ローン審査の本人確認の電話は折り返すべき?再連絡を待った方がいい?
ローンに申し込むと、本人確認や在籍確認などの電話がかかってきます。申込者が電話に出られなかったとしても、数回は折り返してくれます。
しかし、電話がつながらないうちはローン審査が進みません。融資開始までに時間がかかってしまうため、連絡があった際は再連絡を待つのではなく、申込者から折り返しの電話をかけた方がスムーズでしょう。
今回はローン会社に折り返しの電話をかけた方がいい理由をはじめ、電話をかける際の注意点を解説します。また、ローン会社に折り返しの電話をかけないで済むように、取り入れたい対策もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
目次
ローン会社からの電話に出られなかったら折り返し連絡しよう
ローンの本人確認には3つのパターンがあります。
- 本人確認の書類:運転免許証、パスポートなどの公的書類の提出
- 本人確認の電話:申し込み後に確認電話
- 在籍確認の電話:勤務先へ確認の電話
その中でも、ローン会社からの電話連絡に出られない場合、審査が進まなかったり、審査に落ちたりする可能性があります。ローン会社から電話があったら、申込者から折り返し連絡をするようにしてください。
ローン会社は、申し込みをした人が本人なのか、勤務先は申告してある勤務先で間違いないことを確認します。そして、申込者が信用できる相手であると確認してから契約を結びます。
理由1:審査が進まない
ローンに申し込みをすると、ローン会社からの本人確認や在籍確認の電話を避けられません。
申し込み手続き完了後、以下の流れで本人確認の電話がかかってきます。
- ローンに申し込む
- ローン会社から本人確認の電話連絡
- 審査開始
本人確認は、申込時に指定した連絡先へ電話をします。自宅に電話をかけてほしくない場合、携帯電話を選択するのが安心です。時間帯を選べる場合は、希望の時間を知らせておきましょう。
本人確認の電話に出られなかったとしても、本人確認書類を提出していれば審査を進めてくれるローン会社もあります。また「申込者への電話連絡なし」をうたうローン会社もあります。
しかし在籍確認の電話連絡については、申込者が申請した勤務先に電話をかけて、その会社で働いているかどうかを必ず確認しないといけません。申込者の返済能力の有無、申請した勤務先に虚偽はないかを確かめる必要があるからです。
そのため、在籍確認が完了しないと審査結果を出せない状態になります。在籍確認の電話に出るのが難しいと分かっているなら「電話以外の方法で対応してほしいとローン会社に相談する」「電話連絡なしのローンに申し込む」のが賢明です。
理由2:審査に落ちる
ローン会社からの電話に出られない場合、最終的にローン審査に落ちてしまいます。
「ローン会社から電話がかかってきたけれど、電話をとることができなかった」「この電話番号知らないから電話を取りたくない」といった状況もあるでしょう。
ローン会社からの電話は一度だけではありません。電話がつながらなければ、何度か電話をかけてきます。しかし、ローン会社が数回電話をかけても申込者が電話に出なければ、ローンの申し込みは取り下げられるでしょう。
- ローン会社:申込者へ電話 → 電話がつながらない
- ローン会社:時間帯を変えるなどして数回電話連絡をする → 電話がつながらない
- 申し込みの取り下げ
理由3:審査を受けた履歴が信用情報機関に残る
ローンに申し込んだ履歴は契約を結んだか否かにかかわらず、信用情報機関が管理・保有する個人信用情報に残ります。ローンに申し込んで審査に落ちたとしても、申し込み情報は信用情報機関に残ったままです。
信用情報機関に登録されたら一定期間はローン審査通過が難しい
ローンの審査に落ちたとしても、信用情報機関に申し込み履歴が6ヶ月間残ります。
「審査に落ちたから別のローンに申し込もう」となっても、審査通過が難しくなる場合があるので注意してください。「申し込みブラック」と呼ばれる状態になっていて、短期間に複数のローンに申し込むと審査通過に不利になるからです。
申し込みブラックは「お金に困っている人」「短期間に多くのローンと契約して計画的に破産するのではないか」などと見なされます。決して「いろいろなローンに申し込んで、上手にやりくりしている」とはなりません。
ローン会社に折り返しの電話をかける際の注意点
審査が進まなかったり、審査に落ちたりするのを避けるために、ローン会社からの電話に出られなかったら折り返し連絡してください。電話をかける際の注意点は以下の通りです。
- 電話に出られなかった事実をしっかりと謝罪する
- ローン会社の指示通りに対応する
- ローン会社には電話受付時間がある
それぞれの注意点について解説します。
電話に出られなかった事実をしっかりと謝罪する
ローン会社からの電話に出られなかったら、コールセンターなどの問い合わせ先電話番号へ連絡してください。ローン会社の公式サイト内に電話番号(フリーダイヤル)の記載があります。
電話に出られなかっただけで、オペレーターに怒られたり、理由をきつく追及されたりはしません。まず、電話に出たオペレーターに「現在、ローンに申し込んでいる」「電話がかかってきたようだけれど出られなかった」と伝えましょう。
ローン会社から確認メールが届いていて、申込番号などが分かる場合、一緒に伝えると内容の確認をよりスムーズに行ってもらえます。その上で、電話に出られなかったことを謝罪してください。
ローン会社の指示通りに対応する
すでに審査結果が出ている場合、申込者が折り返しの電話をかけたところで状況は変わりません。理由を説明したり、謝罪をしたりしても審査落ちが審査通過に変わる可能性は低いです。
「ローン会社が再度電話をかけ直している段階だった」など、審査結果が出ていないのなら、今後の対応について指示をもらってその通りにしてください。
確実に電話に出られそうな時間にかけ直してもらう、書類提出で対応してもらえないかなどを相談してもいいでしょう。
ローン会社には電話受付時間がある
ローン会社は電話受付時間が決まっていて、申し込むローンによって時間が異なります。24時間いつでも電話連絡ができるわけではないので注意してください。
ローン会社に折り返しの電話をかけないための3つの行動
ローン会社に折り返しの電話をかけるのではなく、あらかじめ折り返しの電話連絡をかけずに済む状況を作っておくのがスムーズです。審査が進まない、審査に落ちるといった心配をせずに済みます。
ローン会社に折り返しの電話をかけないための行動は、以下の3点です。
- 申し込み前に電話をかけるタイミングを確認しておく
- 電話に出るのが難しい場合は、ローン会社にあらかじめ伝える
- 在籍確認なら、勤務先に伝えて申込者の在籍を伝えてもらう
これらを意識して、ローン会社からの電話連絡に対応してください。
行動1:申し込み前に電話をかけるタイミングを確認しておく
申し込みたいローンが決まったら、ローン会社のコールセンターに電話をかけてください。
「これから申し込みを考えている」「どのタイミングで電話がかかってくるのか」を確認しましょう。あくまでも目安ですが、電話がかかってくるタイミングや時間を教えてもらえる可能性があります。
行動2:電話に出るのが難しい場合はローン会社にあらかじめ伝える
電話に出るのが難しいと分かっているなら、事前にその旨をローン会社へ伝えてください。電話連絡以外の方法を提案してもらえるなど、申込者の希望に応じた対応をしてくれるでしょう。
行動3:在籍確認なら勤務先に伝えて申込者の在籍を伝えてもらう
「在籍確認の電話を避けたい」「勤務先に電話をされるのは嫌だな」といったマイナスな感情を抱く人もいるのではないでしょうか。在籍確認は申込者本人が電話に出る必要がありません。早ければ1分程度で終了します。
- ローン会社の審査担当者の個人名で電話
- 申込者の在籍が確認できると終了
勤務先にはローン会社の審査担当者の個人名で電話をかけるため、ローン会社を名乗りません。「〇〇ですが、△△さんはいらっしゃいますか?」といったように電話をかけてきます。
電話連絡がきた際に、外出していたり、席を外していたりしたとしても、電話に出た人が「△△は外出しています」「△△は席を外しています」と返答がすれば、在籍確認は終了します。
勤務先の電話に出そうな人に、自分宛ての電話がかかってくると伝えてください。そして、申込者の在籍を伝えてもらいましょう。
ローンに申し込んだら本人確認や在籍確認の電話連絡がある
「電話連絡一切なし」といったローンも一定数存在するものの、多くのローンでは本人確認や勤務先への在籍確認の電話連絡を必要とします。
本人確認で申込者が実在するかを確認
本人確認の電話連絡は申し込み手続き完了後、時間を開けずに行います。特に最短即日審査などスピード融資を行うローン会社ほど、電話がかかってくる時間が早いでしょう。
申込者の携帯電話などに電話をかけて、ローン申し込みの意思確認、申込者が申請した連絡先電話番号に間違いはないか、そもそもローンに申し込んだ本人は実在するのかを確認します。
在籍確認で申込者が勤務先に在籍するかを確認
書類提出で在籍確認を行うローン会社もありますが、多くは申込者の勤務先に電話をかける方法を取り入れています。
在籍確認は、申込者が申告をした勤務先で働いているか確かめるためのものです。ローンを利用したいがために、虚偽の勤務先を申告する人もいます。そうした虚偽の申告を見逃さないためにも、在籍確認をする必要があるのです。
ローンを利用するに当たって、在籍確認は必要な審査項目となるため、絶対に避けられません。
その点以下のカードローンは原則電話による在籍確認はないため、会社にバレることなく安心して申し込みできます。
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在籍確認申込者本人以外が電話に出ても完了する
在籍確認で確認したいのは「申込者が申告をした勤務先で働いているかどうか」だけです。働いていると確認さえできれば、電話に出るのは誰でも問題ありません。
電話に出た人が「外出しております」「休みです」と伝えるだけで在籍確認は完了します。その会社で働いていると十分に判断できる返答だからです。会社に在籍しない人なら、電話に出た人は「そのような社員は当社にいません」と伝えるでしょう。
ただし、申込者以外の人が在籍確認の電話に出る場合、ローン契約だとバレないための対策が必要です。
- クレジットカードを作った
- 保険の契約をした
- 銀行口座を作った
上記の内容で事前に電話を受ける人に在籍確認がある旨を伝えれば、実際に在籍確認の電話がかかってきても不自然に思われるのを避けられます。
審査に落ちた人には在籍確認の電話連絡をしない
在籍確認の電話連絡は「もうすぐ審査に通過できる人」を対象に、審査の最終段階で行います。要するに在籍確認をして、申込者の申告通りの勤務先で働いてさえいれば審査に通過する状況ということです。
「返済能力がない」「過去の借金返済でトラブルを起こしている」「貸付条件に該当しなかった」などの場合、そもそも審査通過の条件をクリアしていません。融資契約をしない相手の勤務実態を確認しても意味がないため、在籍確認を行わないのです。
審査通過の連絡ではない
ローン審査の流れとして、在籍確認の電話連絡があれば「本人確認」「書類内容の確認」「信用情報機関への照会」は完了しています。
しかし、在籍確認の電話は審査通過の連絡ではありません。審査通過までもう少しの段階まで進んでいても、審査通過が確約されたわけではないのです。しっかりと在籍確認を済ませなければ、審査に落ちてしまう可能性があります。
数回はローン会社も電話をかけ直してくれる
1回目に本人確認の電話や勤務先に在籍確認の電話をかけて、申込者が出なかったとしても、それだけでローン審査否決になりません。ローン会社や担当者によるものの、4、5回なら電話をかけ直してもらえると思っていいでしょう。
電話をかけ直したものの「誰も出ない」「確認ができない」といった場合は審査落ちになる可能性が高いです。
どのローン会社も、具体的に「何回までならかけ直す」といった規定はありません。とはいえ、回数のボーダーラインは設けているはずです。
下記ページでは「ローン審査で本人確認の電話に出れなかったらどうすればいいのか」「電話に出られなかった時に起こるリスク」などを解説しています。ぜひ参考にしてください。
>>>ローン審査で本人確認の電話に出れなかったらどうすればいいのか
タグ:お金の知識
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