d-roomの入居に必要な「d-room card」の特徴や評判を紹介!
大和ハウスの賃貸物件「d-room」に入居する条件に、d-room cardを作成するということがあります。
お気に入りの物件が見つかったのに、d-room cardが作成できなかったでは意味がありません。
ここでは、d-room cardにはどのような特徴があるのか、審査ではどのような点が確認されるのか、また実際に申し込んだ人の評判などについて説明していきます。
d-roomへの入居にはd-room cardが必須
Webでd-roomの評判や口コミを探すと、「d-room cardを作らなければならない!」といったコメントを目にします。
実際に、大和ハウスの賃貸物件「d-room」に入居するためには、契約条件として d-room cardを作成する必要があります。
既に何枚かクレジットカードを持っている人は、これ以上枚数を増やしたくないと思うかも知れませんが、d-roomに入居するためには作成が条件になっています。
d-room cardを作成しなければならない理由
d-roomへの入居にあたり、d-room cardを作成しなければならない理由はふたつあります。
① 効率よく家賃を回収するため
近年家賃を滞納する人が増えてきたことを受け、効率よく家賃を回収するためにd-room cardを利用してもらうようになっています。
クレジットカードであれば、毎月決まった日に引き落とされ自動で回収できます。
② 信用情報を照会するため
申込者に過去金銭問題がなかったかを調べるために、クレジットカードを作成してもらうと信用情報を確認していることになります。
というのも、本来入居審査では信用情報が照会できないため、クレジットカードの作成をしてもらうと、信用情報を必ず確認しなければならず、審査に通過するということは問題がないとなるからです。
積水ハウスの賃貸もカードが必要
実は、賃貸物件の入居条件に、クレジットカードを作成する必要があるのはd-roomだけではありません。
同じく大手の積水ハウスの賃貸物件でも、積和カードというクレジットカードを作成することが条件となっています。
賃貸住宅業界では、家賃回収や管理をする上で、クレジットカードの作成が必要になる流れになっていると言えます。
d-room cardは家賃の支払いでポイントが貯まる
d-room cardは、d-roomを賃貸するときに必要となるクレジットカードですが、家賃や公共料金の決済だけでなく、通常のショッピングにも利用できます。
また、利用額に応じてポイントが付与され、貯めたポイントは好きなアイテムと交換できます。
家賃の支払い
d-room cardを利用して家賃の振り込みをすると、振込手数料がかかりません。
家賃は毎月支払うものなので、余計な手数料を支払わなくて済むのはお得です。
また、自動引き落としなので、うっかり支払いを忘れてしまうといったことを防げます。
引き落とし口座は全国の金融機関から選択できますので、給与振り込みに指定している口座にしておくと安心です。
公共料金や通常のショッピング
d-room cardは、家賃の支払いだけでなく、毎月の公共料金の支払いや通常のショッピングでも利用できます。
利用できる店舗は日本を始め、世界のVisaまたはJCB加盟店となります。
仮にd-roomを退去した後でも、通常のクレジットカードとして利用できるため、作っておいて損はありません。
ハートワンポイント
d-room cardで家賃などを支払うと、利用額に応じてハートワンポイントが付与されます。
利用代金1,000円につき1ポイント付与され、1ポイントは5円相当となります。
貯めたポイントは、100種類以上のハートワンポイントアイテムの中から好きなものと交換できます。
家賃は毎月数万円かかりますが、その分ポイントが貯められるのはうれしいでしょう。
カードキーとしても利用できる
d-room cardは、ICカードキーとしても利用できます(対応している物件としていない物件があります)。
一般的に賃貸物件では、開錠するときは鍵やカードを差し込む形になりますが、d-room cardをタッチするだけで簡単に開錠や施錠ができます。
d-room cardの概要
d-room cardの申し込み資格や、年会費などについて紹介します。
申込み資格 | d-roomに入居予定で18歳以上(高校生を除く)で電話連絡可能な人 未成年や学生は親権者の同意が必要 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ETCカード | 発行可 |
ETCカード年会費 | 無料 |
家族カード | 4枚まで発行可 |
ショッピング保険 | 海外利用時のみ年間50万円 (免責1事故1万円) |
d-room cardの審査に落ちたらd-roomには入居できない?
d-room cardはクレジットカードなので、当然審査を受けることになります。
そのため、申込者の属性やこれまでの信用情報によっては、審査に落ちる可能性があります。
そこで心配になるのが、「d-room cardの審査に落ちたらd-roomに入居できないのか?」ということです。
入居にはd-room cardの作成が条件なので、審査落ちしてしまったら入居できないと思ってしまいます。
しかし、d-roomとd-room cardの申込みは同一の申込書で提出しますが、審査はそれぞれ別に行われます。
したがって、d-room cardの審査に落ちてしまったからと言って、d-roomに入居できないとは限りません。
d-room cardの審査に落ちてしまった場合は、イントラストという保証会社を紹介されますので、その審査にとおれば入居できます。
d-room cardが審査落ちになる原因
d-room cardの審査に落ちてしまってもd-roomに入居することはできますが、やはり審査落ちした原因は知りたいものです。
審査落ちする原因は幾つか考えられますので、今後の対策のためにもひとつずつ確認していきましょう。
過去に延滞などをしている
これまでにクレジットカードの支払いを延滞していたことがあると、審査に落ちる可能性が高くなります。
延滞を度々繰り返していると、その情報は個人信用情報機関に登録され、d-room cardの審査時に照会されて、延滞歴がバレてしまいます。
「今後も滞納をするのではないか」と判断されて、信用力不足から審査に落ちてしまいます。
心当たりのある人は、CICなどの個人信用情報機関に照会を依頼してみましょう。
誤記入や虚偽申請があった
申込書に事実と異なることを記入したことで、審査落ちとなるケースもあります。
うっかりミスでも審査に影響しないとは限らないため、記入後はしっかりと見直す必要があります。
また、どうしても審査にとおりたい人の中には、収入を多く記入するなど明らかな虚偽申請をする人もいます。
虚偽申請をしても、相手は審査のプロですので、必ずバレて審査落ちしてしまいます。
それだけでなく、虚偽申請をしたという事実も個人信用情報機関や社内情報として記録されますので、今後新たにクレジットカードなどを申し込むときに非常に不利になります。
スーパーホワイト
よく「ブラックリストの人は審査にとおらない」と言われますが、「スーパーホワイト」の状態も審査では不利になることがあります。
スーパーホワイトとは、30代~40代以降の人で信用情報が全くない(真っ白)な状態を言い、審査の元となる情報がないため審査しづらい状態です。
信用情報が全くないのは、これまでクレジットカードなどを利用したことがないためなのか、それとも5年以上前に金融事故があって情報が消えたのかが判断できません。
たとえクレジットカードなどを利用したことがないためだとしても、そのことはクレジットカード会社には分かりませんので、リスクを考え「金融事故があったのかもしれない」と判断し、審査落ちすることがあります。
「ブラックではないから大丈夫」というわけではないのです。
d-room cardを申込むときの注意点
d-room cardを申込むときは、できるだけ審査通過率を上げたいものです。
申込むときの注意点がありますので、それらで対策をとり審査通過率を上げていきましょう。
利用限度額を低くする
利用限度額を高く希望してしまうと、その分審査が慎重に行われることになるため、審査通過率が低くなります。
したがって、利用限度額は必要最小限にとどめ、審査の難易度を下げた方がいいでしょう。
他社借入額を減らす
もしカードローンなど他社からの借入れがある場合は、繰上げ返済などをして借入額を減らしておきます。
また、複数社から借入れしている場合は、完済して借入先を減らしたり、借入れを一本にまとめたりしておくといいでしょう。
借入金額や件数は、審査に大きな影響があります。
再申込みは6か月以上あけてから
既にd-room cardを申込み審査落ちした場合は、再び申し込むのは少なくても6か月あけてからにしましょう。
というのも、クレジットカードの申込みをしたことも、個人信用情報機関に登録され、6か月間は情報が残っているからです。
短期間のうちに何度も申し込むのは、申込みブラックとなってしまうため控えましょう。
d-roomのメリット・デメリット
ここからは、d-roomに入居するメリットやデメリットについて説明していきます。
d-room cardを申込む人はd-roomに入居希望している場合が多いため、d-roomについても情報を得ておきましょう。
d-roomのメリット
d-roomのメリットには、主に次のものが挙げられます。
- 連帯保証人が不要、保証会社が無料
- 築年数の浅い物件が多いため、きれいで設備が整っている
- 家賃の支払いでポイントが貯まる
- 「サツキ物件」「タダシ物件」などのプランがある
賃貸物件を契約するときに、連帯保証人を頼める人がいなくて頭を悩ませる人もいますが、d-roomは連帯保証人が不要なので利用しやすいです。
また、新しい物件が多くきれいなのも魅力で、単身者からファミリーなど幅広い層に利用されています。
d-roomのデメリット
一方で、d-roomには次のようなデメリットがあります。
- 入居審査が厳しい
- 家賃などの値下げ交渉に応じてもらえない
実際に入居している人の評判では、入居審査が厳しかったという声があります。
この中には、d-room cardを作成しなければならないことも含まれています。
入居審査とd-room cardの審査をダブルで受けなくてはならないので、審査が厳しいという印象があると考えられます。
d-roomの口コミや評判
ここからは、d-room cardや、d-roomの口コミや評判を紹介していきます。
実際に入居を申し込んだ人や、入居した人の評判を参考にしてください。
よい評判
まずは、良い評判から紹介します。
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良い評判としては、設備が新しくて充実している点や、セキュリティ面がしっかりしている点、保証人不要で手続きができる点などがあります。
よくない評判
続いて良くない評判を紹介します。
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営業の人の対応が悪いという評判を目にすることは多いです。
また、築年数が浅く交通の便がいい物件は、値段も高く礼金が家賃2ヶ月分が必要になることもあるようです。
審査に落ちたという評判もあり、誰でも入居できるわけではないことが分かります。
まとめ
d-roomに入居を希望する人は、入居条件にd-room cardを作成することが必要と知ると、「作りたくない」と感じることでしょう。
しかし、家賃の支払いをd-room cardにすれば振込手数料が無料になったり、金額に応じてポイントが付与されたりするので、使い方によってはお得に使えます。
とはいえ、入居審査とd-room cardの審査をダブルで受けなくてはならないため、入居までの道は決して易しくないと言えますので、口コミや評判などを参考にして万全の状態で申し込むといいでしょう。
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