解約前に要確認!nanacoの端数残高を使い切る方法2選
使っていない電子マネーを解約しようとしても、残高が残っているのでどうしようかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は電子マネーのなかでもnanacoを対象として、端数の残高を使い切る方法2つを紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- nanacoの利用頻度が少なくなってしまった人
- nanacoの電子マネーやポイントをお得に利用したい人
- nanacoの利用方法について詳しく知りたい人
nanacoの端数残高を使い切る方法2選
引っ越しなどで近くにセブン-イレブンやイトーヨーカドーなどがなく、nanacoを利用する機会がなくなって解約しようと思うことがあるかもしれません。
しかし、nanacoを解約する前には、チャージしたお金や貯まったポイントを出来るだけ使い切っておかないと、解約したタイミングでnanacoに残っていた残高は戻ってこなくなります。
nanacoの残高に端数があり、買い物でぴったりと使えない額が残ってしまっていて、「新たにチャージしない方法でどう使い切れば良いのかわからない」という人もいるでしょう。
それでは、nanacoの端数残高を使い切るための方法を解説していきましょう。
①コンビニで利用する
nanacoの残高を使い切るための最初の方法は「セブン-イレブンでの買い物で使い切ってしまう」という方法です。
通常の買い物利用でnanacoを使っていた人にとって、この方法がわかりやすく簡単でしょう。
セブン-イレブンでnanacoを使用する場合、nanacoの残額を先に使ってしまって足りない金額を現金で支払うことが可能です。
この方法は、電子マネーサービスの特徴を生かした方法で、たとえば90円の買い物に対して、nanacoに残っていた20円を先に使用して、足りない70円(90円-20円)を現金で支払うイメージです。
そのため、nanaco解約を決めたら新規のチャージを行わずに、残ったnanacoで買い物を行い、店員から残額が不足していると言われるまでそのまま使用を続けていけば良いのです。
店員から「nanaco残高が不足している」と言われた時に、「足りない分は現金で払います」と伝えれば、それで残高を使い切ることができます。
コンビニで使い切るときの注意点
多くの人がこの方法で使い切るかと思いますが、いくつか注意点があります。
以下リストをご覧ください。
- nanacoポイントを電子マネーに交換したいと伝える
- ポイント対象外の商品を買う⋯⋯切手やハガキなど
- 200円未満の商品を買う
- チャージされないようにはっきりと伝える
特に注意したいことが「誤って店員にチャージされてしまうこと」です。
現金払いのつもりで渡したお金を誤ってチャージされると、またnanacoの残高になってしまいます。
「nanacoにチャージはしない。不足分を現金で支払う」ということを明確に伝える必要があります。
ちなみに、セブン-イレブン以外のセブン&アイ系列やnanacoが利用できる提携店でも、この方法を利用して端数を使い切ることが可能です。
②ポイントに変える
次にAmazonやGoogle Play、Appleのギフトカードなどのポイントに変えるという方法があります。
これは、ネットショッピングや音楽コンテンツ、オンラインゲームなどの有料コンテンツを使う機会がある人に限定されます。これらにチャージしてしまえば、すぐにnanaco残高を使い切ることができます。
たとえばAmazonギフトカードでは、買い物に使用できるポイントを購入できますが、その際の支払いとしてセブン-イレブンでnanacoを利用することが可能です。また、Amazonポイントの場合は15円以上からチャージすることができます。
つまり、nanaco残高が14円以下だと利用できませんが、15円以上あれば全額をAmazonポイントにチャージすることが可能というわけです。
このように、「nanacoにまとまった金額をチャージしてしまっているが、近くに使える店舗が無い」という人の場合でも、この方法ならすぐに残高を使い切ることができます。
ポイントをギフトカードに変える
nanacoポイントは解約や一定期間を過ぎてしまうと、ポイントが失効してしまいます。nanaocoポイントは1ポイント=1円で利用できるので、かなり貯まっている場合は使わないでいると、その分だけ損をします。
「残高だけでなくポイントも使ってしまいたい」という人におすすめなのが、残高を減らすのと同様に、ポイントをAmazonやGoogle Play、Appleなどのギフトカードに変えてしまう方法です。
この方法はキャンペーン期間中にnanacoを利用してポイントを購入すれば、ボーナスポイントが付く場合があるのでおすすめです。しかし、使い切ることを目的とした場合、不要ともいえるポイントが入ってしまうので注意してください。
通常時のギフトカード購入では、nanacoポイントが付かないので、残高、ポイントとも使い切ることが可能です。
ギフトカードの購入は現金かnanaco支払いのみ(ポイント利用可)です。
ギフトカードはセブン-イレブンの店頭に置いてあるカードタイプか、マルチコピー機から印刷するシートタイプをレジに持っていき、購入します。
カードタイプのものは金額が決まっているもののほかに、金額を自由に設定できるバリアブルカードというものがあります。
nanacoポイントがたくさん残っている人は、このバリアブルカードを購入し、お得に対象ギフトカードのポイントを手に入れて、nanacoポイントも消費してしまいしょう。
ポイントを利用してギフトカードを購入するときは、ポイントを使う旨をレジで伝えることを忘れないでください。
nanacoとは?
端数残高を使い切るために、nanacoがどういった商品なのか簡単におさらいおきましょう。
nanacoは、セブン-イレブンやイトーヨーカドーで有名なセブン&アイ・ホールディングスが取り扱っている電子マネーで(実際に発行しているのは子会社のセブン・カードサービス)、カードとモバイル端末で利用することができます。
主に、セブン&アイ・ホールディングス系列の店舗で利用できますが、それ以外の提携店舗でも支払いに利用することができます。
nanacoは「チャージ方式」という制度が採用されており、支払いに利用するためには事前に専用の機械やクレジットカードから入金しておく必要があります。
nanacoの他にもチャージ方式を採用しているSuicaやWAONも人気がありますが、これらの商品は、基本的に先に入金しておいた金額の範囲内でしか利用できないことに注意が必要です。
現金不要で買い物できる
電子マネーの利点の1つは、事前にチャージさえされていれば、現金(特に小銭)を持ち歩かなくても買い物ができることでしょう。
重たく、かさばる小銭を持ち歩かなくても良いのは非常に助かります。
買い物をしたときの端数額に対して、小銭の計算をしなくて良いので支払いがとてもスムーズで楽になります。
こういった機能はクレジットカードも同様ですが、nanacoの場合は「与信枠」を持たないことから、審査不要ですぐに利用できます。
「クレジットカードの使いすぎが怖い」という人にも、事前にチャージした金額の範囲内でしか利用できないnanacoは、安心して利用できるサービスと言えるでしょう。
nanacoを利用するメリットはこれだけではありません。
ポイントが貯まる
nanacoを支払いに使用すると、クレジットカードのようにポイントが貯まるというお得さがあります。
通常、セブン-イレブンやイトーヨーカドーでnanacoを使用すると、100円(税抜)の支払毎に1ポイントが付与されます(還元率1.0%)。
日常の食品や飲料に加え、ちょっとした買い物をコンビニで行う機会は多く、そういった買い物でポイントが貯まるようになるのは嬉しいですよね。
nanacoは、セブン&アイグループ以外の店舗だとポイント還元率が異なることがあります。200円1ポイントの店舗や、そもそもポイント付与が無いこともあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
貯まったnanacoポイントは、電子マネーとしてnanacoにチャージして1ポイント=1円で使用可能です。つまり、一部のポイント制度のように、貯まったポイントの使い道がないということがなく、無駄になる可能性が低い電子マネーといえます。
割引サービス
nanacoのメリットはポイントだけでなく、割引を受けられるという魅力もあります。
イトーヨーカドーでは毎月、8のつく日(8日、18日、28日)には「ハッピーデー」と言って、お買い物をしてnanacoで決済すると「5%の割引」が受けられるサービスを行っています。
これはnanacoを持っている人だけが受けられるサービスであり、ポイント還元ではなく、直接購入額から割引を受けられるサービスなのでさらにお得になります。
日常的にイトーヨーカドーで買い物をしている人は、nanacoは必須といっても過言ではありません。
使用しないなら解約
nanacoは非常に便利なサービスですが、利用者の状況によっては、便利だと思っていたサービスも使用する機会が減少してしまうことがあります。
たとえば引っ越しや転職などで、普段使いするコンビニやスーパーが変わることもあるでしょう。
使用頻度が減ったからといって、稀に使うのであればそのまま持っておいて損はありません。
しかし、電子マネーやポイントカードなど「必要最低限に留めておきたい」「あまり使わないものは財布に入れておきたくない」という人もいるのではないでしょうか。
こういった時には、利用頻度の少ないnanacoを解約することを検討してください。
解約する方法
nanacoは、カードとアプリ(nanacoモバイル)があり、解約方法が異なります。
nanacoの解約はとても簡単で、カードタイプのもであればnanacoのお問合せセンターに電話をし、解約を伝えるだけで終了します。
- nanacoお問合せセンター(24時間年中無休)
- 電話:0570-071-555(ナビダイヤル)または0422-71-2266
お問合せセンターに電話をすると、本人確認のために氏名などのほかにnanaco番号が聞かれるので、nanacoを手元に置いておきましょう。
nanacoモバイルは、アプリの会員サポートページの『会員情報変更/退会』のページから解約手続きが可能です。
規約にあるように、解約手続きをしてしまうとnanacoに残っている残高やポイントもゼロにされてしまうので、解約前に使ってしまいましょう。
解約しても300円は返金はされないので注意
nanacoを解約するとポイントや残高は返金されず、nanaco契約時に支払った300円も同様に返金されません。
交通系ICカード(Suica、PASMOなど)は、カード作成時にデポジットとして500円程度預けておきますが、nanacoの300円は発行手数料です。
1度解約したnanacoについて
nanacoは一度解約をしてしまうと、同じカードでは利用することができなくなるので、利用を再開したいという場合は新たに入会する必要があります。
解約したということは残高やポイントはすでに失われており、引き継ぐことができないので気を付けましょう。
ちなみに、新規入会にはカード発行料300円がかかりますが、モバイルnanacoは無料で行うことができます。
紛失した場合は
nanacoを紛失してしまった場合は、残高やポイントが勝手に使われてしまう可能性があるので、早急に利用停止登録の手続きをしてください。
利用停止登録の手続きは、解約と同じくnanacoのお問合せセンターへ電話することで行うことができます。
ただし、利用停止登録をすると、今まで利用していたnanacoが利用できなくなります。再びnanacoを利用するには利用停止の登録をした後、再発行など所定の手続きが必要です。
利用停止までに時間がかかる
nanacoの利用停止は、利用停止登録の申し込みをしてから翌日中となっており、時間がかかります。利用停止手続きが終わるまでに、電子マネーやポイントが使われてしまう可能性があるということです。
しかし、もし利用停止完了まで電子マネーやポイントが残っているのであれば、再発行したnanacoで引き継げるので、お問い合わせセンターに電話した際に詳細を確認しましょう。
ちなみに、クレジットチャージやオートチャージを利用している場合は、際限なく使われてしまう恐れがあることから、手続きが終わり次第利用停止になります。
再発行手続きがめんどくさい
nanacoの再発行手続きは、少々面倒で時間がかかります。
nanacoの再発行から電子マネーやポイントの引き継ぎまでを簡単にまとめてみました。
- 利用停止登録時に引継番号を聞く(引き継ぎ番号がないと電子マネーやポイントが引き継げないので注意)
- 近くのセブンイレブンなどへ行き、引き継ぎ番号を伝えnanacoの再発行(再発行手数料300円)を行う(モバイルnanacoはアプリの再発行画面から行う。手数料無料)
- 新しいnanacoの受け取り後、送られてくる、もしくは店頭で貰う引き継ぎ申請書を記入して、必要書類(運転免許証やパスポートなどのコピー)と一緒に郵送する
- 書類がセブン・カードサービスに到着してから、1週間から10日程度で引き継ぎが完了
このように、nanacoを再発行し、情報を引き継ぐとなると時間と手間がかかります。
引き継ぎをしない再発行は新規と同じ扱いです。
電子マネーやポイントが残っていないというのであれば、面倒な引き継ぎ手続きではなく、新規入会の方が手間も時間もかからないと言えます。
まとめ
今回はnanacoの残高を使い切る方法について解説しました。
nanacoはセブンイレブンやイトーヨーカドーを始めとして、様々な店舗で活用できる電子マネーです。小銭を持たなくて良くなるだけでなく、電子マネーを活用することでポイントも貯まるので、さらにお得に利用できるようになります。
そんなnanacoですが、解約が必要な時には貯まったポイントやチャージ済みのお金をできるだけ使い切る必要があります。
nanacoの端数残高を使い切る方法としては、セブンイレブンのお買い物で使い切る方法と、Amazonポイントに変える方法があります。
せっかくのnanaco残高を無駄にしないように注意しましょう。
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