ソニー生命でお金を借りる!借入,返済方法
保険商品によっては、「契約者貸付制度」を利用できることがあります。
ソニー生命で契約者貸付制度を利用するときに知っておくべきことをまとめましたので、利用を申し込む前にかならずチェックして下さい!
契約者貸付が利用できるソニー生命の商品
ソニー生命のすべての保険商品において、契約者貸付制度が利用できるわけではありません。
途中解約したときでも「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」が戻ってくる保険商品のみ、契約者貸付制度を利用してお金を借りることができるのです。
ソニー生命の中では次の商品だけが、契約者貸付制度を利用できます。
- 有期払込終身保険
- 終身保険(無選択型)
- 米ドル建終身保険(米ドルでも日本円でも貸付を受けることが可能です)
- 米ドル建一時払終身保険(米ドルでも日本円でも貸付を受けることが可能です)
- 変額保険(終身型・有期型)
- 各種養老保険
- 各種生前給付保険
- 各種がん保険(低解約返戻金特則の適用時は契約者貸付は利用できません)
- 学資保険
- 変額個人年金保険
- 5年ごと利差配当付き個人年金保険
解約返戻金があっても契約者貸付が利用できないとき
解約返戻金がある保険商品では、契約者貸付制度を利用することができます。
しかし、貸付額は、解約返戻金と保険商品によって上限が決められていますので、保険契約が短く解約返戻金が少ないときには、借りたい金額を借りることができないこともあるのです。
また、何ヶ月も保険料を支払わずに保険契約そのものが解消されているときも、契約者貸付制度を利用することができません。
ソニー生命の契約者貸付制度利用方法
ソニー生命の契約者貸付制度は、次の手順で利用します。
1.お客さまWEBサービスにログインします。
2.「手続のご案内」→「契約者貸付」→「お手続する」と進みます。
3.入力画面で手続パスワードを入力し、借り入れたい金額と振込先の口座を指定します。
4.手続きが完了するとソニー生命からメールが届きますので、振込先を確認しましょう。
ソニー生命の契約者貸付!借入返済方法は?
契約者貸付制度は、生命保険の解約返戻金を担保に保険会社からお金を借りる制度です。
借入金ですから、基本的には返済しなくてはいけません。
ソニー生命の借入金返済は、次の3つの方法で行います。
お客さまWEBサービス→銀行振込
お客さまWEBサービスにログインし、「手続のご案内」→「契約者貸付」→「返済する」と進みます。
表示されているソニー生命の銀行口座に、返済金を振り込みます。
カスタマーセンターに電話→払込票
カスタマーセンター(0120-158-821、ゴールデンウィークと年末年始以外の毎日9:00~17:30)に電話をかけます。
音声が流れたら「1」→「4」を押し、オペレーターに貸付金を返済したいので払込票を送付してもらえるように依頼します。
ただし、払込票で返済できる金額の上限は30万円です。
30万円以上を返済するときは、銀行振込で返済するようにしてください。
カスタマーセンターに電話→銀行振込
カスタマーセンター(0120-158-821)に電話をかけます。
音声が流れたら「1」→「4」を押し、オペレーターに「貸付金を返済したいので振込先を案内して欲しい」と伝えます。
ソニー生命の契約者貸付は本当に便利?
ソニー生命の契約者貸付制度は本当に便利な制度でしょうか?
また、他の金融機関のローンを利用するのと比べて、お得に借りられると言えるのでしょうか?
利息金が発生する
貸付金ですから、当然、利息が発生します。
ソニー生命の契約者貸付は、2013年4月2日以降に契約をした保険もしくは2013年4月2日以降に自動更新をした保険を担保にする場合は、年利2.5%の利息が請求されます。
ただし、米ドル建保険の場合は、利息は年利4.0%で計算します。
利息は複利で計算される
契約者貸付の利息は、複利で計算されます。
例えば単利で年利2.5%の場合、100万円を5年借りたときの利息は100万円×0.025×5=125,000円です。
しかし複利で年利2.5%の場合は、100万円を5年借りたときの利息は100万円×1.0255-100万円=131,408円となり、単利計算よりも利息が高くなってしまいます。
利息が高くなってしまわないように、早めに返済するようにしましょう。
返戻金や保険金から返済額が差し引かれることも!
契約者貸付を返済していないときに保険が失効してしまうと、本来受け取れるはずの返戻金から返済額と利息が差し引かれます。
また、返済が完了していない時に保険金の受け取り事由が発生すると、本来受け取れるはずの保険金から返済額と利息が差し引かれることもあります。
祝い金が受け取れないこともある!
学資保険の中には、契約途中に一定の祝い金を受け取れる保険商品もあります。
しかし、契約者貸付を返済していないなら、祝い金が契約者貸付の返済額に充当されてしまい、祝い金を受け取れないこともあるのです。
尚、ソニー生命の保険料を滞納するとどうなるかについては、次の記事で詳しく説明しています。
ソニー生命の引き落とし!残高不足で引き落としできなかった場合
契約者貸付とカードローンはどちらが便利?
お金が必要なとき、審査がスピーディなカードローンを利用しようと考える人も多いのではないでしょうか。
消費者金融やメガバンク、地方銀行など、多くの金融機関ではカードローンを提供していますので、気軽に利用できるイメージがあります。
保険会社の契約者貸付と金融会社のカードローンは、どちらが便利だと言えるのでしょうか?
利息が低いのは契約者貸付
カードローンは便利ですが、初めて利用するときは高めの金利(各カードローンの上限金利に近い金利)が適用されることが多いです。
消費者金融なら年利15~18%、銀行なら年利12~15%で借りるケースが多いです。
一方、保険会社の契約者貸付なら、ソニー生命の場合なら年利2.5~4.0%ですので、非常に低金利と言えます。
金利が気になる人なら、カードローンより契約者貸付を利用する方が良いでしょう。
カードローンの利息については、次の記事をぜひご覧になって下さい。
契約者貸付には審査がない!
カードローンを初めて利用するときは、かならず審査を受けなくてはいけません。
カードローンを利用している最中であっても、利用限度額を増やしたいなら、再度審査を受けなくてはなりません。
一方、契約者貸付は解約返戻金を担保として借りる方法ですので、審査を受ける必要はありません。
お金は借りたいけれど審査は受けたくない人は、契約者貸付を利用する方が良いでしょう。
契約者貸付を利用した時は早期返済が鉄則
契約者貸付制度は審査がなく金利も低い融資方法ですので、お金が必要なときは頼りになる制度だと言えます。
しかしながら利息は複利で計算されますので、あまりにも長期間借りていると利息が高くなってしまいます。
ソニー生命では契約者貸付の利息だけを返済することは原則的に認められていませんので、返済するときはある程度はまとまった金額を返済する必要があります。
早めにお金を準備して、返済を長引かせないようにしてください。
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