JAFのロードサービスを後払いで利用することはできるのか?

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車を運転していると、故障や燃料切れなど急なトラブルに巻き込まれることがあります。

そんな時に役に立つのがJAFですが、トラブルが起こったタイミングで手持ちの現金があるとは限りません。

JAFへの後払いが可能なのか、加えてロードサービスをお得に活用するポイントを解説します。

JAFってどんな会社?

そもそもJAFがどういった会社なのか、およびJAFのロードサービスの特徴についてご存知でしょうか。

最初にJAFの解説から始めましょう。

自動車に乗るなら必須?

JAFというのは「一般社団法人 日本自動車連盟」の略称ですが、JAFという略称が一般に定着していますし、自動車を使用するかたにも浸透した名前です。

そのため、日本自動車連盟は聞いたことが無くても、「JAF」であれば大部分のかたが聞いたことがあると思われます。

JAFの特徴は、自動車を利用していると起こる様々なトラブルに対応してもらえることです。

自動車に乗って不慣れな土地を走行している際に、突然自動車トラブルが起こると対応に困ります。

動かなくなってしまった自動車の移動や、修理などもご自身だけで行うのは難しいものです。

そんな時JAFに連絡すると、日本全国の幅広いエリアで対象となる車のもとに駆けつけてもらえ、幅広いトラブルに対応してもらえます。

故障車の牽引や、タイヤ交換、バッテリー上がりや、燃料切れ(ガス欠)など、様々な状況に対応してもらえますので、自動車を使用するかたにとって心強い存在です。

こういったロードサービスでの知名度はJAFが非常に高いため、「いざという時にはまずJAFに連絡」と思っているかたも多いでしょう。

JAFの料金体系

JAFのサービスを受けるためには、2つの料金体系が存在します。

1つは、JAFの会員となり、入会金・年会費を支払う方法であり、もう1つは、会員にならずに必要な時に必要なサービスのみを受ける方法です。

JAF会員になる場合、初回の入金金2,000円に加えて、毎年の年会費が4,000円必要になります。

入会金や年会費は、車トラブルが無くても固定料金として支払う必要があります。

しかし、会員になっておけば、良くあるバッテリー上がりや、キーの閉じ込み、故障車の牽引(15kmまで)、高速道路上での燃料切れといったトラブルに無料で対応してもらえます(無料のサービスには一定の制限もありますので利用時には確認が必要です)。

一方、JAF会員になっていないと、これらのトラブル対応ごとに個別の料金が必要になります。

たとえば、バッテリーあがりなら13,130円(昼間)、キー閉じ込みで14,940円、高速道路上での燃料切れは16,770円+通行料、さらに故障車の牽引なら12,880円+牽引料が必要です。

それぞれ、かなり高額な費用がかかってしまいますので、トラブルが起こってからJAF会員になっておけば良かったと後悔するかたもいるでしょう。

さらに、これだけの金額が必要となりますので、いざという時に手持ちのお金が足りないというかたもいるでしょう。

こんな時、支払いをどうすれば良いのか、または、手持ちのお金がないけどもJAFにトラブル対応を依頼して良いのか迷ってしまいますよね。

JAFは後払いできるのか?

JAFにお願いした場合の支払いは、現金払いかクレジットカードによる支払が原則です。

しかし、会員でない場合、基本的なロードサービスで1万円以上もかかるため、十分な現金やクレジットを保有していなくて払えないというかたもいるでしょう。

結論から言えば、JAF料金の後払いは可能です。

利用者の身元確認や、支払いに関する誓約書の記入を求められることもありますが、そういったことに問題がなければ後払いに対応してもらえます。

身元確認も通常は運転免許証を保有しているでしょうから、問題なく可能なはずです。

なお、良くあるご質問として、トラブルが発生して、JAFに依頼をした際に同時に会員申し込みを行って、会員料金でサービスを受けることができないかというものがあります。

たしかに、会員料金なら入金料金+年会費でも6,000円ですので、ロードサービスの非会員料金よりもお得ですよね。

不要なら、その後、JAF会員から脱退もできます。

しかし、残念ながらこの対応はできません。

事故などが行ってJAFに依頼する際に、会員として入会したとしても、その時の料金は会員外の料金が請求されます。

会員としての料金は、次回以降の依頼時から適用されることになります。

ガス欠になったときの対処法3つ

自動車利用中のトラブルとして多くの人が経験したことがあるのが、ガス欠でしょう。

ガス欠になってしまった場合の対処法を、以下で3つ挙げていきます。

JAFを利用する

まず1つは、ここまでご説明してきたようにJAFのロードサービスを利用するという方法です。

JAFの会員であれば無料で利用できますし、会員でなくても一般道であれば8,380円、高速道路であれば16,770円+高速道路の通行料で利用できます。

会員でない場合はそれなりの費用を支払わなければならなくなるので、できればJAF会員になっておいたほうがいいというのは、お伝えしてきた通りですね。

ロードサービスを利用する

ロードサービスが利用できるのは、JAFだけではありません。

自動車保険に加入していれば、保険でロードサービスが利用できます。

JAFのロードサービスも自動車保険のロードサービスも利用できる場合、どちらを利用したほうがいいかはケースバイケースです。

状況に応じて、ご自身で判断してください。

近場ならガソリンスタンドに買いに行く

ガス欠で車が止まってしまった場所からすぐ近くにガソリンスタンドがあるのであれば、そこまで歩いていってガソリンを直接購入するのもありでしょう。

ガソリンを運ぶために必要な携行缶はガソリンスタンドで貸してもらえますが、こういった万が一の場合に備えて車に積んでおいてもいいでしょう。

最寄りのガソリンスタンドまでけっこう距離があるという場合は、無理せずロードサービスを利用するのが無難です。

車同士での給油は絶対にNG

ガス欠で困っている場合に、親切な車が近くで止まってくれて「どうしたの?」と声をかけてくれるかもしれません。

「実はガス欠になってしまって…」と伝えると、「よかったらうちの車のガソリン少し分けてあげようか?」と言ってくれるかもしれません。

ただ、この申し出自体は非常にありがたいことではあるのですが、車同士での給油は絶対に行ってはいけません。

一口に「ガソリン」と言っていますが、車によって使用しているものはレギュラー・ハイオク・軽油などと異なります。

万が一違う種類のガソリンが混じってしまうことになれば、車の劣化につながります。

また、最近の車は給油口の構造が複雑なので、簡単にガソリンを取り出せなくなっています。

相手の厚意は気持ちだけ受け取って、先ほど挙げたようにロードサービスを利用するなりガソリンスタンドに買いにいくなりして、対処しましょう。

ロードサービスの連絡先一覧

保険会社のロードサービスを利用する場合には、保険会社に連絡しなければなりません。

代表的な保険会社のロードサービスの連絡先を、以下に記載していきます。

1.あいおいニッセイ同和損保

あいおいニッセイ同和損保でロードアシスタンスサービスを利用したい場合は、0120-024-024まで電話をかけましょう。

IP電話の場合は0276-90-8850です。

2.損保ジャパン日本興和

損保ジャパン日本興和でロードアシスタンスを利用したい場合は、0120-365-110まで電話をかけましょう。

3.全労災マイカー共済

全労済マイカー共済でマイカー共済ロードサービスを利用したい場合は、0120-889-376まで電話をかけましょう。

IP電話の場合は03-6628-4590です。

4.東京海上日動

東京海上日動でロードアシストを利用したい場合は、0120-119-110まで電話をかけましょう。

5.三井住友海上

三井住友海上でロードサービスを利用したい場合は、0120-258-365まで電話をかけましょう。

手持ち資金がないなら借り入れも

JAFへの支払いは、手持ちの現金が無くても後払いが可能です。

しかし、それでもいざという時に手持ちの現金が足りないというのは不安なものですし、うまく身元確認などでJAFの了解が得られず、後払いができない可能性もあります。

また、JAFのサービス料金が後払いできても、それ以外に費用が発生することもあります(たとえば、車が利用できなくなり、そこから別の交通手段で帰宅するなど)ので、いざという時に備えて対応しておくことは大切です。

こういった事態に備えて有効なのが、カードローンや、クレジットカードのキャッシング枠を設けておくことです。

事前にカードローンに申し込んで、借り入れ限度額を設けておけば、万一の事態にすぐに借り入れを行えます。

キャッシングは大手コンビニに設置されたATMや、大手銀行のATMと提携しているものも多く、いざという時にすぐに現金を手にできます。

無料で利用する方法

なお、自動車トラブルに巻き込まれた時に最初に浮かぶのはJAFですが、もっとお得に利用できるロードサービスもあります。

ケースによってはJAF会員になっていなくても無料で利用できるロードサービスというものもありますので、是非知っておかれるのがよいでしょう。

任意保険のサービス

自動車を使用するかたの多くは、強制保険である自賠責保険だけでなく、任意保険にも加入されているでしょう。

あまり知られていませんが、こういった自動車用の任意保険には無料のロードサービスが付加されていることがあります。

たとえば、ソニー損保の場合、バッテリー上がりやガス欠、キー閉じ込みなどの基本的なサービスが無料で利用できるだけでなく、車両トラブル時の代替的な手段による帰宅費用や宿泊費も補助してもらえます。

自動車保険のサービスは追加的な費用なく、各社保険の付帯サービスとして利用できるものが多いため、任意保険に入っているかたはぜひ活用したいサービスです。

任意保険に加入されているかたは、ご自身の加入されている保険にロードサービスがあるかや、利用できる範囲を知っておくことも大切ですので、確認しておかれるのが良いでしょう。

クレジットカード

自動車を使用しているかたのなかには、ガソリンなどの給油料金に割引が受けられることを目的として、ガソリンスタンドが発行しているクレジットカードを持っているかたもいるでしょう。

たとえば、ENEOSカードや、出光カードといったものがあげられます。

こういったクレジットカードには、付帯サービスとして無料のロードサービスが付いていることがあります。

ENEOSカードであれば、基本的なカーレスキューや、レッカー車による移動、路上修理(30分以内)といったものが無料で付加されています。

任意保険や、クレジットカードなど、ロードサービスを目的として加入されているかたは少ないかもしれませんが、知っているとお得に利用できるサービスですので、有効に活用しましょう。

JAF会員がJAFを呼ぶといくらかかる?

Yahoo!知恵袋に、以下のような質問が投稿されていました。

JAF会員が、ガス欠でJAFを呼んで給油してもらった場合、無料ですか?

JAF会員であれば、基本的にJAFのロードサービスを無料で利用できますが、給油してもらう場合は給油10リットル当たり1,500円が必要になります。

ガソリン1リットル当たり150円ということなので、ガソリン相場次第では少々高めの金額設定ではありますが、トラブルに対処してもらっているわけですからやむを得ないでしょう。

なお、JAFのロードサービスの料金については、以下のページも参考にしてみてください。

JAF:ロードサービスの料金を調べる

まとめ

自動車を使用されるかたにとって、万一のトラブル時にはJAFが提供するロードサービスは心強い味方になってくれます。

しかし、必ずしも十分なお金やクレジットカードを持参している時にトラブルが起こるとは限らないため、JAFの料金を後払いできるかは気になる問題です。

JAFでは後払いが可能ですので、会員になっていないかたや、手元に現金を持っていないかたでもサービスを利用できます。

また、ロードサービスはJAF以外でも利用できます。

特に、任意保険に付帯されているものや、クレジットカードのサービスとして付加されているものであれば無料で利用できるものもあります。

さらに、保険やクレジットカードによっては、JAFよりも手厚いサービスが期待できるものもあります。

こういったサービスも知っておくと大変役に立ちますので有効活用するようにしましょう。

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