おまとめローンに積極的で審査が甘いところは存在するのか!?

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おまとめローンの申込みをして審査には手間取らずに、すぐに借りたい、誰でも通るような「激甘なおまとめローンに申し込みたい」と誰もが思うものです。

しかし、現実にこのような激甘なおまとめローンは存在するのでしょうか。

今回は、おまとめローンの審査の実情や、審査に通りやすくなるコツを紹介していきます。

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目次

おまとめローンの審査に激甘はない

おまとめローンの審査が激甘な金融機関は存在するのでしょうか。

結論から先にいうと、おまとめローンの審査に、激甘なところはほとんどありません。

ブラックリストに載っていたり、借金の金額が高額であったりするような、条件の悪い人では審査に通ることは難しいでしょう。

そこで、おまとめローンの審査について詳しく見ていきましょう。

おまとめローンは審査が厳しい

おまとめローンは、カードローンと比較して審査の難易度が高いといわれています。

これは、おまとめローンを申し込む人は、既に高額な借金をしていることが原因となります。

また、返済に行き詰まり生活が苦しくて、おまとめローンの申込みをしている人が多いため、おまとめローンの申込者は返済の計画性がないと金融機関から判断されてしまいます。

計画性がないと判断されると、おまとめローン後の返済も滞る心配をされるので、審査が通りにくくなります。

このことから、おまとめローンの審査に激甘は存在していないということにつながります。

中小消費者金融は借りやすいが

一部の中小消費者金融はブラックリストに載っているような、条件の悪い人でも審査に通るところもあります。

ただし、このような中小企業のおまとめローンは、余りおすすめできません。

幾つか理由がありますが、原因のひとつに中小消費者金融に悪徳業者が紛れているからです。

通常発生することがない、入会金や保証金などを請求して雲隠れをする詐欺を行っている業者が一部に存在します。

中小消費者金融の多くは、地方自治体の許可を得て営業を行っていますが、一部の悪徳業者にだまされるリスクも高いため、中小消費者金融でおまとめローンを行うことは余りおすすめできません。

消費者金融は金利が高め

中小消費者金融でおまとめローンをおすすめしない理由のもうひとつに、金利の高さがあげられます。

中小消費者金融のおまとめローンは、大手や銀行のものと比べると金利が高めであることが多いです。

金利が高くなってしまうと、せっかくおまとめローンの審査に通っても毎月の返済額が変わらないといった事態になる可能性もあります。

おまとめローンの目的は毎月の返済を楽にすること

おまとめローンを利用するときの一番の目的は、毎月の返済を少しでも楽にすることだと思います。

そして、毎月の返済を楽にするためには、金利と返済期間の条件がよいおまとめローンを選ぶことが大切です。

おまとめローンの審査が激甘なところを探している人にありがちな失敗が、「審査には確かに通ったが、金利が高くておまとめ前より返済額が増えてしまった」というものです。

幾らおまとめローンに通ったとしても、毎月の返済が楽にならないのであれば借金を一本化する意味がありません。

審査の通りやすさを重視するのではなく、おまとめ後の負担を減らせて返済の計画をしっかり立てることができるおまとめローンを見つけることが重要です。

審査に通りやすいコツとは

おまとめローンの審査が激甘なところは少ないですが、審査に通りやすくするコツは存在します。

ここでは、すぐに実践できるものを中心に紹介していきたいと思います。

借入件数を減らすこと

審査のときに重要視されることは何かと考えると、真っ先に借入れの合計金額が思い浮かぶと思います。

確かに、借入金額も大切ですが、実は同じくらい借入れしている金融機関の件数が審査時には重要視されます。

例えば、同じ100万円を借りている人でも、2社で100万円借りているAさんと、5社から100万円借りているBさんでは、Aさんの方が圧倒的に審査に通りやすいです。

借入件数が多い人は、返済に困るたびに新たなカードローンを申し込んでいると思われるために、どうしても計画性がないと判断されがちです。

したがって、審査に通るためには、できる限り借入先の件数を減らすことが重要です。

理想としては、3社以下にすると審査に通りやすくなるでしょう。

カードローンの借入れ上限を利用しよう

カードローンの借入れ上限が余っている場合は、これを利用することで借入件数を減らすことができます。

もしも、A社で30万円、B社で15万円借りているとします。

このとき、A社の借入れ上限が50万円だとすると、まだ20万円を借りる余裕があります。

したがって、A社から15万円分さらに借り入れて、B社の借金を一括で返済をすることで金額を変えることなく、借入件数を減らせます。

複数のおまとめローンを申し込まないこと

「一件だけの申込みだと不安だから、2、3件まとめておまとめローンを申し込もう」このように考えて、行動に移す方はとても多いです。

しかし、おまとめローンを短期間に複数の金融機関に申し込むことは、審査に通りにくくなる原因となります。

おまとめローンの申込みを行うと、その情報は毎回個人信用情報というものに記録されていきます。

そして、個人信用情報は審査のときに確認されるため、何度もおまとめローンを申し込んだ事実は審査ですぐにバレてしまいます。

何度も審査に落ちてしまっていることは、返済に行き詰まってどうしようもないというイメージをあたえてしまいます。

そのため、おまとめローンを申し込むときは、自分の条件にあっている商品を1点決めて申し込む方がおすすめです。

銀行系おまとめローンが人気な理由

おまとめローンは銀行が扱っているものと消費者金融業者が扱っているものが中心ですが、中でも銀行系おまとめローンが人気です。

おまとめローンは総量規制対象とならない融資なので、年収の1/3を超える借金でも消費者金融業者が取り扱うおまとめローンでまとめることは可能です。

それなら、銀行でおまとめしなくても消費者金融業者を利用すれば手続きが簡単そうな感じがする、審査が甘いような気がするというイメージがありますよね。

そのため、借金を一本化する場合に銀行よりも消費者金融業者を選んでしまう人は少なくありません。

しかし、消費者金融業者ではどうしてもおまとめすることのできない借金があるのです。

消費者金融業者でまとめることのできない借金とは、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用料金、オートローンなど比較的金利の安い借金のことで、それらはまとめることができません。

それに比べて銀行系おまとめローンなら、住宅ローンを除きほとんどの借金をまとめることができます。

これが銀行系おまとめローンの人気の理由です。

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銀行系おまとめローンで注意したいこと

申し込みが簡単だ、審査が甘そうだと慌てて消費者金融業者で借金をおまとめしてしまうと、後になってから「失敗した」となる人も少なくはありません。

ただし、もしあなたの抱えている借金が消費者金融カードローンだけなら、消費者金融業者が提供するおまとめ専用ローンを利用することも、ひとつの選択肢とはなります。

しかし銀行が絡むような借金を抱えている場合は、まとめられない借金があることになるので、消費者金融業者のおまとめローンを選ぶメリットが薄くなりますね。

やはり借金をおまとめするなら銀行だ、となりそうです。

しかし銀行カードローンをおまとめローンとして利用する場合、すべての銀行カードローンが借金の借り換えに利用できるとは限りません。

銀行系おまとめローンを選ぶ場合は公式サイトを確認し、借金のおまとめに銀行カードローンを利用できるのか、またはおまとめ専用商品があるのか確認しておきましょう。

口コミランキング人気上位のおまとめローン

それでは銀行が取り扱っているおまとめローンと、消費者金融が取り扱っているおまとめローンそれぞれで、口コミランキング1位となっているおまとめローンを紹介していきましょう。

東京スター銀行

銀行が取り扱っているおまとめローンで口コミランキング1位なのは、東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」です。

スターワン乗り換えローンの商品スペックは、以下のようになっています。

金利
(実質年率)
12.5%
対象者満20歳以上65歳未満で年収200万円以上の給与所得者のかた
資金使途借り換えおよびおまとめ用の資金
利用限度額30万円~1,000万円
契約期間10年
返済日毎月10日
遅延損害金
(実質年率)
14.6%

スターワン乗り換えローンの金利は年12.5%で固定で、利用限度額や審査結果によらず一定の金利で利用できることが決まっているため、返済計画も立てやすいでしょう。

また、カードローンとは違い返済途中での追加借り入れは行えないこと、契約期間が10年で必ず10年で返済できる(せざるをえない)仕組みになっていることも、確実に返済を行ううえではメリットと考えられます。

アイフル

続いて消費者金融ですが、消費者金融が取り扱っているおまとめローンで口コミランキング1位なのは、アイフルの「おまとめMAX」です。

おまとめMAXの商品スペックは、以下のようになっています。

金利
(実質年率)
3.0%~17.5%
対象者満20歳以上で定期的な収入と返済能力を有するかた
資金使途アイフルおよび他社借入金の借り換え
利用限度額1万円~800万円
契約期間最長10年
返済日毎月指定日or35日ごと
遅延損害金
(実質年率)
20.0%

アイフルには「おまとめMAX」の他にもう1つ、「かりかえMAX」というおまとめローンがあります。

おまとめMAXは過去にアイフルを利用したことがある人、もしくは現在アイフルを利用している人が対象で、かりかえMAXに比べると金利が多少優遇されています。

そのため、アイフルでおまとめローンを利用する場合は、おまとめMAXを利用できる条件の人が利用したほうがより有利な条件でおまとめできることになります。

おまとめローンのメリット

おまとめローンを利用することで享受できるメリットは、人それぞれでしょう。

おまとめローンを利用することのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

返済日が月1回になる

今まで借入先ごとにバラバラに返済していた借金をまとめれば、返済日が月1回で済み、うっかりして返済日を忘れるようなこともなくなりますね。

月に何回も、返済のために財布からお金が出ていくとげんなりしてしまうので、返済日が月1回になるというのは精神的にもプラスかもしれません。

金利が低くなる可能性がある

おまとめ前とおまとめ後を比べると、適用される金利が低くなる可能性があるのもおまとめローンを利用することの大きなメリットの1つです。

金利は返済負担にダイレクトに関わってくる要素なので、できるだけ低い金利で融資を受けることが、返済で困らないためには重要ですからね。

毎月の返済額が抑えられる

金利が低くなるということは、結果として毎月の返済額を抑えられることにもつながり、これが一番ありがたいと感じる利用者の人は多いでしょう。

毎月の返済金額を数千円でも減らすことができれば、その分だけ生活余力が生まれることになりますからね。

精神的負担が軽くなる

おまとめローンを利用するためには、当たり前ですがおまとめローンの審査に通過しなければなりません。

おまとめローンの審査に通過できるということは、金融機関から「これぐらいの借金であれば返せるだろう」と認めてもらったにほぼ等しいことになります。

その事実が精神的負担を軽くして、前向きに返済に取り組むことができるという効果も期待できるかもしれませんね。

計画的に借金を減らせる

おまとめローンはカードローンとは違い、利用限度額の範囲内で何度も借り入れや返済を行えるわけではなく、一度借り入れたらあとは返済を行うのみです。

そのため、利便性や柔軟性という点ではカードローンに劣るものの、計画的に借金を減らせるようになります。

借り入れできるお金があればついつい借り入れてしまう、というような意志の弱い人にとっては、おまとめローンは非常に有効でしょう。

おまとめローンのデメリット

では逆に、おまとめローンのデメリットとしてはどのようなことが考えられるでしょうか。

審査に通ったことで安心してしまう

おまとめローンの利用を検討している人であれば、おまとめローンの審査が厳しいものであるということを知っている人は少なくありません。

そのため、おまとめローンの審査に通ったことで「もう大丈夫だ」と安心してしまい、今まで節制してきた分の反動でお金を使ってしまうようなケースがあるのです。

おまとめローンの利用はあくまでも「手段」であり、決して「目的」ではありません。

真の目的である「借金の完済」に至るまで、油断大敵ですよ。

思ったよりも金利が下がらない

おまとめローンを利用することで、状況が劇的に改善すると期待している人もいるかもしれません。

もちろん、おまとめローン利用前の融資状況がよっぽどひどいものであれば、おまとめローンを利用することで状況がかなり改善されることもあるでしょう。

しかし、場合によっては思ったよりも金利が下がらずにあてが外れてしまう、ということもありえます。

おまとめローンには、過度な期待をかけないほうがいいかもしれませんね。

長期間の返済に疲れてしまう

おまとめローンを利用することの弊害の1つとして、毎月の返済金額が下がる代わりに返済期間が延びてしまう可能性がある、ということが挙げられます。

毎月の返済金額が下がること自体はもちろんありがたいことなのですが、それと引き換えに返済期間が延びてしまうことを了承できるかどうかは、非常に重要なポイントです。

もちろんローンの利用の仕方によっては、毎月の返済金額を下げつつ返済期間も短くすることは可能です。

おまとめローンを利用することで、毎月の返済金額や返済期間がどのように変化するかに関しては、事前にしっかりとシミュレーションしておいたほうがいいでしょう。

なぜ銀行系おまとめローンは審査が厳しいのか

銀行系おまとめローンの審査が厳しい理由には、おまとめローンというローンの特殊性が強く関係しています。

消費者金融で50万円を借りている人が銀行カードローンへ乗り換えることは、それほど難しくはありません。

今までの返済状況に問題がなければ、信用情報からデータを取得して審査することで、借り換えOKということも珍しくはありません。

最初から多額の融資をしなければならないから

しかし、おまとめローンは単にカードローンを切り替えるだけではありません。

「おまとめ」である以上、申し込み者はすでに複数の借金を抱えた状態で、申し込みを行っていることが想定されます。

たとえば利用限度額が50万円の消費者金融カードローンを3社契約していれば、借金の総額は150万円です。

150万円をおまとめするには、銀行は自行でローンを組むのが初めての顧客に対して150万円の利用限度額を与信しなければならないのです。

このように、自然と融資金額が大きくなってしまうというおまとめローンの特殊性が原因で、審査が厳しくなる傾向にあるのです。

また、おまとめローンを利用しようと考えている人の中には毎月返済していくことが苦しい、大変だ、とても払っていけないなど経済的に追い込まれている人も多数含まれています。

少しでも金利負担を少なくしたい、毎月の返済額を少なくしたいなど経済的困窮から抜け出すことを目的としておまとめローンに申し込んでくる人は、実際のところかなりの割合です。

毎月返済していくことが生活を圧迫しているような人に、最初から150万円の利用限度額を設定した契約をすることは、銀行にとってリスクを抱える以外に何のメリットもありません。

そういった事情も、おまとめローンの審査を厳しいものにするのに拍車をかけていると言えるでしょう。

銀行系おまとめローンはデメリットだらけ?

消費者金融業者が取り扱うおまとめ専用ローンは、年収の1/3を超えた借金額でも一部の借金を除きおまとめできます。

すでにご説明しているように、お金を借りている人が一方的に有利になる契約であれば、 借金の総額と同額のおまとめローンを契約できます。

しかし、銀行カードローンを利用しておまとめローンを組む場合は、借金の総額をそのまま借りられる保証はどこにもありません。

銀行の審査によってカードローンの利用限度額が100万円までと決められてしまうと、借金総額が150万円あっても50万円分はおまとめできないことになってしまうからです。

つまり、銀行系おまとめローンは新規で銀行カードローンに申し込むのと何も変わりがないのです。

おまとめ目的だからといって特別扱いされることはありませんから、年収に応じて利用限度額が上下してしまうのはやむを得ないですね。

審査の結果利用限度額がいくらまでなら借りられるのか確認してから、銀行系おまとめローンを利用すべきかどうか検討する必要があります。

また、銀行のカードローンをおまとめローンとして利用する場合、「利用限度額の範囲内であれば自由に借り入れ・返済できる」というカードローンならではの特性が足を引っ張ってしまう可能性もあります。

おまとめをした後は、その借金を粛々と返済していくことが望ましいのですが、適宜借り入れを行えることができてしまうと、返済期間が無駄に延びてしまいかねません。

「借り入れできるけど絶対に借り入れは行わない」という鉄の意志を持った人でないと、返済計画通りに返済を行っていくのは難しいかもしれませんね。

銀行系おまとめローンに適した人

おまとめする金額によって変わってくることですが、おまとめする金額が大きくなればなるほど年収条件が厳しくなる傾向にあります。

銀行は総量規制が適用されない貸付とはいっても、際限なくお金を借りられるわけではありません。

借りられる金額は銀行によって基準は異なるものの、多くても年収の1/2まで、一般的には年収の1/3までに抑えている銀行が最近多くなっています。

もちろん複数ある借金をおまとめするわけですから、年収を証明する収入証明書の提出は欠かせません。

仮に年収300万円の人で銀行系おまとめローンをする場合、収入証明を提出したとしても年収の1/3である100万円が、借りることのできる上限になりそうです。

100万円の借金を返済していくためには安定継続した収入がなければならず、しかもパート収入やアルバイト収入ではなかなか返済していくことは難しいですよね。

よっておまとめローンに適している人とは、年収が少なくても300万円以上あるサラリーマンです。

おまとめローンに強い銀行を選ぶ

銀行のおまとめローンは審査の内容によって金利を低くできること、毎月の返済額を少なくできることが最大の特徴となります。

銀行カードローンの上限金利は初めから消費者金融のおまとめ専用ローンよりも低く設定されていますので、銀行系おまとめローンは確実に消費者金融のおまとめローンよりもお得であることがわかります。

銀行系おまとめローンが金利を低くできる理由としては、以下のようなものが考えられます。

  • おまとめローンのノウハウを持っている
  • 保証会社に消費者金融業者がついている

銀行系おまとめローンは、必ずと言っていいほど保証会社がバックに控えています。

なお、おまとめローンに申し込む人は保証会社と契約する必要はありません。

保証会社は銀行との契約によって保証業務を行うからです。

銀行系おまとめローンを扱っている銀行でも、おまとめに積極的な銀行と、それほど積極的でない銀行があります。

最大の理由としてはおまとめに関するノウハウを持っているかどうかが挙げられますが、大部分は保証会社が消費者金融業者なのかクレジットカード会社なのかで決まります。

保証会社が消費者金融になっているおまとめローンを選ぶ

保証会社が消費者金融業者であれば顧客の審査については確実なノウハウを持っており、過去の顧客データから申し込み者と同じようなモデルケースを抽出し、リスクがどの程度あるのかを判断することが可能です。

おまとめローンの審査がどの程度厳しくなるのか、または甘くなるのかは保証会社次第だと言っても過言ではありません。

なぜなら保証会社の仕事として、銀行系おまとめローンを利用した会員が債務不履行に陥った場合、保証会社が銀行に対して残債務を返済しなければならないからです。

したがって保証会社が審査OKしなければ、銀行系おまとめローンを利用することはできません。

銀行は保証会社がバックに控えているお陰で、万が一の時でも損失の補填をしてくれる安心感があります。

保証会社によって審査基準が異なることから、銀行系おまとめローンを利用する場合はどこが保証会社になっているのかを確認するのも、おまとめローンの審査に通るためのコツです。

また、保証会社を2社用意してあるような銀行ならどちらか一方の審査に落ちたとしても、もう一方で審査が通ればおまとめローンを利用できますね。

審査に通る条件を押さえておこう

おまとめローンの審査では、属性と信用情報が審査対象となりますが、それぞれの要素で審査通過と見なしてもらえるための条件を把握しておきましょう。

年収

年収に関しては、たとえば「○○万円以上」というような明確な条件を挙げることは難しいです。

と言うのも、年収は返済能力に一番直接的に関わる要素ですが、申し込み者がどれくらいの金額をおまとめしたいと思っているかによって、「融資しても大丈夫」と判断される年収は異なるからです。

年収800万円の人が、50万円の借金をまとめたい場合と400万円の借金をまとめたい場合の違いを考えれば、お分かりいただけるでしょう。

ただ1つ基準を挙げるなら、最近銀行カードローンではいわゆる「総量規制の範囲内」での融資を行うように務めているため、おまとめしたい金額の3倍以上の年収があるといいでしょう。

100万円をおまとめしたいのであれば年収300万円、300万円をおまとめしたいのであれば年収900万円、といった具合ですね。

もちろんそれより年収が高くなればなるほど、審査にとって好都合なことは間違いありません。

勤続年数

勤続年数に関しては、一般的なカードローンの申し込みの場合は1年以上あることが望ましいと言われています。

ただしおまとめローンの場合は、一般的なカードローン以上に返済能力が厳しくチェックされる傾向にあります。

そのため、勤続年数は1年をマストと考えておくようにするほうがいいかもしれませんね。

勤務先

勤務先も返済の安定性に深く関わる要素ですが、おまとめローンの利用条件に勤務先や勤務形態を明記しているところはほぼありません。

そのため、収入が安定していると考えられる公務員や正社員のかたは審査時に有利になることは間違いありませんが、自営業・個人事業主・パート・アルバイトなどでも十分利用できる可能性はあります。

ただし、そういった方々は公務員や正社員のかたと比べると多少低い評価になってしまうのは間違いないので、その他の要素で挽回する必要があるでしょう。

他社借入状況及び返済状況

おまとめローンを利用する以上は他社借入があるのは大前提となると思いますが、重要なのはその返済状況です。

複数社から借り入れている状態で、それらに一切返済を行っていない人が「おまとめローンを利用したいです!」と希望したとしても、当然のことながら審査に通るはずがありません。

おまとめローンの審査に通るためには、既存の借金の返済をつつがなく行えている状況が好ましいので、おまとめローンを利用したいのであれば、既存の借金は何が何でもしっかり返済しておきましょう。

金融事故歴

金融事故歴はいろいろなローンの審査において圧倒的なマイナス要因となりますが、それはおまとめローンであっても変わりません。

金融事故の情報は一度信用情報に記録されてしまうと、少なくとも5年間は信用情報から消えることはないので、金融事故を起こしてしまった人は5年間はおまとめローンを利用することは諦めましょう。

金融事故の情報が消えてからあらためておまとめローンに申し込むのはもちろん問題ありませんが、それまでに既存の借金をどうにか完済してしまうようにするほうが、よっぽど賢明な対処となるでしょう。

おまとめローンの審査に通る3つのコツ

銀行系おまとめローンの審査に通る可能性をできる限り上げたければ、それなりの対策が必要です。

ただ闇雲に申し込んでも審査に落ちるだけですよ。

おまとめローンの審査に通るためのコツをご紹介しましょう。

①:年収に見合った借入希望金額にする

すでにご説明してあるように、銀行による貸付は総量規制の対象外ではあっても、借りることのできる金額はある程度年収に比例します。

借入申込書にある資金使途欄に「借金をおまとめするため」と書くことはもちろん必要ですが、借入希望金額をむやみに大きく書いてしまうと、よほど返済能力がない限り審査にも通れないでしょう。

目安としては、年収の1/3から多くても年収の1/2以内の範囲内で借入希望金額を記入するようにしましょう。

もちろん審査に通るには、追加書類として収入証明書の提出は欠かせません。

年収がそれほど多くなく、銀行系おまとめローンだけでまとめられない場合は、金利が高い借金から優先的にまとめるようにしましょう。

②:年収をごまかさない

銀行系おまとめローンを利用するには収入証明書の提出が必要なので、年収をごまかしたところで必ずバレます。

借入申込書に年収を水増しすることは虚偽の申告と見られてしまう可能性が高く、金融機関の信用を失ってしまうことになれば審査に通らなくなってしまうでしょう。

③:他社借入金額を正直に書く

せっかく銀行系おまとめローンを利用するのに、他社借入金額を少なく書いてしまっては意味がありませんよね。

本当は100万円の借金をまとめたいのに、他社借入金額を50万円などと書いてしまうのは全く無意味です。

もちろん審査に通らなければおまとめローンを利用することはできませんが、結局信用情報機関からデータを取得すれば他社借入金額がどのくらいあるのか分かってしまうことですから、正直に記入するようにしましょう。

おまとめローンに積極的な金融機関の選び方

おまとめローンは複数の借入先を1社にまとめるという特性のため、どうしても借入額が大きくなりがちです。

また、借入先が何社もあるという人自体にリスクがあると考えられてしまうため、おまとめローンに積極的ではない金融機関も存在します。

では、おまとめローンに積極的な金融機関をどのように見つけるのかというと、一番早い方法はホームページに記載があることです。

一番積極的だと考えられるのは、おまとめ専用商品がある金融機関です。

おまとめ専用商品がない金融機関でも、「おまとめにも利用可能」などの記載があれば、比較的おまとめに積極的だと言えるでしょう。

逆に、ホームページにおまとめローンに関する記載が全く見あたらない場合は、おまとめに利用しようとして申込みをしても審査にとおらない可能性があります。

借金のおまとめをする場合は、事前に必ず対象の金融機関のホームページなどでおまとめに関する記載があるかをよく確認をしてみることをおすすめします。

ネットバンクがおまとめに積極的

近年の傾向として実店舗を持たないネットバンクがおまとめローンに積極的だと言われています。

ネットバンクは後発のため顧客数が少なく、営業貸付残高もそれほど多くはありません。

なんとかおまとめローンで顧客数や貸付残高を増やし、戦略的に企業の発展を行なっていく積極性が見られます。

従来の銀行は、どちらかといえば考えかたが古く堅実な運営を第一としていますが、ネットバンクは人件費や店舗使用料などの経費がかからない分だけ、実店舗を持った銀行よりは攻めの姿勢が強くなっています。

特に銀行系おまとめローンとして人気がある住信SBIネット銀行は、審査結果によってはかなり低い金利で借金をおまとめできるようです。

ネームバリューがあるメガバンクでおまとめすれば、安心安全と感じることもできるかもしれません。

しかし、どうしても昔気質から抜け出せない一面を持っているということをデメリットに感じるのであれば、新進気鋭のネット銀行を銀行系おまとめローンの選択肢に入れてみるのも悪くないと思いますよ。

おまとめに積極的な消費者金融のおまとめローン

消費者金融は、総量規制の関係により、年収の3分の1以上の借入ができません。

しかし、おまとめローンは総量規制の対象外となっているため、年収の縛りなく利用できます。

おまとめ専用ローンのある消費者金融は下記のとおりです。

消費者金融金 利限度額
プロミス
おまとめローン
年6.3%~17.8%300万円
アイフル
おまとめMAX
年12.0%~15.0%800万円

消費者金融のおまとめローンは、金利がかなり高めになっているため、おまとめに利用すると現在よりも支払利息が増える可能性があります。

利用する場合は、しっかりとシミュレーションを行ってから利用することをおすすめします。

プロミスおまとめローン

プロミスのおまとめローンの最高融資金額は300万円、適用金利は年6.3%~17.8%です。 この条件から鑑みると、プロミスおまとめローンで満足いく結果を得られる人は、借入総額が300万円以下、現在の適用金利が年17.8%以上である人です。 なおギリギリ300万円以下だという人も注意が必要です。 プロミスに限った話ではありませんが、初回貸付から最高貸付額を融資してもらえるのは非常にまれな話です。 つまり300万円ギリギリやそれに近しい借金総額であれば、希望する金額までに達しない可能性は出てきます。 そうなれば、借金の件数は減るかもしれませんが、1本化することは難しくなってきます。 その点を念頭に置いて検討していきましょう。

アイフルおまとめMAX

アイフルおまとめMAXの最高貸付金額は800万円ですから、借金総額が高額な人であっても十分にカバーできる金額だと言えます。 またアイフルおまとめMAXの特徴は、まとめる対象がキャッシングだけではなくクレジットカードのショッピングも対象ですから、本当の意味で1本化が可能だという点でしょう。 なお借入のときには他社借り入れ状況の把握のため、ATM明細や契約書などの提出を求められます。 普段からそれらの書類を破棄している人は、前回の明細書を取っておくなどの準備が必要です。

おまとめ専用の中央リテール

消費者金融の中でも、おまとめ専用のローン会社として有名なのが中央リテールです。 専用と言うだけあり、取り扱っている金融商品もおまとめローンのみです。 おまとめローンに特化しているので、審査回答時間も最短で1日、融資までの期間は最短で4日と他社と比較すると圧倒的なスピード力があるのが魅力と言えるでしょう。 なお金利ですが無担保であれば年10.95%~13.0%と、不動産担保付きであれば年8.2%~9.8%と低金利なのも特徴です。 現在不動産を所有している人であれば、不動産を担保にすることで、より金利を抑えられます。

おまとめ後は返済に集中する

おまとめローンを利用するにあたって、特に注意しなければならないことがあります。

それは、おまとめローンを借りている途中に、新たな借入をすることです。

これは、銀行カードローンをおまとめローンとして利用した場合によく起こることであり、返済が進んで利用限度額に余裕があると、つい借りてしまいます。

カードローンは依存性が高く、1度手度出してしまえばなかなか残高が減っていきません。

また、専用のおまとめローンなどで返済だけになったとしても、これまでの意識を変えることができず、別の借入先を探している人も多いです。

最終的にはヤミ金に手を出してしまう人もいますので、おまとめローンを利用中は返済だけに集中するようにしなければなりません。

繰上返済で早めに完済する

おまとめローンをできるだけ早く完済するためには、毎月の返済だけでなく、繰上返済も行うことをおすすめします。

繰上返済をすると、返済した分がそのまま元金の返済に回りますので、効率的に残高を減らしていくことができます。

残高が減ることで、それに対する利息も少なくなりますので、利息負担も軽減させることができます。

繰上返済というと、ある程度まとまったお金をイメージしますが、5万円や10万円でも繰上返済です。

余裕がある時に少しでも返済しておけば、それだけ早く完済することができます。

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おまとめローンの審査に落ちたら

銀行系のおまとめローンの審査に落ちてしまって、それでもなお何とかして借金をおまとめしたい場合にはどのような選択肢があるのでしょうか。

中小消費者金融でもおまとめできる

銀行系のおまとめローンの審査に落ちてしまうということは、ある程度審査が緩めのところでなければ審査は通過できない可能性が高いでしょう。

審査が緩いところと言われれば、消費者金融を思い浮かべる人が多いと思いますが、その中でも特に中小の消費者金融は大手よりも審査が緩い傾向にあります。

中小の消費者金融で取り扱っているローン商品は様々ですが、中にはおまとめ目的で利用できるローンを取り扱っているところもあります。

そういったところに申し込めば、銀行系のおまとめローンで審査落ちになってしまった人でもおまとめローンを利用できる可能性があるでしょう。

ただし中小の消費者金融が取り扱うおまとめローンは、利用限度額がそこまで大きくないことが多く、既存の借金の金額次第ではまとめきれない可能性もあることには注意しておきましょう。

期間を空けて申し込む

おまとめローンの審査に残念ながら落ちてしまったからといって、立て続けに他のおまとめローンの申込みをすることはおすすめできません。

おまとめローンの審査に落ちてしまった後に、立て続けに他のおまとめローンに申込みをするとどんどん審査の難易度が上がっていきます。

審査に落ちた情報は、返済の滞納と同じように個人信用情報に載ります。

ブラックリストに載るほどの影響はありませんが、審査のときに悪影響が出てしまうことに間違いありません。

また、短期間の連続申込みは「申込みブラック」と呼ばれる状態になり、審査に通らない可能性が高くなってしまいます。

おまとめローンの審査に落ちてしまった場合は、おまとめする金額が大きすぎるか、個人信用情報に問題があると考えましょう。

借入件数を減らすなど少しでも審査に通る対策を取れる場合にはいいですが、特に何もできない場合は債務整理も検討をしてみましょう。

ヤミ金には手を出してはダメ

おまとめローンに落ちてしまったときに注意したいことが、ヤミ金の誘惑に乗ってしまわないようにすることです。

法定金利の上限を超えるようなヤミ金からおまとめローンをしたとしても、毎月の返済金額が減ることはなく意味がありません。

さらに、悪徳業者にだまされて詐欺に遭ってしまう可能性もあります。

ヤミ金や悪徳業者にだまされないよう、おまとめローンの審査に落ちて悩んでいる場合は、消費生活センターや日本クレジットカウンセリング協会などの公的機関に相談を行うことで解決の糸口を探してください。

ブラックリストに載った!街金のおまとめローンなら審査に通過する?

おまとめローンの審査は、中小消費者金融の方が大手消費者金融と比べて、融通が利く傾向があります。

しかし、他の金融機関で断られたブラック状態でも、中小消費者金融で審査にとおるのか確認していきましょう。

多重債務者は審査にとおらない?金融事故(延滞)の程度による?

残念ながら幾ら審査の緩い中堅消費者金融といっても、金融事故を起こしてすぐの状態であれば審査にはとおらないでしょう。

金融事故とは過去に3か月を超えるような返済遅延や、自己破産や任意整理と言った債務整理を行っていることです。

逆に、借入本数が多くてもきちんと返済していたり、返済が遅れてもほんの数日であったり、金融事故の程度が軽微であれば、審査の土台に載る可能性は十分にありますので諦めないでください。

また、金融事故からある程度の期間が経過して、問題なく生活をしていれば審査に通過できる可能性もあります。

信用情報を確認すると、返済状況が毎月示されていますが、$マークが長期間付いているのであれば、返済には問題がないため審査状況が良いと言えるでしょう。

大手消費者金融では取扱いが難しい顧客を相手にしているのが中小消費者金融です。

必ず借りれるわけではありませんが、多重債務者や債務整理を経験していたとしても、申し込み時点での返済能力があると判断されれば、柔軟に対応してくれます。

金融事故から5年など経過しているのであれば、中小消費者金融に相談をしてみましょう。

他社延滞中でも絶対通るおまとめローンは?

勘違いされることが多いですが、他社延滞中に絶対通るおまとめローンを中小消費者金融が取扱っていることはありません。

おまとめローンは毎月の返済額が減る可能性はありますが、基本的な借金の金額は減らせないため、現在借金を滞納している人に対して審査をとおす会社はほぼないのです。

逆に「他社延滞中でもおまとめ可能」や「誰でも通るおまとめローン」などの宣伝を行っている消費者金融は、闇金やソフト闇金など非正規業者である可能性が高いため、利用は避けるようにしましょう。

中堅消費者金融の審査に落ちた!どうすればいい?

厳しい言い方になりますが、中堅消費者金融のおまとめローン審査に落ちるようであれば、自己破産寸前の危険な状態です。

なぜなら中堅消費者金融より審査の緩いまともな金融機関はもうありませんし、無許可の闇金から高金利で借り入れしたとしても完済するのは極めて困難だからです。

中小消費者金融のおまとめローン審査に落ちた場合は不動産を担保に差し入れて、銀行から低金利で借り入れするか、また親族に立て替えてもらって返済していくかの方法しかありません。

もしも不動産を所有していなかったり、親族に依頼できなかったりする場合は、いさぎよく債務整理をすることをおすすめします。

中小企業経営者や自営業者がおまとめローンを利用するときの注意点は?

中小企業経営社や自営業者であれば、おまとめローンの審査に落ちても再チャレンジできるかもしれません。

それは、中小零細企業であれば節税のために、役員報酬や事業所得を少なく申告することも珍しくないからです。

金融機関は証明書や申告書の所得だけで判断しますので、可能であれば修正申告をしてみるのもひとつの手段です。

しかし、事実とは違う内容で修正をしてしまうと、証明書や申告書を粉飾したことになり、違法行為になってしまうため気を付けましょう。

中小消費者金融を利用するメリット

次に、中小消費者金融が取り扱うおまとめローンを利用するメリットについて、考えていきましょう。

審査が緩めなので利用しやすい

カードローンの場合は、大手よりも中小の消費者金融のほうが審査は甘い傾向にありますが、これはおまとめローンでも同じです。

したがって、属性や信用情報に不安のある人の場合は、大手よりも中小の消費者金融が取り扱うおまとめローンを率先して検討すると良いでしょう。

どれだけ条件がよかったとしても、利用できなければ何の意味もないのはカードローンでもおまとめローンでも同じですからね。

ブラックの人でも利用できる可能性あり

おまとめローンの利用を検討しているということは、すでに複数の債務を抱えて返済に苦しんでいる人も多いと思いますが、何回も返済を遅延しているとすでにブラックリストに載ってしまっている可能性があります。

一般的にはブラックリストに載ってしまうと、その情報が信用情報機関からなくなるまではローンの審査に通過するのは難しいと言われていますが、中小の消費者金融の中にはブラックリストに載っている人に対しても融資を行ってくれるようなところもあります。

「ブラックリストに載っているからいまさらおまとめなんて利用できない…」と嘆いている人がいたら、まずは中小の消費者金融が取り扱っているおまとめローンに、ダメ元で申し込んでみると良いかもしれません。

特に複数回カードローンやおまとめローンに申し込みをして、申し込みブラックになった場合には、6か月で解消されるため一定期間を置いてから申し込みしてください。

ただしおまとめローンを利用できる条件として、現在定職に就いていて一定以上の安定した収入がある・返済が遅れた場合は残りの債務を一括で返済する、などの条件が付けられることが多いことには注意しておきましょう。

保証人が不要

おまとめローンはカードローンと違い、最初に契約を行った後は追加で借入ができない「証書貸付」と呼ばれる契約形態です。

「証書貸付」の場合には銀行融資のように保証人が必要なケースが多いですが、中小消費者金融のおまとめローンは保証人が不要です。

保証人がいらないため、家族や知り合いにおまとめローンの相談をする必要はありませんし、保証人が集まらないで借入ができないということもありません。

中小消費者金融を利用するデメリット

ここまで中小消費者金融のおまとめローンのメリットを紹介しましたが、逆に、中小消費者金融が取り扱うおまとめローンを利用することのデメリットとしては、どのようなことが考えられるでしょうか。

大手よりも限度額が小さいことが多い

カードローンでは、大手のほうが中小よりも大きめの限度額設定であることが多かったですが、それはおまとめローンでも変わりません。

おまとめローンは複数の債務を一本化するためのローンである以上、それらの債務の合計金額以上の限度額でなければ意味がないため、人によっては中小消費者金融のおまとめローンは利用する意味がないものになってしまう可能性があります。

すでに3社から借り入れを行っている場合、そのうち2社の分だけをおまとめローンでまとめるという方法もなくはないでしょう。

ただ、どうせおまとめローンを利用するのであればすべて一本化したいと思うはずですから、中小消費者金融のおまとめローンの優先順位は下がってしまうかもしれません。

また、おまとめローンの上限金利は、中小消費者金融よりも大手や銀行の方が低金利で、おまとめ後の毎月の返済額が低くなりやすいです。

中小消費者金融でおまとめするときには、条件面まで確認しておきましょう。

審査に時間がかかる傾向にある

中小消費者金融は、属性があまり良くない人やブラックリストに載ってしまっている人に対しても融資を行ってくれる可能性がありますが、その分審査は慎重に行うというところも少なくありません。

おまとめローンの利用を検討している人の中には、現在借り入れているところへの返済期限が迫っているからできるだけ早く融資を行ってほしいという人もいると思いますが、審査に時間がかかる場合にはその期限に間に合わない可能性もあります。

また、審査にとおるためには申込者の現在の収入が安定していることが大切なので、職業や収入状態が確認できなければ審査により時間がかかります。

属性や信用情報の状態が悪いのはすべて自分のせいだとは言え、自分が必要とするタイミングまでにお金を借り入れられない可能性があるのは、デメリットと言わざるをえないでしょう。

安全!中小消費者金融のおまとめローン5選

中小消費者金融は知名度が余り高くないため、悪徳業者と気づかずに利用してしまう人がいます。

そこで、貸金業者として登録をしている安全な中小消費者金融のおまとめローンを5つ紹介します。

①中央リテール

年率10.95~13.0 %
上限金額500万円
最短借入日最短翌日
返済期間最長10年

中小消費者金融でおまとめローンを検討するのであれば、中央リテールで借り換えをすることがおすすめです。

中央リテールはおまとめローンと不動産ローンを専門にしているため、柔軟におまとめローンの審査に応じてもらえます。

また、中央リテールのおまとめローンの年率は上限金利でも13%と低金利であるため、おまとめローンをした結果利息が低くなる可能性が高いです。

中小消費者金融でおまとめローンを検討している人は、条件が良い中央リテールから検討してみてください。

②フクホー

年率7.30~18.00%
上限金額200万円
最短借入日最短即日
返済期間最長10年

フクホーは中小消費者金融の中でも大きめの貸金業者で、おまとめローンに関してもネットから申し込みが可能です。

さらに、審査がスムーズにすすむことで即日融資もできるため、すぐにでもローンの借り換えをしたい人におすすめです。

日中来店をして契約ができない人でも、ネットから申し込みが簡単にできるため、時間が取れない人や地方に住む人でも利用できます。

③エニー

年率5.0~15.0%
上限金額500万円
最短借入日最短即日
返済期間最長10年

中小消費者金融のおまとめローンを利用するときには、債務整理中でも利用できるか気になりますが、消費者金融のエニーは申込者が金融ブラックでも柔軟に審査に応じてくれます。

また、エニーの電話対応は女性が行っていることもあり、対応が良いため申し込みしやすい消費者金融と言えます。

④アロー

年率15.00~19.94%
上限金額200万円
最短借入日記載なし
返済期間最長15年

アローの特徴として、返済期間が最長15年間と非常に長期間に設定ができるため、毎月の返済金額を少額にできます。

毎月の返済金額が不安な人にはおすすめです。

ただし、上限金利も下限金利も法定金利ぎりぎりの高金利であるため、15年間返済をしていると利息面で負担が大きくなります。

アローでおまとめローンを組むときには、返済の余裕ができた段階で積極的に繰り上げ返済をした方が良いでしょう。

⑤ライフティ

年率8.0~18.0%
上限金額300万円
最短借入日記載なし(即日融資不可)
返済期間最長10年

ライフティのおまとめローンは借入金額300万円までであれば、借り換え可能なローン商品です。

しかも、300万円程度の高額な借入をした場合には、年率8.0%と低金利で借り換えできます。

しかし、他の会社と比較すると上限金額が低めで、上限金利も高いためおまとめの条件によっては好条件で利用しづらいです。

おまとめローンの注意点とは?

おまとめローンにはメリットしかないように思われますが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

借金をまとめたいという思いから、メリットばかりに注視してしまいますが、本当に重要なのはまとめることで生じる注意点です。 事前にしっかりと認識しておかないと、せっかくまとめたのに借金を増やしていくだけの行為にも繋がってしまいます。 それでは、おまとめローンの注意点を見てみましょう。

金利が下がらないと逆効果

先に話したように、おまとめローンを活用する利点は、金利の低さです。 金利が下がれば支払う利息も下がりますから、結果的に総返済金額も下がるということに繋がります。 そのため、現在の金利よりも低い金利の金融機関でおまとめをしないと、借金を一本化してもかえって借金が増えたということになってしまいます。

返済は早めに行う

支払期間を長めにとりすぎた場合にも、同じように支払利息が増えてしまいますので気を付けましょう。 支払期間が長くなれば、確かに月の返済金額は下がります。 一見いいことのようにも感じられますが、期間が長くなればその分、支払うべき利息も増えていくのです。 あまりにも返済期間を長くすると、まとめる前と結局返済総額は変わらないという事態にもなりかねませんので、できる限り返済は早めに行うのがベストでしょう。

それでも毎月の返済額を減らしたいという人以外は、返済期間を長めにとりすぎないように注意が必要です。

追加で借金しないようにしよう

おまとめローンを利用する上でのもうひとつの注意点は、借金が一本化することで安心してしまい、さらに新たな借金をしてしまう可能性があることです。

せっかくひとつになった借金がまた複数社からの借入になってしまうと、多重債務者への道へ簡単に戻ってしまうでしょう。

おまとめローンを利用したあとは、再び借金を増やさないという強い意志が必要です。

審査に全部落ちたら債務整理を検討すること

中小の消費者金融の審査にすら落ちてしまった場合は、はっきり申し上げて他におまとめローンを利用できるところはないでしょう。

しかしおまとめローンの利用を検討しなければならないほど行き詰まった状態なのであれば、そのままずるずる生活していても、いつか必ず返済が滞ってしまう日がやってくるはずです。

そうなってしまう前に、債務整理を行うことを検討しましょう。

債務整理にはいろいろな種類がありますが、任意整理という方法であれば債権者との話し合い次第で元本のみの返済で手を打ってもらえるなど、返済負担をかなり軽減できます。

ただし任意整理は債務整理の中ではもっともライトな方法であり、人によっては任意整理程度では状況が改善しないという人もいるでしょう。

そのような場合には、個人再生や自己破産といったさらに重い手段を取らなければなりませんが、どの手段を取るべきかに関しては素人では判断できない場合も多々あります。

そのため、債務整理を行う場合には弁護士や司法書士といった専門家のかたに相談したうえで、決断するほうがいいでしょう。

債務整理は信用情報上かなり大きなキズとなりますが、自分の生活を守るためであれば背に腹は代えられませんからね。

本当の最終手段は債務整理

おまとめローンは、支払利息を減らしたり、月々の返済を楽にしたりできる商品ですが、審査に通らなければ利用できません。

また、借金の総額が減るわけではないため、劇的に月々の返済は減らずにおまとめローン後にも返済に困ってしまう可能性もあります。

もしも、おまとめローンの審査に落ちたり、おまとめローン後に返済に困ったりしたときには、債務整理を行うことで返済を楽にできます。

しかし、債務整理を行うと個人信用情報に5年間(自己破産の場合は10年)記録が残り、その間はクレジットカードやカードローンなどあらゆる審査に通りません。

また、自己破産をするとほとんどの財産が没収され、国が発行する官報に名前が掲載されてしまうなどのデメリットも多く、生活に大きな影響を与えてしまうこともあります。

そのため「どちらが自分にとって最良の方法なのか」という点をしっかりと見極める必要があります。 それでは債務整理の具体的な内容を見てみましょう。

任意整理

任意整理とは、裁判所を介さずに借金を減額してもらう方法です。 「裁判所を介さない」と聞くと、信用情報機関にも載らない=金融ブラックにならないと思い込んでしまいますが、これはケースバイケースとしか言いようがありません。 任意整理をする前に、長期の延滞がすでにあれば、任意整理云々の前にすでにブラック状態ですし、金融業者によっては和解後も一部入金扱いにする業者も存在します。 一部入金ということは、通常の返済金額を支払っていないという意味合いになるので、他社へ申込みをしたとしてもその箇所が原因で、審査にとおらないこともあるでしょう。 ただ「もう信用情報の記載内容なんて問題じゃない」「とにかく借金を減らしたい」という人にとっては有効な手段ではあります。 契約期間の長さによっては過払い金が発生している可能性もあるので、もし過払い金があればその金額と借入残高を相殺すれば、完済できることもあるためです。 おまとめローンと比較し、どちらが返済金額が低いのかという点で検討してもいいですし、「信用情報に傷をつけたくない」という思いが強いのであれば、おまとめローンの方がいいでしょう。

特定調停

特定調停とは、先に話した任意整理の内容を裁判所を介して行うものだと認識しておくといいでしょう。 まず新規で借入をした日までさかのぼり利息制限法の上限金利で、利息を引き直し計算を行います。 そこで過払い金が発生するようであれば、過払い金をもって借入残高を相殺する、というのが一連の流れです。 ただし、任意整理とは異なり裁判所で行うので提出する書類の量の多さ、そして結果的に話し合う内容としては任意整理と大差ないという理由から、あまり特定調停で和解をして減額したという人は多くありません。 なお金融業者も拒否権を持っています。 特定調停としたからと言って確実に減額和解が成立するとは限りません。 金融業者が了承しなければ裁判は長引くのみです。

個人再生

「和解交渉も上手くいきそうにない」「返済金額さえ下がれば返済する意思はある」「不動産などの財産を持っている」という人であれば、個人再生が需要に沿うでしょう。 個人再生は条件を満たせば、現在所有している不動産などの財産を手放さずに借金を減額できる法的手段です。 裁判所に再生計画書を提出し、それが認可されれば債務が5分の1まで圧縮されます。 その圧縮された借金を3年~5年かけて完済させるのが個人再生です。 そのため、毎月一定の収入を得ていることが最低条件になります。 おまとめローンに申込みをする前に、一度現時点での借金が5分の1になったら総額いくらになるのかを計算し、検討してみると分かりやすいでしょう。

自己破産

自己破産はすべての借金返済が免除される代わりに、不動産などの財産は差し押さえられるという、まさにハイリスク・ハイリターンな法的手段です。 「特に失う財産なんてない」という人であっても、官報に住所、氏名は記載されますし、一定の期間ではありますが就労の幅も制限されます。 自己破産はなかなか簡単に決断できませんが、他の法的手段を専門家に相談していても結果的に自己破産しか道はない、という状況になることもあるので念のために「自己破産になるかもしれない」ということは念頭に入れておいた方がいいでしょう。 「まとめた結果、支払えなくなった」という場合には、任意整理や個人再生よりも自己破産を勧められる可能性は高いものです。

自分にとって意味があるかどうかが重要

ここまで、中小消費者金融が取り扱うおまとめローンのメリットやデメリットについて考えてきましたが、結局のところおまとめローンは「自分が今抱えている債務を一本化できるかどうか」が重要な要素であることは間違いありません。

そのため、大手で取り扱っていようが中小で取り扱っていようが、自分の要望を満たしてくれるおまとめローンは「良いおまとめローン」であり、そうでないおまとめローンは「イマイチなおまとめローン」となるのです。

したがって、どこの消費者金融が取り扱っているかということは深く考えずに、自分が利用して意味があるおまとめローンかどうかに注目するといいでしょう。

本当に返済負担が減るのかよく確認して

最後に、おまとめローンを利用する場合に陥りやすい落とし穴についてひとつ注意しておきたいのですが、おまとめローンを利用すると毎月の返済金額が減額される可能性があります。

このこと自体は非常に好ましいことであり、おまとめローンを利用する目的のひとつであることは間違いないのですが、毎月の返済負担を軽くすることは返済期間を長期化することに繋ってしまいかねません。

月返済金額は減りますが、返済回数が増えるため総支払額は増加するかも知れません。

その結果、おまとめローンを利用したことによって最終的な返済総額が増えてしまう可能性もあるのです。

おまとめローン利用前後で融資条件(主に適用金利)がどのように変化するかによって、このような事態が起きるか起きないかは変わってくるのですが、おまとめローンを盲目的に利用することは少々危険と言わざるをえません。

おまとめローンを利用する前の返済プランと、おまとめローンを利用した後の返済プランをきちんと比較して、毎月の返済金額や最終的な返済総額がどのように変わっているかを確認したうえで、おまとめローンを利用するかどうかを決める必要がありますよ。

まとめ

おまとめローンの審査に激甘な金融機関は、ほとんど存在しません。

また、審査に通りやすいかではなく、おまとめ後の毎月の返済が少しでも楽になるかどうかを重要視することが、おまとめローンを選ぶ上で大切となります。

目先の通りやすさではなく、おまとめ後まで考えて申込みをするようにしましょう。

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