フクホーで増額申し込む方法と注意点
フクホーは、大阪を中心拠点とした創業50年以上の老舗の中小消費者金融です。
今回は、そんなフクホーが提供するフリーキャッシングと、その増額を申し込む方法&注意点について詳しく解説していきたいと思います。
この記事はこんな人にオススメ
今回ご紹介する記事は、こんな人にオススメの内容となっております。
- 入り用があってフクホーから追加融資を受けたい人
- フクホーの増額が不可となる原因が知りたい人
- フクホーで増額する際の申し込み方法が知りたい人
目次
フクホーのフリーキャッシング
フクホーは消費者金融ですので、カードローンをイメージするかもしれませんが、フクホーがメインで提供している金融サービスは、フリーキャッシングです。
インターネット・電話・来店により申し込むことができ、振り込み(来店の場合はその場で融資)によりキャッシングをすることができます。
大手消費者金融のようなカードローンではありませんのでご注意ください。
フクホーのフリーキャッシングに申し込むことができるのは、20歳以上で定期的な収入と返済能力がある人です。
申し込みの際には、本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート等)や所得証明書類(源泉徴収票、給与明細書、所得証明書等)、住民票原本(本籍地記載)などが必要となります。
フクホーではしっかりとした審査が行われますので審査結果によっては利用できない場合もありますが、フクホーでは独自の審査が行われていて、他社の審査には通らなかった人でもフクホーの審査には通るというケースがあります。
フクホーの柔軟な審査は、口コミでも評判です。
フクホーのキャッシング条件
〇貸付金額&利率
貸付金額 | 実質年率 |
---|---|
5万円~10万円未満 | 7.30%~20.00% |
10万円~100万円未満 | 7.30%~18.00% |
100万円~200万円 | 7.30%~15.00% |
なお、新規契約の場合の貸付金額は、初回50万円までとなります。
〇遅延損害金:実質年率20.00%
〇返済の方式:元金自由返済方式または元利均等返済方式
〇返済期間:借入日から最長5年以内
〇担保・保証人:原則不要
先ほどもお伝えしましたように、フクホーではカードローン形式での融資ではなく、老舗消費者金融会社でよくある証書貸付形式での融資となりますので、いつでも自由に追加の融資が受けられるわけではありません。
ただし、利用の際はカードローンのように利用限度額が決められ、基本的にはその範囲内であれば申し込みをすることで追加融資を受けることができます。
増額の申し込み方法
フクホーのフリーキャッシングがどういうものかわかったところで、今度は増額の申し込みについて解説したいと思います。
実は、フクホーでいうところの増額とは、追加融資のことを言っています。
前述のとおり、フクホーのフリーキャッシングはカードローンではありませんので、カードを使用してATMなどからいつでも追加で借入することはできません。
増額は、インターネットで申し込むことができ、その都度審査があります。
そして、審査結果はメールで回答されます。
新規契約時に決められた利用限度額がありますが、利用状況などから限度額は変動し、場合によっては限度額の範囲内であっても増額できない可能性もありますが、基本的には限度額の範囲内であれば増額は可能となっています。
フクホーの増額審査
フクホーでの増額時には、必要書類の再提出などもしなければならず、新規契約の申し込み時と同様にしっかりとした審査が行われます。
本人の職業や年収、信用情報をチェックするのはもちろん、在籍確認もあります。
滞納をしていないかどうかというのは特に重要ですね。
実は、高い返済実績のある人には、フクホー側から増額を案内される場合もあります。
増額の案内を機に増額申し込みをする場合は、審査がないようにも思われがちですが、その場合でも同様に審査はしっかりと行われます。
増枠審査に落ちる人の特徴
さて、審査結果によっては、追加融資ができないこともあります。
まず、以下に当てはまる場合には、審査には通らないことがわかっているので、最初から追加融資の申し込みはしない方がよいでしょう。
増枠審査に落ちる3つの原因
新規でフクホーに申し込む場合、ホームページにある「お借入れ診断」を使用して融資診断をすれば、借りられるかどうかが簡易的ではありますがわかります。
しかし、増額の場合はこれまでの利用状況も加味されますので、融資診断することは難しいです。
ですが、増額できない理由というのは、新規申し込み時とほぼ同じであり、主な理由には3つあります。
他社の返済延滞
他社への返済を延滞している場合や、過去の借り入れをそのまま放置している場合、たとえフクホーでは延滞していなくても、審査に通ることはできません。
当然ですが、すでに借りたお金を返せなくなってしまっている人に対し、新たな融資はできないですよね。
また、自己破産をしたという場合は、そもそもフクホーでも損害を受けていますので、増額なんてものはできませんし、他社で任意整理した場合も、基本的に増額することはできません。
安定収入がない
公務員や会社員であれば、毎月一定額以上の収入はもらっていますので、収入が安定しています。
しかし、パートやアルバイトなどのように時給制や日給月給で働いている人は、勤務している時間や日数に応じて収入が変動します。
大抵の人は、それでも比較的安定した収入は確保できるのですが、中には毎月の収入に大きな増減がある人もいます。
そのような人は、審査で安定した収入がないと判断されてしまいますので、増額は厳しいです。
また、フクホーの利用中に無職となった人も、安定した収入がないために増額することはできません。
書類内容の不備
フクホーから借入するためには、住民票などの書類も必要となり、書類に記載されている内容も細かくチェックされます。
もしも、書類に記載の情報と、申し込んだ際の情報に相違がある場合、情報を偽っているとして信用を失い、審査通過することはできません。
また、フクホーが提出するよう求めた書類をいつまでも出さない、違う書類を出したなどで不備を受けると、それが審査落ちする原因になってしまうこともあります。
あと、当然のことですが、他人名義で借入をしようとしている場合も審査通過は絶対に無理です。
他人の名前で追加融資を受けることは、そもそもできません。
新規申込でも追加申込でも、申し込むことができるのは本人のみです。
他社借入れ金額はいくらまでなら審査に通る?
フクホーの増額審査に通るためには、総量規制を無視することはできません。
従って、他社借入れ(貸金業者からの借入)金額と、フクホーからの借入の総額で「年収の3分の1」の範囲内であることが必須条件となります。
例えば、年収300万円の人は総量規制によって100万円が最大で借りられる金額になりますが、他社借入が50万円、フクホーで30万円を借りている状況下では、フクホーで20万円までの増額は受けられても、それ以上の増額は認められません。
フクホーでいくらまで増額できるかどうかは、総量規制対象借入の総額で決まりますので、自分がどのくらい借りているかを確認し、フクホーへは必ず範囲内となるように増額申し込みをしましょう。
無理な増額融資は貸金業法違反
総量規制というのは、貸金業法という法律によって定められている規制で、個人が破綻することを防ぐため、貸金業者がお金を貸しすぎないように規制をかけたものです。
また、自社で50万円を超える貸付けを行う場合や、他社の分も合わせた貸付総額が100万円を超える場合には、貸金業者は必ずその人の収入証明を確認しなければいけません。
これにより、年収を実際よりも多く申告して、借りられる金額を多くすることはできません。
フクホーは、貸金業者としての登録をし、日本貸金業協会にも加盟している正規の消費者金融ですので、貸金業法に違反するような営業をすることはできません。
もし、フクホーが収入証明を確認することもなく、総量規制の上限を超えて融資をするような業者であれば、貸金業法に違反しているとして営業していくことができなくなってしまいます。
増枠審査の注意点
フクホーでは、「増額=追加融資」ですので、その都度しっかりと審査を行うことから、新規申し込みのときに借りられた人でも、増額申し込みの審査には落ちるということもあります。
そして、大切なのは返済の見込みがあるかどうかという点です。
返済の見込みが立てられないのに、その場しのぎの借り入れをすることはやめましょう。
計画的な借り入れでない場合、返済できなくなる可能性があります。
生活費に占める返済額の割合
返済の見込みがあるかどうかを見極めるために、生活費に占める返済額の割合を把握するのが審査で一番重要な部分と言えるでしょう。
住宅ローンではよく、返済負担率が審査に大きな影響を与えますが、これは住宅ローン以外の借り入れでも同じです。
結局は、年収(生活費)の一定割合以上の返済を行っていれば、返済できなくなるリスクが高くなり、不良債権化する可能性が高くなってしまいます。
特に他社借入件数が多い場合、総量規制の範囲内での借り入れをしていても、収入に対して返済額の割合が多くなってしまいます。
総量規制の範囲内であれば借りられると思っている人も少なくありませんが、総量規制はあくまでも借りられる上限を定めたものであり、そこまでなら必ず借りられるという金額を定めているわけではありません。
総量規制は1つの目安であり、上限以下の借入額しかない状況でも、返済割合が高ければ増額はできません。
勤続年数
フクホーは、パートやアルバイトでも増額が不可というわけではありません。
独身でも家族と同居しているなどの状況もヒアリングして、その結果も加味して収支のバランスが取れていれば増額は可能です。
しかし、パートやアルバイトの場合、勤続年数が短い状態で申し込んできた人は、その後に辞職や転職で返済できなくなる可能性が高い傾向にあります。
そのため、安定した収入が見込めると判断されるためには、勤続年数が1年以上あることが必要です。
また、返済シミュレーションを活用し、増額後でも延滞せずに返済できる金額なのかを確認していることも大事です。
増額によって返済割合が今までよりも多くなりすぎてしまうと、無計画に借りようとしていると判断されしまい、増額できなくなってしまいます。
増額の審査は厳しい
増額の審査では、新規申し込みをした際のようなを審査するということをお話ししましたが、実際の増額審査ではそれまでの返済実績も重要となります。
返済実績とは、返済をどのようにしてきたのかという履歴のことであり、きちんと返済できているようであれば問題ありません。
しかし、過去に延滞があるという場合には、審査では厳しく見られてしまいますので、増額審査に通らないこともあります。
返済実績を増額審査で見るのは、その人の返済能力や返済に対する意識を見るためであり、表面上の年収や他社の借入という情報だけでは判断することができない本当の信用を判断するために重要な情報となります。
フクホーで新規申し込みでは50万円までが上限であるということも、このことが関係しており、いくら柔軟な対応が取れるといっても貸付したものを回収できなければ意味がありません。
ですので、最初は小さい金額を貸付けて、その返済実績を見ることで返済能力があるということや、返済に対する意識をどのように持っているのかということを見極める必要があるからです。
契約後短期間での増額は審査に通らない
新規申し込みでは少額しか借りることができないからといって、契約をしてから短期間の間に増額の申し込みをしたとしても審査に通ることはありません。
これは返済実績がほとんどなく、きちんと返済していくことができるのかという判断をすることができないためです。
また、すぐに増額が必要となるのは計画的な借入をしていないという見方をされてしまい、このことで借入に対する意識が低いと判断されてしまいます。
ですので、新規で契約をしてから最低でも1年は返済をきちんとしていくことだけを考えておく方がよく、返済実績は長期間延滞なく返済していくことで信用が高まりますのでその後は増額しやすくなります。
フクホーから増額の案内が来ることも
フクホーから借入をしていると、場合によってはフクホーの方から増額を案内されることがあります。
増額の案内が来て追加で借入をしたいという場合には、その案内を通じて申し込みをすることで増額して借入することができますが、この時も必ず審査を受けなければなりません。
大手消費者金融のカードローンなどでもこのようなことがあり、申し込みをするとほとんどの場合は審査に通りますが、フクホーの場合には増額の案内が来たにもかかわらず審査に通ることができなかったという人も多いです。
大手消費者金融などでは、増額の案内を出すのは事前審査をして基準を満たしている場合に案内をしています。
しかし、フクホーでは増額の案内をしていても審査に落ちてしまうということは事前の審査はそこまで詳しくしていない可能性があります。
ですので、増額の案内が来たからといって簡単に増額ができるというわけではなく、審査によっては増額することができないということも多いということに注意が必要となります。
少額の増額審査は通りやすい
厳しい審査となる増額の審査において、通常よりも高い確率で審査に通るのが、少ない金額での増額申し込みです。
少額の増額であれば、多少信用が低い人であっても回収不能となったときの負担は少なくて済みますし、きちんと返済してくれれば利息収入を稼ぐことができます。
これも、新規申し込みで少額しか借りることができないことと同じようなことであり、いわば「おためし増額」のようなものです。
フクホーで借りるということは既に1社以上からは借りているという人がほとんどですので、増額をする場合にはまず成功率の高い小さい金額での増額で実績を積むというのも信用を高くする方法です。
フクホーの増額審査に落ちたら
もし、フクホーの増額審査に落ちてしまったとしても、他に新規で申し込めば借りられる可能性はあります。
フクホーの増額審査に落ちてしまった原因が、金融事故などの信用面に重い問題がある場合はそうもいきませんが、それ以外の原因で落ちてしまった場合は、他社に申し込むことを検討してみましょう。
アコム
大手消費者金融というと、銀行ほどではないにしろ、厳しい審査が行われていると思ってしまいますが、アコムの審査通過率は50%より少し低いくらいです。
つまり、2人に1人は審査通過できているということであり、イメージしていたよりも通過率が高いです。
そのため、フクホーの厳しい増額審査に落ちてしまったとしても、少額であればアコムで新規契約できる可能性があります。
アコムを利用することができれば、振込だけでなくATMからも借りられるようになり、返済もフクホーより簡単にできますので、試してみる価値はあります。
楽天銀行スーパーローン
フクホーやアコム、SMBCモビットといった消費者金融では、本人に収入のない専業主婦には融資することができません。
しかし、金融機関のカードローンは専業主婦でも契約することができ、一般的には30万円まで借りられます。
その中でも、楽天銀行スーパーローンは専業主婦でも最大で50万円まで借りることができます。
また、楽天会員ランクに応じて審査を優遇するという金融機関では珍しい審査制度を採用していますので、普段から楽天を利用している専業主婦の人であれば利用できる可能性が高くなります。
他の金融機関口座から返済することも可能ですので、普段利用している口座を設定すれば、延滞する可能性も少なくできます。
まとめ
今回は、消費者金融のフクホーで増額を申し込む方法や注意点について解説しました。
フクホーのフリーキャッシングはカードローンではありませんので、いつでも限度額の範囲内で繰り返し借り入れと返済を行えるというものではなく、増額というのは追加融資のことだということがわかりましたね。
そのため、増額を申し込む際にも、あらためて本人確認書類や在籍確認等が必要になり、面倒といえば面倒なのですが、フクホーは独自の審査方法で柔軟な対応をしますので、他社での審査に落ちた人でもフクホーの審査には通る可能性があるところが魅力です。
フクホーの特性を知って、上手に活用できるといいですね。
ただし、フクホーの名を騙るヤミ金も存在しますので、利用の際は十分に注意しましょう。
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