イオンカードが加盟する信用情報機関と審査への影響
イオンカードは、株式会社イオン銀行が発行するクレジットカードであり、イオンでの買い物お得にできることや、最大で21倍となるポイント還元率も高く、非常に人気のあるカードです。
イオンカードの発行はイオン銀行がしているものの、審査はイオンクレジットサービス株式会社に保証委託しており、ここの審査に通過できなければカードを利用することができません。
審査を通過するためには信用が大事であり、信用情報機関に登録されている信用情報によってカードの発行可否を判断されます。
この記事では、イオンカードの審査をするイオンクレジットサービスが加盟する信用情報機関を紹介し、そこに登録されている情報が審査にどう影響するのかについて解説していきます。
加盟している信用情報機関
信用情報機関では、個人を特定するための情報やローン・クレジットカードなどの信用取引にかかわる情報を登録しています。
イオンクレジットサービスなどのクレジット会社や金融機関などは、申し込みなどを受けた際に加盟する信用情報機関に信用情報を照会し、審査のために必要な情報を得ます。
こうした信用情報機関は、「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行信用情報センター(KSC)」の3つあります。
イオンクレジットサービスでは、CICとJICCに加盟しておりますので、審査の際には2つのところに信用情報を照会していることになります。
信用情報機関に登録されている情報
ここで、信用情報機関に登録される情報について、CICを例に挙げて紹介していきたいと思います。
信用情報の種類 | 主な情報 | 保有期間 |
---|---|---|
申込情報 |
| 照会日より6ヶ月間 |
クレジット情報 |
| 契約期間中および契約終了後5年以内 |
利用記録 |
| 利用日より6ヶ月間 |
新規時の審査に信用情報は重要
先ほどもお話しましたが、イオンクレジットサービスではカードの申し込みを受けると、2つの情報機関に信用情報を照会します。
照会した信用情報に問題がない場合には、ほぼカードは発行されますが、以下のように信用情報が悪い場合にはカードの発行を見送られてしまいます。
- ローンやクレジットカードの支払状況が悪い
- ショッピング枠の上限を超えているまたは上限ぎりぎり
- 総量規制の上限を超えているまたは上限ぎりぎり
- 異動情報(債務整理や自己破産など)がある
このように、カードを利用しても支払ってもらえないリスクがあると判断される場合や、ブラックリストに載っている人は審査通過することができませんので、信用は非常に重要です。
途上与信の際にも照会している
イオンカードを利用していると、利用枠が増額や減額されることがあります。
イオンクレジットサービスでは、カードを利用している時も定期的に審査しており、このことを「途上与信」といいます。
途上与信を行う際にも、加盟する情報機関に信用情報を照会し、現在の利用枠で問題がないかを審査しています。
途上与信において、信用に問題がなく、もっと利用してもらいたい場合には増額し、信用に問題がある場合には減額します。
また、特に信用に問題があると判断されると、利用停止となってしまいますので、カードを作ったからといっても油断はできません。
イオンカードの滞納で審査落ちもある
イオンカードの審査の際には、金融機関や他のクレジットカードの利用状況が影響しますが、当然この逆もあります。
つまり、イオンカードでの利用状況がローンやクレジットカードの審査にも影響が出るというわけです。
ですので、イオンカードで延滞などをしてしまうと、新たにローンを組む際やクレジットカードを作る際の審査で落ちることもあります。
信用情報は多くの加盟会社からの情報が積み重ねられており、そのすべてが信用取引の審査に影響します。
信用を高くするための方法
信用が低いとローンやクレジットカードなどの審査を通過することができませんので、申込をする前に信用を高めておく必要があります。
信用を高くする方法としては、
- ローンの返済やクレジットカードの支払いを遅れない
- 完済できるローンがある場合には完済する
- 不要なカードは解約する
ということが挙げられます。
クレジットカードなどの審査においては、利用した分をきちんと支払いことができるのかが重要となりますので、いかに支払能力があるかを証明できるかが鍵となります。
ローンの返済やクレジットカードの支払いを遅れない
ローンの返済で延滞することやクレジットカードの支払いを滞納すると、支払能力が低いと判断されてしまいます。
これに対して、延滞や滞納がない場合には、支払能力があると判断されます。
審査に通過するためには、信用情報に延滞や滞納の情報がない状態で行うことが望ましいです。
登録される支払いの履歴は、2年分となりますので、普段から延滞や滞納に注意しておく必要があります。
完済できるローンがある場合には完済する
ローンを完済すると、その情報も信用情報として登録されます。
ローンを完済した情報があると、支払能力が高いと判断されますので、審査通過しやすくなります。
また、完済したローンが消費者金融などの貸金業者からのものである場合には、総量規制対象の借入も少なくなりますので、キャッシング枠の審査にも通りやすくなります。
不要なカードは解約する
個人が設定できるショッピング枠の上限は、割賦販売法によって定められています。
一人で複数枚のカードを持っている場合、それだけで上限を超えていることもあります。
複数枚持っている場合でも、実際には数枚しか使っていないことも多いですので、不要なカードは解約するようにしましょう。
イオンカード独自の信用情報がある
債務整理や代位弁済などの金融事故に関する情報は、信用情報機関に異動情報として登録され、最長で5年~10年残りますが、消えた後はクレジットカードを作ることができるようになります。
しかし、イオンクレジットサービスでも独自の情報を持っており、過去に自社において金融事故があったという情報は半永久的に記録しています。
ですので、信用情報上では異動情報が消えていたとしても、イオンクレジットサービスではブラックとなっていますので、審査通過することはできません。
また、イオンクレジットサービスが保有する情報は、イオングループ全体で共有していますので、イオン銀行でローンを借りることもできません。
まとめ
イオンカードの審査を行うイオンクレジットサービスでは、2つの信用情報機関に加盟していますので、一般的な会社よりも多くのところから信用情報を照会しています。
より多くの情報を得て正確な審査を行っていますし、イオンカードでの取引内容もすべての機関に登録されますので、日頃から信用を意識して生活していきましょう。
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