りそな銀行カードローン引き落とし日に残高不足!返済遅れそうなときは
りそなのカードローンの返済日に口座の残高が不足すると、りそな銀行の信用を失うだけでなく、その後の経済生活にさまざまな悪影響があります。
残高不足でどんな不利益があり、それを避けるにはどうすべきかを教えます。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- りそな銀行カードローンの引き落としに間に合わなさそうな人
- 返済を延滞してしまった場合の影響を知りたい人
りそなカードローンの毎月の引き落とし
まずは、りそなカードローンの毎月の引き落としについて見ていきましょう。
返済日や引き落とし時間
りそなカードローンの毎月の約定返済日は5日です。
毎月5日にりそな銀行の普通預金口座からお金が引き落とされますので、口座にお金を用意しておかなければなりません。
引き落とし時間が分かっているのであればその時間までにお金を入れるようにしておけばいいですが、りそなカードローンでは引き落とし時間に関しては公開していません。
口座の残高不足で引き落としができないことのないように、約定返済日の前日までにお金を入れておくのが賢明です。
毎月の引き落とし額
毎月の引き落とし額はローン残高によって決まり、ローン残高と引き落とし額の関係は以下のようになっています。
ローン残高 | 引き落とし額 |
---|---|
50万円以下 | 1万円 |
50万円超~100万円以下 | 2万円 |
100万円超~200万円以下 | 3万円 |
200 万円超~300 万円以下 | 4 万円 |
300 万円超~400 万円以下 | 5 万円 |
400 万円超~500 万円以下 | 6 万円 |
ローン残高の確認方法
引き落とし額が変わる可能性があるときは、ローンの利用残高を確認しておくと安心です。
ローン残高の確認は、りそな銀行のATMかコンビニのATMでできます。
りそなのATMでは、画面で「カードローン」のボタンを押してからカードを挿入し、「残高照会」のボタンを押すと、ローン残高が表示されます。
コンビニはATMによって多少操作が違いますが、ほぼ同じ簡単な操作で残高を確認できます。
引き落とし額は支払い日の3営業日前に決まる
その月の引き落とし額が決まるのは、引き落とし日(5日)の3営業日前です。
間に休日がないと2日現在のローン残高で決まりますが、週末や休日が挟まるとその分前送りになります。
口座が残高不足でも延滞しないケース
返済日に口座が残高不足でも、返済不能になるケースとならないケースがあります。
貸出枠に余裕があれば自動貸越される
りそなのカードローンには「自動貸越」(オートチャージ)が付いています。
これは、カードローンの貸出枠に余裕がある場合に、口座の残高が不足していても、自動的に貸付した上で引き落とすというサービスです。
たとえば50万円の貸出枠が設定されたローンで、現在40万円借りているとすると、あと10万円貸出枠が残っています。
貸出枠が残っている場合は、返済日の口座が残高不足でも、不足分は残った貸出枠から自動的に貸付されます。
しかし、貸出枠いっぱいまで借りていて、返済日に口座の残高が不足していると、引落しができずに延滞が発生します。
残高不足だった場合の返済方法
口座の残高不足で返済ができていなかった場合、以下のような方法で返済を行うことになります。
再引き落とし
りそな銀行から「口座の残高不足で引き落としができていませんので、至急口座にお金を入金してください」という旨の連絡が来ますので、口座にお金を入れればその後再引き落としが行われます。
通常の約定返済日とタイミングは異なるものの、支払い方法自体が変わるわけではありませんので、普段通りにお金を入金すればOKです。
お金を入金した後、いつ再引き落としが行われるかに関しては明確ではありませんが、不安な場合は口座にお金を入金した後にりそな銀行に連絡しておくとよいでしょう。
振り込みやATMで返済することはできる?
りそな銀行では、銀行振込やATMでの返済など、再引き落とし以外での返済には基本的に対応していません。
そのため、返済が遅れてしまった場合でも、基本的には普段の口座にお金を入金する形で返済を行うことになります。
ただ、場合によっては銀行振込やATMでの返済で対応してくれる可能性があるかもしれません。
どうしてもそのような方法で返済をしたい場合には、一度りそな銀行にその旨を伝えてみるといいでしょう。
残高不足で返済に遅れるとどうなる?
残高不足で延滞すると個人信用に傷がつき、その後の経済活動にマイナスになりますが、そのマイナスの程度(傷の深さ)は「どれくらいの日数延滞するか」によります。
2~3日の延滞の場合は?
返済の翌日、あるいは2~3日後に口座に入金した場合は、通常と同じように自動的に返済分が引き落とされ、大きなマイナスにはなりません。
ただし、1日でも返済が遅れると信用情報機関に記録が残るので、2~3日の返済遅れでも度々くり返していると、クレジットカードを作るときや他のローンを組むときなどに、審査に不利に働きます。
もちろん、りそな銀行に貸出枠の増額を申請するような場合も、マイナスになります。
1週間以上の延滞は?
1週間以上延滞すると、りそな銀行から催促の電話がかかってきたり、督促のハガキが届くようになったりして、信用にはかなりのマイナスになります。
電話がかかって来る前にこちらから電話して、いつ口座に入金できるかを伝えておくようにしましょう。
電話がかかってきた場合も、入金できる日をはっきりと伝え、それを確実に守ることが大切です。
1ヶ月以上の延滞は?
返済を1カ月以上延滞する、つまり返済不能が2回以上続くと、銀行は「貸し倒れ」の可能性を考えるようになります。
1週間に1回は返済を催促する電話がかかるようになり、明確な返事が得られないと督促を担当する係の人が自宅を訪問する場合もあります。
引落し不能が3回以上続くと、ローンが強制解約されて、一括返済を請求される可能性が高くなります。
一括返済を請求されると、裁判所に給料差し押さえを請求するなどの、法的手段を取られることになります。
延滞したとき信用情報機関に残る記録
ローンの返済を延滞すると、りそな銀行が加盟している信用情報機関に記録が残ります。
この信用記録は、ローンの申し込みなどがあったときに、貸金業者や金融機関、信販会社が審査に利用します。
1日でも延滞すると記録が残る
延滞はたとえ1日の遅れでも、記録に残り、延滞回数や延滞日数が多いほど、信用度は低下します。
延滞の記録は5年間残ります。
3カ月以上の延滞すると「異動記録」になる
延滞が3カ月以上になると、通常のローン契約の返済記録ではなく「事故」としてあつかわれ、「異動記録」と呼び名も変わります。
事故情報のような異動記録が残ると、いわゆるブラックリストに載ったことになり、ローンやクレジットカードの審査には一切通らなくなってしまいます。
異動記録も信用情報機関に5年間残ります。
消費者金融で借りて入金、はあり?
返済の延滞は1回もないことが、信用に傷をつけないために重要ですが、では、残高不足を回避するために消費者金融で借りるというのは「あり」でしょうか?
りそな銀行のカードローンを貸出枠いっぱいまで借りていても、その月の返済に必要な2~3万円のお金なら、消費者金融から借りることも可能です。
現在のローンとの合計額が年収の1/3以下であることが条件ですが、消費者金融なら即日融資も難しくありません。
しかし、それをすぐに消費者金融に返済する当てがない場合は、安易に借り入れ金を増やすべきではありません。
借り入れ先が増え、借り入れ総額が膨らむほど、毎月の収入のほとんどを借金返済にあてる「多重債務」の苦しみを味わうことになります。
遅延損害金とは
返済が遅れると遅延損害金として、遅れた日数分、通常よりも高い金利の利息を払わなければなりません。
通常の返済金は<元金+通常利息>ですが、返済が遅れた日数は<元金+通常利息+遅延利息>で計算されます。
遅延利息の最高は貸金法で年20%までと決められていますが、りそな銀行は年14%と他社よりは比較的低めに設定されています。
遅延損害金が発生しても翌月の返済金は増えませんが、その分元金の返済額が小さくなります。
返済を遅らせてしまうと、その遅延分だけ完済までの時間も長引くことになりますので、返済を延滞させることはできる限り避けるべきでしょう。
残高不足で返済に遅れないための心得
残高不足で返済に遅れてしまうと、上述してきたようなさまざまなデメリットを被ることになります。 残高不足で返済に遅れないようにするためには、以下のことを意識しておくといいでしょう。
余裕のある時に臨時返済しておく
返済を遅らせないために大切なのは、お金に余裕があるときに繰り上げ返済をして、「融資枠に余裕を作っておく」ことです。
融資枠がいっぱいにならない限り、返済日に口座残高がなくても自動貸越で返済できるからです。
りそなのカードローンは、りそな銀行またはコンビニのATMでいつでも繰り上げ返済ができます。
ボーナス時などお金に余裕のあるときに、ATMで「臨時返済」しておくのが望ましいですね。
りそなカードの返済遅れの場合
りそな銀行ではクレジットカードも発行しています。
りそなカードの毎月の締め日・支払い日は、それぞれ毎月10日締めの翌月4日引き落としとなっています。
先月の11日~今月の10日までにクレジットカードで決済した金額の合計が、翌月の4日に引き落とされるということですね。
ただ、普段の生活の中で何気なくクレジットカードを利用していると、引き落とし日にどれぐらいの金額が引き落とされるのかを把握しにくく、口座の残高不足で引き落としができないことも考えられます。
りそなカードで返済遅れになってしまった場合、なってしまいそうな場合は、どう対処すればいいのでしょうか。
インフォメーションセンターに電話する
引き落とし日が過ぎても引き落としができていないことが分かれば、すぐにりそなカードのインフォメーションセンターに電話をかけましょう。
りそなカードのインフォメーションセンターの電話番号は、東京が「03-5996-1341」で、大阪が「06-7709-8010」です。
インフォメーションセンターに電話をかけて、口座の残高不足で引き落としができていない旨を伝えれば、再引き落とし日までに必要な金額を口座に入金するように指示されるでしょう。
再引き落とし日に引き落としができれば、返済を延滞した分の遅延損害金は支払わなければならないものの、そこまで大きなペナルティがあるわけではありません。
必ず再引き落とし日までに口座にお金を入金するようにしましょう。
前からわかっているなら「あとからリボ」
引き落とし日に口座のお金が足りなさそうだということがあらかじめ分かっているのであれば、「あとからリボ」というサービスを利用する方法も考えられます。
あとからリボは、一括払いで支払う予定だったものをリボ払いに変更できるサービスで、お支払い予定分すべてでもお好きな分だけでもリボ払いへの変更が可能です。
口座に入っている金額に応じて、リボ払いにする金額を決めることによって、引き落としができないという事態は避けられるでしょう。
ただ、あとからリボの申し込みは原則として支払い月の前月20日までとなっていますので、あとからリボを利用したい場合は、早めに決断する必要がありますよ。
りそな銀行カードローンの返済遅れに関するQ&A
では最後に、りそな銀行カードローンの返済遅れについてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。
①返済遅れを起こすとすぐに利用停止になる?
A.りそな銀行が返済遅れの事態を把握したらすぐに利用停止になります
返済が遅れている人に対して、そのままカードローンを利用させておくような甘い金融機関はありません。
そのため、りそな銀行が返済遅れの事態を把握したらすぐに利用停止になってしまいます。
りそな銀行では、カードローン利用者の利用状況・返済状況はきっちりチェックしていますので、本来の返済日に返済ができていなければその翌日には利用停止になっているぐらいに思っておいたほうがいいでしょう。
②返済に遅れそう…利用限度額を増額してしのぐことはできる?
A.増額審査に通過できるのであれば可能でしょう
利用限度額を増額するためには審査が必要ですが、増額審査の審査基準は初回申し込みの審査基準よりも厳しめになっています。
そのため、人によっては増額審査に通過できない可能性も考えられます。
また、増額審査は結果が出るまでに時間がかかることも多いので、引き落とし日までに結果が分からないかもしれません。
増額することで返済遅れをしのごうと考えている場合は、増額審査に通過できるだけの属性や信用情報の余裕と、日程の余裕が必要になるでしょう。
③締め日や支払日の変更はできる?
A.できません
カードローンには締め日という概念はありませんが、毎月の支払日は決められています。
カードローンによっては、利用者の都合のいい日程に支払日を設定できるものもありますが、りそな銀行カードローンでは支払日は毎月5日と決められており、変更はできません。
給料日が毎月10日のような人は支払いに苦労するかもしれませんが、毎月5日にきちんと支払いを行えるように計画立てて行動しましょう。
④支払いを放置していたら代位弁済通知が届いた。これってどういうこと?
A.保証会社が代位弁済を行ったことを意味しています
銀行カードローンには保証会社があります。
保証会社は、債務者の返済が滞った場合に返済を肩代わりする「代位弁済」を行いますので、りそな銀行カードローンの債権管理課が保証会社に代位弁済を依頼した場合に、代位弁済通知が届くことになります。
代位弁済が行われると、債務者はりそな銀行ではなく保証会社に返済を行わなければなりません。
一括返済を求められるケースが多く、返済に苦労する可能性が高いので、返済が遅れてしまったとしても代位弁済が行われてしまうまで放置しておくのは危険です。
⑤残高遅れ分を支払うのに手数料はかかる?
A.手数料は必要ありませんが遅延損害金が発生します
残高遅れ分を支払う場合でも、特に手数料等が必要なわけではありません。
ただ、りそな銀行カードローンでは、返済が遅れた日数に応じて遅延損害金を支払わなければならなくなっています。
遅延損害金の分だけ、支払い金額が多くなることは念頭に置いておいたほうがいいでしょう。
まとめ
カードローンの返済は1日でも遅れると、信用情報機関に5年間「延滞」の記録が残ります。
ローンを借りているときは「1回も遅れない」という心がけが重要です。
タグ:銀行カードローン
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