大学生がクレジットカードの返済を払えないときにとるべき行動とは?

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クレジットカードはショップビルや、ショッピングモールでも気軽に作れ、買い物で利用するとポイントも付与されますので、学生でも持つ人が増えてきました。

しかし、クレジットカードで使った分は、返済しなくてはなりません。

大学生で支払いができなかった場合に、どのようなことが起こりうるのか見ていきましょう。

クレジットカードの支払いができないとどうなるか

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「つい遊びすぎて仕送り代を使い切ってしまった」「バイト代だけでは支払える金額ではない」といった場合でも、クレジットカードを利用した分の請求は確実にやってきます。

なかには「踏み倒した」と豪語している人も見受けられますが、本当にそのようなことはできるのでしょうか。

まず返済が遅れてしまった場合に、どのようなことが起こるのかを見ていきましょう。

返済日翌日からカード利用停止

クレジットカード会社によって多少日付の差はありますが、基本的にはどこでも返済日に入金が確認できないと、返済日の翌日からクレジットカードが使えないように利用停止の措置がされます。

クレジットカードはあくまで「本来その場で支払うべき金額を先に立て替えた」だけですので、返済を必ずこの日にするという信用のもとで利用できるカードです。

約束した日に返済できていないのであれば、「信用に足らない」と判断され比較的早い段階でカード利用はできなくなってしまいます。

それでも「カードを止められても問題ない」と考える人もいるでしょう。

問題はカードが止まる、止まらないという点ではなく、約束を破っている状態だということです。

先に話したようにクレジットカードはあくまで立て替えているだけです。

自分に置き換えてみれば分かりやすくなりますが、仮に知り合いでもない人から「この服を買いたいからあなたが先に支払ってくれる?」と頼まれても首を縦には振れません。

しかしクレジットカードは「あなたを信用しているから先に支払っておくね」と、必ず返済してくれると信用して先に立て替えているのです。

その約束を破ってしまったのですから、これ以上信用に値しないと判断されている状態がカード利用停止になります。

ハガキや電話による督促

クレジットカード会社によっては再引き落としが可能である場合がありますので、指示に従って入金するといいでしょう。

流れとして最初は電話での入金未納の確認、それでも連絡が取れないと、ハガキが自宅に届くというパターンが多いです。

督促といっても1回目の返済遅れで強制解約になってしまったり、一括請求が入ったりすることはありません。

文面も「ご入金が確認できておりませんので〇月〇日までにお願いします」という返済を促す比較的に軽い文面ですので、そこで支払いをすれば入金確認後にカードも再利用可能ですし、それ以上の督促もありません。

しかしいくら優しい文面とはいえ、遅れているのは事実です。

遅れが生じていることは信用情報機関に照合すればすぐに分かります。

仮にこのタイミングで他社に新規申込みをしたとしましょう。

審査時には必ずどこの金融機関も、信用情報機関に照合をかけます。

そのときに、まだ「延滞」と表示されていなくても、従来の支払日に返済をしていないという事実は分かります。

そこで「他社延滞しているから、ひょっとしたらこの借入れ分で返済するつもりなのかもしれない」「収支が回っていないのかもしれない」と、金融機関にはネガティブな印象を与えてしまい、審査にとることが難しくなってくる可能性がでてくるのもこの時期です。

連絡がつかない状態だと自宅へ訪問も

電話連絡もつかない、書面を送っても何も返事がないという状態ですと、自宅に訪問に来られることも珍しくはありません。

「契約しているクレジットカード会社の住所は遠方だからわざわざ交通費を出してまでもこないだろう」とタカをくくっていても、状況によっては訪問の可能性はゼロではありません。

クレジットカード会社が提携している会社が、居住している都道府県にあれば委託して訪問されることもあります。

しかし返済できるお金がないから音沙汰がないということは、クレジットカード会社も重々承知です。

それでは一体何のために自宅まで向かうのかというと、「公正証書」にサインをさせることをメインで考えている可能性があるためです。

ここでいう公正証書は「裁判所をとおさずとも今後遅れた場合には一括請求や強制差押えが可能」という内容になります。

もちろん自宅に訪問にきたことが必ずしも公正証書へのサインを促すためということではありませんが、今までも滞納があったりなどした場合には可能性が高くなってきます。

自宅への訪問は事前にアポイントなんて取りませんので、担当者が突然やってきます。

「同居している家族にバレたくない」「一刻も早く帰ってほしい」そういった思いから、何も考えずにサインをしてしまうことあるので注意が必要です。

滞納後1~3か月ほどで強制解約

早いところは滞納後1か月程度で強制解約になることもあります。

特に審査が緩く比較的誰でもカードを持ちやすいクレジットカード会社は、強制解約までの期間が短めです。

強制解約になってしまうと、信用情報機関にも「強制解約」とハッキリでますから、金融事故を起こしている扱いになります。

そのため完済後5年間は新たにカードを作ったり、他社へ申込みしたりしても審査にとおる可能性はほぼありません。

クレジットカードが作れないだけではなく、スマートフォンの分割購入のときも審査に影響を及ぼすことも考えられます。

5年間はそのような状態が続いてしまうのです。

「スマホ代は一括で支払うから問題ない」という人は稀だと思いますので、多くの人は機種変更も買い替えもできないということが懸念されます。

強制解約後は一括請求が入る

強制解約されたということは、契約していたクレジットカード会社のカードを使用できなくなるだけではなく「これ以上のお付き合いはできません」という意味合いととらえてください。

保証会社が入っているのであれば、保証会社が残債をまずクレジットカード会社に一括して完済させています。

そのため契約していたクレジットカード会社は既に完済扱いとなっています。

「それではその完済させた金額はそのまま放置でいいのか」と思ってしまいますが、これもあくまで保証会社が「代行して完済させた」ので、借金そのものがなくなったということではありません。

その後は完済させた保証会社への返済が待っているのですが、保証会社からの督促は基本的に一括請求になります。

最終的には裁判所による強制執行

一括で支払うこともできないということになれば、裁判所に訴えられ強制執行に踏み切られてしまう場合もあります。

給与差押えなどがメインとなりますが、大学生は差し押さえられる給料もないことがあります。

そのときには、銀行口座を凍結されるなどの可能性もありますので注意が必要です。

滞納した場合保護者に請求が入るのか

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一番に気になることが、保護者に請求が入るのではないかということでしょう。

契約時に未成年だった場合は、必ず保護者の同意が必要になります。

契約書に保護者の署名押印がある時点で、滞納した場合には親に請求が入ってしまうのか見ていきましょう。

保証人になっていないのであれば請求は入らない

契約に同意したからといって、弁済の責任までは保護者にはありません。

したがってどんなに滞納したとしても、保護者に「代わりに支払ってほしい」などと請求が入ることはありません。

しかし滞納している事実は同居しているのであれば、バレてしまう可能性が高くなります。

先に話したようにハガキや着信でバレてしまうこともありますし、突然スーツを着た業者が子供宛てに自宅まで来たのであれば、やはりピンとこない保護者はいないはずです。

そのため請求は入らないけれども、同居している場合は高確率でバレてしまうと考えておいた方がいいでしょう。

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一括請求がきたらもう分割支払いは無理なのか

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先に「保証会社に債権が移ったら一括請求がくる」と話しましたが、もし支払いの意思があったとしても、今後は分割で支払うことは不可能なのでしょうか。

交渉は一体どうすればいいのか詳しく見ていきましょう。

交渉する余地はある

一括請求が入ったとしてもまだ分割での支払い交渉の余地はあります。

特に債権回収会社(サービサー)に債権が譲渡されている場合であれば、サービサーは格安の値段で債権を買い取っていますから、仮に全額返金されなくてもマイナスになることはありません。

またサービサーが買い取っているということは、既に「不良債権」という立ち位置になります。

業者側も支払い不能先であるということは分かっていますので、「だったらいくらであれば支払い可能なのか」という話合いにはすぐに応じてくれます。

そのなかで「この金額であれば一括返済できる」「どんな金額でも一括返済は難しい」と方向性が決まっていきますので、返済可能な金額で交渉していくといいでしょう。

なかには分割での支払いよりも即金性を重視するサービサーもいますので、「本来支払うべき金額は〇〇万円だけれども一括返済するのであれば」と金額をまけてくれることもあります。

したがって、まずは誠心誠意向き合って、現状を伝えその上で今後どういった方向にしていくのかを話し合うといいでしょう。

支払いができない場合どうしたらいいのか

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支払わなかった場合の流れを話しましたが、やはり差押えや親バレは避けたいところです。

そうなってしまう前に早急に返済できれば、最悪の事態は回避することができます。

しかし返済する金銭的余裕がないときには、どうしたらいいのでしょうか。

初期段階での延滞であれば、まだ支払金額は少なくてすみますので、早めの行動をすることをおすすめします。

まずは電話相談を

延滞すると必ずクレジットカード会社ので、電話なりハガキを用いて連絡が入ります。

そこの段階で必ず連絡をすることが重要となってきます。

クレジットカード会社も初めての延滞で怒鳴るようなことはしません。

正直に事情を説明し、なおかつ「この日付であれば返済可能である」と、いつ返済可能なのかを伝えて相談してみましょう。

カード会社もない袖は振れないことは分かっていますし、あとはその次回返済日にいかに信ぴょう性があるのかだけを確認し、基本的には待ってもらえます。

しかし返済があくまで伸びただけですので、支払い自体は必ず行わなくてはいけません。

したがって、遅れた分の遅延損害金という利息も別途発生しますので気をつけてください。

いつも支払っている金額よりも若干高い金額を支払わなくてはなりませんが、そこは遅れた人が必ず支払わなくてはいけない利息ですので、諦めるしかほかありません。

請求確定前ならば支払い方法の変更を

どのクレジットカード会社にも必ず締め日が存在します。

締め日前でれば契約内容によっては、返済方法を変更することができることがあります。

概算の請求額を確認し、「ちょっと支払える金額ではない」と判断したのならば、例えば1回払いを分割払にしたり、リボ払いやボーナス払いしたりと変更することで、その月の請求額を抑えることは可能です。

ここで忘れてはいけないのが、あくまで返済を先伸ばししただけだということです。

利用した分は必ず返済しなくてはなりません。

支払い方法を変更し、返済金額を少なくした分のしわ寄せは必ずやってきます。

そのことを忘れてしまうと、また数か月後に同じように「こんな金額を支払えない」と悩んでしまうことになります。

したがって、支払い変更をするときには、必ず後々の収入を考え行うことが重要となります。

あくまで一時的ならばキャッシングもあり

「本来ならば支払える金額だったが、どうしても急に入り用があり支払えない」「あと数千円足りない」という、あくまで一時的なものであればキャッシングも視野にいれておきましょう。

新規であれば30日間無利息キャンペーンを行っている消費者金融もありますので、そのようなキャンペーンを上手に活用し、本当に必要な分だけの借入れを行えば不足分をカバーすることができます。

しかし消費者金融でも必ず審査があります。

返済が既に遅れている状態であれば審査にとおらない可能性もでてきますので、行動するのならば早めに動いておいた方がいいでしょう。

即日即金のアルバイト

アルバイトをしていてもなかなか「給料前借りさせてほしい」とはいいにくいものです。

大学生であれば比較的に時間の都合がつく人も多いでと思いますので、まずは即日即金のアルバイトをして、収入を増やすことを考えていきましょう。

「返済できないどうしよう」と悩んでいる暇があれば、その時間をアルバイトに充て収入を得た方が健全なのではないでしょうか。

試験日などでどうしても調整がつかない等の事情があるかもしれませんが、そのまま放置していてもお金が増えるような魔法はありません。

自分が使った分のお金は自分で稼ぐ、ということを身に付けておかないとまた同じことを繰り返してしまうことも考えられます。

全く返済のメドが立たないのであれば法的介入も検討

どうしてもこれ以上働くことができない、両親にも頼れない、という場合には自己破産を含めた債務整理も検討する必要があります。

「クレジットカードで破産なんて」と思うかもしれませんが、先に話したように、カード会社も遊びでお金を貸している訳ではありません。

返済できないとなると相応のことが待ち構えているので、借りている人も覚悟が必要です。

あきらかに収入よりも返済が多く、これ以上収入が増える見込みもないという状況であれば、一度は「弁護士事務所の無料相談」や「日本クレジットカウンセリング協会で相談」をしてみるといいでしょう。

真面目な人ほど心を病んでしまうのが借金問題です。

1人で抱え込まずにまずは専門家に話を聞いてもらうだけでスッキリとすることもありますし、的確なアドバイスをもらうことですすむべき道が見えてくるかもしれません。

まとめ

大学生だからといって審査が甘い訳でもなかったことと同様に、返済できなかったからといって甘くなることはありません。

社会人同様の返済責任が発生しますので、まずはクレジットカード会社に相談することが最優先です。