多くがバイクに関する知識を多く保有しているので、安心です。
疑問を解決して、納得できる状態でバイクを購入してください。
バイクに詳しい知り合いがいるなら見積時に同行してもらう
親族や友人、知人などでバイクに詳しい人がいれば、見積もりを行うときに同行してもらうといいでしょう。特に自分自身がバイクに詳しくなければ、同行してもらって車種選びをはじめ、追加オプションやサービスなどの助言をもらってください。
見積書には、目的が分からない費用が入っている場合があります。後から調べてみたら、特に必要ないオプションだった可能性もあるので注意しましょう。
何も知らずに、提示された見積書のまま購入してしまうケースは珍しくありません。不必要な費用を払わないためにも、バイクに詳しい知り合いに見積書の内容を確認してもらうのが効果的です。
まとめ
新車バイクと中古バイクのどっちを購入するべきか悩むでしょう。車種や年式、コンディションで価格差が異なるバイクですが、新車バイクと中古バイクが向いている人のタイプをまとめると、以下の通りです。
- 最新型のバイクに乗りたい
- 品質の高さや保証の充実を求めている
- 自分でメンテナンスができない
- 同じバイクに長く乗りたい
- できるだけ購入価格を安く済ませたい
- 旧式のバイクが欲しい
- 自分でメンテナンスできる
- 身近にメンテナンスをお願いできる人がいる
- すぐにツーリングや高速走行を楽しみたい
新車バイクの購入が向いているのは、安全性やトラブル回避を考える人です。中古バイクは購入価格を抑えたり、購入するバイクに希少性を求めていたりする方に向いています。
当記事で説明した内容を参考に、新車と中古車のどっちのバイクを購入するか決めてください。新車バイクと中古バイクのメリット・デメリットをもとに探せば、お気に入りの1台が見つかるでしょう。
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