オフショアローンとは

オフショアローンとは、日本国外の海外の銀行からお金を借りることを示します。

日本の法律や審査ルールではないルールで審査が行われるため、国内銀行で融資を受けることができない人でも融資を受けることができる可能性がある、海外送金コストがかからななどのメリットがある一方、融資までに時間がかかったり、審査に用意する書類が面倒だというデメリットがあります。

オフショアローンは主に法人が海外に現地法人を設立する際に利用することが多いローンです。

この記事では、オフショアローンのメリットデメリットと活用場面などをご紹介します。

執筆者の情報
名前:手塚 龍馬(36歳)
職歴:過去7年,地銀の貸付業務担当

オフショアとは「遠く離れた」

オフショアとは「遠く離れた」

オフショアの意味は「遠く」とか「沖合の」のような意味があります。

日本国内ではなく海外の工場で製品を製造したり、海外への投資を行う場合にオフショアという言葉を使います。

海外の銀行で資金を調達することをオフショアローンと言います。

国外の銀行からお金を借りること

国外の銀行からお金を借りることをオフショアローンとかオフショア借入と言います。

これに対して、国内の銀行からお金を借りることをオンショアローンなどと言います。

主に法人が利用する借入ですが、個人でも理論上は利用することができます。

オフショアローンのメリット

オフショアローンのメリット

オフショアローンは国外の審査基準や法律が適用されるため、国内でお金を借りることができない個人や事業者でも海外の銀行であれば融資を受けることができる可能性があるという点と、資金を現地調達したほうが為替や送金コストが少ないというメリットがあります。

国内で審査不可でも融資の可能性

日本の銀行審査は、決算書や信用情報をもとに審査を行います。

これらはすべて過去の情報です。

決算書は過去数年の業績をもとに審査を行いますし、信用情報は過去の借入金やクレジットカードの利用状況や支払状況をもとに審査を行いますので、過去の業績が悪かったり、過去借りたお金にトラブルがあったということが信用情報に記録されていると審査に通過できません。

しかし、海外の審査は現在の状況や今後の計画に対して融資を行うのが一般的です。

国内銀行と海外銀行は審査基準が異なるため、国内の銀行で審査を断られた人でもオフショアローンであれば融資を受けられる可能性があります。

大げさに言えば、国内で自己破産の経験があり、信用情報がブラックしている人は国内銀行では借りることはできませんが、海外銀行であれば信用情報の照会を行わないため、融資を受けられる可能性があるのです。

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その国の法律が適用される

日本の銀行は銀行法という法律のもとに運営されています。

また、消費者金融は貸金業法という法律のもとに運営され、双方ともに金融庁の監督を受け、金融庁の方針のもとに営業しています。

海外銀行は当然ながら日本の法律の適用外です。

このため、総量規制が原因で融資を受けることができないような人でも融資を受けられる可能性があるのです。

資金が現地調達できる

海外法人を持っている日本企業が日本国内の銀行でお金を借りて、現地に送金する場合には手数料が発生します。

銀行によって異なりますが、日本国内から日本円でアメリカに100万円送金した場合には6,000円程度の手数料が発生します。

しかし、現地で資金を借りてしまえば、この手数料は発生しないことになりますし、為替を気にして、円高の時に送金したほうが、現地通貨が多くなると考えるような必要もありません。

手数料が発生しないこと、為替を気にする必要がないというのもオフショアローンのメリットです。

オフショアローンのデメリット

オフショアローンのデメリット

海外銀行でお金を借りるオフショアローンにはデメリットもあります。

情報が少ないという点と融資までに時間と手間がかかるという点です。

情報が少ない

国外の銀行から借入を行うためには、融資商品の情報を知っていなければなりませんが、海外銀行の融資商品の情報は日本国内にはあまりにも少ないのが現状です。

自分が探している商品や金利や金額が見つかりにくいというのが最大のデメリットです。

すぐには融資されない

海外銀行からお金を借りる場合には、すぐには融資されません。

書類のやり取り等に時間がかかるため、すぐにお金が必要という人は日本国内の銀行や貸金業者から借りたほうがメリットはあるでしょう。

書類の用意が面倒

収入を証明する書類や本人確認など面倒なことが多いのもオフショアローンのデメリットです。

また、ほとんどの海外銀行が当該銀行口座を持っていないと融資を受けることができないため、先に口座を作成する時間も手間も必要になります。

個人が借りるにはやはりオフショアローンはハードルが高いといえるでしょう。

オフショアローンの利用場面

オフショアローンの利用場面

オフショアローンの利用場面は基本的に法人やお金持ちが利用することが多いようです。

法人の現地法人設立

法人が現地法人を設立する際にオフショアローンが利用されることが多いようです。
日本国内の銀行から融資を受けて、運転資金を海外に送金するよりも、コストが低く抑えられるためです。

また、為替を気にする必要もないため、現地で必要な資金は現地から調達するという法人も少なくありません。

海外資産購入

海外の資産には海外の税率が適用されます。

国内で不動産を持っている人が相続税対策などのためにわざわざローンを借りて、資産価値を目減りさせるということを行いますが、これは国内の資産の国内の借入金を相殺する効果しかありせん。

海外でお金を借りて、海外の資産を購入すれば海外での節税効果も得ることができるため、日本人のお金持ちが海外に投資する際にはオフショアローンを利用する場面が多いようです。

個人でも利用できることも

海外にもフリーローンやカードローンのような商品があります。

貸金業法による総量規制に抵触するため国内でこれ以上の借入ができない人や、信用情報がブラック化して国内の銀行や貸金業者からお金を借りることができないという人はオフショアローンを利用すれば海外でカードローンやフリーローンを借りることも可能です。

しかし、日本国内に居住している限り海外銀行のローン商品についての情報は非常に少ないというのが現実です。

また、オフショアローンには前述したようなリスクもあります。

やはり、個人が海外の銀行からカードローンやフリーローンを借りるというのは現実的にハードルが高いといえるでしょう。

まとめ

オフショアローンとは日本国内ではなく、海外の銀行から融資を受けることを示します。

海外から融資を受けることによって、日本国内の法律や審査基準では融資を受けることが難しい個人や法人でも融資を受けることができる可能性があるということと、現地で資金を調達することによって、海外送金コストや為替のリスクを被る必要がないという点をメリットとして挙げることができます。

しかし、情報が少ないということと、融資にかかる時間や手間が多いという点デメリットです。

企業の海外進出やお金持ちの海外投資にオフショアローンが利用される場面は少なくないですが、個人が総量規制やブラックを逃れるためにオフショアローンを利用するという事例はほとんどありません。

やはり、オフショアローンは法人やお金持ち向けのローンで、個人が気軽に借りることができるローンであるとはまだまだ言えないのが現状です。

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