キャッシングのスペースの枠内で増額融資する方法と注意点
キャッシングのスペースといえば、中小消費者金融の中では知名度が高く、銀行や大手消費者金融では借りられない人でも利用できると人気です。
そんなキャッシングのスペースを利用中の人の中には、「もっと借りられないものか」と思っている人もいるでしょう。
先に触れておきますが、キャッシングスペースでは枠内融資を行っており、これを増枠することも可能です。
今回か、キャッシングのスペースにおいて増枠する方法と、その際の注意点を紹介していきます。
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介する記事は、こんな人におすすめの内容となっております。
- キャッシングのスペースを利用中の人
- キャッシングのスペースで増枠したい人
- 増枠する際の注意点を知りたい人
- 執筆者の情報
- 名前:馬沢結愛(30歳)
職歴:平成18年4月より信用金庫勤務
目次
新規では少額となることがほとんど
㈱スペースは大阪府に本店を置く消費者金融であり、最高で500万円まで借りることができて、金利も8.0%~18.0%と比較的低金利で借りることができますので、知名度の低い中小消費者金融の中では人気の高い消費者金融です。
審査においても、中小消費者金融ならではの柔軟な対応によって借りやすいと評判であり、このようなことも人気となっている要因の一つです。
しかし、スペースにおいて新規で申し込みをしたとしても、いきなり最高額である500万円はおろか、100万円を超える金額を借りることができることはほとんどなく、最初は少額な金額(一般的には「年収の10%程度」)で借りることになります。
ですが、借入金額が少なければ急な出費などによって、さらに追加で借りることができないかと思う人は多いと思います。
消費者金融などでは、借入中でも追加で融資を希望する場合に、増額をすることでさらに借りることができることがほとんどですが、業者によって増額の方法は違います。
では、キャッシングのスペースではどのような方法で増額をするのでしょうか。
スペースからの借入はカードローンではない
スペースにおける増額の方法を紹介する前に、まずはスペースの借入について触れていきます。
スペースからの借入は、大手消費者金融であるアコムやプロミスなどで提供されているようなカードローンタイプではありません。
融資形態は証書貸付というものであり、契約した融資額を一括で借りたうえで、その後は返済をしていくことになります。
ですので、カードローンのようにいつでも、好きなときにATMなどから借りることができるというわけではありません。
借りた後に再度借入が必要となった場合には、増額をすることでしか借りることができないということになります。
スペースのように貸付を証書貸付で行う消費者金融は主に中堅消費者金融などで行っており、カードローンタイプで貸付を行っているところはほとんどありません。
なお、融資形態は証書貸付となっているのですが、スペース内部では借入限度額を顧客ごとに設定しており、これを「枠」と呼んでいます。
融資はあくまでも枠の範囲内で行ういますので、この「枠内融資」がスペース本来の融資形態なのです。
申し込みすることで増額できる
実際にスペースから借入している途中で増額を希望する場合には、電話または店頭で申し込みをすることで増額することができます。
ただし、申し込みをする場合には営業時間に注意しなければならず、平日であれば9:30~19:00、土曜日であれば9:30~19:00の時間帯に連絡をしなければならず、日曜日や祝日は申し込みすることができません。
また、増額をした資金を当日中に銀行振込みしてもらうためには、銀行において振込ができる時間帯でなければなりません。
もしも申し込みをする時間帯が遅くなってしまった場合や、土曜日に申し込んだ場合、審査に時間がかかってしまった場合には、増額した資金の振込が翌営業日以降になってしまいます。
増額をする場合も必ず審査がある
増額は申し込みをすると、誰でも簡単にできるというわけではなく、必ず審査を受けて通ることができた場合にのみ、増額することができます。
増額をする場合の審査は、新規で申し込みをした時と同じように「信用」が重要となり、審査をするうえで照会をする信用情報機関に登録されている情報が基になります。
照会した信用情報において、他の借入やクレジットカードの利用状況に延滞や滞納がある場合には、いくら柔軟な審査が魅力のスペースでも審査は厳しくなってしまいます。
口コミなどには、ブラックでも借りられるなどというような情報もありますが、どのような状況でも増額ができるほど甘いものではありません。
ブラックでも借りられたという人は、審査の段階でまだ返済に余力が残っていると判断された人であり、それ以外の人は審査に通ることができないのです。
増額をする際の注意点
スペースにおいて増額をする場合に、注意しなければならないのが「総量規制」です。
総量規制とは、貸金業法で定められている個人の借入を規制するものであり、スペースのような消費者金融や信販会社などの貸金業者に対して適用されています。
この総量規制では、対象となる借入を「年収の1/3」が上限となることを定めておりますので、個人が貸金業者から借入することができる金額は、「年収の1/3」という上限金額を超えて借りることはできません。
また、総量規制で定めている上限金額は、例えばスペース1社からの借入で超えることができない金額ではなく、規制の対象となる借入の総額で超えることができない金額となります。
例えば、年収が600万円であるという人の上限額は1/3の200万円となり、既に他の貸金業者から100万円を借りているという場合には、スペースで借りることができる金額は100万円が上限となります。
スペースの最高融資額である500万円という金額は、年収が1,500万円以上あるという人でなければ借りることができない金額となりますので、最高額で借りることが現実的にごく少数の人でなければ不可能ということになります。
借入金額によって収入証明書類の提出が必要
総量規制の上限である「年収の1/3まで」という金額をきちんと守っているのかということを確認するためにも、一定の条件に該当する申し込みに対しては、必ず収入証明書類を確認しなければならないことが義務付けられています。
収入証明書類の提出が必要となる条件とは以下のようになっておりますが、これ以外にも業者が提出を求めている場合には提出しなければなりません。
- 1社での借入金額が50万円超となる
- 他の借入も含めた合計額が100万円超となる
増額において上記の上限に該当した場合にも提出は必要となり、もしも提出を求められらにもかかわらず提出を拒否した場合には増額することができませんので、必ず提出するようにしましょう。
なお、収入証明書類の具体的な書類は、以下のとおりです。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 所得証明書
- 納税証明書
- 確定申告書(個人事業主の場合)
しっかりと返済期日を守ること
増額をするにあたり、スペースでの返済実績が重要となります。
新規審査で照会する個人信用情報は、増額時の審査でも照会しますが、その情報だけでは本当の意味での「信用」は判断することが難しいです。
そのため、実際に取引をした実績も判断材料として見ることにより、より高い精度の「信用」を見極めることができます。
スペースのホームページなどで公表されているわけではありませんが、一般的には返済実績が半年なければ増額審査のテーブルに上がることはできないと言われています。
スペースでも同様の対応となっていることが予想されますので、少なくとも半年間はしっかりと返済期日を守り、信用力があることを実績として残さなくてはなりません。
まずはこれができていなければ、増額の申し込みをしてもすぐに否決となるだけでなく、場合によっては枠の上限を下げられてしまう可能性もあります。
他社からの借り入れをしない
スペースからの借入が総量規制の対象となっている以上、一人に融資できる金額は厳しく制限されています。
そのため、スペースで新規契約してから増額申し込みをするまでに、他社で新たな借り入れをしていれば、スペースで増額できるだけの余裕がなくなっている可能性もあります。
また、単純に借入額が多くなっていることで、スペースの審査において「返済に余力が残っていない」と判断されてしまうこともあります。
どのような原因にせよ、他社借入が増えているということが増額審査の妨げになってしまうことに変わりありませんので、スペースで増額することを考えているのであれば、他社からの借り入れはしないようにすることが望ましいです。
銀行ローンは総量規制の対象外
消費者金融などの貸金業者であれば、総量規制によって年収に応じた上限がありますが、銀行は貸金業者ではなく「銀行」という金融機関となりますので、貸金業法の総量規制の影響は受けません。
また、銀行に適用されている「銀行法」には総量規制のような制限はありませんので、銀行は法的な制限を受けることなく借り入れすることができます。
しかし、銀行は「自主規制」という各銀行が独自に定めている規制によって貸付上限を定めていますので、実際には年収に関わらず借入することができるというわけではありません。
なお、スペースにおける審査では、銀行からの借り入れについては審査の対象となります。
もちろん総量規制とは別のところを見ているのですが、その人の返済能力を判断するうえで銀行ローンを除外することはできません。
スペースに限らず、審査が柔軟だと言われている中小消費者金融では、借入や返済だけでなく、生活の基本となる給料などの収入や生活費などの支出についても細かくヒアリングし、そこから返済能力の有無を判断しています。
そのため、銀行ローンが多いことも、当然スペースの審査には悪影響が出ることになるのです。
増額の審査は新規時よりも厳しい
増額の審査においては、信用情報機関に登録をされている信用情報が重要ということをお話ししましたが、これ以外にも重要となるものがあります。
それは、スペースにおける返済実績です。
返済実績とは、返済をどのようにしてきたのかという履歴のことであり、簡単にいいますと「延滞なく返済できているのか」ということが重要となります。
延滞は、その人の返済意識や返済能力を判断するうえで特に重視するものであり、きちんと返済ができない人にはこれ以上の融資は行わないのが普通です。
それでも、過去に数日程度の延滞を1度したことがあるという程度の延滞であれば増額の審査にはほとんど影響しませんが、度々延滞しているという場合には増額することはできません。
ただし、返済能力は単に返済実績だけで推し量れるものではありません。
返済実績の裏付けとなる収入が減少していないことも大事であり、収入が減少していなくても、他社借入が増えていないことも重要視されます。
収入の減少や他社借入の増加は、いずれも返済能力を低くしてしまう要因ですので、これらを含めた総合的な返済能力をチェックされているのです。
このように、増額の審査では基本となる信用はもちろんのこと、返済実績を含めた総合的な返済能力が重要となりますので、新規の際の審査よりも厳しくなってしまいます。
増額の理由は明確にしなければならない
冒頭でもお話ししましたが、スペースでは証書貸付での融資となりますので、増額契約をすると一括で融資しなければならなくなります。
カードローンのように、少ない金額を利用限度額の範囲内で借りるというわけではありませんので、増額をする場合にはその理由を詳しく聞かれます。
これも審査の一環といえばそうなのですが、明確な理由を答えられない人は信用上の問題があることも多く、貸したはいいが回収ができないということにもなりかねません。
基本的に増額を希望する場合には、それなりの理由があることが普通ですので、それを答えられないという場合には増額できないこともよくあります。
ですので、増額の理由を求められた場合には、スペースに対して明確に説明をすることはもちろんなのですが、見積書などの書類があるようであれば、それも提出するなどをすることでスムーズに説明することができます。
少額の増額は審査に通る確率が高い
当たり前のことといわれてしまうかもしれませんが、増額は少額なものほど審査に通りやすくなります。
これは回収ができなくなったとしても、リスクを最小限に抑えることができるという理由もありますが、多少のリスクを取ってまでも利息収入を得たいという理由もあります。
また、増額後の金額が新規で借りた金額よりも少ない金額となる場合も、比較的増額しやすいですので、信用に自信がないという場合には少額の増額をしていくことで実績を作っていくことも方法の1つです。
スペース方から増額案内されることも
増額は、自分から申し込みをすることでしか行うことができないというわけではなく、スペースの方から増額できると案内されることもあります。
これは、スペースとしても貸付残高は伸ばしていきたいものであり、優良な人にはどんどん借りてほしいということから案内をしています。
増額できることの案内が来た場合にも、通常の増額のように申し込みをすることで、追加で借りることができますが、この場合にも申し込みをすると審査を受けなければなりません。
しかし、増額の案内が来ていれば通常の増額審査よりも増額しやすくなっていますので、高い確率で増額することができますが、転職などによって属性が変わっているという場合には審査が通らないこともあります。
審査がある以上は通らない可能性も少なからずありますので、増額の案内が来たからといって必ず審査に通るということではありませんので注意しなければなりません。
まとめ
スペースにおいて増額を希望する場合には、電話や店頭に行って申し込みをすることで増額、つまり追加融資を受けることができます。
しかし、審査によっては増額することができないこともよくあり、簡単に増額することができるというわけではありません。
スペースのような消費者金融は審査を柔軟に行っていますが、柔軟な対応にも限度というものがあります。
例えば、ブラックのようにまったく信用がない人にまで貸すということは審査を無意味にしますし、そのような業者はヤミ金などの違法業者と同じになってしまいます。
スペースは、きちんと大阪府に認可されて貸金業協会にも登録している業者ですので健全な業者であり、しっかりと審査をしているからこそ、中には融資を受けられない人もいるのです。
健全な業者から借りるためには信用がなければ借りることができませんので、増額をする場合にも信用が重要となります。
特に増額の場合は、審査はどうしても厳しくなってしまいますので、信用を高くしておく必要があります。
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