教育ローンの審査が甘いところはどこ?
入学金や授業料、遠方へ進学するための家賃など、教育にかかる資金は高額です。
こういった教育に係わる資金を借りることができるのが教育ローンであり、さまざまな金融機関が教育ローンを販売しています。
教育ローンを主に販売しているのは、
- 日本政策金融公庫
- 銀行や信用金庫などの金融機関
- 信販会社
- 消費者金融
などがあり、金融機関ごとに借入条件や借りやすさは異なります。
この記事では、教育ローンの審査が甘い(借りやすい)ところはどの金融機関かということを、その理由と併せて解説していきます。
この記事は、このような悩みを持っている人におすすめです。
- 借りられる可能性が高い教育ローンを探している人
- 教育ローンを借りられなかったときに代わりになるローンを探している人
もし借り入れを急いでいる方や、10万円程度の少額借入を希望する場合は、カードローンを利用するのも一つの選択肢です。
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また少ない金額を借りるだけであれば、短期間で完済できるため、利息分の支払い額もあまり高額にはなりません。
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- 執筆者の情報
- 名前:馬沢結愛(30歳)
職歴:平成18年4月より信用金庫勤務
目次
審査の甘さは金利でわかる
一部例外はありますが、審査の甘さは金利を比較することである程度わかります。
金利の内訳は、融資をした金融機関の収益となる部分と、不良債権などのリスクに備える部分です。
金融機関が金利を決定する上で、特に重要なのがリスクに備える部分であり、リスクが大きい商品ほど金利は高くなります。
金利を高くして貸倒れなどのリスクに備えることで、信用が低い人にも融資を行うことができるので、審査は甘くなるという仕組みです。
もし、審査に通過することを重視するなら、金利の高い教育ローンを選ぶとよいでしょう。
申込基準・審査基準共に甘い【日本政策金融公庫】
審査が甘く、かつ低金利で借りることができるのが、日本政策金融公庫の教育ローンであり、別名「国の教育ローン」と呼ばれています。
日本政策金融公庫は、政府が100%出資をしている政府系の金融機関であり、融資を専門として個人の教育ローンだけでなく、中小企業に事業資金を貸付しています。
日本政策金融公庫の目的は、銀行などの民間金融機関からは融資を受けることが難しい企業や個人に対して、融資をすることによって支援することです。
したがって、審査は非常に甘く、さらに世帯年収が200万円以下には優遇制度もあります。
どうして日本政策金融公庫の審査が甘いのかというと、審査で現状における信用も判断基準として見ますが、それよりも将来性を重視して融資を行うからです。
国の教育ローン借入条件
国の教育ローンの借入条件を紹介していきます。
利用対象者 | 子供の教育資金を必要とする方 ※扶養している子供の人数に応じた世帯年収の上限額を超えると対象とならない |
---|---|
融資限度額 | 350万円 ※海外留学資金は450万円 |
融資期間 (うち据置期間) | 15年以内 (在学期間中) |
銀行などの教育ローンの場合、申し込める勤務形態(会社員、パート・アルバイトなど)や年収・勤続年数に条件があることがあります。
しかし、国の教育ローンには勤務形態や勤続年数の条件はなく、少ない年収でも申し込みすることができるので、融資対象者が多いことが特徴です。
実際に、世帯年収200万円の人が、国の教育ローンで借りることができたという例もありますので、申込基準・審査基準共に甘いと言えるでしょう。
審査結果は10日前後
国の教育ローンは以前であれば日本政策金融公庫の窓口か、代理をしている銀行や信用金庫窓口でしか販売することができませんでした。
代理店で申し込みをすると、代理店と日本政策金融公庫の書類のやりとりに時間がかかるので審査完了まで時間がかかってしまうことが、これまでデメリットとされてきました。
しかし、今は国の教育ローンは、日本政策金融公庫のホームページから直接申し込むことができます。
そのため、以前よりは早く審査が行われるようになりましたが、それでも審査完了までは10日前後の時間がかかります。
「すぐに授業料を払わなければならない」という状態になってから申し込みをしても間に合いませんので、早めに申し込みを行うようにしましょう。
さらに、国の教育ローンへの申し込みが集中する、推薦や一般などの入試が行われている繁忙期では、審査結果がわかるまでに通常よりも長く、2か月程度の期間が必要になります。
実際に国の教育ローンを利用しない可能性がある場合でも、予約しておくことができるので早めに申し込んでおくことがおすすめです。
なお、奨学金とは入学後に借入できるものであるため、入学金の支払いに利用できません。
しかし、教育ローンは入学金にも利用できるので、入学金を支払う用意があるかどうかで奨学金と教育ローンの使い分けが必要になります。
国の教育ローン審査に落ちた人の特徴
国の教育ローンは審査に通過しやすい教育ローンと言えますが、それでも審査に落ちてしまうことがないというわけではありません。
審査に落ちてしまう人にはいくつか共通した特徴がありますので、審査に申し込む前に自分が当てはまっているところがないか確認しておきましょう。
信用情報に傷がある
日本政策金融公庫では、加盟している個人信用情報機関から照会した信用情報で審査をします。
信用情報には、これまでにローンを利用してきた実績が登録されており、どれくらいの金額を借りているのかや、遅れずに返済しているかどうかが登録されていて、いわゆるブラックリスト入りしているかを調べることができるのです。
国の教育ローンは、ブラックでも借りられるのかということをインターネットなどで見ることがありますが、信用情報を確認できる日本政策金融公庫がブラックに融資することはありません。
ブラックでも借りられるのは、審査をしないヤミ金などの違法業者ですので、そのようなところからは借りないようにしましょう。
なお、水光熱費などを滞納しても信用情報には記録されません。
しかし、審査の際に通帳のコピーなどの提出を要求された場合には、水道光熱費の滞納がバレてしまいます。
光熱費も滞納しているような人は国の教育ローンも滞納する可能性が高いと判断されてしまうことがあり、審査に通過できない可能性があるので公共料金の支払い期日には注意してください。
申込書類に不備があった
信用情報に問題が無い人であっても、申込書類に不備があると審査に落ちてしまいます。
必要事項を全て記入していなければ申込書を受理してくれないので、提出する前にしっかりと不備がないかを確認してください。
世帯収入の基準オーバー
国の教育ローンは、世帯収入に関する基準が決められています。
例えば、子供1人の世帯であれば790万円以下の世帯年収でないとお金を借りることはできません。
国の教育ローンは、所得が低い世帯でも教育費を借りることができるように国が用意した教育資金融資の制度ですので、所得が基準より多い比較的余裕のある世帯の人は国の教育ローンを借りることはできないようになっています。
母子家庭で低収入
確かに国の教育ローンは低所得者のための商品ですが、あまりにも低収入で返済が難しいと判断されると審査に通過できません。
例えば、母子家庭や父子家庭で所得が著しく低い人は返済が難しいと判断されて、融資を受けることができない可能性があるでしょう。
ただし、母子家庭、父子家庭、子供が3人以上、年収200万円以下などの経済的に非常に厳しい環境の家庭には優待制度も用意されています。
金利や返済期間が優遇されていますので、審査に通過できればより有利な条件でお金を借りることができるため、所得が低くても諦めずに申し込みしてみましょう。
教育ローン利用には信用情報が重要
学資ローンは、別名「教育ローン」とも呼ばれています。
どちらのローンも、学費だけではなく親元を離れて暮らす場合の引っ越し費用や、アパートの賃貸契約にも使えるなど比較的に使い道が自由です。
学資ローンは審査が甘いということはありませんが、学資ローンを契約する親の信用情報に傷がなければ、それほど審査にかんしては心配する必要はありません。
具体的に信用情報に傷がないということは、カードローンの返済を毎月きちんと遅れずに支払っていることや、クレジットカードの利用料金も遅れることなく支払っていることです。
なお、信用情報にはクレジットカードや借入金の延滞を1日でも起こしてしまうと「遅れた」という情報が記録され、この情報が多い人は審査で非常に不利になってしまいます。
できる限りクレジットカードや借入金を期日通りに支払った状態を継続してから、申込をするようにしましょう。
もちろん信用情報に債務整理をしたことや3か月以上の延滞があるなど、金融事故情報があったときは審査には通りません。
一度でも金融事故を起こすと、最低でも5年は信用情報に記録が残るので、ローンは慎重に利用する必要があります。
しかし、普通に働いているサラリーマンで、お金の借り過ぎで多重債務や返済不能状態になっていなければ審査に落とされる心配もありません。
年収条件にしても前年度の年収が税込で200万円以上あれば、銀行の扱う教育ローンを利用することもできますし、年収が200万円未満の場合は国の教育ローンを使うことも可能です。
銀行の教育ローンでも国の教育ローンでも審査に通れば良いのです。借りる金額が300万円から500万円だからといって、尻込みする必要は全くありません。
もちろん返済能力が高ければ返済は楽になるのでそれに越したことはありませんが、返済期間を10年から15年と長くすることで毎月の返済額を抑えることも可能です。
審査は甘いが金利が高い【信販会社の教育ローン】
車を購入する際にもよく利用する信販会社ですが、信販会社から教育ローンを借りることができます。
信販会社の教育ローンは、高額融資にも対応しているものもあり、民間教育ローンの中では比較的借りやすく銀行よりも審査は甘いです。
しかし、金利は銀行よりも高く、金利負担は大きくなってしまいますので、銀行で借りるよりも返済計画をしっかりと立てる必要があるでしょう。
それでは、信販会社が提供している教育ローンを、「オリックス・クレジット」を例に挙げて紹介していきます。
利用対象者 | 日本国内に居住し、申込時年齢20歳以上65歳未満(原則、完済時70歳未満)で定期収入がある方 |
---|---|
融資金額 | 10万円~800万円 |
融資利率 | 3.0%~5.8% |
融資期間 (回数) | 1年~8年 (12回~96回) |
返済方法 | 元利込定額返済 (ボーナス返済併用可) |
担保・保証人 | 不要 |
オリックス・クレジットの教育ローンは、金利が3.0%~5.8%と他の信販会社よりも低金利です。
しかし、金利が8%程度となる信販会社もありますので、審査の甘さを重視するのであれば高金利の教育ローンを選ぶことをおすすめします。
教育ローンは総量規制の対象
信販会社から借りるマイカーローンは、車を担保として借りるものですので、総量規制の対象外となります。
しかし、教育ローンは、カードローンやキャッシングと同じように総量規制の対象です。
したがって、年収の1/3までしか借りることができず、他の総量規制対象ローンを借りていれば、さらに借りられる金額が少なくなります。
オリックス・クレジットは最高800万円を借りることができます。
しかし、800万円の借入が可能なのは年収が2,400万円以上ある人であり、誰でも800万円まで借りられるということではありませんので注意してください。
なお、信販会社から教育ローンを借りるのは、あくまでも少額の教育資金が必要な時にすることがおすすめです。
金利負担も考えると高額な借入は避けるべきでしょう。
ただし、金融機関が大学や専門学校と提携しており、融資金を直接学校に支払うタイプのローンは、お金を借主が一切触ることができない使い道が限定されたローンですので、総量規制対象外となっています。
一定額以上の借入は収入証明書が必要
信販会社などの貸金業者は、貸金業法によって一定以上の借入となる場合には、収入証明書類の確認が義務付けられています。
なお、収入証明書類が必要となる要件は、
- 50万円を超える契約を行う場合
- 他社からの借入も含めた借入総額が100万円を超える場合
であり、この場合には源泉徴収票などの書類が必要となります。
オリコの提携教育ローンは低金利
信販会社のローンは審査は緩めですが、金利が高いという特徴があります。
しかし、信販会社の中でも、オリコ提携教育ローンは他の信販会社の教育ローンと比べると低金利なのでおすすめです。
学校によって金利は異なるものの、例えば、オリコと提携している近畿大学では3%の低金利の商品が販売されています。
もし、オリコと提携している大学に進学する場合で、銀行や日本政策金融公庫から融資を受けられないときは、オリコを積極的に利用することがおすすめです。
なお、提携教育ローンは、オリコと提携している学校への支払いにしか利用することはできません。
オリコへ申し込みを行うと、オリコが学校へ直接支払いを行う仕組みになっていますので、家賃などの生活費を借りたい場合には利用できので注意してください。
オリコの提携教育ローンの金利は低く設定されていますが、審査難易度はそれほど厳しくはありません。
信用情報がブラックではなく、両親が正社員であれば審査に通過することはそこまで難しくはないでしょう。
最も審査が厳しい【銀行の教育ローン】
銀行の教育ローンといっても、借入条件や金利は銀行によって大きく違います。
特に違うのは最高融資額と金利であり、融資額は最高で300万円までのものや1,000万円まで借りられるものもあります。
また、銀行によってはカードローンタイプの教育ローンも提供しており、利用限度額の範囲内でいつでも借入することもできます。
銀行ならではの低金利で借りることができますが、教育ローンの中では最も審査が厳しいです。
また、申し込みできる条件に勤続年数や年収の要件があることも多いですので、申し込む前に確認するようにしましょう。
各銀行教育ローンの比較
ここで、各銀行が提供している教育ローンの商品内容を比較していきます。
銀行名 | 融資額 | 金利 | 融資期間 |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 30万円~500万円 | 3.975% | 6ヶ月~10年 |
みずほ銀行 | 10万円~300万円 | 2.975% | 6ヶ月~10年 |
三井住友銀行 | 10万円~300万円 | 3.475% | 1年~10年 |
イオン銀行 | 10万円~500万円 | 2.80%~3.80% | 1年~15年 |
住信SBIネット銀行 | 10万円~1,000万円 | 1.775%~3.975% | 1年~15年 |
楽天銀行 | 10万円~500万円 | 3.214% | 1年~14年 |
金利だけを見ると、この中で審査が甘いのは三菱UFJ銀行であるといえます。
また、銀行だけでなく信用金庫などでも教育ローンは提供していますので、選択肢は非常に多いと言えるでしょう。
メインで利用していれば審査は甘くなる
教育ローンに限らず、銀行でローンを借りる際には、普段利用しているメイン銀行に申し込むことがおすすめです。
なぜなら、メインバンクに申し込みをした場合、取引の数や取引年数が長いほど審査は優遇されるためです。
また、審査に有利なだけでなく、金利の引き下げ制度によって有利に借りることができます。
特に住宅ローンが金利引き下げの条件となっている銀行が多いので、もし住宅ローンを利用中の銀行があれば、教育ローンも同じ銀行にすることを検討しましょう。
メインで取引している銀行には給与の振込などもあるので、銀行側としても収入の把握がしやすく、銀行口座に全く入金がない顧客よりも返済が期日通りに行われる可能性が高いと判断できるためです。
また、万が一審査に落ちてしまったとしても、メイン取引をしていると再審査を取り上げてもらいやすくなり、審査結果が覆る可能性もあります。
もし、どの銀行に申し込むか迷っているのであれば、メインバンクの教育ローンを検討するとよいでしょう。
審査が甘めの銀行教育ローン
銀行の教育ローンは審査は厳しいですが、中には比較的審査が甘い銀行も存在します。
審査が甘めの銀行教育ローンをいくつか紹介していきますので、できれば銀行の教育ローンを利用したい人は、必ず確認してください。
事前審査は最短即日回答「三菱UFJ銀行教育ローン」
銀行の教育ローンは保証会社の審査があって厳しいと言われていますが、三菱UFJ銀行の教育ローンは保証会社がジャックスのため比較的審査が緩やかと考えられます。
しかも、教育ローンの審査に通ったかどうか、最短即日に回答可能のメリットがあり計画が立てやすい教育ローンとして人気が高いです。
金利は変動金利ながら年3.975%、10年以内の返済、500万円以内の借入限度額に関しては国の教育ローンやろうきん教育ローンに比べて厳しさもあります。
しかし、繰り上げ返済や一部返済もできるため、お金に余裕があるときは多めに払える特徴をがあることはメリットです。
ただし。借入金額は返済負担率を重要視するため、一年間に支払う借金額と年収とのバランスを35%以内にしておく必要があります。
なお、消費者金融の借入や銀行カードローンの借入はなくしておくようにすれば、医学部などの場合でも最大で1,000万円までの借入、返済期間は16年までに延長も可能です。
三菱UFJ銀行 ネットDE教育ローン
提携大学なら優遇金利な「楽天銀行の教育ローン」
口コミで評価が高いのが、楽天銀行の教育ローンです。
通常の金利は固定で3.9%、変動で3.214%という非常に低い金利ですが、提携している大学への支払資金であるならば金利はさらに優遇されるので、提携大学に進学する人にとっては魅力的な商品と言えるでしょう。
なお、大学ごとによって優遇金利は異なり、申込後に提携学校コードを入力すると金利が表示されます。
低い金利で教育資金を借りたい場合には、楽天銀行の提携教育ローンに申し込みを検討することもおすすめです。
ゆうちょの教育ローンは新規受付終了
以前は、ゆうちょ銀行も教育ローンを販売していました。
ゆうちょには「教育積立郵便貯金」という教育ロードがあり、審査に通過しやすいと評判でしたが、2007年10月から新規申し込みを受け付けていません。
その後、2008年からスルガ銀行のカードローン・フリーローンの取り扱いを始め、そちらでも教育資金を借りることができましたが、スルガ銀行の2018年の不祥事を受けて、こちらも取り扱いを停止しています。
今は、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は預金担保貸付くらいしかありません。
比較的審査が甘い【ろうきんの教育ローン】
ろうきんの教育ローンは、ろうきん自体が営利目的の金融機関でないため低金利で返し安く、しかも安心して借りれる教育ローンとして知られています。
ろうきんの教育ローンは入学金や授業料は当然のことながら、大学受験の受験料や教材費、または奨学金の借り換え(団体会員のみ)にも利用できます。
他にもアパートを借りる場合の契約料や、海外の留学資金(6カ月以上の滞在)にも使うことができるるばかりか、予備校の費用にも利用可能という対応幅の広さが魅力と言えるでしょう。
また、ろうきんの各種ローンは労働組合に入っていない一般の会社員でも利用が可能です。
ただし、カードローン形式での契約は一般勤労者はできません。
しかし、証書貸付タイプであれば会員でない一般勤労者も利用できるため、契約するのにそれほど面倒な手続きを必要としません。
労金と聞くとなんとなく労働組合の構成員か、生協の組合員になっていなければ利用できないのではないかと思ってしまいますが、勤労者であれば誰でも利用できるのです。
返済期間は最長で15年と長いのも特徴で、一般勤労者は返済期間が10年以内なら金利は固定で年3.4%、10年以上の場合は年3.9%となっています。
なお、金利には保証料が含まれていますので実質金利と考えてください。
教育ローンを借りれない場合の最終手段【消費者金融】
日本政策金融公庫を除くと、教育ローンの審査は消費者金融が最も甘いと言えるでしょう。
ちなみに、消費者金融から教育資金を借りるときは、目的別ローンと呼ばれるカードローンとは別のローンで借りることになります。
しかし、カード会社や信販会社と同様に消費者金融系からの借入は総量規制の対象となることや、金利がカードローンとさほど変わらないものが適用されるというデメリットがあります。
また、借りられる金額も少額であるため、十分な金額を借りられない可能性もあるでしょう。
例えば、アイフルでは最高で100万円までしか借りることができません。
消費者金融から教育ローンを借りる場合、どこの審査にも落ち、どうしても借りなければならない時の最終手段として利用することをおすすめします。
大学や専門学校の学費,入学金が払えない!分納や奨学金・教育ローンを活用
消費者金融の目的ローンを利用するときの注意点
消費者金融が直接目的ローンを取り扱っているケースは少ないですが、実は消費者金融は融資だけでなく保証業務も行っています。
消費者金融が保証会社として銀行カードローンや、目的ローンなどの審査を行っているケースは非常に多いので、返済期日には十分に注意しなければなりません。
なぜなら、これから借入を検討している消費者金融が保証会社を担当していたローンを過去に利用していた場合、その当時の取引データが保存されているからです。
もし、頻繁に延滞を繰り返してしまったなど、信用を損なうような利用状況だったとすると、審査に不利になってしまいます。
会社が違うから、過去の取引は関係ないだろうと安易に考えてはいけません。
後のローンに審査に大きな影響が出てしまうので、日頃からしっかりと返済を行いましょう。
審査難易度以外も要確認!教育ローンの選び方
ここまで審査難易度をメインに教育ローンの比較と説明を行ってきましたが、教育ローンの選び方は審査の厳しさの他にも大切なポイントがありますので、紹介していきます。
- 卒業後まで元金返済を据え置くことができるか
- どの目的に使用できるのか
- 保証料はどのくらいか
- 返済期間はどのくらいか
卒業後まで返済を据え置くことができないと、子供が在学中に教育ローンの返済が始まってしまうことになり、資金繰りは相当大変になってしまいます。
また、授業料以外にも受験料や仕送りの費用なども借りたい場合には、利用を検討しているローンで対応できるかどうかを事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
なお、金利以外に保証料がかかる教育ローンも多いので、金利だけでなく保証料もしっかりとチェックした上で商品を選ぶ必要があります。
金利だけに気を取られていると、予想外に返済総額が大きくなるので、金利ではなく実質金利を確認してください。
また、子供が卒業後に給料の中から返済をしていく場合にはあまりにも返済期間が短いと、毎月の返済金額が高額になるため少ない初任給の中から返済していくことが困難になってしまいます。
無理なく返済することができる程度の十分な返済期間が用意されているかどうかも確認を怠らないようにしましょう。
必要な金額が少額ならカードローンの検討もあり
カードローンは原則として使い道が自由ですが、目的ローンに比べて金利が高く設定されていることがデメリットです。
しかし、少ない金額を借りるだけなら短期間で完済できるため、利息分の支払い額もあまり高額にはならないでしょう。
少しでも金利が低いカードローンを探しているなら銀行カードローンを、すぐにお金が必要なら即日融資ができる消費者金融のカードローンのように、状況に応じて使い分けすることもおすすめです。
即日OK!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
![]() アイフル | 3.0%~18.0% 最短18分※₁ ※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェック可 ・原則自宅/勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
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返済計画をしっかりと立てることが大事
教育ローンを使って借りる金額は、高額になるケースが多いでしょう。
借りる金額が大きいほど返済期間も長くなるため、返済負担が大きすぎるとストレスから借金生活に耐えられなくなる可能性もあります。
両親だけで返済をしていくのか、子供も一部を返済するなら毎月いくらに設定するかなど、できるだけ具体的に計画を立てておくべきでしょう。
なんとかなるだろうと安易に考えると、債務整理に頼らざるを得なくなるかもしれません。
債務整理は金融事故を起こしたということですので、その後はしばらくローン審査に通過することができなくなります。
不自由な生活を送ることになるので、しっかりと返済計画を立てましょう。
審査の甘い教育ローンに関するQ&A
審査が甘い教育ローンに関してよくある質問に回答していきます。
不安や悩みの解決に活用してください。
まとめ
教育ローンはさまざまな金融機関が販売しており、審査基準も甘いところや厳しいところがあります。
教育資金は様々なローンの使い道の中でも、最も公共性の高い資金使途のひとつですので、日本政策金融公庫はじめとして、所得の低い人でも借りることができるような商品が多数用意されています。
したがって、この記事で紹介した方法のいづれかで教育資金を借りることができでしょう。
ただし、審査が甘い金融機関の特徴は金利が高いので、返済時の負担が大きくなってしまいます。
低金利と審査の甘さを両立するためにも、まずは国の教育ローンで借りることを検討しましょう。
また、入学する時には足りなかったら困るという思いから、「とにかくお金を用意しなければ」と借りることで頭がいっぱいになりがちです。
しかし、どこから借りるにせよ、借りたお金は絶対に返済しなければなりません。
借りる金額は必要最小限に抑えて、返済計画をしっかりと立ててから教育ローンを利用するようにしてください。
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