派遣社員はお金がない!生活が苦しい時でも貯金する方法
今働いている人たちの中で、派遣社員で働いている人は全体のおよそ2.4%を占めています。具体的な数字にするとおよそ129万人になります。
一人暮らし派遣社員の不安
正社員として雇用されている状態と比べると、派遣社員として働く場合にはその待遇面で不安に思う事が多くあります。
先ずは、派遣社員として考えられる不安から見えていくこととしましょう。
給料の不安定さ
所属してる派遣会社との契約にもよりますが、多くの場合には時給で働く事になります。
つまり、働く時間が多いと給料は増えて安心できるのですが、働く時間が少ないと給料も減ってしまう事になります。
また、派遣先の業績や作業計画によって給料が左右される事となります。
そればかりか経費の削減が必要になると、真っ先に派遣社員の作業時間を減らして経費を削減しようとされる事もあります。
給料が決まっていないと言う事は、その月ごとで生活に必要な費用を調整しなくてはならない事となってしまいます。
不安定な雇用
派遣社員は、どうしても調整可能な人員として考えられる事が多いです。
派遣会社は、クライアントが繁忙期になって人員が必要な時には多くの人員を動員させますが、人員が不必要になると、人員を削減します。
特別な能力を持っている場合には、継続して働く事も出来ますが、そうでない場合には繁忙期だけ仕事が有って、それ以外には仕事が無い事となる可能性もあります。
働く事が出来る時には派遣会社と雇用契約を結びますが、働くことができない場合には派遣会社に登録だけしていて雇用契約は結んでない状態になります。
雇用状態が続いている間は不安も少ないですが、雇用されるのが細切れになってしまうと不安になってしまいます。
年齢が上がるにつれて敬遠される
派遣社員として要望があるのは、特別な能力がある場合を除いて力仕事や繰り返しの作業を行う物がほとんどです。
その様な作業では、派遣を受け入れる会社からは、若い方が覚えも早く扱いやすいと言うイメージがありますので年齢が上がると受け入れを敬遠される傾向にあります。
年齢が高くなるにつれ、派遣会社に登録はすることができますが、実際に紹介されて働く機会は少なくなってしまいます。
いつきられるか分からない
派遣の契約は、契約期間が決まっています。
通常であれば、この期間が終わる前に更新をする事になるのですが、何らかの理由で更新が行われない事もあります。
また、派遣社員として働き始めて3年間同じところで働く事になると、受け入れ先の企業が正社員として直接雇用をするか、派遣元が無期雇用とする必要があります。
ですが、派遣元で無期雇用となったり派遣先で直接雇用となるケースは非常に稀です。
その結果、3年が一つの区切りとなって、同じところで働き続けることができなくなってしまうのです。
派遣社員の立場としては、いつ契約を打ち切られるかという不安があることになります。
派遣社員の平均月収はおよそ20万円
派遣社員で働く人たちの平均月収は、およそ20万円と言われています。
月20万円も稼いでいると聞くと、しっかりした収入のような気がします。
では、なぜ派遣社員で働く人たちはお金がないと言うのでしょうか。
派遣社員の賃金は高いのになぜお金が貯まらないのか
派遣社員はアルバイトやパートと比べると、時給がとても高めになっています。
でも、あくまで時給制です。
なので正社員と比べると、
- 休んでしまった日はお金にならない
- ボーナスが出ない
- 福利厚生が手厚くない
といった差が生じてきます。
そうであれば、ますますお金は貯まりません。
派遣先が遠く、一人暮らしをしているという人もいるでしょう。
一人暮らしに必要なお金
派遣社員として多くの不安はありますが、自由になる時間が欲しくて派遣社員となる人や自分の夢の現実の為に派遣社員になる人も居ます。
その様な場合でも、一人暮らしをしていくにはお金は必要になります。
ごく稀に、親からの仕送りが有るので働くポーズだけしておけばいいと言う人も居ますが、普通の場合、一人暮らしの為の費用は自分自身で用意する必要があります。
ここでは、一人暮らしで必要になるお金について見ていくこととしましょう。
家賃
一人暮らしをするためには一人で住む所が必要ですので、絶対に必要な費用となります。
地域や間取りなどによってかかる費用は大きく変わってきます。
一人暮らしの家賃の全国的な平均は6万5723円と言われています。
地域別では、首都圏では7万414円、関西では5万8705円となっているようです。
働く場所によって違いますが、家賃として理想の目安は月収の1/3と考えると良いと言われていますので、収入を元に計算すると良いですね。
計算した結果、その金額で借りることができる所を探す様にすると良いです。
住む所には妥協できないと言う人も中に入ると思いますが、その場合にはその他の費用を必要以上に減らすことになるか、多くの収入を得る必要があることを忘れないでください。
水道光熱費
1人暮らしの一ヶ月に掛かる費用の平均としては、水道代3000円、ガス代3000円から5000円、電気代が3000円から7000円となっています。
ガス代の幅に関しては、使っているのがプロパンガスか都市ガスかということと、季節による変動が影響しています。
電気代に関しても、エアコンが必要な時期とエアコンが必要ではない時期の変動と考えてください。
ただ、一人暮らしをする場合には最大どの位が必要かに合わせる必要があります。
通信費
1人暮らしの通信費に関しては、自宅にネット回線を引いているかどうかで大きく変わってきます。
自宅にネット回線が無い場合には、スマホの利用料だけが必要となります。
スマホの利用料の一ヶ月平均は8000円程度となります。
自宅にネット回線がある場合には、これに6000円が足されて14000円となります。
交際費
交際費に関しては、人によって大きく変わる費用になります。
平均すると1万円ほどになるようです。
ただ、突発的に発生する事がありますので、交際費が掛からなかった場合でも次月以降の為に使わないで貯めておいた方が良いでしょう。
食費
食費に関しては、自宅で自炊をするかどうか、お弁当を持参するかどうかで大きく変わってしまいます。
全て自炊で、お昼もお弁当を作って持って行く場合には2万円以下と考えても良いでしょう。
適度に外食をするのであれば、45000円程度計算しておくと良いですね。
節約をする場合には、自炊する機会と自分でお弁当を持参する事を増やすと良いですね。
外食を多くとってしまうと月に10万円近くまでかかることになる可能性もありますので、注意が必要です。
最低限必要な金額とは
以上で上げた項目は必ず必要な物になります。
最低でも112723円、多く掛かるとすると149723円位は掛かると言う事になります。
これに交通費や洋服代、娯楽費等の約30000円を足す事になりますので、一ヶ月に必要な金額は約140000円から180000円と言う事になります。
派遣だから貯金ができないのではない
実際に、派遣社員だからお金がないと口にする人はとても多いです。
だからと言って、貯金ができないわけではありません。
派遣社員の毎月の平均貯蓄額は1~3万円が一番多く、次いで3~5万円というデータがあります。
その他、貯金はしていない(できていない)という人たちももちろんいます。
でも世の中の派遣社員の多くは、毎月3万円前後も貯金できているのです。
一体どうやって貯金しているのでしょう。
節約や副業で貯金を増やすのもアリ
1つは、節約などの方法で、今ある収入の中でやりくりする方法です。
これはみなさん1度くらいは経験がある事かもしれません。
そしてもう1つは、今ある収入の中でのやりくりではなく、空いた時間に副業をして、今より収入自体を増やす方法です。
どんな方法があるのか詳しく見てみましょう。
節約をして貯金をUPさせよう
節約と一口に言っても色々な方法があります。
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まずは基本的なところから見ていきましょう。
家計簿をつける
家計簿は、知らず知らずの無駄遣いがないか、お金の使い方を見直すことができます。
今はスマホのアプリで楽ちんにできるものが増えました。
「家計簿レシーピ!レシート撮影で簡単節約 人気の家計簿」
※google playより引用
レシートをスマホで撮影して取り込める楽ちんアプリ。
項目1つずつ入力するのが嫌な人にオススメ。
それぞれの項目がグラフでも表示されるので、何に一番お金を使っているのかが目で見てもわかりやすいです。
また手書きにこだわるのならそれもいいでしょう。
「ペタッとらくちん♪しっかり管理!レシート貼るだけ!かんたん家計簿」
※永岡書店公式ページより引用
こちらもレシートを貼っていくだけなので、書くという作業が短縮されるのでレシートを溜めがちな人にオススメです。
一人暮らしの人は光熱費を見直してみる
一人暮らしの人の場合は、何かと出費が多くなってしまうのが現状です。
今より安い家賃のところに引っ越せたら一番良いですが、そうもいきません。
では、光熱費を見てみましょう。
毎日使うものだからこその使い過ぎがあるかもしれません。
電気代
エアコンはフィルターをこまめに掃除すれば、年間およそ827円の節約になります。
エアコンだけを使うのではなく、一緒に扇風機やサーキュレーターをまわせば、1シーズンおよそ3,000円の節約になります。
ガス代
料理する時、保温や火を通すのにフタを活用すると年間およそ3434円の節約になります。
ガスの炎は強火で料理するよりも中火にするだけで年間およそ326円の節約になります。
水道代
洗濯物は毎日ちょっとずつ洗うのではなく、何日か分をまとめて洗うだけで、年間およそ3,819円の節約になります。
食費を見直す
お昼ごはんは、水筒やお弁当を作って持っていきましょう。
例えば、都内勤務で1回のランチに1,000円かかったとして、それが20日の出勤ともなれば1ヶ月で20,000円にもなってしまいます。
これは痛い出費です。
お弁当であれば、例え冷凍食品をつめただけのお弁当だとしてもかかっても一食あたり250円くらいには抑えられます。
250円の20日出勤で5,000円です。
ランチをお弁当に変えるだけで、15,000円の節約です。
ここだけで単純に15,000円の貯金ができるということになります。
実家暮らしの人は確実に節約できる
実家暮らしで、実家にお金を入れている人の平均金額は3~5万円と言われています。
もしあなたが実家に住んでいるのなら、出費も一人暮らしの人ほどではありません。
であれば、貯められる余裕は必ずあるはずです。
そして具体的に節約ができはじめたら、浮いたお金を貯金にまわしましょう。
スマホのアプリで貯金を管理する
銀行やATMにい行かなくても、スマホのアプリで貯金していくことも可能です。
「Finbee」
※google playより引用
銀行口座と連携して、自分の決めたルールで自動貯金されるアプリです。
歩数貯金やチェックイン貯金なんかもオススメです。
例えば「1,000歩歩いたら1,000円を貯金」や「いつも行くコンビニに立ち寄ったら500円貯金」など
気がついたら貯まっていたというのが嬉しいポイントです。
副業をして貯金をUPさせよう
貯金するもう1つの方法として、副業があります。
副業のメリット
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では、みなさんはどんな副業をしているのでしょう。
インドア派の人にはこんな副業がオススメ
副業したいけれど、体を動かすのはちょっとというインドア派には、パソコンやスマホでできるものが手軽でオススメです。
お仕事マッチングサービス
クラウドワークス、ランサーズ、シュフティを使って自宅にいながらオンライン上で、在宅ワークや内職の仕事の求人を探せます。
求人内容も時給設定も、専門的なものから知識や技術がなくてもできるものまで様々です。
簡単なデータ入力であれば、1つの仕事につき支払報酬はおよそ1,000円くらいの設定になっています。
株・FXで投資
初めに資金が必要になりますが、うまくいけば5万円から始めて1,000万円にまで着実に貯金を増やした人もいます。
チャットレディ
パソコンやスマホを使って、リアルタイムで男性と動画、画像、テキストを使って話をする仕事です。
ライブチャットは、ノンアダルトとアダルトがありますが、ノンアダルトの場合でも時給2,000円~5,000円程度は稼ぐことができます。
アウトドア派の人にはこんな副業がオススメ
それとは逆に、空いた時間こそ外でできる副業がしたいというアウトドア派には、体を動かして稼ぐ方法がオススメです。
森林インストラクター
山や河川、キャンプ場などの施設で自然について観察するガイドをしながら、ハイキングやキャンプに来た人たちにその魅力を伝えます。
森林インストラクターには資格が必要ですが、収入は日給でおよそ15,000~18.000円が一般的とされています。
自分も楽しいことをしながらお金が稼げるというのがポイントです。
デリバリーの配達員
山まで行かずとも近場で運動を兼ねて副業したいなら、あらかじめ登録した配達員たちが自分の空き時間に配達をするアプリ「UberEATS」もあります。
配達1件ごとに料金が発生するシステムなので、基本的には完全に歩合制となります。
慣れてくれば時給1,500~2,000円くらいでできるようになるでしょう。
※google playより引用
人気の資格を取る
資格の勉強をして人気の資格を取得するのも良いですよ。
資格によっては、給料が増額される事もありますし、紹介される仕事の幅も増えてきます。
また、派遣ではなく正社員として就職もしやすくなったり、自分で起業する事も可能になる資格もあります。
資格は個人の財産になりますので、積極的に取得する事を考えておく方が良いですね。
正社員になる
就職したい所があるとか、希望する企業がある場合には正社員になれるように転職をする方法もあります。
地道に転職先を探して応募するのも良いですが、就職に有利な資格を取得して臨むのも良いですね。
中途採用の場合には、即戦力である事を求められますので、仕事をしていない時期は出来ればない様にする努力も必要です。
働くチャンスを広げる様に、複数の派遣会社に登録しておくことはしておきたいですね。
派遣切りされてしまったら
派遣切りされてしまった場合、退職金は出ません。
では次の仕事が見つかるまでどうすればいいのでしょう。
離職票もってハローワークへ行く
仕事を辞めるとおよそ1ヶ月以内に離職票が届きます。
離職票をハローワークへ持っていくと、失業保険の申請ができます。
派遣労働者は、1ヶ月に14日以上働いた日が6ヶ月以上であれば、失業保険をもらうことができます。
働いた日が1ヶ月で14日に満たない場合は、辞めた日から逆算して、満12ヶ月以上雇用保険に加入していた場合で失業保険の給付を受けることができます。
申請をして失業保険をもらいながら、次の仕事を探しましょう。
今のまま貯金をするにはどうするか
月収のどのくらいを貯金するかは、あなたの生活環境によっても変わりますが、どんな人でも最低「月収の10%は貯金する」というのが理想です。
しかし副業する時間がなかったり、そもそも今の派遣先が副業禁止といった場合もあるでしょう。
そんな人は、今ある収入の中でやりくりするしかありません。
それでも貯金はできます。あきらめずにいきましょう。
毎月の給料から強制的に決まった額を天引きする
入った給料から分けたお金を自分で強制的に触れなくすることで、確実に貯金していきましょう。
意思の強い人なら、普段使う用と貯金用で口座を2つに分ける管理法でもいいです。
資格などを取ってスキルアップして賃金をUPさせる
今の仕事に使える資格を取ってプラス能力給をもらいつつ、あなた自身のスキルアップをしましょう。
不要なものは中古ショップやアプリで売る
今、家にあるもので使わないもの、着ない服などがあったら中古ショップやフリーマーケット、アプリなどで売りましょう。
「とりあえず使ってみて、もし残ったら貯めよう」という方法はまず貯まりません
今まで書いてきた貯金の目標というのは、あくまで最低目標です。
その月に余裕があったら、それより多めの貯金をしましょう。
貯金を続けるためのコツは、気長に地道に続けることです。
毎月少しの努力をコツコツと続けていける人が、貯金を増やしていける人なのです。
「貯金しなければいけない」という風に考えすぎて、疲れてしまっても良くありません。
少しの我慢は良いですが、無理しすぎることなく続けていきましょう。
急な出費にはカードローンの利用を検討しよう
収入の増加や節約で貯蓄額を増やすことは必要ですが、十分な貯蓄を確保する前に急な出費がないとも限りません。
冠婚葬祭が短期間に重なることもありますし、家族の病気を治療するための費用が必要になることあるでしょう。
ギャンブルのために借金を重ねることは問題がありますが、カードローンを利用することは恥ずかしいことではありません。
借金をすることはどこか後ろめたさがありますが、例えばスマホを分割払で購入することも借金と同じです。
多くの人が借金を活用しながら生活しているといえます。
無理のない返済計画を立てられる範囲でカードローンの利用を検討するとよいでしょう。
派遣社員でもカードローンは利用できる?
派遣社員は正社員に比べて年収が低いため、カードローンの審査に通過できるか心配になる人も多いでしょう。
しかし、カードローンの審査で重要なのは収入があることです。
年収が低ければ大きな金額を借りることはできないでしょう。
しかし、返済可能な範囲であればお金を借りられる可能性は十分にあります。
無職でカードローンを利用することはできませんが、しっかりとした収入がある派遣社員は審査に通る可能性はあります。
急な出費に貯蓄だけでは対応できないときに、カードローンの申し込みを検討してみるとよいでしょう。
おすすめのカードローンは?
消費者金融に対して悪いイメージを持っている人も多いようですが、消費者金融のカードローンを利用して高額の利息を請求されることはありません。
消費者金融はしっかりと法律で定められた範囲で金利を設定しています。
それどころか消費者金融のカードローンには無利息期間が設けられているものもあります。
銀行カードローンに比べて金利が高いことが消費者金融カードローンのデメリットですが、無利息期間の上手に利用すれば少ない利息でお金を借りることができます。
数か月で返済できれば、銀行カードローンよりも利息が少ないことすらあるのです。
また、消費者金融のカードローンは自宅への郵送物なしにすることも可能です。
全国各地に設置されている自動契約機でローンカードや契約書を受け取れば自宅に何も送られことはありません。
実家で暮らしているなどで、家族にカードローンの利用を知られたくない人は消費者金融を検討するとよいでしょう。
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