医療ローンの審査に通るためにはどうすればいい?
医療ローンは美容整形などを中心に、インプラントや視力矯正のレーシック手術などに利用されています。
別名メディカルローンとも呼ばれていますが、扱っている金融機関はほとんどがクレジットカード会社です。
そのため、医療ローンを契約する際には、現在の借入状況に注意する必要があります。
なぜなら、クレジットカード会社のローンは、総量規制対象だからです。
せっかく医療ローンを契約しよう申し込んだのに、借入状況によっては審査に通らないこともありますよ。
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介する記事は、こんな人におすすめの内容となっております。
- 高額な医療費の支払いに困っている人
- 医療ローンの利用を検討している人
- 医療ローンの審査について知りたい人
即日OK!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
アイフル | 3.0%~18.0% 最短18分※₁ ※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
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SMBCモビット | 3.0%~18.0% 即日融資 ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物なし ※収入証明を提出していただく場合があります。 |
医療ローンとは
医療ローンとは自由診療、つまり保険が適用されない美容整形やインプラント、レーシック手術などの費用を借りるためのローン商品です。
高額医療費制度によって、役場に申請することで年収に見合った医療費の上限額を低く抑える方法もありますが、医療ローンを利用することになる医療行為は自由診療であったり、そもそも健康保険の適用外であることがほとんどです。
このような医療費の自己負担分は、高額医療費制度の適用外となり、美容整形などで数10万円から100万円以上かかったとしてもすべて自分で用意しなければならないのです。
美しくなりたい、入れ歯の不快感を解決したい、視力を戻したいと思っても、その費用を用意できないときには医療ローンを使う選択肢が最も現実的で、それ以外の方法であってもお金を借りるという選択肢は外すことができません。
昨今では、医療ローンによって美容整形はもちろんのこと、食生活にも関係のあるインプラント、メガネやコンタクトレンズが不要となるレーシック手術なども手軽に行えるようになっています。
もちろん、ローンですので借りれば返済しなくてはなりませんが、自己資金がなくてもお金を用意できて医療行為を行えることが、医療ローンのメリットなのです。
医療ローンは医療機関で申し込む
医療ローンは、例えてみると家電量販店のショッピングローンとよく似ています。
家電量販店で白物家電やパソコン、液晶テレビなどを購入する際に、現金決済以外になると、クレジットカードを持っていないと購入できない場合がありますね。
たとえクレジットカードを持っていたとしても、ショッピング枠が足りないと、せっかく欲しかった家電製品も購入できません。
しかし、ショッピングローンの登場によって、ショップで申し込み用紙に記入するだけでクレジットカードで購入したのと同じように、現金を用意することなくその場で買えるのが魅力的ですね。
それと同じように医療ローンも、クレジットカードやカードローンのように、公式サイトから申し込む必要がなく、医療機関で申込書に記入するだけで良いのです。
これからすぐにでも医療ローンを利用して、プチ整形を含めた美容整形や歯の矯正、レーシック手術を受ける場合でも、かかった費用は後払いにできることから、すぐにでも治療に取り掛かれます。
医療ローンは自由診療に使えるローンのため、例えば医療保険に入っていなかったとしても、全額自己負担となる入院費用や高額医療費制度が使えない先進医療などにも利用できるメリットがあります。
お金を貯めてからでは間に合わないこともあり、治療に一刻を争うようなシーンにおいても、医療ローンの活躍はますます活発になっていくことでしょう。
医療ローンの申し込みは前述のとおり医療機関で行えるため、医療機関のケースワーカーや相談員と内容について納得いくまで相談し、治療にかかるお金は全額でいくらなのか、そして毎月の返済額はいくらになるのかなど、治療に合わせた医療ローンの相談が可能です。
医療ローンをカードローンで賄えないか
医療ローンに申し込むのはなんとなく気恥ずかしいとか、ケースワーカーと相談するのも面倒だなと思う人もいるかもしれません。
そのため、医療ローンの代わりにカードローンでお金を借りて、窓口で現金で支払うという方法もないわけではありませんね。
しかし、カードローンで現金を用意する場合、事前に借り入れを申し込んでおかなければなりませんし、審査に通るのかどうかも非常に大きな問題ですね。
たとえ審査に通ったとしても、初回の申し込みでカードローンで借りれる金額は、年収のおよそ10%前後です。
例えば、年収300万円なら30万円くらいが利用限度額となってしまうため、美容整形などでもうちょっとかかる場合は、新たに他のカードローンに申し込まなければならないことになります。
カードローンを2社契約してしまうと、それだけで多重債務者となってしまい、毎月の返済が大変になることは目に見えていますね。
それくらいなら、医療ローンで一括契約した方が返済が一箇所ですし、返済回数も決まっていることから計画を立てやすいメリットがあるのです。
ただ、すでにカードローンを契約していて、利用限度額までまだ余裕がある場合には、金額によってはカードローンで対応した方が良いケースもあります。
必ずしも医療ローンでなければならないというわけではありませんので、ケースバイケースで選んでいくと良いでしょう。
医療ローンのデメリットはあるのか
医療ローンは、大手消費者金融のカードローンのように、審査時間が最短で30分というわけにはいきません。
一般的な自動車ローンのように、申し込んでから審査結果が判明するまで、一両日かかってしまう場合が多いです。
しかし、契約する金額によっては、ショッピングローンと同じように20分程度で審査結果が判明する場合もあります。
また、医療ローンは医療機関と医療ローン会社が提携していることが多く、審査するための装置がすでに設置されているため、申込用紙をそのままスキャンさせて送信すれば、審査結果がわかる仕組みです。
医療機関と医療ローン会社が提携していることを考えると、自分が指定するクレジットカード会社に審査をして欲しいと言えないのも、デメリットと感じるかもしれませんね。
ですが、ローン会社を選べないとしても、医療ローン会社としては比較的多くの申し込みが見込まれ、リスクを分散できることから比較的審査に通りやすいこともあるのです。
医療ローン会社を選べないことをデメリットと考えるのか、それとも審査に通りやすい方法メリットと考えるのか、どちらを優先とするのかを考えれば、やはり審査に通りやすいことですよね。
医療ローンは目的ローン
医療ローンは、そもそも医療行為にかかる費用を貸付の対象としているため、カードローンのように使い道自由なわけではありません。
言ってみれば、自動車ローンや住宅ローンなどの目的ローンと同じです。
だからといって、目的ローンがデメリットと感じる必要はないかもしれませんね。
医療ローンを利用するのはそもそも美容整形など目的が決まっているのですから、ローンで通ったお金を他に転用する必要はないはずです。
また、医療機関と提携する医療ローン会社は、貸付した資金を医療機関へ直接支払うため、資金が流出することはまずありません。
これも、医療ローンが審査に通りやすい要素となっていますし、利用者としてもわざわざ借りたお金を医療機関へ持っていく必要もないため、利用しやすいローンといえます。
金利が比較的高め
銀行などの目的ローンの金利は、平均的に年6%前後であることが多いのに対し、クレジットカード会社の医療ローンの金利は年12%から15%と多少高めに設定されています。
しかし、金利が高いということは逆に、審査に通りやすいことを意味しているため、金利が高いことをデメリットと感じる必要はありません。
ただし、医療ローンを契約する際は、金利が年率にしていくらになるのか確認しておきましょう。
もちろん金利は、利息制限法によって上限が決まっていますので、べらぼうに高い金利設定が行われることはありませんが、できるだけ金利負担は少ないことに越したことはありませんので、確認することをおすすめします。
また、医療ローンの代用をカードローンで行うことについて、返済期間や支払総額の面から紹介していきます。
まず、単純な金利についてですが、医療ローン金利の一般的な相場が12%から15%であるのに対し、カードローンの場合は契約する利用限度額にもよりますが、90万円の場合では14%から18%となっています。
これを返済期間と支払総額をパターンごとに比較すると、以下のようになります。
なお、借入金額はいずれも90万円とします。
金利 | 返済期間 | 支払総額 | |
---|---|---|---|
カードローン | 18% | 3年10ヶ月 | 1,252,376円 |
18% | 3年 | 1,171,316円 | |
医療ローン | 12% | 4年 | 1,137,600円 |
13.5% | 5年 | 1,242,540円 | |
15% | 5年 | 1,284,660円 |
借入条件によっても異なりますが、ケースによっては金利の高いカードローンの方が返済期間、支払総額ともにメリットが高いこともあります、
もちろん、金利の低い医療ローンの方がお得になるケースもあります。
先ほど、カードローンと医療ローンはケースバイケースで選択した方が良いとお伝えしたのも、こうした点があるからです。
医療ローンの審査について
医療ローンはショッピングローンと同じような感覚ですから、インターネット上で噂されるような審査の厳しさはありません。
医療ローンの審査に落ちた人にはそれなりの原因があり、その多くは借入、返済状況との兼ね合いが大きいです。
その他にも医療ローンの審査基準で、どのような点が審査されるのか順を追ってご説明をしていきましょう。
信用情報による審査
医療ローンはクレジットカード会社が扱う商品のため、申し込みをすれば必ず信用情報を取得されます。
これはカードローンと同じで借入金額や返済状況、金融事故の有無などを確認されます。
クレジットカード会社の貸付は、消費者金融と同じように総量規制対象貸付です。
いくら目的が医療による治療だとしても、総量規制の上限を超えて契約することはありません。
参考までに総量規制には例外貸付があり、高額医療費については総量規制の適用外とはなっていますが、ローン契約の金額によっては返済能力がなく、過剰貸付と判断されてしまいます。
確実に審査に通りたいのであれば、借金総額が年収の1/3以内に収まっていることを確認しておきましょう。
また、審査においては他社での延滞情報もかなり重要となります。
すでに借りているものを延滞しているようであれば、医療ローンの返済も正常に行ってもらえないとして審査で落とされてしまう可能性が高まります。
他社での返済状況は過去24ヶ月にわたって信用情報に登録されていますので、この期間は延滞が登録されていないことが望ましく、あったとしても直近6ヶ月以内にない状態で申し込むことをおすすめします。
安定した収入があること
医療ローンを契約するには、継続安定した収入があることが欠かせません。
したがって、無職や収入のない専業主婦では審査には通りませんね。
というのも、銀行ではない貸金業者の場合、総量規制によって本人に収入がなければ貸し付けることができません。
また、ローンの金額によってはパート収入やアルバイト収入では審査に通らない場合もあります。
これは、収入に安定性がないと判断されるからであり、いくら収入があったとしても完済までに数年かかる医療ローンでは収入の安定性も見られるのです。
そのため、治療を受ける前に、医療ローンの審査に通るかどうかケースワーカーなどと相談しておきましょう。
在籍確認がある
医療ローンの審査は、カードローンやクレジットカードの審査とほぼ同じだと考えて良いです。
よって、在籍確認が欠かせません。
勤務先にローン会社から電話がかかってきますので、できるだけ会社バレしないためにも事前に外部からの電話を受け取る部署に「クレジットカード会社から電話が来るかもしれない」と伝えておきましょう。
ただ、在籍確認といっても本人が留守で構いませんし、根掘り葉掘りローン会社から尋ねられることもありません。
医療ローンの申込者が勤務している実態がわかれば良いため、在籍確認にかかる時間は2、3分ですね。
なお、在籍確認の際にローン会社が社名を名乗ることはありません。
あくまでも個人の電話として掛けて、在籍確認とはわからないように配慮してくれますので、この点についてはそれほど心配する必要はありません。
未成年やフリーターも利用できるの?
では、医療ローンは未成年やフリーターでも利用できるのでしょうか?
医療ローンいうのは、つまりは借金ですので、必ず審査が行われます。
審査に落ちてしまうと、医療ローンを利用することはできません。
医療ローンの多くは、「満20歳以上の安定した収入のある人」を対象としていますので、未成年者本人が単独で医療ローンの契約を結べるケースはないと考えて良いでしょう。
そのため、未成年者の治療のために医療ローンを利用したい場合は、保護者が借り入れるか、申し込み条件が「18歳以上」となっている数少ない医療ローンを探して、保護者を連帯保証人にして契約するのが一般的です。
20歳以上のフリーターはどうかというと、厳しいけれど審査次第ということになります。
なぜ厳しいのかというと、審査では返済能力があるかどうかを判断しますので、「安定した収入がある」かどうかがまず重要になってくるからです。
まとめ
医療ローンは、受診する医療機関が提携するクレジットカード会社の商品を利用するのが一般的であり、申し込みは医療機関で行うことができます。
医療ローンのメリットとしては、申し込みが簡単であること、審査が通りやすいことが挙げられますが、デメリットとしては金利が高めであるということです。
それでも、カードローンでお金を準備するよりもお得に借りられることもありますが、借入条件によっては損をしてしまう可能性があります。
銀行の医療ローンやフリーローンを利用する場合も同じであり、医療ローンの借入先によってだけでなく、借入条件についてはよく確認するようにしましょう。
とはいえ、緊急で必要な医療費でない限りお金を借りてまで医療行為を受けるのは得策ではありませんので、できることならば必要な資金を貯めてから医療行為を受けることをおすすめします。
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※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。