留年時の学費のためにお金を借りる方法

大学の成績の都合で留年が確定してしまったときに、翌年以降の学費をどうやって用意するか心配になりますよね。

また、奨学金を受給している人はこのまま奨学金を借り続けられるかも気になるところですね。

状況によっては、留年時に奨学金が借りられない場合もあるため、来年以降の学費をどうにか準備しなければならないかもしれません。

今回は留年で学費が払えなくなりそうなときに、学校に相談をする方法奨学金以外でお金を借りる方法など、具体的な解決策を解説します。

留年すると奨学金は利用できない

留年をしてしまうと奨学金が利用できないことが多いと紹介しましたが、具体的な理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 奨学金は4年分しかもらえない
  2. 学力不足の場合は奨学金の利用不可
  3. 単位不足の場合は奨学金の条件から外れる

以上の理由から留年時の学費に対して、奨学金を受け取ることはできませんが、留年が解消されたとしても利用できない状況が続く可能性があります。

そこで、奨学金を受け取ることができない理由について、それぞれ詳しく確認していきましょう。

奨学金は4年分しかもらえない

奨学金の貸与期間は4年制大学の場合は、4年間と決まっているため、留年をして在学期間が長くなったとしても4年分しか借りられません。

したがって、留年で在学期間が長くなった期間は、原則奨学金が借りられないと考えてください。

ただし、留年の理由が留学や病気療養の場合は、1年間に限り奨学金を借り続けられる可能性があります。

学力不振が原因の留年は奨学金は利用できない

留年のせいで学費が足りないため新たに奨学金の申し込みをしても、学力不振が原因で申請を拒否されてしまいます。

奨学金の申し込み条件には学力基準も設定されているので、学力が足りずに留年をしてしまった人は新たに奨学金の申し込みができません。

単位不足の留年は奨学金制度の条件から外れる

奨学金をすでに借りている人であっても、単位不足で進級ができなければ奨学金の貸与が止められてしまいます。

ただし、単位取得ができ翌年以降進級できれば、再度奨学金を借りられる可能性があります。

このときにも、学力基準を満たしているかの審査が行われるため、学習成績が良いかどうかが重要です。

休学の場合も奨学金は休止される

大学を留年ではなく休学する場合も、休学中は奨学金の貸与ができないため、休止の申請を行わなければなりません。

休学時には基本的に学費は免除となりますが、別途で休学費用が必要となるため、事前にお金を工面しておく必要があります。

なお、休学が2年以内に終了する場合は、大学の奨学金窓口に復活の申し込みをすれば、再び貸与を受けることができますが、2年を超過すると奨学金の受け取りができなくなります。

留年で学費が払えない時はどうする?

思いがけずに留年してしまい、1年多く大学の学費を払うことができないときには、以下のような対処法が挙げられます。

大学に相談するなど様々な対策をとることができるため、奨学金が借りられないとしてもお金の工面をする方法はいくつもあります。

これから、留年時の学費を支払うための対処法についてを具体的に解説していきますので、自身の状況から最も良い方法を選ぶようにしましょう。

大学に学費の納入方法を相談する

留年によって学費が支払できなくなった場合、経済的な事情を説明することで、学費の納入方法の融通を利かせてもらえる可能性があります。

大学の学費の納入方法は、基本的に年2回の分割払いであることが多いです。

しかし、大学によっては事情を考慮してもらえた場合、学費の延納、もしくは分納を行ってもらえるかもしれません。

分納

学費の分納は、通常年2回の分割払いをさらに支払回数を増やしてもらう制度で、まとまった金額を用意することはできないが、少額で分けてなら支払いができる人におすすめの制度です。

ただし、支払回数や1回ごとの金額を設定できないケースもあるため、思ったように学費を分割で支払ができないかもしれません。

延納

学費の延納とは、学費の納入期限を延長してもらえる制度です。

大学によって異なりますが、大体2週間から3か月ほど学費の納入を待ってもらえます。

先ほど紹介した分納にもあてはまりますが、大学ごとに採用されているかどうかや、細かい内容や条件の設定が異なるので、一度学生支援課に相談に行って確認してみましょう。

休学してお金を稼ぐ

国公立大学で学費の金額がそこまで高額でないのであれば、休学してお金を稼ぐという方法もひとつの手です。

国立大学の平均的な学費は、50万円程度であるため、アルバイトをして一カ月間に7~8万円をかせぐことができれば、約半年で貯めきることが可能です。

もちろん、全額アルバイトで稼ぐことが不可能でも、親の仕送りと併せることで学費の支払いができる可能性もあります。

ただし、先ほども紹介しましたが、大学によっては休学にもお金がかかることもあるため、必要金額を稼ぐことができるか入念にシミュレーションをすることをおすすめします。

休学申請してもすぐには許可が下りない

休学申請は基本的に学期が始まる前に行いますが、申請後に手続きが必要となるため、すぐには許可が下りないことあります。

大学にもよりますが、1~2か月前に休学申請を行わなければ受理されないことが多いため、早めに申請をしておかなければなりません。

まだ前期の期間中であったとしても、後期の休学ができないという状況もありえるため気を付けてください。

中退する

留年をしてしまい学費が払えない状態であれば、いっそのこと中退をしてしまうという選択肢もあります。

単位が後1コマ、2コマ足りないで留年をした場合には、頑張って授業料を支払って卒業した方が良いでしょう。

しかし、留年の期間が1年以上になりそうな場合には、再び単位が取れずにずるずる留年を繰り返す可能性が高いです。

もしも、大学に通う意欲が余りないのであれば、必要以上に学費を払わずに、大学中退ということも選択肢に入れましょう。

卒業年次の留年は半期卒業する

卒業年次に留年をしてしまった場合には、1年間通うのではなく半期で卒業することで学費が抑えられます。

半期卒業をすれば、学費に関しては半額となる大学が多いため、経済的負担をかなり楽にできます。

ただし、半期卒業の場合、問題となる点は就職に関してです。

もちろん、留年で卒業が遅れた場合は内定が出ていたとしても、取り消しとなってしまう可能性が高いため、再度就活をしなければなりません。

半期卒業の場合10月採用の仕事を探す必要がありますが、4月採用の仕事よりも数は少ないので、一度卒業をして既卒扱いで仕事を探すことも視野に入れておきましょう。

学費を借りる

学費を用意できない場合には、金融機関からお金を借りるという方法もあります。

具体的に学費を借りるローンには以下のようなものがあります。

  • 金融機関の教育ローン
  • 国の教育ローン
  • 学生ローン
  金利 借入限度額 備考
金融機関の教育ローン
(楽天銀行教育ローン固定金利型)
3.9%

500万円以下 親の収入や借入金額によって、審査の通過が変わるローン
留年時でも利用可能だが親の名義でのみ借入可能
国の教育ローン 1.66% 350万円以下 親の年収が一定以下であれば申し込みできる公的ローン
親の名義でのみ借入可能
学生ローン
(学生ローンアミーゴ学費目的ローン)
15.6% 50万円以下 学生の名義でも借入可能な消費者金融のローン
50万円以上の高額借入は原則できない

ローン商品によって、借入上限金額や金利などは異なりますが、在籍中でも利用できる商品が多いため、奨学金が借りられない人でも検討してみてください。

教育ローンについて詳しく知りたい人は、以下の記事も併せて確認してください。

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減額といった対処をしてもらう

留年をして学費が払えなくなったとしても、簡単に学費を減額してもらうことはできません。

ただし、経済的理由がある場合には、授業料の減額や免除の相談に乗ってもらえる可能性があります。

例えば、両親が急に離職をしてしまったり、怪我や病気で仕事に就けなかったりしたときは、大学側も学費の減額に対応してもらえるかもしれません。

どちらにしろ、判断は大学が行うため、学生課などの相談窓口に事情を説明するようにしてください。

大学を除籍後に復籍する

先ほど大学を中退する方法を紹介しましたが、卒業や授業に出たい場合には、中退ではなく除籍をして、後に復籍をするという方法もあります。

学費の支払いができない場合や休学の限度年数を超えた場合などは、大学から除籍されてしまいます。

しかし、除籍されたとしても大学が定めた一定期間内であれば、再び復籍をすることができます。

復籍までの期間にお金を貯めて、大学生活をやり直すという方法もあるので検討してみてください。

留年で卒業までに必要な学費はいくら?

ここまで、留年をしたときの対応やローンの種類などを紹介してきましたが、具体的に1年留年をするといくらぐらいの学費が必要になるのでしょうか。

以下の表は、大学の種類ごとの平均的な1年間の学費をまとめてみました。

国立大学 535,800円
私立大学
(文系)
933,499円
私立大学
(理系)
1,285,955円
私立薬学部 1,741,001円
私立医学部 3,720,651円

※文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移 平成29年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について参照
※国立大学は環境費や設備費を除く

国公私立大学の授業料等の推移

 国立大学以外は、学費以外の環境費や設備費も含めた金額となっています。

やはり、私立大学の方が学費の平均額は高く、医療系の学部になると金額が一気に跳ね上がります。

医学部の場合、1年留年をしてしまうだけで300万円以上の金額を支払わなければならないため、ローンやアルバイトで稼げる金額ではないです。

しかし、この1年間で支払う学費を、工夫次第では減らせる可能性があります。

ここでは、学費を減らすための方法や、学費を払えないまま放置したときにどうなるかを紹介します。

必要な単位数によっては半分程度でOK

留年はしたけれど必要な単位数が少ない場合には、学費を半分にできるかも知れません。

ほとんどの大学は、大学の授業期間が前期と後期に分かれています。

先ほども簡単に紹介しましたが、もしも前期もしくは、後期どちらかだけで単位を全て取得できるような場合には、半期だけ通学して卒業することが可能です。

また、就職で不利になることが嫌な場合には、前期を休学して後期で単位を取得するという方法もあるため、臨機応変に活用してください。

学費を払えないとどうなる?

想定外の留年で、学費が払えない状態が続いてしまった場合、大学を除籍となってしまいます。

学費が払えないなど、特別な事情で大学を辞めてしまうと、中退ではなく除籍扱いになりますが、一度除籍になってしまうと復学するために、再入学金を支払わなければなりません。

除籍にされてしまう方が学費の負担が大きいため、除籍となる前に学費の問題を解決した方が良いです。

学費を払えない学生への大学の対応

学費が払えないときには、大学ごとに対応してもらえる方法が異なっています。

そこで、代表的な私立大学の延納や分納についてなど、大学の対応をまとめたので確認してください。

大学名 日本大学 早稲田大学 立命館大学 慶應義塾大学 駒沢大学
延納 不可
分納 不可 不可 不可 不可
免除 不可
減額 不可
休学期間 最大2年 最大4年 最大3年 記載なし 最大4年
在籍費
(半期)
60,000円 50,000円 5,000円 60,000円 105,000円
除籍までの猶予 約3か月 約4~5か月 約3か月 4年進級時点で未納の場合 納入期限後すぐ
復籍

上記の様に分納や延納に関してだけではなく、除籍となってしまうまでの期間までも大きく異なるため、自分の大学が学費に関してどのような対応するかを把握することが重要です。

自分の大学の学費に関する情報は、ホームページ上でも確認ができるため、一度見てみることをおすすめします。

Q&A:留年で学費が払えない場合の質問と回答

留年で学費が払えないときに、気になることがまだまだあると思います。

そこで、学費が払えない場合に気になる質問に対して、ひとつずつ回答していきます。

気になる内容がないか一緒に確認していきましょう。

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まとめ

大学を留年してしまった場合には、奨学金を借り続けることができないため、学費で困ってしまいます。

しかし、大学に相談して学費の支払いを待ってもらうことや、休学してお金を稼いだりすることで、学費を工面することもできます。

学費を支払うためのお金が足りないとしても、解決策はたくさんありますので、あきらめずに解決策を探してください。

ただし、お金を借りる場合は両親を通して借りなければ、条件の悪いローンしか借りられないため、必ず親に相談してください。

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