ベネッセカードの審査に落ちた原因は?理由と対処法を紹介
ベネッセカードは「(株)ジェーシービー」「三菱UFJニコス(株)」「(株)イオン銀行」と、「(株)ベネッセコーポレーション」が提携するカードです。
ベネッセの商品を利用すると、様々なサービスが附帯する便利なカードです。
しかし利用するには審査が必要になります。
ベネッセカードの審査通過のコツを見ていきましょう。
ベネッセカードは2種類!それぞれのカードの特徴を紹介
申込条件と基本情報
ベネッセカードには「ベネッセ・イオンカード」と、「ベネッセJCBカード」の2種類があります。
以下にベネッセカードのそれぞれの特徴と、申込条件をまとめました。
カード種類 | ベネッセ・イオンカード | ベネッセJCBカード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
申込条件 |
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国際ブランド | VISA、JCB、MasterCard | JCB |
キャッシング | 融資額:千円~300万円 利率:実質年率7.8%~18.0% | – |
ベネッセカードを利用すると、「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」の支払いをするときに振込手数料など手数料が無料になります。
また進研ゼミを利用するとポイントが付与され、ベネッセ商品の割引に使用できます。
さらに会員限定のサービスとして、20万か所以上ある国内外の施設を利用するときに特別価格が適用されます。
ベネッセ・イオンカード
ベネッセ・イオンカードは、近くにイオンがある人に向いています。
特徴は「ベネッセポイント」と、「ときめきポイント」のふたつのポイントがたまることです。
既にイオンカードを所持している人は、イオンカードとベネッセ・イオンカードの両方を持つこともできます。
ただし、所持しているイオンカードをベネッセ・イオンカードに変更することはできませんので注意をしてください。
イオンカードをそのまま利用して、新たににベネッセ・イオンカードに申し込む必要があります。
なお、WAON一体型のためイオングループで使用できる、電子マネーWAONポイントもたまります。
ベネッセポイントでベネッセの商品を割引購入することができ、イオンのポイントやWAONポイントで日用品などと交換できたり、ふだんの買い物にポイントを利用できたりします。
ベネッセJCBカード
「JCBカード」と「ベネッセJCBカード」は別のものです。
両方のカードを使用することは可能ですが、イオンカードと同じように、「JCBカード」を「ベネッセJCBカード」に変更することができません。
そのため、JCBカードを所持している人は、新たにベネッセJCBカードに申し込むこととなります。
特徴としてはJCBカードの特典はそのままで、ベネッセカードの特典も利用することができます。
申込みからカード受け取りまで
申込みからカード受け取りまでの期間は、ベネッセに申込書が到着してから、3~4週間後となっています。
それでは、申込みからカード受け取りまでの流れを見ていきましょう。
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審査に落ちる原因を見てみよう!
申込条件を満たしていない
審査に落ちる原因として、申込条件をそもそも満たしていないことがあります。
申し込み条件を満たしていなければ、幾ら返済能力や信用度が高くても審査に落ちるのは当然です。
申込条件はしっかりと、事前に確認することが大切です。
申込条件はカードの特徴など様々なことを考慮して、設定されていますので条件をしっかりと従いましょう。
過去に延滞していることが原因
過去にカードやローンの支払いが遅れたことに思い当たる人は、審査に落ちることがあるので注意が必要です。
審査の中で個人信用情報機関に信用情報を照会され、過去にトラブル情報が登録されていると審査で不利となります。
取引状況の中には、いつ支払いをしたかなど細かく登録されています。
そのため、個人信用情報機関に照会をされると、期日に支払いができなかったことが分かってしまいます。
支払期日は契約で決められていることですので、1日でも支払いに遅れると契約違反となってしまいます。
そのため延滞履歴があると信用できないと判断されるため、審査落ちする原因のひとつになります。
ただし1年間に1回ほどであればうっかり忘れたることも誰にでもありますので、審査に大きな影響はないでしょう。
しかし、繰り返し延滞するようでは、貸すところもいい顔をしないのは想像できます。
申込書類の不備
申込フォームの登録内容に不備があると審査に通ることができません。
うっかり間違えてしまうこともありますが、審査に通りたくて故意に違う事実を申告する人がいます。
例えば収入を多くしたり職業を他のものにしたりして、実際よりもよく見せることです。
このような行為を虚偽申告といい、信用されないため審査通過ができないのです。
信用情報がない
クレジットカードを作るときに、カード会社は個人信用情報機関から信用情報を照会して審査を行います。
個人信用情報機関に登録された内容を見て、どのような人であるのかカード会社は判断することができ、申込者の状況を知ることができます。
カード会社は信用情報を利用していますので、個人信用情報に信用情報が登録されていないと信用を調べることができないです。
個人信用情報がない人は、スーパーホワイトと呼ばれる現金主義の人です。
いままでクレジットカードやローンを組んだことがないため、信用情報となる取引実績である、クレジットヒストリー(クレヒス)がありません。
社会人経験か浅かったり学生であったりすると、なかなかクレジットカードやローンを利用する場面が少ない人もいるでしょう。
しかし、このクレヒスがないことが問題になるのが、30歳を超えてからです。
金融事故(長期延滞や自己破産などの債務整理の情報等)は個人信用情報にブラック情報として登録されます。
しかし、ブラック情報は最長でも、10年経過すると抹消されます。
そのため、ある程度の年齢で個人信用情報に信用情報がないと、カード会社で判断ができませんので審査が不利になります。
配偶者情報が原因のことも
申込条件にあるように、配偶者に安定継続した収入があれば申し込むことができます。
専業主婦の人で本人に収入がないときは、審査で配偶者の収入を見て判断されます。
配偶者の収入は勤務先情報と申告した収入で判断されます。
また配偶者の信用情報は本人ではないため確認されることはありません。
審査落ちした原因の対応はどうすればいい?
延滞したことがある人
過去にカードやローンの支払いに遅れたことがある人は、しっかりと支払いを期日に行うことが大切です。
延滞すると信用が下がりますし、信用情報に登録されてしまいます。
支払期日に返済することが、何よりも信用度を上げるいい方法といえるでしょう。
また61日以上の延滞した期間があるときは、ブラックリストとして見られているので、しばらくは申込みができません。
その間に信用度を上げることに努め、抱えている借入について見直すといいでしょう。
延滞することとなってしまいますが、もし支払期日に遅れそうなときは、カード会社に電話をするようにしましょう。
連絡をすることで支払う意思があること伝えられ、誠意を表すことができます。
またいつ支払えるのか伝えることでカード会社も安心します。
連絡をする人としない人とでは、信用度に差があることが分かるでしょう。
信用実績を築く
延滞情報が原因で審査に落ちたときは、他社のカードで信用実績(クレヒス)を積むことが大事です。
支払期日にしっかりと支払うことで、個人信用情報機関に傷のない情報を登録できます。
収入が低かった
年収が少なかったことが理由で、審査に落ちることもあります。
特にベネッセカードは学生も利用できるため、安定した継続的な収入があっても、年収が少ないと審査に落ちることがあります。
全国大学生活協同組合連合会による第53回学生生活実態調査では、学生の1か月の収入平均は自宅生で37,920円、下宿生は28,770円であると発表されています。
ここから年収を計算すると、自宅生は455,040円で、下宿生は345,240円となっているのが分かります。
学生がカードを申し込むときの参考にしてください。
幾つものカードに申し込んだ
多重申し込み(申し込みブラック)は、複数のカード会社に同時に申し込みするとこです。
同時に幾つもカードに申し込む人は、お金に困っていて切迫した状況であると見られます。
多重申し込みの人にカードを発行すると、きちんと返済してくれるのか分かりません。
カード会社はリスクを回避するため、多重申し込みが判明するとカードの発行はしません。
生活に困っていないのであれば、審査に落ちするが怖いからという理由で、複数の申し込みをするのはいいことはありません。
ひとつずつクレジットカードに申し込みすれば、審査に通過する可能性が強い人が、複数の申し込みをしたことにより審査落ちしてしまうことがあります。
勤続年数が浅かった
勤続年数が浅いことが原因のときは、なるべく現在勤務しているところに1年以上在籍するようにしましょう。
理想は3年以上で、短くても3か月以上は在籍することを心がけると、審査の通過率がグッと上がります。
なぜ勤続年数が審査落ちに関わるかというと、勤続年数が浅いと転職を繰り返しやすいと見られます。
そのため収入が安定していないと判断されて審査落ちにつながるのです。
再申込をするときに気を付けたいポイントを紹介
収入を安定させる
安定した収入を得ることは、返済能力があることを証明することになりますので重要です。
雇用形態をアルバイトから、契約社員や正社員になると安定した収入を得ることにつながります。
また学生の人は時間が限られているので、アルバイトしかできないという人もいるでしょう。
そのような人は、同じ職場で勤続年数を長くするといいです。
審査落ち結果を受けてから6か月後に申し込む
信用情報が一定の期間において登録されますが、申込情報は6か月後に登録が消えるので、再申込をするタイミングは6か月後がいいです。
このことかから多重申込をしてしまった人は、最後に申し込みをしたところの審査結果が出たときから6か月後に新たなカードに申し込みをしましょう。
キャッシング枠0円で申し込もう
ベネッセカードにもショッピング枠と、キャッシング枠があります。
ショッピング枠は文字通り買い物時に使用する枠で、キャッシング枠は現金を借入れする枠です。
キャッシング枠は現金を借り入れできる枠となるので、申込時のキャッシング枠は金額に気を付けましょう。
キャッシング枠をなるべく0円で申し込みをすると、借り入れしないという人と判断されて審査の通過率も上がります。
信用情報が消えるまで待つ
金融事故など信用情報に傷があるときは、信用情報の登録内容が消えるまで待つことが大事です。
登録期間中に申し込んでも、カード発行をしてもらえない可能性が強いです。
やみくもにカードの申し込みをして審査に落ちてしまうと、落ちたという情報も登録されてしまい、借入やカード申込に悪影響を及ぼしてしまいます。
しっかりと登録期間を確認してから再度申し込んでください。
下記に主な登録期間をまとめてみました。
申込情報 | 審査結果から6か月間 |
---|---|
契約情報 | 契約解除から5年間 |
金融事故情報 | 長期延滞は5年間 任意整理・特定調停は5年間 個人再生は5~10年間 自己破産は10年間 |
審査結果がまだこないときは審査に落ちた?
審査の結果がなかなか連絡ないときは、カードを発行してもらえないのではないかという不安になることもあるでしょう。
審査をすすめていく中で、審査基準と照らし合わせると判断が難しいときがあります。
そのときには、審査が難航することがあります。
このようなときには、審査に時間がかかってしまいますので、時間がかかっていたとしても必ず審査に落ちたことではありません。
審査に落ちてベネッセカードを作りたいときの対処方法
ベネッセカードにこだわらず、どうしてもカードを作りたい人は、即日利用できるカードを検討することもひとつの方法です。
「ACカード」や「ライフカード」などを利用して信用を築くこともできます。
まとめ
ベネッセカードには2種類あり、それぞれ特徴は異なります。
どちらのカードでもベネッセ商品を利用する人は、手数料が無料になるのでお得でしょう。
審査に落ちたものの再度申し込むときは、6か月の以上の間を空けてから申し込みましょう。
そして信用と返済能力を上げることを日頃から心がけ、次の申込までに対策して改善することが大切です。
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