オリックス銀行のデメリットはATMが利用できない事!その他は?
今回はオリックス銀行のメリット・デメリットについて、詳しく解説していきたいと思います。
ネット銀行のHPなどを見ていると、メリットばかりが強調されていますが、実際のところはオリックス銀行のデメリットはないのか?辛口で評価してみたいと思います。
オリックス銀行のデメリット
まず、オリックス銀行のデメリットから簡単にお伝えしていきますが、いくつか箇条書きにしてみると以下の点が挙げられます。
- キャッシュカードが発行されずATMでお金の出し入れが出来ない
- 店舗がない為、いざという時に店舗スタッフに直接相談が出来ない
- 振込手数料の無料回数が少ない
- コールセンターが土日休みの為、仕事が休みの時などに相談が出来ない
この他にも細かなデメリットはありますが、ここからはこれらの主要なデメリットについて、詳細をご説明したいと思います。
デメリット①ATMが利用できない
では、一つ目のデメリットの「ATMが利用できない」という点について、詳しくお伝えします。
オリックス銀行の場合、契約時にキャッシュカードは郵送されません。
したがって、資金の移動はすべて「振込対応」という事になってしまいます。
キャッシュカードが発行されない理由
ここで、オリックス銀行でキャッシュカードが発行されない理由について、少し触れたいと思います。
結論から申し上げますと、キャッシュカードが発行されないのは「コストの削減」が主な理由です。
ただ、オリックス銀行の場合は、このような形で削減したコストを、定期預金の利率などに還元している為、この点は評価したいポイントです。
キャッシュカードが発行される銀行の場合、利用者が提携ATMでお金を引き出したりすると、基本的には銀行がコンビニなどにATM手数料を負担する流れになっています。
さらに、銀行によっては利用者からATM手数料を取らない仕組みを採用している所もある為、そのコストは「全額銀行の負担」という事になっています。
オリックス銀行の場合は、そのようなコストを出来るだけ削減し、その分利用者に還元しようという考えなのかもしれません。
他ネット銀行はどうか?
では、オリックス銀行以外のネット専業銀行の場合、キャッシュカードは発行されるのでしょうか?
以下が主なネット専業銀行ですが、その殆どはキャッシュカードが発行されるようになっています。
銀行名 | キャッシュカード発行の有無 (〇×) |
---|---|
楽天銀行 | 〇 |
じぶん銀行 | 〇 |
ソニー銀行 | 〇 |
住信SBIネット銀行 | 〇 |
ジャパンネット銀行 | 〇 |
大和ネクスト銀行 | × |
デメリット②振込手数料の無料回数
次のデメリットは、振込手数料の無料回数についてです。
オリックス銀行の振込手数料
オリックス銀行の場合、eダイレクト預金利用者に対し、振込手数料の無料回数が設定されていますが、その回数は「1ヶ月で2回まで」となっています。
先ほども触れましたが、オリックス銀行はキャッシュカードが発行されない為、自分の資金を引き出したりする場合も、すべて振込にて行う必要があります。
ちなみに、この無料回数を超えると他行への振込の場合、1回440円の手数料がかかってきます。
他のネット専業銀行の場合、手数料がかかったとしても200円前後の手数料しかかかってきませんので、この点で考えるとオリックス銀行の場合、利便性は少し悪いと言えます。
他行との比較
では、オリックス銀行以外のネット専業銀行では、振込手数料は何回まで無料なのか、いくつかの代表的な銀行をチェックしてみたいと思います。
銀行名 | 無料回数 (他行あて) |
---|---|
SBJ銀行 | 月7回まで無料 ※8回目から220円 (税込/1回につき) |
ソニー銀行 | 月1回まで無料※月2回目以降は220円/回 |
住信SBI銀行 | 月1回~月15回まで無料 無料回数以降は、154円/回(税込) |
楽天銀行 | 最大5回まで無料 (有料になると、3万円未満で165円。3万円以上で258円の手数料がかかる) |
また、楽天銀行やじぶん銀行などは、その銀行を利用すればするほど、又預け入れ資産が増えれば増えるほど利用ステージが上がり、手数料無料などの恩恵が増えるようになっています。
一方、オリックス銀行の場合は、どれだけ利用頻度や資産が増えたとしても、「1ヶ月に2回まで」という無料回数は変わりません。
デメリット③コールセンター対応時間
三つ目のデメリットは、コールセンターの対応時間についてです。
土日と夜間は対応してくれない
オリックス銀行の場合、残念ながらコールセンターの対応時間は限られており、対応可能時間は平日の9時~17時までとなっており、土日祝と年末年始(12/31~1/3)も休みとなっています。
その為、仕事が終わってからゆっくり資産運用の相談をしたい人にとっては、少々不向きな銀行と言えるかもしれません。
オリックス銀行にはメリットもたくさん
ここまで、オリックス銀行のデメリットばかりをお伝えしてきましたが、オリックス銀行にはメリットもたくさんあります。
ここからは、そんなオリックス銀行のメリットについて、代表的なものをご紹介したいと思います。
余った資金を運用できる2週間定期
先ほど、“オリックス銀行はコスト削減の為にキャッシュカードを発行していない”とお伝えしたと思いますが、そこで抑えたコストは定期預金の金利にしっかり反映されています。
オリックス銀行の定期預金金利は「0.20%※税引き前」となっていますので、メガバンクの定期預金金利のなんと20倍もの金利が付く事になります。
また、ネット専業銀行ならではの、「2週間定期」も魅力的です。
2週間定期とは、その名の通り2週間で満期が来る定期預金の事ですが、預入期間が短い為「しばらく使う予定もない」というような余った資金を気軽に資産運用するには、もってこいの定期預金と言えます。
また、この定期預金はネット専業銀行ならではの手軽さで、パソコンやスマホ一つで手続きが可能です。
カードローンをうまく活用する事も出来る
オリックス銀行はカードローンも提供している為、「資産運用」と「カードローンの利用」の合わせ技で、賢く利用する事も可能です。
例えば、先ほど触れた振込手数料の無料回数が2回を超えた場合、440円の手数料を払って資金の移動をするよりは、オリックス銀行カードローンで短期でお金を借りたほうが、提携ATM手数料もかからずとてもお得にお金を運用する事が可能です。
また、オリックス銀行のカードローンは、金利が実質年率で1.7%~17.8%、限度額が最高800万円までとなっていますので、年収を増やし、且つ他社借入がない場合は、利用実績を積み上げる事で限度額アップと金利を下げる事が可能になります。
オリックス銀行のカードローンの初回契約時は、金利も実質年率17.8%でスタートするかもしれませんが、その後の限度額アップで金利を8%程度まで下げてもらう事も可能です。
こうなると、10万円を1週間借りた場合、かかってくる利息はたった「153円」となります。
したがって、オリックス銀行の無料振込回数を超えた場合は、440円の振込手数料を払うよりは、カードローンを利用したほうが安くつくという事になります。
まとめ
ネット銀行を選ぶ場合、インターネットの広告などばかりを見ていると、どうしてもメリットばかりが目に付き、後で後悔する…という事も少なくありません。
今回、オリックス銀行のデメリットを少し辛口で評価してみましたが、他のネット銀行でもメリットもあればデメリットもたくさんあります。
その為、結局のところネット銀行を選ぶ基準は、「自分が最も重要視したいサービスがあるかどうか…」という事になるのかもしれませんね。
タグ:銀行カードローン
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