楽天銀行の住宅ローン審査は甘い?厳しい?

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楽天銀行の住宅ローンは金利に幅があることから審査が甘いと言われていますが、本当なのでしょうか。解説します。

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楽天銀行の住宅ローンのメリット・デメリット

楽天銀行にはフラット35と金利選択型の楽天銀行住宅ローンという商品が用意されています。

「どの住宅ローンを選択すればいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

まずは、楽天銀行取り扱いの2つの住宅ローンのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

フラット35の場合

フラット35は最長35年間ずっと固定金利というのが最大のメリットです。

金利情勢は日々変化しますが、金利の低い今のうちにフラット35を借りておけば低金利で金利を完済まで固定させることができます。

さらに、楽天銀行のフラット35は金利が低いという特徴もあります。

金利について詳しくは後述しますが、団体信用生命保険なしであれば35年ローンで0.72%(2019年8現在)という低金利で借りることができます。

一方デメリットとしては今後金利情勢がさらに下落した場合には、変動金利などで借りるよりも高い金利で住宅ローンを借りなければならないという点です。

また、ARUHIなどで借りるよりは当初金利は楽天銀行でフラット35を借りた方が金利は高くなってしまいます。

ただし、銀行取り扱いのフラット35の中では楽天銀行のフラット35の金利は低いと言えますので、フラット35への申し込みを希望している人は楽天銀行で申し込みをしても十分にメリットを望むことができるでしょう。

この点についても詳しくは後述します。

金利選択型の場合

楽天銀行住宅ローンの金利選択型のメリットは以下の通りです。

  • 金利が低い
  • 団体信用生命保険特約保険料なし
  • 保証料なし

デメリットとしては、住信SBIネット銀行など一部の他のネット銀行と比較した場合には金利が高くなってしまうという点と、ガンに特化した団体信用生命保険に加入すると0.3%の金利の上乗せが行われるという点になります。

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楽天銀行の住宅ローン審査は甘い!

楽天銀行住宅ローンの審査基準は比較的甘いと言われています。

審査が甘いと考えられる最大の理由は、金利が他のネット銀行よりも高く、金利帯に幅もあることです。

特に上限金利は基準金利がそのまま適用されますので、信用が低い人でも借りられる可能性はあります。

また、住宅ローンを利用することで楽天スーパーポイントが付くというようなサービスも無いようですので、純粋にリスクに備えることができます。

他の住宅ローン金利との比較

楽天銀行住宅ローンの金利と、他の銀行が提供している住宅ローンに適用される金利を比較していきます。

主要銀行の変動金利は以下のようになっています。

銀行名変動金利
楽天銀行0.527%~1.177%
イオン銀行0.52%
住信SBIネット銀行0.457%
三菱UFJ銀行0.625%~0.775%
三井住友銀行0.50%
りそな銀行0.470%

(2019年8月1日現在)

このように、楽天銀行の下限金利で比べるとそれよりも高い金利を適用する銀行もありますが、上限金利で1%を超えているのは楽天銀行だけとなります。

フラット35と金利選択型で比較

フラット35と固定金利で比較した場合はどうでしょうか?

主要銀行の住宅ローン固定5年と10年の最優遇金利と、さらに取り扱っているフラット35の金利を比較してみました。

銀行名固定5年金利固定10年金利フラット35
(35年・団信なし)
楽天銀行0.754%~1.404%0.879%~年1.529%0.72%
イオン銀行0.55%0.69%1.17%
住信SBIネット銀行1.31%1.06%0.72%
三菱UFJ銀行1.40%~1.55%1.34%~1.49%取り扱いなし
三井住友銀行0.65%1.00%取り扱いなし
りそな銀行0.945%0.60%1.25%
ARUHI取り扱いなし取り扱いなし0.49%
(当初10年間)
0.74%
(10年目以降)

(2019年8月1日現在)

フラット35は住宅金融支援機構の住宅ローンで、銀行が取り扱いを行なっても手数料収入が入ってくるだけになります。

このため、メガバンクなどでは取り扱いがないこともあります。

固定金利に関しては銀行ごとに幅がありますが、楽天銀行住宅ローンは変動金利ではメリットがあるものの、固定金利ではイオン銀行やりそな銀行と比較して金利は高めになっているということができます。

審査の必要書類

住宅ローンの審査に必要な書類は多岐に渡りますが、必ず必要な書類は主に以下のような書類になります。

  • 健康保険証
  • 住民票
  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 不動産売買契約書
  • 重要事項説明書
  • 工事請負契約書
  • 登記事項全部証明書
    (土地・建物)
  • 土地の公図
  • 地積測量図
  • 住宅地図
  • 物件間取り図
  • 物件パンフレット
  • 建築確認申請書
    (建築確認済証)

この他にも様々な書類の提出を求められる可能性がありますが、基本的に新築の場合には必ずこれらの書類が必要になります。

用意しなければならない書類は多いですが、これらの書類はどこの銀行へ住宅ローンの申し込みをしても提出を求められる書類ですので、漏れがないように用意してください。

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あなたが楽天銀行住宅ローンに落とされた本当の理由

楽天銀行住宅ローンの審査に落ちてしまうのにはいくつか原因があります。

フラット35、楽天銀行住宅ローンそれぞれについて審査に落ちてしまう原因を解説していきたいと思います。

フラット35

フラット35の審査に落ちてしまった原因は主に以下の5点です。

  • 信用情報に問題があった
  • 住宅が基準外だった
  • 返済負担率をオーバーしていた
  • 担保評価額が借入額よりも少なかった
  • 収入が安定していなかった

フラット35を借りるには住宅金融支援機構の定める技術基準および維持管理基準に適合し、必要な検査に合格する住宅である必要があります。

購入しようとしている物件がこの基準を満たしていない場合には、他の審査項目がどれだけ優良であれ、審査に通過することはできません。

また、勤続年数が短い、勤務先が安定していないなどの理由でも審査に落とされてしまう可能性は十分にあります。

また、フラット35はじめとして住宅ローンには返済負担率という基準があり、住宅ローンの年間返済額が以下の割合以下となるようにしなければ借りることはできません。

年収返済負担率
400万円未満の場合30%以下
400万円以上の場合35%以下

年収400万円の場合にはその35%以下である140万円以下に返済額までしか許容されません。

他社借入の返済額との合計で上記の返済負担率を超えている場合も審査落ちになります。

また、住宅ローンは担保評価額の範囲内までしか借りることができませんので、借入希望額が担保評価額を超えていた場合にも審査落ちになってしまいます。

金利選択型

楽天銀行住宅ローンの審査に落ちてしまう原因はやはりフラット35と似ています。

住宅ローン審査は厳しいので、基本的に審査落ちの原因は限られているためです。

楽天銀行住宅ローンの審査に落ちてしまう主な原因には以下のようなものを挙げることができます。

  • 信用情報に問題があった
  • 健康状態に問題があった
  • 返済負担率をオーバーしていた
  • 担保評価額が借入額よりも少なかった
  • 収入が安定していなかった

フラット35と大きく異なる点は、健康状態です。

楽天銀行住宅ローンはじめとして銀行住宅ローンは団体信用生命保険に加入できない場合には借りることができません。

このため、健康状態に問題があり、団体信用生命保険の審査に落ちてしまった場合には楽天銀行住宅ローンの審査に通過することができないことになります。

楽天銀行の審査に落ちた場合の対処法

審査が甘い楽天銀行でも、審査に落ちてしまうこともあります。

この場合には、住宅金融支援機構の「フラット35」に申し込むことをおすすめします。

住宅金融支援機構は、銀行などが長期固定金利を融資しやすくするために債権を買い取りするなどをして支援しています。

フラット35では、仮審査を銀行が行うことになりますが、そもそも住宅金融支援機構の審査基準をチェックしているだけで、住宅金融支援機構に買い取ってもらうことを前提としていますので、審査は甘いです。

本審査を行う住宅金融支援機構も、目的とする支援のために審査は甘く、非常に多くの人が融資を受けることができます。

フラット35のメリットは他にもあり、完済までを非常に低金利で借りられ、毎月の返済額も変わりませんので安心して返済していくことができます。

地方銀行や信用金庫で借りる

地方銀行や信用金庫の住宅ローン金利は、ネット銀行や大手銀行と比べると高いです。

これは規模によるところもありますが、非常に人気の高いネット銀行などと同じ土俵で勝負しても負けてしまいますので、金利を高くして審査を甘くしています。

また、融資を断ることで顧客が逃げてしまわないように、再審査もしてくれる可能性が高く、これによって審査結果が覆ることもあります。

審査回答までに必要な時間は?

楽天銀行住宅ローンの審査時間は1日〜4日程度とされています。

さらに契約書類の記入や司法書士との登記手続きの打ち合わせなどに1週間〜2週間程度の時間がかかってしまいます。

住宅ローンの借入をとにかく急いで行いたいという人はそれほど多くはないかもしれません。

しかし、審査結果を1日でも早く知りたい人は最短1日で審査結果が出る楽天銀行住宅ローンはメリットがあると言えるでしょう。

申し込みから融資実行までには1ヶ月程度の時間がかかると理解しておきましょう。

楽天銀行住宅ローンを利用する際の注意点

楽天銀行住宅ローンはネット銀行ですので、司法書士との打ち合わせや、ハウスメーカーや不動産会社との打ち合わせも全て自分で行わなければなりません。

店舗型銀行であれば、この手続きに銀行が間に入ってくれることもありますが、ネット銀行の場合にはこのようなわけにはいきませんので少々面倒になります。

また、必要書類も完璧に揃えた状態で集めて楽天銀行へ送付する必要がありますので、住宅ローン借入にかかる手間は店舗型の銀行よりもかかってしまうという点は覚悟しておいた方がよいでしょう。

楽天銀行の住宅ローン審査は甘い?

楽天銀行は、インターネットで銀行取引を行うネット銀行です。

楽天のグループ会社である楽天銀行は、給与の受取や振込みなどで楽天スーパーポイントが貯まり、それを振込手数料に充てることもできます。

また、ネット銀行ならではの有利な条件で取引をすることができますので、非常に人気の高い銀行です。

この楽天銀行が提供している住宅ローンは、審査が甘い(借りやすい)といわれておりますが、これは本当なのでしょうか。

この記事では、楽天銀行の住宅ローンが本当に甘いのかということについて、商品の内容も紹介しながら分析していきます。

楽天銀行住宅ローンの商品内容

楽天銀行が提供している住宅ローンの商品内容を紹介していきます。

利用対象者次のすべての条件を満たす個人

  • 借入時年齢65歳6ヶ月未満、完済時年齢満80歳未満の方
  • 日本国籍または永住許可等を受けている外国人の方
  • 前年の年収(自営業者は申告所得)が、収入合算者(配偶者)との合算で400万円以上の方
  • 年間返済割合が30%~35%以下の方
資金使途本人が居住するための新築住宅の建設資金または購入資金、
中古住宅の購入資金、借り換え資金、
中古住宅購入・借り換えと合わせた増改築資金
対象地域北海道、本州、四国、九州、
沖縄本島および淡路島(離島は除く)
融資金額500万円以上1億円以内
※所定の担保評価に基づき決定した金額を上限とします
※資金使途に付随する諸費用も含めることができます
融資期間次のいずれか短い年数

  • 1年以上、35年以内(1年単位)
  • 完済時年齢が満80歳となるまでの年数
  • 35年から、住宅を取得した当初の住宅ローン経過期間を減じた年数
金利タイプ
  • 変動金利
  • 固定金利(2年、3年、5年、7年、10年)
返済方法元利均等毎月返済または元金均等毎月返済
※融資金額の40%を上限にボーナス返済併用可能

適用される金利

楽天銀行の住宅ローンに適用される金利(2018年4月1日現在)は以下のようになっております。

変動金利0.527%~1.177%
固定金利2年0.895%~1.545%
3年0.905%~1.555%
5年0.934%~1.584%
7年0.998%~1.648%
10年1.120%~1.770%

それぞれの上限金利は2018年4月の基準金利であり、下限金利はこれから0.65%差し引いた金利となります。

なお、実際に適用される金利は、審査の結果次第で決まりますので、取引の内容などで金利が引き下げられる制度は行っていません。

保証料はかからない

各銀行が提供している住宅ローンは、保証会社に保証してもらい、その対価として保証料を支払います。

保証料は数十万円という高額になることも多く、非常に大きな諸費用となりますが、楽天銀行では保証会社を利用しないため、保証料が発生しません。

しかし、保証会社を必要とする住宅ローンでは一般的に5万円~10万円程度の融資事務手数料となるのに対し、楽天銀行では一律324,000円がかかりますので、場合によっては保証料よりも高くなることもあります。

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審査が甘い住宅ローンの特徴

楽天銀行の審査基準(甘い、厳しい)を解説する前に、審査の甘い住宅ローンの特徴を上げていきます。

審査の甘い住宅ローンの特徴は、

  • 金利が高い
  • 適用される金利に幅がある
  • 融資以外のサービスが充実している

ということが挙げられます。

こうした住宅ローンが、なぜ審査が甘くなるのかということをそれぞれ説明していきます。

金利が高い

住宅ローンの金利には、大きく分けて単に銀行の収益になる部分と、リスクに備える部分の2つがあります。

金利が高くなるのは、リスクに備える部分が大きくなることが要因であり、これによって多くのリスクに対応することができます。

多くのリスクに対応することができれば、たとえ信用が低い人であっても融資をすることができるということでありますので、多くの人が融資を受けることができます。

適用される金利に幅がある

多くの銀行では、住宅ローン金利を「変動金利0.6%」というように、一律としています。

しかし、中には「0.6%~1.0%」というように、適用する金利に幅があるものもあり、こういった住宅ローンは審査が甘くなります。

これは審査をした結果、信用が少し悪いが断るまでではなく、金利を高くすれば融資をすることができるという柔軟な対応をしてくれることを意味しています。

ただし、同じ金利に幅がある住宅ローンでも、取引の種類・件数に応じて金利を引き下げるものもありますので、単に金利に幅があるというだけで審査が甘いと判断しないようにしましょう。

融資以外のサービスが充実している

イオン銀行では、住宅ローン利用者が買い物をすると、いつでも5%オフになるというサービスがあります。

このように、住宅ローンを利用することで融資以外にもお得なサービスを提供している銀行もありますが、こういった銀行の住宅ローンは審査が厳しいです。

サービスを充実させるということは、その分だけ費用がかかります。

この費用は金利で得た収益から支払っていきますので、より多くの利息収入がなければサービスを提供することはできません。

多くの利息収入が必要になれば、その分だけリスクに備える部分を少なくしなければなりませんので、信用が低い人には融資をすること難しくなります。

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まとめ

楽天銀行の住宅ローンは、「金利が高い」「金利に幅がある」「融資以外のサービスがない」という審査が甘い住宅ローンの特徴が当てはまります。

ですので、甘い審査で多くの人が融資を受けられる可能性がありますが、甘いからといって油断をしていると審査に落ちてしまいます。

審査に通ることも大事なのですが、より低い金利で借りることも大事ですので、できるだけ下限金利で借りられるよう対策を十分にしてから申し込むことをおすすめします。