ローンなのに無金利って!?無金利ローンの仕組みを徹底解説
大手家電量販店では○○回、分割手数料無料といった無金利ローンが提供されているのをしばしば目にしますが、「ローンなのに無金利って」と不思議に思われたかたも多いことでしょう。
- なんで無金利なの?
- なにかカラクリがあるのでは?
など興味を抱いたかたもいるのではないでしょうか。
そこで今回はなんで無金利ローンが成立するのか、その理由を検証し、現在提供されている無金利ローンのスペックを紹介していきます。
希望のローンが無金利の対象外だった場合や、緊急で資金が必要な場合は、消費者金融カードローンの利用を検討しましょう。
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目次
無金利ローンの仕組み
基本的にローン商品は金利による利息利益を求めて販売されている金融商品です。
よって、無金利で提供するとなると、ローン商品を販売している意味がありませんし、契約やその後の管理に携わる人件費を考慮すれば、売れば売るほど赤字になってしまいます。
となれば普通に考えると、無金利ローンを扱う金融機関はありませんよね。
しかし、無金利ローンが存在するのは事実です。
それではまずは無金利ローンはどのようなローン商品なのか、そしてなんで無金利で提供することができるのか、その理由について説明していくことにしましょう。
無金利ローンを扱っているのは?
金融機関からは様々なローン商品が販売されていますが、無金利で提供されているローンはほとんどありません。
金利引き下げキャンペーンと題して、期間限定で通常よりも低金利で提供されることはありますが、先に説明したように無金利にしてしまうと利益が出ないどころか、赤字となってしまうため扱う意味がないからです。
しかし、一部のローン商品に限れば話は別で、商品購入するために用意されたショッピングローンには、しばしば無金利ローンが見受けられます。
むしろ無金利ローンといえば、ショッピングローンに限定されるといっても過言ではないでしょう。
無金利ローンの扱いは提携ショッピングローンだけ!
ショッピングローンは信販会社が販売しているローン商品で、下記の3社がショッピングローンを取り扱っている大手3社となります。
- ジャックス
- オリコ
- セディナ
そこで試しに本当に無金利なのかこの中の1つオリコのHPを覗いてみると、60回の分割払いが可能ですが、どの分割回数においてもしっかりと金利はかかっています。
それならば他にもと調べては見たものの、ほかの2社もオリコと同じで無金利で対応なんてしていません。
となれば無金利ローンを扱っているのはこの大手3社以外なのかと思い、インターネットで「無金利ローン」で検索をかけてみれば、いくつもの無金利ローンがヒットしました。
そこでその中の1つであるビックカメラの無金利ローンを見ていみると、最大60回払いが可能で、24回払いまで無金利を謳っており、そのショッピングローンを提供しているのがオリコだったのです。
こういった大手量販店などでローンを組む際に用意されているショッピングローンを、提携ショッピングローンといいます。
このビックカメラだとオリコと提携して、ショッピングローンをローン利用者に提供しているというわけです。
そこでほかの無金利ローンを確認してみたところ、どこも販売店が信販会社と提携を結びショッピングローンを提供していることがわかりました。
つまり、信販会社が独自に取り扱うショッピングローンには無金利ローンは存在しませんが、販売店との提携ショッピングローンのみ、無金利ローンが存在するというわけなのです。
金利負担をしているのは販売店
同じオリコでも独自が販売しているショッピングローンに無金利ローンが存在せず、販売店との提携ショッピングローンのみに存在しているのはなぜなのでしょう。
これは、ショッピングローンを提供している信販会社が金利負担しているのではなく、提携先の販売店が本来なら発生する金利を負担して、この無金利ローンを成立させているのです。
ショッピングローンはいわば商品購入先への立替払となるので、通常はショッピングローンを取り扱う信販会社が商品代金を販売店へ一括支払いし、購入者から金利により発生する利息を併せて分割回収していきます。
しかし、この提携ショッピングローンの無金利ローンは販売店が金利負担しているので、信販会社から販売店へ購入代金を一括支払いする際に、通常発生する利息を差し引いた額を支払っているのです。
商品購入代金が80万円、通常発生する利息が8万円だったとすれば、信販会社から販売店へ支払われる額は72万円になるといった具合です。
これが普通では考えられない無金利ローンが成り立つカラクリになります。
無利息ローンだからといって、本当に金利がどこにも発生していないわけではありません。
この点はよく理解しておきましょう。
無金利ローンが成り立つワケ
それではなぜ販売店が金利負担してまで、無金利ローンを提携ショッピングローンで提供しているのでしょうか。
これは無金利ローンを提供している販売店を見れば一目瞭然です。
無金利ローンを継続、もしくは定期的にして提供しているのは、下記のように大手家電量販店、もしくはメーカになります。
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中堅どころでは無金利ローンは見当たりません。
つまり、商品販売で金利負担したとしても、十分に利益を出すことができるところばかりなのです。
大手家電量販店は店舗数が多いため仕入数が大量になるため、仕入れ値をグンと抑えることができますし、メーカーともなれば仕入れ値はその比ではありません。
つまり、一商品を販売して得られる利益率を上げるよりも、利益率を落としたとしても、多くの数をさばいてトータルの利益を上げた方が売上高、利益高ともに高くなるというわけです。
薄利多売の原則というわけですね。
無金利ローンは利用するに限る
ショッピングローンを利用して商品購入する際には、その大半が一括しはらできない高額商品となることが大半です。
よって、購入したい商品が無金利ローンの対象であるならば、利用しない手はありません。
それでは無金利ローンがいかにメリットの高いローン商品なのかを、簡単に説明しておくことにしましょう。
なんといっても支払総額が違う
まず挙げられるのは金利が発生するショッピングローンと比較すれば、支払総額が格段に違ってくるという点です。
ショッピングローンの金利は最大で15.0%前後、低くても10.0%を切るくらいですから、この金利が必要ないとなれば、支払総額に大きな差が生まれてくるのは当然のことでしょう。
それではオリコ独自のショッピングローンとビックカメラの無金利ローンで、500,000万円の商品を24回払いで購入した際の支払い差額がどれくらいになるのかを試算してみましょう。
オリコのWEBクレジットシミュレーションを使って計算した結果、オリコ独自のショッピングローンの場合、その総支払額は528,000円となりました。
28,000円が金利による分割手数料というわけです。
この28,000円が安いか高いかと言われれば微妙なところですが、28,000円あれば何が買えるかを考えれば、決して安い金額とは言えないでしょう。
大きな支出を抑えることができる
またショッピングローンを使わなくても一括購入できるだけの蓄えがあったとしても、生活していればいつ何時まとまったお金が必要になるかわかりません。
そんな時のために、できれば大きな支出は避けたいところです。
そんな理由から蓄えがあっても、それを使わずにショッピングローンを利用する人は少なくありません。
しかし、そこで考えるのが金利手数料の存在です。
金利手数料がかかるならば、一括購入した方が得だと考え、どうやって購入するか迷われるかたも多いことでしょう。
ですが無金利ローンならば、そんなことを考えることなくショッピングローンが利用できるので、確実に大きな出費を抑えることができます。
こういった使いやすさも無金利ローンの大きなメリットと言えるでしょう。
ローン審査が甘い!
基本的に金融機関が販売しているローン商品は、低金利となるほど審査が厳しくなり、審査落ちする確率が高くなってきます。
となれば低金利どころか、無金利ならばさぞかし審査は厳しくなると考えるのが妥当です。
しかし、提携ショッピングローンによる無金利ローンは審査がかなり甘いことで有名で、ローン申込から審査結果が出るまで最短で数分、長くても30分といったスピード審査が大きな特徴になっています。
ローンの審査難易度を計る1つの目安とされるのが審査スピードです。
審査時間が長ければ長いほど、多くの調査や審議が行われている証となり、審査難易度は高くなってきます。
その点において提携ショッピングローンの無金利ローンの審査スピードを考慮すれば、間違いなく審査は甘いと判断せざるを得ません。
ローン申込では審査に通らなければ話にならないので、申し込んでも審査に通らないのではと心配するかたが多いのですが、提携ショッピングローンの無金利ローンであればそこまで心配する必要はないでしょう。
この申し込みしやすく、審査難易度が低い点も、提携ショッピングローンが提供する無金利ローンの見逃すことのできないメリットです。
主な無金利ローンはコレ!
それでは無金利ローンについて理解してもらったところで、現在提供されている無金利ローンにはどんなものがあるのかかを紹介します。
現在、購入したい商品がなくても、どのような商品が無金利ローンで購入できるのかを知っておけば、将来的に役に立つ時がくるでしょう。
今回紹介する無金利ローンは下記のとおりです。
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それでは各無金利ローンの特徴と利用条件について、簡単に見ていくことにしましょう。
Appleローン
Appleの公式サイトでは2018年12月31日まで「ローン24回払い特別分割金利0%キャンペーン」を行っています。
この記事をお読みいただいた時には、この期限を過ぎている可能性もありますが、Appleではこれと同じ無金利キャンペーンを定期的に行っているので、注意して確認していればまた新しいキャンペーンが始まっている可能性は高いでしょう。
終わっていたからといってガッカリせずに、次の無金利キャンペーンを待つようにしてください。
Appleの無金利キャンペーンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 30,000円以上
- 無金利分割回数 6、10、12、18、20、24回
*30、36、48、60回は5.0%の分割手数料が発生します - 取扱信販会社 オリコ
またソフトウェアダウンロード製品とiTunes Cardの購入にこのローンは利用できないので、注意するようにしてください。
ジャパネットたかた無金利ローン
大手テレビ通販会社として全国的な知名度を誇るジャパネットたかたと言えば、無金利ローンの草分け的存在です。
ジャパネットたかたの無金利ローンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 指定なし
- 無金利分割回数 商品により異なる
- 取扱信販会社 セディナ
ジャパネットたかたのショッピングクレジットは、消費税を含めた商品代金と配送料が購入者負担となり、セディナとのショッピングローン契約で発生する金利手数料は全額ジャパネットたかた負担となります。
分割回数は自由に選択することはできませんが、ここからの分割購入は基本的にジャパネットたかた負担となるので、安心して購入することができます。
カメラのキタムラ無金利ローン
カメラのキタムラは継続的に無金利ローンを提供している数少ない大手家電量販店です。
最大48回まで無金利と無金利に設定されている分割回数が多いのが最大の特徴と言えるでしょう。
カメラのキタムラの無金利ローンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 3万円以上
- 無金利分割回数 5、6、10、12、15、20、24、30、36、42、48回
*54、60、72、84回は7.0%の分割手数料が発生します - 取扱信販会社 オリコ、ジャックス
また一部特定商品に限りジャックスでの60回無金利ローンも用意されているので、購入対象商品があれば利用者にとって大きなメリットとなってくるでしょう。
ビックカメラ無金利ローン
ビックカメラの無金利ローンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 下記のとおり
- 無金利分割回数 指定商品:最長60回
合計税込15万円以上:最長36回
合計税込10万円以上:最長24回
合計税込5万円以上:最長12回
合計税込2万円以上:最長6回
合計税込1万円以上:最長3回
*アウトレット品、展示品は最長12回 - 取扱信販会社 オリコ
ビックカメラの無金利ローンの特料は購入する税込総額によって、無金利期間が設定されているという点です。
購入金額によって無金利期間が左右されるので、ここまで紹介してきた無金利ローンと比較すればスペックは一番低く、満足な無金利期間でローンを組めないケースも出てくるでしょう。
利用する際には、この点をよく検討する必要があります。
ヤマダ電機無金利ローン
ヤマダ電機の無金利ローンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 家電対象品とリフォーム対象品に限る
- 無金利分割回数 最長60回
*54、60、72、84回は7.0%の分割手数料が発生します - 取扱信販会社 ジャックス
ヤマダ電機の無金利ローンは特定商品に限られています。
しかし、家電のラインナップも幅広く、なんといっても最長60回の無金利ローンが組めるのは、ほかにはない大きなメリットと言えるでしょう。
またリフォームも60回まで無金利なので、検討しているかたはどのようなリフォーム設備が対象となっているか、確認してみることをおすすめします。
コジマ電気無金利ローン
コジマ電気の無金利ローンの利用条件は下記のとおりです。
- 対象購入金額 下記のとおり
- 無金利分割回数 指定商品:最長60回
合計税込30万円以上:最長36回
合計税込10万円以上:最長24回
合計税込5万円以上:最長12回 - 取扱信販会社 オリコ
コジマ電気の無金利ローンビックカメラと同様に購入する税込総額によって、無金利期間が設定されています。
最長60回の無金利ローンも可能ですが、これもビックカメラと同様に指定商品に限定されているので、必ずしもこの恩恵を受けられるとは限りません。
また無金利ローンの対象となるのが税込購入金額5万円以上ですから、今回紹介した無金利ローンの中でも一番スペックが厳しいと言わざるを得ません。
購入したい商品が一番安く買えるというのであれば利用するのもありですが、そうでなければほかのスペックの高い無金利ローンを利用した方が、メリットは高くなってくるでしょう。
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