香川銀行のフリーローンでおまとめ【審査通るには】

いまいちどう使って良いのか分かりにくい“フリーローン”。

実は、使い勝手の良い優れたローン商品なのです。

香川銀行のフリーローンの基本情報と借入条件、おまとめや借り換えに使えるのか、審査時間を短くするコツについてまとめました。

第二地方銀行の香川銀行

香川銀行と言うと香川県を代表する地方銀行のようなイメージを与えますが、実際のところは、香川県の第一銀行は百十四銀行で、香川銀行は第二地銀です。

東京商工リサーチによりますと、香川県内の企業のうち、約47％の企業は百十四銀行をメインバンクにしており、香川銀行（約18％）、中国銀行（約9％）が続きます。

◆東京商工リサーチ公式サイト：「企業のメインバンク調査」

香川銀行のフリーローン商品

香川銀行には、保証会社が異なる2つのフリーローン商品があります。

融資限度額や融資期間、契約場所などのスペックは次の通りです。

※借り入れ条件は、いずれも2018年6月時点です。

香川銀行フリーローンのメリット・デメリット

香川銀行の2つのフリーローンに申し込む前に、どのようなメリットとデメリットがあるのか知っておくことは大切なことです。

香川銀行のカードローン「PaPaっとCard」と比較しつつ解説します。

なお、「PaPaっとCard」について詳しく知りたい方は、次の記事をぜひチェックしてみて下さい。

ローンの借り換えに利用できる

香川銀行フリーローンは、他行ローンの借り換えにも使えるローン商品です。

現在、年14.6％を超える高金利で融資を受けている人は、香川銀行フリーローンを利用することで金利を低くし、利息を軽減してみてはいかがでしょうか。

ローンのおまとめにも利用できる

銀行ローンや消費者金融のローン、クレジットカードのキャッシングなどを複数利用している人は、返済管理だけでも毎月多大な時間がかかってしまっているのではないでしょうか。

香川銀行のフリーローンは複数債務のおまとめとしても利用できますので、活用して、シンプルにお金を管理しましょう。

おまとめローンのメリットは、管理がシンプルになることだけではありません。

低金利が適用されて利息総額が減ること、また、住宅ローンや新規クレジットカードなどの審査に通りやすくなることなど、幅広いメリットを享受することができるのです。

基本的には来店不要で融資を受けられる

香川銀行の公式サイトでは、“シンプルローン・フリー（S）”も“シンプルローン・フリー（四総信）”も、いずれも香川銀行の支店窓口に行く必要があるのかについての情報は記載されていません。

そこで、香川銀行のローンセンター“住宅ローンセンター高松”（香川銀行ではローン関係の相談事はすべて住宅ローンセンターが引き受けます）に問い合わせたところ、「郵送やファックスで契約することは不可能ではないが、出来る限り来店して欲しい」との回答をいただきました。

念のため、大阪の“香川銀行個人営業センター大阪”に問い合わせたところ、やはり、「来店せずに契約をすることはできるが、来店することが望ましい」との回答をいただきました。

支店窓口で申し込むと記入ミスなどはその場で訂正してもらえますので、ファックスや郵便で申し込むよりも、結果的にスムーズに融資を受けることができます。

時間が許す限り、なるべく香川銀行の支店に出向いて契約するようにしましょう。

＜香川銀行のローン相談窓口＞

香川銀行のフリーローンは低金利？

香川銀行カードローン「PaPaっとCard」の金利は年5.5～14.6％です。

上限金利は2つのフリーローンと変わりませんので、香川銀行でカードローンを申し込んでもフリーローンを申し込んでも、ほとんど同じ金利が適用されると考えられます。

大抵の銀行では、カードローンがもっとも高金利なローン商品となっています。

そのカードローンと同じ金利水準なわけですから、香川銀行フリーローンは決して低金利なローン商品とは言えないでしょう。

追加融資を受けることができない

香川銀行のフリーローンの融資額は、審査終了時点で決定します。

そのため、審査で決まった金額よりも多くの融資を受けることはできませんし、契約後に融資額を増やすことも不可能です。

どうしても契約中に追加融資が必要な人は、香川銀行のローン相談窓口で相談して下さい。

再審査を実施してもらえることもありますよ。

追加融資ができないことは大きなメリット

今すぐ資金が必要な人にとっては、追加融資ができないことは不便以外の何物でもありません。

しかし、追加融資が簡単に実施できてしまうことで、不必要に借金を増やしてしまうこともあるのです。

「借金をこれ以上絶対に増やしたくない」という強い意志をお持ちの人は、気軽に追加融資が可能なカードローンではなく、追加融資が不可のフリーローンを利用するようにしてください。

香川銀行フリーローンの審査を徹底解剖

香川銀行でフリーローンを利用したい人は、それぞれのローンの審査に通らなくてはいけません。

審査基準と融資までの時間、融資難易度についてまとめました。

審査基準は？

香川銀行では、次の基準でフリーローンの審査が実施されています。

現在の年齢と完済時の年齢

“シンプルローン・フリー（四総信）”も“シンプルローン・フリー（S）”も、高額融資を受けたいときは、上限年齢が低くなります。

年齢条件を満たしているのか、かならず確認して下さい。

また、“シンプルローン・フリー（四総信）”は、融資額によって完済時の年齢も変わります。

高額融資を希望する人は、上限年齢に達するまでに完済できるのかについても吟味するようにしてください。

収入条件

“シンプルローン・フリー（S）”では、101万円以上の融資を希望するときは、年収が200万円を超えている必要があります。

ご自身の収入と融資希望額が見合っているのかも、かならず検討するようにしましょう。

本人か世帯の収入が安定していること

いずれのフリーローンも、収入が安定していることは必須条件となっています。

また、いずれのフリーローンにも専業主婦は申し込めますが、世帯の収入が安定していない場合は申し込めません。

借入件数はあまり重視されない

香川銀行のフリーローンは、いずれも“おまとめローン”として利用できるローン商品です。

そのため、現在、5件ほどの借入件数がある人でも、きちんと返済している実績があるなら審査に通る可能性があります。

審査スピードは？

香川銀行フリーローンの審査スピードについては、公式サイトでは情報が提供されていません。

そこで、香川銀行のローンセンター（個人営業センター大阪）に電話をかけて尋ねてみたところ、審査結果が分かるのに2～3営業日、契約してから融資までに約1週間かかるということでした。

ただし、審査結果が分かってから来店して契約すると、融資までの時間を少々短縮できるともおっしゃっていました。

早めに融資を受けたい人は、審査結果が分かったら本人確認書類（運転免許証等）と収入確認書類（給与明細書や賞与明細書等）、香川銀行口座の通帳と届出印を持って、取引先の香川銀行支店に出かけて下さいね。

審査難易度は？

“シンプルローン・フリー（四総信）”も“シンプルローン・フリー（S）”も、いずれも金利や融資限度額などの条件はほとんど同じです。

そのため、どちらのフリーローンも審査難易度はあまり変わらないと考えられますが、保証会社を見る限り、消費者金融カードローンの審査も担当するSMBCコンシューマーファイナンスの方が柔軟な審査を実施してくれると考えられます。

年金収入だけで生計を立てている人以外は、“シンプルローン・フリー（四総信）”ではなく“シンプルローン・フリー（S）”に申し込む方が良いでしょう。

香川銀行フリーローンの金利は低い方？

香川銀行フリーローンの金利は香川銀行カードローンとほぼ同じですので、香川銀行のローン商品の中では決して低金利とは言えません。

しかし、他の銀行フリーローンと比べてみると、どの程度の水準だと言えるのでしょうか？

香川県内に支店が多い“百十四銀行”と“中国銀行”、そして全国に支店を展開する都市銀行のフリーローンの金利と比較してみました。

※いずれも2018年6月時点の数字です。

香川銀行フリーローンの金利は高め

香川銀行フリーローンの上限金利は、百十四銀行と中国銀行のフリーローンの上限金利と比べると高く設定されています。

また、メガバンクの金利と比べると、2倍以上もの高金利となっています。

このことから、香川銀行フリーローンは、決して低金利のローンではないと言えるでしょう。

まずはメガバンクのフリーローンを検討し、その次に百十四銀行などの上限金利が低いフリーローンを検討し、最後に香川銀行のフリーローンを検討することをおすすめします。

香川銀行フリーローンの口コミチェック

香川銀行フリーローンの使い心地は、利用者が一番知っているはずです。

香川銀行でフリーローンを契約している人の声を、ツイッターから拾っていきましょう。

顧客の声が聞かれない…

香川銀行のローン全体でツイートをチェックしてみましたが、実際に利用している人の声を見つけることができませんでした。

特に可もなく不可もないフリーローンだと推測されますね。

金利は高めだが“おまとめ”としては優秀

香川銀行のフリーローンは、決して低金利のローンではありません。

しかし、年利14.6％超で借りているローンの“おまとめ”として利用するなら、返済管理がシンプルになるだけでなく、利息総額も返済総額も大幅に削減することができます。

融資上限額も1,000万円と大きいですので、通常のフリーローンとしての利用よりも“おまとめローン”としての利用をおすすめいたします。