LINEポケットマネーの審査は甘い？厳しい？通りやすい人の特徴

LINEはチャットで有名な会社ですが、この数年で事業を多分野に広げています。2019年にサービスが始まった、貸金業もその一つ。皆さんも、LINEポケットマネーの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

LINEポケットマネーの利用を検討する人にとって、審査基準や条件は気になるはず。審査手順や日数なども含めて詳細に解説します。

LINEポケットマネーの審査では、LINE スコアの点数が合否を大きく分けるポイント。質問内容や加点傾向や、審査についてのよくある質問もQ＆A形式でまとめました。

LINEポケットマネーの審査に通るため、役立つ情報が満載です。ぜひ最後までご覧ください。

後半で解説しますが、LINEポケットマネーの審査はさほど厳しくありません。だからといって甘いというわけでもないので注意してください。

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LINEポケットマネーの審査に通りやすい人の特徴とは

LINEポケットマネーの審査に通りやすい人には、3つの特徴があります。

満20～65歳で安定して継続した収入がある

LINEポケットマネーの審査に通りやすいのは、満20～65歳で安定して継続した収入がある人です。

安定して継続した収入とは給与収入を意味し、正社員や公務員があてはまります。学生や専業主婦も含めて、無職の人は申し込みできません。パート・アルバイト・フリーランスなら申し込みができますが、会社員と比べて審査のハードルが高くなるでしょう。

LINEユーザーである

LINEポケットマネーの審査に通りやすいのは、LINEユーザー限定。LINE Payの口座を利用して、融資や支払いが行われるためです。

事前にLINEユーザー登録を済ませれば、LINEアプリ上で申し込みから返済まで全ての手続きが可能になります。

LINEスコアが201点以上

LINEポケットマネーの審査に通りやすいには、LINEスコアが201点以上必要です。

LINEスコアとは、LINEが設定した独自のスコアリングシステムで、返済能力が高い人ほど高いスコアが出るよう設計されています。
LINEスコアのアルゴリズム（加点条件や減点条件）は公表されていませんが、インターネット上の口コミなどを見る限り、無職でなければ201点を下回るのは難しいようです。

LINEスコアは借り入れの可否だけでなく、金利や限度額も決定します。LINEポケットマネーを利用する人にとって、採点結果は今後を左右する大きなポイントになるでしょう。

アルバイト・パートでも利用可能

LINEポケットマネーは、アルバイト・パートでも利用できます。

LINEポケットマネーの審査では、安定して継続した収入が求められるので、アルバイト・パートの人は審査の前に諦めてしまうかもしれません。アルバイト・パートだからという理由だけで審査に落ちたり、申し込みできなかったりとはならないのでご安心を。

LINE公式サイトには、LINEポケットマネーの利用者が、職種別にどの程度の割合を占めるのか発表されています。

引用元：LINE公式サイト「LINEポケットマネー利用者分布」から一部抜粋

ご覧いただければ一目瞭然。会社員に次いでアルバイト・パートの利用者が17％を占め、2位につけています。会社員が割合の半分を占めますが、利用者の6人に1人はアルバイト・パートなのです。
アルバイト・パートでもLINEポケットマネーを利用できる、何よりの証拠になるでしょう。

LINEスコアの仮診断で審査に有利かどうか分かる

LINEスコアが201点を下回れば審査自体が受けられませんが、201点以上ならOKともなりません。LINEスコアが高ければ高いほど審査は有利に進み、審査通過後も好条件で融資を受けられるからです。

LINEスコアが高いに越したことはありませんが、スコアを上げるために虚偽の申告をしてはいけません。
虚偽申告と判定された時点で審査落ちが確定し、契約において虚偽申請は法に触れる可能性もあります。虚偽申告をしなくても、LINEスコアを上げる方法があるのです。

誰でも簡単にLINE スコアを上げる方法

誰でも簡単にLINEスコアを上げる方法があります。すぐに実践できるので、ぜひとも押さえておきたいポイントです。

LINE Payで本人確認を完了する

LINE Payで本人確認を完了すると、スコアが必ず20点アップします。

LINE Payで本人確認するだけで、20点の加点が約束されるので、LINEスコアを少しでも上げるためには必須の作業です。ただし、スコアの反映は1週間後になるので注意しましょう。

今までは「LINE家計簿」に1週間以上入力するとスコアが必ず20点アップしましたが、2021年11月8日をもってサービス自体が終了。
LINE家計簿の機能の一部は、「LINEレシート」やLINE Payの「利用レポート」に引き継がれましたが、これらの利用がスコアに影響を及ぼすかどうか現段階では不明です。

LINEスコアで高スコアをもらえる人の特徴

LINEスコアで高スコアをもらえる人には、LINEが提供するサービスを日頃から利用しているヘビーユーザーが少なくありません。

LINEにとっての優良顧客になる

LINEにとっての優良顧客になると、LINEスコアが上がる傾向が見られます。

LINEは現在、多岐にわたって事業を展開しています。

こういったサービスを積極的に利用する人は、LINEにとっての優良顧客と判断され、高スコアをもらえる可能性が高まります。

保険や投資関係の顧客にならなくても、もっと手軽に利用できるサービスがあります。

このようなサービスなら、誰でも気軽に利用できるでしょう。ブログの利用者も保険や投資の利用者と同様、LINEにとっては優良顧客に変わりないからです。

LINEポケットマネーの審査の流れ

LINEポケットマネーの審査を受けるには、LINEスコアに登録しなければなりません。LINEスコアの結果は審査の合否に大きく影響するので、一連の流れを見てみましょう。

LINEスコアの登録の流れ

LINEスコアに登録するためには、LINEアカウントの事前登録が必須です。

アカウント登録を済ませた上で、7つの手順を踏めば登録が完了します。

1. LINEアプリ内にある「ウォレット」を選択
2. 「ポケットマネー」を選択
3. 「スコア」を選択
4. 「スコアを診断する（無料）」を選択
5. 利用規約に同意
6. LINE利用状況に応じてスコアを算出
7. 「ライフスタイルに関する15の質問」に回答
8. 診断完了

LINEスコアで頻出する質問

LINEスコアには頻出する質問、「ライフスタイルに関する15の質問」があります。

15問のアンケートに回答すると、LINEスコアの加点が期待できますが、スコアリングにおいては「より好ましい回答」が存在します。
アンケートへの虚偽記載はいけませんが、加点傾向を知っておくとLINEポケットマネーの利用可否について、事前にある程度の予想できるので有利でしょう。

アンケートの質問項目と加点傾向、その理由をまとめます。

LINEスコアが重視する傾向

ライフスタイルに関する15の質問の加点傾向を見ると、LINEスコアが何を重視しているのか透けて見えます。LINEポケットマネーの審査における、大まかな方向性がつかめるでしょう。

アンケートの傾向として、こういった点が重視されています。無理なく安定した利用が見込まれる顧客を、優遇しているのかもしれません。

LINEポケットマネーの審査から利用まで

LINEスコアに登録後は、LINEポケットマネーの登録をしましょう。

手順は以下の9つです。

1. LINEアプリ内にある「ウォレット」を選択
2. 「ポケットマネー」を選択
3. 「このプランに申込む」を選択
4. 「スタートプランに申込む」を選択
5. 本人確認書類の撮影とアップロード
6. 申し込みに必要な情報を記入
7. 審査開始
8. 合否判定
9. 利用開始

LINEポケットマネーは、LINE Creditが提供するサービスです。LINE Creditは、みずほ銀行・オリエントコーポレーション・LINE株式会社、これら3社の共同出資によって運営されており、審査の際は情報機関に信用情報を照会します。

LINEポケットマネー審査の必要書類は？

LINEポケットマネーの審査では、本人確認として運転免許証（または運転経歴証明書）を提出しなければなりませんが、LINE Payで本人確認が終わっている人は不要です。

運転免許証がない場合は、以下の書類で代替ができます。

上記以外は本人確認書類として認められません。

以下のような場合、本人確認書類に加えて収入証明書の提出も必要です。

収入証明書として有効な書類は、以下の通り。

申し込みの際に入力する情報

申し込みの際は個人情報について正確に入力しなければなりませんが、いざ入力する段階になると、急には思い出せない項目があるかもしれません。
申し込みの際に入力する情報を紹介するので、記憶や情報があやふやな項目は事前に調べておくと、入力がスムーズに進むでしょう。

勤務先や収入について

勤務先や収入についての入力情報は以下の通りです。

従業員数や入社年月日などは、急に思い出せない人も多いはず。分からない場合は、正確を期すためにも事前に調べておきましょう。

返済日について

ラインポケットマネーは毎月の返済日を、「16日」と「26日」から選択できます。

返済日の選択は自由ですが、給料日に近い日付を選ぶと返済時の負担が減るかもしれません。給料が入ったら、払わなければならないお金を優先的に払ってしまうのが滞納しないコツです。

他社からの借り入れについて

ラインポケットマネーに申告しなければならない借り入れと、申告しなくてもよい借り入れがあります。両者の違いは「無担保タイプのローンかどうか」ですが、分かりにくいので表にまとめました。

借入希望額について

ラインポケットマネーの借入希望額は、1円単位で設定できます。

借入希望額を細かく設定できるのはラインポケットマネーの大きな特徴で、消費者金融系や銀行系カードローンとの大きな違いでもあります。必要な分だけを無駄なく借りられるので、借り過ぎるリスクを軽減できるでしょう。

「LINE Pay」でアカウントタイプを「LINE Money」に登録

ラインポケットマネーを利用するためには、LINE Payで「LINE Money」への登録が必要です。

LINE Payには「LINE Cash」と「LINE Money」の2つのアカウントタイプがあり、使える機能に大きな差があります。

LINE Moneyの方がLINE Cashよりも、金融サービスとして本格的なスペックを備えており、LINE Moneyでなければ通貨としての権限が法律上制限されるため、このような差を設けているのでしょう。
「LINE Money＝通貨」「LINE Cash＝電子マネー」のイメージが近いかもしれません。

LINEポケットマネーの審査はどれくらいかかる？

ラインポケットマネーの審査時間について、インターネット上では3日程度で審査結果が出るとの口コミが見られますが、公式サイトに正式な回答があるので引用します。

LINEポケットマネーの審査時間

LINEポケットマネーの審査時間に関する公式回答は、以下の通りです。

「お申込みの混雑状況や、ご提出された各種書類の審査状況によって異なります。現在、ご本人確認のお手続き、およびLINEポケットマネーの審査が非常に混み合っており、審査結果のご連絡まで1週間以上のお時間をいただく場合があります」

※引用元：LINE公式サイトヘルプページ「LINEポケットマネーを実際に利用するまでどれくらいかかりますか？」から原文ママ

ラインポケットマネーの審査時間は1週間程度。公式サイトの回答文から、審査時間には2つの要素が大きく影響すると考えられます。

1. 混雑状況（時間帯や時期）
2. 各種書類の審査状況

LINEポケットマネーの審査は24時間受け付けてくれますが、信用情報機関の営業時間が8:00～22:00のため、この時間帯から外れて申し込むと審査は翌営業日以降になります。年末年始やゴールデンウィークのように混雑する時期も、審査に時間がかかるでしょう。

LINEポケットマネーは即日融資してくれる？

LINEポケットマネーは審査に数日かかるので、即日融資には対応できません。

即日融資を希望する人は、消費者金融系カードローンの利用を検討するのもいいでしょう。大手消費者金融なら、最短1時間程度で融資が受けられるかもしれません。

審査で書類不備と判定されるケース

提出した各種確認書類に不備があると、審査時間の延長は確定的です。

LINEスコアの公式ブログには、本人確認書類の不備として以下のようなケースが例示されています。

※引用元：LINEスコア公式ブログ「収入証明書のアップロード方法」から抜粋

本人確認書類の不備に伴う修正作業には、案外時間をとられるもの。時間がかかるとイライラし、余計なミスを誘発しかねません。時間と手間を浪費しないためにも、指示に従って正確なアップロードを心がけましょう。

収入証明書がアップロードできない場合の対処法

一部のAndroid端末では収入証明書のアップロード時に、「ファイル選択」から画像が読み取れない不具合が発生するようです。

公式ブログに掲載されている対処法を紹介します。

1. 収入証明書の提出画面から書類を選択
2. カメラマークを選択
3. 「カメラ」を選択
4. 収入証明書の撮影
5. 「提出」を選択

※引用元：LINEスコア公式ブログ「収入証明書のアップロード方法」から抜粋

LINEポケットマネーの審査を通過するためにできること

LINEポケットマネーの審査を通過するには、いくつかのポイントがあります。事前にポイントを把握しておけば、審査に当たって作戦を立てやすくなるはず。要点を押さえて少しでも通過率を上げましょう。

在籍確認でミスをしない

ラインポケットマネーの審査では、在籍確認が行われる可能性が大きいでしょう。

在籍確認とは、貸金業者が会社や自宅に電話して、申請者本人が本当に在籍しているかどうか確認する作業です。

「ラインポケットマネーの審査では、在籍確認の電話がなかった」という口コミも、インターネット上にはありました。
しかし、金融会社の審査において在籍確認は必須なので、ラインポケットマネーの審査でも、在籍確認が行われると考えておいた方が無難かもしれません。

ラインポケットマネー（LINE Credit）から会社に電話がかかってくれば、会社の人に借金が知られる可能性があります。借金の存在を会社に知られたくない人もいるかもしれません。在籍確認に備えて、会社に電話がきた場合の想定をしておいても損はないはずです。

ラインポケットマネーから会社に電話がかかってきた時、うまくやり過ごす方法を一つ紹介します。

①在席確認の日付と時間を事前に把握しておく
②在席確認当日、ビジネス上のお得意様から電話がかかってくるので、自分が席を外している場合は適当にあしらってもらうよう、会社の人に頼んでおく

LINEポケットマネーからの電話ではなく、仕事上の付き合いがある人からの電話に見せかけるのがポイントです。各々のシチュエーションに沿った、自然なストーリーを作ってみてはいかがでしょう。

正直に正確な情報を伝える・入力情報は正しく記載する

LINEポケットマネーの審査では、正直に正確な情報を伝えるよう心がけてください。虚偽記載はいけません。相手は審査のプロなのでうそは見抜かれますし、うそと判定された時点で審査通過は絶望的になるでしょう。

審査担当者はプロではありますが、入力情報がミスなのかうそなのかまでは完全に判別できないので、入力ミスは虚偽申請と同じ扱いを受けるかもしれません。不用意な入力ミスで、担当者に悪い印象を与えることにならないよう注意してください。

入力情報の正しい記載は、審査通過の第一歩です。

虚偽申請や入力ミスが多発する項目を紹介するので、以下の項目への記入時は特に気をつけましょう。

結果が分かるまで申し込みは1社に絞る

LINEポケットマネーの審査結果が分かるまで、他社への申し込みは厳禁です。

複数の会社に連続して借り入れを申し込むと、「申し込みブラック」と判定され審査通過が難しくなります。
申し込みブラックについて明確な基準は公表されていませんが、3ヶ月以内に3社以上の申し込みをした時点で、多重債務者の恐れありとみなされます。

多重債務者に融資する会社はありませんから、どうしてもお金を借りたい場合は、1社ごとに3ヶ月以上の間隔をあけて申し込みましょう。

借入希望額を低く設定する

借入希望額を低く設定するのが、審査を通るためには有効です。収入に見合わない借入希望額を申請しても、総量規制にひっかかり審査には通りません。総量規制とは、年収の3分の1を超える融資を貸金業者に禁じる法律です。

お金を貸す側からすれば、貸す金額が小さければ小さいほど、貸し倒れ（借金が回収できないこと）の危険性を軽減できると考えます。借入希望額が小さいほどリスクの低い顧客と判断され、審査に通りやすくなるでしょう。

LINEポケットマネーは借入希望額を1円単位で調整できるので、金額を必要最小限に抑え、まずは審査に通ることが重要。審査に通り返済実績を作れば、増額融資の申請も可能になるからです。

LINEポケットマネーの審査通過率は？

LINEポケットマネーの審査通過率は、20～25％程度と予測できます。しかし、少額融資に重きを置いているLINEポケットマネーは、貸倒率が低いことが予想されるため、さほど審査通過率は高くないでしょう。

審査通過率について、LINEポケットマネーから公式の発表はありませんが、メガバンクのみずほ銀行と提携をしています。

メガバンク系カードローンの審査通過率は20～25％。LINEポケットマネーの場合、LINEスコアの結果が加味され、ここが審査通過率を上げるポイントになります。

ちなみに、消費者金融系カードローンの審査通過率は48％程度です。インターネット上には、「LINEポケットマネーの審査は甘い」といった口コミがありますが、必ずしも甘いと断定するのは難しいかもしれません。

LINEポケットマネーの審査について｜Q&Aコーナー

LINEポケットマネーの審査について、よくある質問に回答します。

消費者金融や銀行系カードローンの審査で落ちる人と、特徴がよく似ています。みずほ銀行と審査において業務提携しているため、似たような結果が出るのかもしれません。

まとめ：LINEポケットマネーの審査を通るには？

LINEポケットマネーの審査は、無職でなければ通る可能性があります。アルバイトやパートでも問題ありません。

LINEが提供するサービスを利用したり、LINE Payで本人確認を完了したり、スコアを上げるため事前にできることを積極的に実行しましょう。可能であれば、他社借入件数を減らしておくのも効果的です。

審査においてはLINEスコアの採点結果が、合否に大きな影響を及ぼすのは確実ですが、申請時にうそをついてはいけません。正直に正確な情報を入力するよう心がけてください。